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悪の教典
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悪の教典の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全492件 121~140 7/25ページ
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完全に"ゲーム感覚"で描いたサイコ・パスもの。サイコ・パスの素性、生い立ち及び倫理観とは乖離した思考回路等をジックリと明らかにして行く過程を描いた上巻は期待感を持たせる内容だったが、サイコ・パスが(自身のミスによって)クラス全員の殺人を決意した時点で、「こりゃ、ダメだ」と思った。知能犯を自認しているサイコ・パスが、この様な自暴自棄の行為に出る時点で全体構想が破綻している。この程度の頭脳だったら、とっくの昔に逮捕されている筈。 作者としては、ここをクライマックスとしたかったのだろうが、校内にバラバラと散らばっている40名以上のクラスの生徒を一人で全員殺せる筈はないし、それ以前の章で、限られた生徒の描写しかしていないので、生徒(初めて出て来る生徒名が多い)が次々と殺されているシーンに求心力がまるでない。同様に、それ以前の章の描写から、「誰々が生き残るんだろうなぁ~」と予想していたら、その通りになってしまうのも構想の浅薄さを露呈している。 結局、ニュースで聞くアメリカ等で起こる校内乱射事件を、サイコ・パスものの体裁を借りて、作者なりに思いっきり書きたかっただけの低レベルの作品だと思った。 | ||||
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何年か前に、下巻をもらったのですが、暇になったので、やっと上巻を入手して読みました。 はまってしまい、映画(DVD)と、漫画も続けてよんでしました。 やっぱ本が一番ですね。映画は、時間制限があるので省略しずぎですよね。 | ||||
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生徒の人気と教師としての実力を兼ね備えた高校教師:蓮見誠司だが 勘の良い人からは危険な「何か」を感じさせる存在だった。 カラスにはじまり、女生徒と関係、学校での盗聴 積極的ではないにしろ邪魔者は排除していく。 共感力の欠如かつ 天才的な頭脳とコミュニケーション能力を持った怪物 そのうちに排除計画はホツレ ついには自分の担任する1クラス全滅計画を実行する。 明るみに出ない過去の余罪も30件以上 先が読みたくなる度が高く、一気に読破しました。 それだけでエンターテイメント作品として優れていると思います。 殺戮の晩は、土台1人で40人逃がさず残らず殺すことに無理がある気がしますが ネタバレになってしまいますが 何というか、犯人のピンチ感は少なく獲物がどんどん都合良く狩られていく状態。 最後も一抹の不気味さを残したアッサリした終わり方に。 蓮見も完全超人ではなく、感情らしきものを見せた描写があったり アメリカでは更に上をいく者から引導を渡され、今回もミスが多い結果に。 内容的に誰にでもオススメできる感じはないですが、先が気になる作品でした! | ||||
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映画を先に見てます。映画版の傑作ぶりに期待して読みましたが、映画に負けてます。スラスラと読めるし一気読みさせる魅力はあります。映画版のハスミンが最後まで離れませんでした。 | ||||
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羊の群れに交じりこんだ「肉食の羊」の恐怖。 その一端を確かに感じさせてくれる作品だとは思います。 主人公・蓮実の思考に、当たり前のこととして「殺す」という選択肢が常に存在すること。 それを描いた、この上巻、序盤から中盤にかけて、大変面白く読めました。 この時点で、私的評価は☆3つ以上確定なのですが、そこから結局伸び悩んだ理由として。 話の広げ方が中途半端。 回収しない伏線を張るくらいなら、もっと掘り下げるべき話が他にあるだろう。 と思わざるを得ない点が多すぎます。 結果として、登場人物たちへの感情移入がいまいち上手くいかないのです。 作中人物に「共感」できないって・・・、この物語の題材的にどうなのでしょう。 細かい理由はいくつかありますが、これが最たるものです。 下巻ラストのエピソードは蛇足も蛇足なので、読まなかったことにします、私の中では。 | ||||
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「天使の囀り」「青の炎」に次いで面白かったです。後者と同等ぐらいでしょうか。 「天使の囀り」は文章を読んでいて情景が「見えた」作品なので、比較にはなりませんが、面白いことは確かです。 同じ貴志作品で映画化された「黒い家」よりはずっと読み応えがあります。 最近はほとんど洋書しか読まないのですが、貴志作品は大体読んでいます。一読の価値はあると思います。 また、「クリムゾン」や「黒い家」の頃と比べるとずいぶん文章力が上がったなと感じます。 | ||||
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下巻も購入してみました。映画を観ていないのでどんな話か知らずに読みましたが、普通におもしろかったです。ハスミン怖いなと思いました。笑 | ||||
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貴志祐介の不思議な世界が好きで初期の作品から読み続けていますが、本作には持ち前の不思議な世界は無く、ただただこの様な学園を舞台にした猟奇的な世界も書けるんだよとグイグイ読者に迫る感じがして好きになれませんでした。著者に敬意を表して最後まで読みましたが、晨光学院町田高校に来る前に30人を超える殺人を起こしていて普通にしていられるなどあり得ないことです。女性蔑視の書きぶりは、相当に反発を得るのではないかと思います。下巻のスリリングな展開の中でも、出口が豊富で建物が大きい高校を舞台にして、ひとりで制圧できることなどあり得ません。読んでいても逃げるチャンスはあるよねとついつい思ってしまいます。防火設備が動いているのに、機械警備が行き届いた体制の中で、警備員や警察官が30分以内に駆けつけないということなどもあり得ません。創作の世界なので何でも有りなのだろうと思いますが、感情移入は出来ませんでした。貴志先生にはこの様な世界でなく、元来の不思議な世界で読者を魅了して欲しいと思います。貴志作品は魅力的ですが、是非別の作品から読み進めて欲しいと思います。 | ||||
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「新世界より」、「天使の囀り」や「クリムゾンの迷宮」などの奇想天外なエンタテイメントを期待するとガッカリです。主人公蓮実聖司教諭の異常性など驚く部分もありますが、基本設定は学園のミステリー、クライム小説。防犯カメラが多く設置され、それらの分析方法も進んでいる現在では、蓮実聖司教諭の行動は全く隠し切れない、設定に不信感を抱いてしまいストーリーに入り切れない感じがします。 | ||||
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パット・マガーの「探偵を捜せ」を思い出す。 マガーや、他の推理ものと違うのは殺人(犯罪行為)を当たり前にこなし、その結果どうするべきなのかを的確に導きだす奇才を描き出しているところである。 大抵のサスペンスの流れでは思わず罪を犯し、それに動揺しながら隠蔽(ないしはそれに続く犯罪)を行うものなのだが、この作品は決定的に違うのである。 「サイコパス」の槙島聖護、「金田一少年の事件簿」の高遠遙一なんかをイメージするとわかりやすいかもしれない。 なににしても一読してみれば御分かり頂けると思われる。 | ||||
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先生の視点と学生の視点とが交錯する立体的構造の物語が展開される。 緊張感があってすばらしい。 その緊張感が非現実的な大量殺人をリアリティあるものに魅せる技術。 特に凝った描写があるわけでもなく、文章力が突出しているわけでもないのにそれができているのはやはり構成とストーリーを練る能力なのだろう。 弱点を述べるなら結末は大概予想できること。 | ||||
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学校の図書館で読んで以来、また読みたくなって買いました。 上下を一冊にまとめられていて、わざわざ2冊買わなくていいのでおすすめです。 | ||||
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amazonレビューを参考に読む本を決めている私は、この本の評価が低いので今まで読んでいなかった。 しかし、他の貴志作品と変わらず、面白かった。 よくこんなストーリー思いつくよなぁ。やはり天才だと思う。 あとは、この人のエロとグロの描写、ブラックユーモアがやっぱり好きだ。 感情移入して本を読む人には苦手なんだろうけどね。 | ||||
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「絶対に読みたいお勧め面白ミステリー小説」の1冊ということで読みました。 高校を舞台とした小説だと知らなかったので、読み始めは面白く、主人公や生徒たちがどうなるのか知りたくて最後まで読んでしまいましたが、読了後読まなくてもよかった、というか読まなければ良かったと思いました。 先生も生徒も人物設定が極端で、高校生が性の犠牲になる場面も多すぎます。 暴力的な設定+変質的な設定+極端な人物設定で、娯楽小説としては、やり過ぎだし、読後感がよくありません。 これだけの悪事を働いているのに最後の決定的な証拠がなかったら捕まえられなかったかもという設定も納得できません。 ここまでおどろおどろしい物語にする必要があったのでしょうか。 高校生以下の世代には読んでほしくない小説です。 子どもたちが殺し合う’Hunger Games'(原書)の方が圧倒的に面白かったです。 (邦訳された『ハンガー・ゲーム』は読んでいません) | ||||
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おもしろかったです また読みたいと思うストーリーでした。。。。 | ||||
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小説の売上ランキングで上位にランクインしていたので何気なく購入。 貴志祐介の他の作品としては『黒い家』『天使の囀り』を読んでいたので期待値もかなりのものでした。 生徒からの支持が厚い高校教師である主人公蓮実。その本性はとんでもないサイコパスであり 学校を自分の思うがままに支配しようとするストーリー。 読み出してみるとなかなか面白い。続きが気になって止まらない。 ダークヒーローである蓮実が様々な悪行を教師、生徒相手に行うが 次はどんなことをやらかすだろう、というワクワクが最後まで止まらず、 上下巻を2日間で読み切ってしまった。まだ終わってほしくない!と思った本も珍しいです。 内容的にはとても面白かったけど、いくつか不満な点も。 まず一つはとにかく主人公蓮実の起こす行動が何でもかんでもうまく事が運びすぎな点。 ここまでうまくいくかな~、といったことは毎度のこと。 やる事なす事全てがうまくいってしまう器用なところも蓮実の魅力ではあるんだけど… もう一つ。学園ものには仕方がないことかもしれないが登場人物が多すぎる点。 下巻になると、ひとクラス分の生徒が出てくるので、これ誰だったっけ?と思い出せず、 読みながら以前の登場シーンまでページを戻すこともしばしば。 不満な点も挙げましたが十分に楽しませて頂きました。 意外と他の皆さんの評価は厳しいようですね。 バトルロワイヤルの様な殺戮ショーがお好きな方にはピッタリだと思いますよ。 ぜひ読んでみて下さい。 | ||||
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続きが気になるので、どんどん読んでいってしまいました。 サイコパス蓮実のおどろおどろしい思考と行動が読者に息をつかせる暇を与えません。 そういう意味では楽しい小説だったのですが、ただそれだけでした。 なんと形容すべきか迷いますが、特に下巻はライトノベルでも読んでいるかのような展開で、とにかくずさんな展開が続きました。 まあ面白いんですけど、蓮実の脇の甘さが目立つというか、なんというか、もっとそこは気をつけろよ!みたいな感じで。 上巻では、蓮実の犯行の中にも芸術性?のようなものが見てとれたんですがね。娯楽としては良かったです。 | ||||
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氏の黒い家で扱ったサイコパス殺人鬼テーマの作品で、今回は高校が舞台となる。 前半は読んでいる側にもあまりサイコパスを感じさせない誠実な側面から次第に異常な主人公の側面が計画性を伴って発露していく過程はゾクゾクする面白さがあるが、後半の高校での大殺戮に移行すると、それまでの計算高い主人公のサイコパス性がほとんどでなくなり、単なるバトルロワイヤルスプラッターになってしまったのがやや惜しいと思わせる。 この高校大殺戮部分をもっと簡潔にして主人公のサイコパスとしての側面を強調していたら黒い家と並ぶ大傑作となりえたと思うが、それでもこの大長編を一気に読ませるパワーは凄いものがある。 | ||||
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個人的には貴志先生の作品の中で、二番目に面白くない作品でした。悪い点をいくつか挙げると、 まず、この作品には無駄が多いです。蓮見の過去の話はほとんど本筋に絡まないし、序盤で退場した人物が意味もなく再登場するし、伏線を張るだけ張って回収しないしで読んでて頭に疑問符が浮かぶばかりでした。 次に、作品自体の方向性、主人公である蓮見の目的が不明です。蓮見が学校を支配して何がしたかったのか、まるで分かりません。前述した通り、途中語られる蓮見の過去もストーリーには何ら影響を与えません。結果的に作品そのものの方向性が定まっていません。 最後に、蓮見は今まで数十件もの完全犯罪を繰り返してきた知能犯という設定が崩壊しています。物語中盤までの犯行には、確かに目を見張るものがありました。ですが、中盤以降の、彼の動きは粗末極まりないものでした。彼の犯行を裏付ける証拠品を簡単に見つけられるわ、殺人の手法はなおざりで結局未遂に終わるわでつっこみを禁じ得ませんでした。 僕は貴志先生の作品を何作か読んできましたが、この作品からは「黒い家」の身も凍るような恐怖も、「クリムゾンの迷宮」の死と隣り合わせの緊張感も、「新世界より」の目を背けたくなる生理的嫌悪感も感じませんでした。 はっきりいって、この作品は話題性だけで成り立っています。 | ||||
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生徒にも同僚にもPTAにも好かれる英語教師は、実は反社会性人格障害者だった。正体が暴かれるまでに何人殺されるのか。どんどん引き込まれてしまった。 | ||||
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