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悪の教典
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悪の教典の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全492件 161~180 9/25ページ
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上巻に絞った感想です。個人的にとても気に入ってる作品です。 悪役の目線で話が進んでいきます。基本的に他人を物とか道具としてしか見ていない感じの主人公です。 多くの女性は読んでて気分が悪くなる描写が多々あると思います。 教師を信頼する生徒の純粋さを逆手にとって、いいように扱うからです(上巻では肉としか見ていません)。 主人公に排除される面々も、いまいち悪役になりきれて無い感があり、主人公の酷さだけがどんどん際立ってきます。 人がどんどん減っていきますが(死亡または追放)、いわゆる館もののような「次は誰が犠牲者に?」といった先の期待感みたいなものはあまりないです。 では、何が面白いのか。何に対して感情移入できるのか。 主人公「ハスミン」は、実は意外と現代人の感性を反映していて、そういう視点で読み出したら、こいつは次に何をやらかす気なんだ? と、とても楽しく読めるようになりました。 自分と意見の会わない人間はいなくなればいい。価値観の異なる人間と共存する道など模索しない。 人間関係は、利害の一致があるかどうかが判断基準。 実在する人間と触れ合わず、画面の向こうの人間とのみ接して育ってしまった感じ。 なんかこれって、現代のネット社会が抱える問題を反映しているようにも思います。 だから、このような主人公は大変興味深く感じます。面白い。 | ||||
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サイコパスの話を読みたい人にはおすすめ。人が死ぬ話が嫌いな人にはおすすめしない。 | ||||
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上巻はまぁまぁ面白かったけれど、下巻は「何やってんだこいつ」というような感じでした。(少しネタバレになるかもしれませんが、)天才だったはずなのに、数人を生存させてしまうし、衣服を片付けようとしないし(絶対、硝煙反応出るだろ)、避難訓練出ていたはずなのに、自動体外式除細動器(AED)の機能のこと忘れてしまってるし・・・、挙げたらキリがありません。天才なら沢山の選択肢を思いつくんじゃないのかな。生徒達も、信じすぎです。パニックに駆られたら、真っ先に昇降口を目指すでしょう。いろいろな理由で、☆2つとさせていただきました。 | ||||
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主人公は生まれながらの悪の天才って事なんだけど、高校生の心をガッチリ掴んで満足げだったり、女子生徒に手を出した事が原因で行き当たりばったりで大量殺戮したり、なんだかなぁって感じ あと、自分で考えた必殺技に名前つけてるとかもうギャグだろ | ||||
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学校内で人気の英語教師が徐々に自分の思い通りに 学校を支配していき、最後行き着くところまでいって しまう内容です。 ストーリーの展開はそんなに驚かされるものでも なかったし、読後によくよく考えれば、いかにも ありそうな話ではあります。にもかかわらず、結構 あっという間に読み終わった気がします。 おそらく著者の書き方に理由があるような。 展開の一つ一つをうまくまとめて、その展開の グループでちょっとずつ、おちというか、結末を つけて次につなげていくような感じがするので 次がどうしても読みたくなってしまう。 相変わらず貴志祐介の世界に引き込まれてしまった。 しかし、この本は久しぶりに読んでいて気分が 悪くなった。えげつない表現であったりということ もあるかもしれないが、それは「天使の囀り」や 「クリムゾンの迷宮」でも同じなのに、なぜかを考えて いたら、すっきり感がなく終わる結末のせいの 気がしてきた。 最近では「新世界より」にしても、もう少しポジティブで 且つストーリーに結論をつける形で終わったのに対して 本作品では、結局蓮実教諭は終始一貫して、蓮実教諭 で終わったからかもしれない。 しかし、結果的に面白かったので、やはり自分は 著者の作品がすきなのだと思います。なので、今までの 著者の作品が好きな人は、本作品も結局面白いと 思うので、お勧めできます。それ以外の人は、どうでしょう。 ほかの作品に比べて、思いっきり好き嫌いが分かれそうな気 がするので、別の作品を先に読むことをお勧めします。。。 | ||||
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一気によんでしまいました。映画からだいぶ時間があいたのでまたしんせんでした。 今をよく描いているとおもいました。 | ||||
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映画でもなぜアメリカへの入国拒否になったのかがイマイチ 説明不足だったので、本書を購入するに至りました。 事情はよく分かりましたが…蓮見は戦後を引きずる日本であり敗戦国家という 見方もできるかと…解釈の仕方はいろいろですが… 本題からそれましたが、幼児の時から何故かしら笑顔もなく共感性の欠如が認められていたなど のエピソードが書かれているものの 時代を追うごとに、その都度、学習したから、巧妙に犯罪のハードルが意図も簡単に出来たという 説得力となるべき心理描写が如何にも希薄な気がした。 そのため本書は 精神医学的な情報を練り込み、説明がなされさえすれば、もっと優れた小説になった気がします。 作者がことあるごとに、ただただ、蓮見の天才的なサイコパスな人物である所以と作者が絶賛するには 非常に無理があったように思いました。 | ||||
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サイコパスという言葉をあまりにもただ一点に対して使い過ぎてそれ以外がもう笑えるような内容にしちゃってる、というのが評価の分かれる点かなと。 特に黒い家でのこの人の言うところのサイコパスをわりとそのまんま持ってきて主題にしたような話なので根本的にほぼ同じなんですよね。 たしかに警察官はサイコパスに対して無力だしこれからも警察は被害者を見捨てて周囲の人々の安心を作り上げるための組織であり続けるのは間違いない。 もちろん精神科医はサイコパスに診断をつけて殺人者を世に再排出するシステムとして永遠に稼働し続けるのも間違いない。 が、それがどうしたというのですかね。 だから怪物化したサイコパスがなんか笑いにしかならないんですよねぇ。 | ||||
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勿論未読の方もいると思いますので具体的には書きません. 著者を知ったのは「新世界より」を読んでからです. 本作に関しては舞台となるのは,現実にあり得る共学校高オーソドックスな展開で逆に新鮮に感じられました. 主人公の本性に関しては,もっと早くにばれてしまっていてもおかしくない状況ではあるのですが, それでは勿論成り立たない部分もあるので,主人公が色々手を尽くします. しかし,それにも自ずと限界が訪れる訳で,徐々に綻び始めます. そして,最後には他に選択肢が無い状況に追い込まれてしまいます. その過程が一番楽しめました. 最後に「アクノキョウテン」に関しては蛇足だった気がします. | ||||
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アメリカで数十年暮らし、実際に社会病質者・数十人と接見したことのある者です。 この筆者は、おそらく実際に彼らとの長く接した経験はゼロでしょうが、 ロバート・ヘア、マーサ・スタウト、スーザン・フォワード等の著書をよく読みこんでおり、 かなり現実に近い精度で、人物描写を成功させていますね〜。 すばらしい。 ただ、大量殺人者やシリアルキラーはアメリカでも非常に数が少なく、私も実際に会えませんでしたので、 (大概のサイコパスは犯罪を犯さない。または少人数を殺す) 日本にいながらでは仕方がないですね。 惜しむらくは、「社会病質者の目」ですね。 実際に彼らに会えば、その「目」がかなり印象に残るはず。 普段、朗らかな笑顔で誤魔化していても、ふとした拍子に垣間見える、あの「目」。 それが蓮美にはない。 加えて、彼らの怒りの表現。 社会病質者が持つ、唯一の感情、それが怒り。 自分の思い通りに行かなかったり、相手を操作する時に使う、 激昂しているにもかかわらず、決して興奮せず(普通の人は、怒りは生理的な変化を伴う) あの「スイッチを切り替えるような」冷たい怒り。 蓮美にはない。 その2点が、実際に社会病質者を知る者から見れば、 非常に違和感を覚える描写でしたね。 読み物としては、非常によくできていると思います。 | ||||
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楽しみにしていましたが、届くのが遅かったのが残念。内容は残酷でタイトル通りでした。 | ||||
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かなりエキセントリックな内容ではあるが、文章が上手い のかスラスラと読め、暇な時に何度も再読している。 主人公の行動は決して完全犯罪では無く、警察がキチンと 捜査すれば看破されそうな気がするのはご愛嬌。 続編は難しいと思われるが、都立**高校で発生した事件 をエピソード0として作品化して欲しい。 | ||||
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古本チェーンで二百円だったので買って 読みましたが、定価なら相当きつい買 物でしょう。花村萬月氏のイグナシオ のほうがマシに感じます。若い書き手 が今のコトバで書けばもっとコワくな るのかもしれませんが、大人が無理し てモンスターを考えた感が文章からも 透けて見えます。このテの話はやはり ノンフィクションには勝てない気がし ます。サカキバラに代表される危険な 人物が連想されましたが、やはり、 事実は小説よりも奇なりということ が結論になってしまいます。 | ||||
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いちおうネタバレです。 読後に読んでいただけたら、というレビューです。 全部読んでから後味の悪さといいますか、これは主人公に関わることだけかと思っていたのですが、 小説の世界観の中では、衝撃的なニュースは海外でも報道されたことかと。。。 危険種を放流したあの企業のあの人は、 ニュースを見てどんな気持ちだったのだろうか? ということを想像してしまいました。 後悔することはあるんだろうか、 なつかしくも新鮮な驚きぐらいにしか思わないのだろうか。 刑事は電話について悔やんでいました。あの企業の人やいかに。 盤上の駒だった教え子や先生達と、彼ら(彼女ら)を駒とした打ち手の頭上。 嵐の前の静けさを破って、轟音が駆けていきます。 | ||||
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グレムリンの迷宮やガラスのハンマー、天使の囀りなど、過去の作品と比べると格段に劣化している。 最後の秘密やアクノキョウテンは何なんだ?こんなものを載せる時点でセンスと技量を疑う。過去の作品はゴーストライターが書いていて、この作品こそ著者の本来の力量だと言われても全然驚かない。それくらいつまらない。 | ||||
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映画を見てから読むよりも映画を見る前に読んだ方がおすすめです。 映画では若干内容がカットされていたり、違う感じになっています。 | ||||
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映画を見てから読むよりも映画を見る前に読んだ方がおすすめです。 映画では若干内容がカットされていたり、違う感じになっています。 | ||||
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この本を買いました。 映画では「続く」になっていたので、とても気になり この本を手にしました。 わたしも続編が見てみたい、読んでみたいです。 ぜひぜひ。 | ||||
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映画をみて腑に落ちない部分がありましたが小説を読み、すべてのピースが一つになった様に感じました | ||||
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ずっと読みたくて、ついに買ってしまいました。 いやはや、徹夜本とはこの本のことです。 怒涛の展開に目が離せなかった。 私が読んだ本の中でも五指に入る夢中ぶりでした。 ホラーもので言えばバトル・ロワイアルに近いかも。 展開が展開だけにね。 でも、実は大量殺戮シーンはそこまで面白いというわけではなかったです。 これは他の方も言ってる通りだと思います。 この作品のすごいところは主人公はサイコパスであってサイコではないという所です。 殺人はあくまでも選択肢の一つ。 平和的解決法と殺人が並列にあるのがハスミンの怖さを如実に語ってるのです。 その狙いは当たっていて、最初は本当にいい先生として有能さ、立ち回りの旨さがこれでもかと書かれています。 金八みたいなストーリー展開にしようと思えば熱血もので一本かけたでしょう。 それを大量殺戮にするとは。 「素晴らしい」と書いてイカレテいるとしか言いようがないです。 ストーリー展開だけじゃなくて、読みやすさ、描写のうまさもこれでもかと感じました。 主人公の過去が幾度と無く出てきますが、昔の殺しのことばかりなのに 他にはまだないのかと期待してしまってる自分がいました。 それだけ引き寄せられるんですよね。 ギャグを否定されてる人もいましたが、僕は大好きです。 東大?ソーリー、ユー・ゴーイング・トゥー・ダイ は思わずオー・マイ・ゴッドと嘆いてしまいました。 とにかく惹きつけられるのは間違いありません。 Amazonだとハッピーエンドや泣けるいい話は良い評価が出やすいけど クレイジーな作品はそれだけで低評価になりがちです。 この本も本としての面白さは突き抜けています。 所々こうして欲しいという願望はありますが、それはハマってる証拠。 皆、なんだかんだで大好きなのです。 夏の明け方、じんわりと汗をかいて読み終えました。 ぜひ一読してみてください。 | ||||
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