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悪の教典
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悪の教典の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全495件 261~280 14/25ページ
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| 恐らく、どうしてもバトルロワイヤルとの比較をしてしまう人も多いと思います。 「黒い家」で幸子という衝撃のサイコパスを書き上げた作者なのであればと期待をもって拝読。 しかし、バトルロワイヤルにも自身の著黒い家にも遠く及ばないですね。。 バトルロワイヤルの場合、殺し方に様々な趣向を凝らし、さらに各生徒のバックボーンをさらりとではあるが それになりに描く事により物語に感情を移入させていったが、本作は基本的に誰にも移入できませんでした。 物語全体も、黒い家でみせたような内面をジワリジワリと腐食させるような恐怖感の浸食、またはクリムゾンの迷宮や 天使の囀りで見せたような圧倒的な筆致による気持ち悪さ、等など力強さに欠ける感じがして、そう、「軽い」 感じでしたね。 上下巻合わせて800ページ超ですが、スラスラとは読めますので、暇つぶしには良いと思います。 | ||||
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| 万人受けする作品ではないと思いますが、視点を少し変えるだけであれだけのホロコーストすら印象が180度変わり、一気に面白くなります。 舞台となった私立高校はぱらぱらと読んでいたうちからろくでもない学校、という印象を持っていましたが、 上巻を読むと、教頭の侮辱発言にウザすぎる国語教師、何もかもをなめきった生徒…。 わたしなんかはぶち切れてしまい、いいよ、もうやっちゃってよ!わたしが許す!と思ってしまったほど…。 むしろハスミンの感覚のほうがまともなくらい…そのぐらい舞台の高校と2年4組は狂っています。 あと、ハスミンの生育暦、これだけ狂った、ろくでなし人間勢ぞろいっていうのも違う意味で恐ろしいです…。 逆を言えば、そればかりを寄せてしまったハスミンの気質にも問題あり、と言えばあるかもですが、それだけでこうはならないですよ。 今じゃお目にかかれないほど…。 下巻だけ読んでしまうと、あぁ、かわいそうに…なのに、上巻から読むと、あんた達この期に及んでまで覚えがないの!?と、まったく印象が変わります。 上記の通り、主人公も舞台もかなり現実離れしています。なので、現実と架空とがあいまいになっている人がいるようですが、この小説を読むに当たっては危険です。 真に受けて読んでしまうと、気持ち悪いだけなので…。 読み手を選ぶという点では高度な作品です。 | ||||
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| 映画を見てきっと原作はおもしろいんだろうなとおもって 期待して読んだら残念だから映画と同じ駄作でした。 映画は前半がおもしろかったので邦画だから無能代表の三池監督が後半描ききれなくて ただ駆け足で生徒殺す駄作になったのかな思ったんですが、原作も同じで 後半しりつぼみの駄作でした。まあ、さすがに邦画映画よりはなんぼかマシですが 読む価値はないです。 | ||||
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| 感想を書きます。 本作品はサイコ野郎の殺戮に終始します。特に下巻は。 けれどもこの作品からは作者からの熱いメッセージを感じました(勘違いかもしれませんが)。 サイコ野郎はどうすれば止まったのか。 本作では様々なタイプの人間が蓮見と対峙します。 しかし結果として誰も蓮見を止めることができません。 蓮見は殺戮の最中ある見落としによって自己が犯人である重大な証拠を多々残してしまいます。 しかし蓮見が見落としたものは果たしてこれら証拠だったのか。 これさえ見落としていなければサイコ蓮見を止められた、あるいは止まった気がします。 評価は分かれていますが個人的には考えさせられ教えられる作品だと思います。教典だけに | ||||
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| エンタメとしては良く出来ているのではないだろうか? 私としては結構なハイペースで読みきってしまった。 ラストのAEDの録音がなければ逮捕できなかった〜という書き方は どうなのだろうか?現実では連続不審死に共通する不審人物が被疑者となり 有力な物証無しに死刑判決をうけたところである。 司法がそうそう被疑者に甘いと思われては困る。 エンタメだから突っ込んだら負け、なのかもしれないが。 | ||||
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| 読んでみても良いでしょう。 エッチなバイオレンスを堪能できます。 最後はニヤリな展開です。 しかし過度な期待はご用心。 想像力過大な人は楽しいかも。 | ||||
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| これはアリでしょ。後半の凶器をアレにした事で爽快感8割増。とにかくラストは駆け抜ける凶器。 オチがあまり好きではないのでマイナス1。 | ||||
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| 貴志さんの小説は物語に全く無駄が無いので好きです。著作はほぼ全て読んできました。 本作品は、ある高校の人気教師が実は最悪の殺人鬼だったというお話です。 感想ですが、これは貴志さんの真骨頂とでもいうべき作品に仕上がっています。物語というのはこういうものだなということですね。感じとしては「硝子のハンマー」に似ていると思います。 通常のミステリーは犯人探しなのですが、貴志さんの作品では犯人側の視点で物語が進み、時折犯人を捜す側が登場するというパターンがあり本作品はその典型です。だからこそ単なるスプラッターにならずに、一人の教師の内面を描けてるわけです。 正直、この物語はとても嫌な感じがする人もいると思いますが、これもこの作者らしいのですがところどころでリアル感が全くないところがあり読者をつなぎ止めていると思います。 一つ気になったのは2羽いたカラスのもう1匹のほう、あれをどう解釈していいか分かりません。物語は続くということなのでしょうか・・・。 大変印象に残る作品でした。 | ||||
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| 晨光学院で生徒の人気を集める英語教師蓮見聖司。 真の姿は自分の妨げになる人物を次々排除していく殺人鬼だった。 幼少の頃の回顧を含めながら、学校での主要人物を排除していく上巻。 共感は全くできないまでも、 ここまで自己中心的に物事を考えられる蓮見の姿や発言は、 読んでいてある意味すがすがしささえ覚える。 物語の展開も早く、蓮見のターゲットも多岐に亘るため、 決して飽きることはなく、ページをめくる手は休まることはない。 何故生徒がターゲットになるのか?結末は?下巻が実に楽しみ。 | ||||
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| コマーシャルで映画の一部分を見て、面白そうだなと思い、手に取りました。 ミーハーです。 何気ない一高校教師の日常生活から始まるほのぼのとした景色が、徐々に 明らかになっていく教師の内面、過去とともにある色に染め上げられていく。 ちょっとやり過ぎっていえば、やり過ぎなんですが、このくらいしないと、 このびっくり玉手箱みたいな現代では、刺激が少ないのかな。 貴志さんの作品はいくつか読ませていただいていますが、そのいずれもが マニアック。この作品はその中では、それほど書き込みに凝っていないため、 すらすら読めます。そういう意味ではお勧めです。 80点。ちょっと気持ちが悪くなる人もいるでしょう。 学校の教師の問題っていうのも、やっぱりドロドロしてるんだと思わされる。 その感覚が、実は嫌。本当にこんなことあるのかいって感じ。 下巻の中盤からの加速感が面白かったです。なおかつ、このオチは、貴志さん 独特の締めかたで良好。このくらいやると実はスカッとするってのは変なんで しょうね。一人殺すと殺人で、百万個殺すと英雄で、とはよく言ったものです。 | ||||
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| 痛快娯楽スプラッタとしてサイコパスの大立ち回りを楽しむことが主旨の本作に、多少の粗や抜け漏れが疵瑕たり得るものかよ! ハスミンというキャラクターには是非「和製ハンニバル・レクター」として成長してほしい。 四部作構成として執筆が予定されており、続く 「鴉たちの饒舌」 「ハスミン・ライジング」 「レッド・ドラゴンによろしく」 にも期待が高まる(嘘)。 | ||||
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| いよいよ、蓮見が生徒に手をかける下巻。 学校を密室化し、物語は一気に最後まで進む。 蓮見はどうなるのか?生き残ることのできる生徒はいるのか? 殺害シーンの連続の正直疲れるが、 結末読みたさに一気に読了。 いい意味、悪い意味の両方で、確かにすごい内容の小説だった。 ミステリー小説ファンであれば、必読の1冊であろう。 | ||||
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| 誰よりも信頼されて、豊富な知識を持ち教える力も高い。という理想的な教師。 しかし、本当な姿は誰よりも冷たく、いや、共感する感情がない悪魔だったのである。 持ち前の知識や人身掌握術で生徒の信頼を得る一方で、己の理想郷の障害になりそうなものは消すことに躊躇しないという面もみれて、対比があって良かった。 下巻に向けて気になる所で終了。 非常に面白いです。 | ||||
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| 理想郷のために障害の除去を進める中で致命的なミスをしてしまう。 そのミスを見てしまった生徒を自殺に見せかけて、殺害をしてしまうと実行するが、それがバレそうになる。 この前、隠すのは無理と考えた結果、他の教師の犯行と見せかけて、クラス全員を殺害を決意する。 そして、文化祭に向けた泊り込みの準備の夜、殺戮を開始する。 生徒は生き残れるのか?最後まで、ドキドキです。 そして決着の果てに何が残るのか? 最高に面白かったです。 最高傑作です、 | ||||
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| 黒い家とクリムゾンの迷宮だけが自分のなかではまあまあな作家です。 両方とも女性(ヒロイン)が致命的に非リアルですが。 日本の作家は現実的な女性を描くのがとことん下手で、妙にエロを結びつけたりするのも嫌いです。 赤川次郎を筆頭におそるべきステレオタイプ。 評価でスティーブン・キングと比べている方がいましたが…いや、足元にも及ばない。確かに駄作はありますが、名作の人物描写たるや…読めば違いはわかります。これと一緒にするのは侮辱です。サイコパスを読むならミザリー、ゴールデンボーイを二回読んだ方がいい。大量にやれば怖いわけではない。 正直、本当にこれはつまらない。 全く怖さも、なんらかの感情のゆさぶりもないです。 時間の無駄でした。 | ||||
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| どうしても『黒い家』『天使の囀り』『クリムゾン…』と比べて読んでしまう貴志作品。 優秀な先生が、生徒に人気者になり陰で邪悪な顔も持つ。 しかし、あのようなクレーマーで先生が仕返しするのかなー?? …凄く長く感じた作品でした。『黒い家』の前に読んでたら、黒い家も天使もクリムゾンも、読んでませんでしたね。 でも、まあ面白い作品です。 | ||||
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| 面白かったし、商品が届くのも早か った ...☆4つかなぁ〜(笑) | ||||
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| 面白かったし、商品が届くのも早かった ...☆4つかなぁ〜(笑) | ||||
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| この本の中でサイコパスとして描かれる人物がどんな人物であるかと考えると、この作者の言いたいことが伝わってくるような気がする。 この犯人は、自分の内的な方向へと向かうベクトルを一切持っていない。ただ、その時その時の自分の感覚や、欲望にしたがって、「私」として発語し、何がしかの論理を持つ。その論理には一切一貫性が無い。 論理とは、突き詰めて言えば自分の感じたことを分類したり、整理したりしてそれを「私」として発語し、結局のところ、自分を正当化することだ。 現代で正当なものとされている論理とは「あらゆる問いの答えは自分の中にしかない。だからそれを感じ、知り、それに従って行動することが人生の意味や価値であろう」というものではないかと思う。この犯人の全く逆だ。だからこそこの犯人像は我々を捕える。 この犯人は自分の中へと向かうベクトルを持たないので、そこで「私」と語る「私」とは誰でもいいことになる。つまり、そのときそのときの自分の感覚や欲望を正当化する「私」、論理なら、何でもいいのだ。つまり、「私」は常に罪を犯していない。いや、そもそもそこでは自分に対して罪を問うという行為そのものが存在していない。犯人は明らかに「私」と発語するその次元で人を殺している。 作者は、人が「私」として発語すること、つまり、論理とは狂気であり、そのことに気づくことこそ正気なのではないのかと言っているような気がしてならない。 | ||||
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| 映画のCMで存在を知り、読んでみました。面白かったです。共感性の欠如とIQの高さが現代社会のシステムでは全て裏目に出ていてよく出来ているなと思います。ハスミンは序盤から異常な行動が見受けられ(ハンバーグやカラス撃退に灯油ペットボトル)、プロットも時間をかけて練られたんだろうと感心しました。普通の人は問題の解決に対話や暴力を用いますが、ハスミンはそこにナチュラルに殺害が含まれており、リスクとリターンが見合えば躊躇することなく実行する所が魅力的でもあり嫌悪感を抱く所でもあります。計画が失敗に終わったとたん次の計画を即座に実行する抜け目の無さもハスミンの異常さや知能の高さを際立たせていると思います。 | ||||
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