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悪の教典
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悪の教典の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全495件 161~180 9/25ページ
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| 前編だけ読んで面白くなかったので後編は未だに読んでいなかったのですが、後編だけ読んでいないのは気持ち悪いので最近読みました 貴志祐介先生の小説の持ち味は、人間の嫌な面を描き出し、不気味さや恐怖を読み手に与えるだけでなく、最後にはその小説の核となる問題を提示してくるといったもので(私はそういう風に受け取っています)、そこが私が貴志先生の小説を好きな理由です 特に「新世界より」での「人間とその他の動物との違いはどこにあるのか」、「高い知性をもっている人間の残酷さ」という問題はとても考えさせられるものがありました ですが「悪の経典」は主人公がひたすら虐殺を繰り返しているだけで何とも内容の薄いものでした サイコパスの不気味さは伝わってきましたが「黒い家」の方が同じサイコパスをテーマにたホラーとして面白いですね その上トリックもチープで驚きも無かったです ただ最後の締め方は「クリムゾンの迷宮」を彷彿とさせ、非常に秀逸でした これを読む方は貴志先生の実力はこんなものではないことを伝えておきたく書かせてもらいました | ||||
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| 賛否両論の中でも比較的評価が高いと思って読んだのだが、まるでB級、いやC級ホラーにがっかり。前半は宮部みゆきの「模倣犯」的な異常者ストリーかと期待するも、後半は多くの方が評している通り人を簡単に殺し過ぎる。そこにストリーは無い。読んで後味の悪い小説だった。 | ||||
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| この人は、人間の歪んだ欲望や、悪い感情をエンターテイメントに昇華して読ませるのがうまい。 この作品の主人公はサイコパスだ。サイコパスとは共感能力が欠如してるらしい。 つまりは人の気持ち、例えば人が痛がる様や、普通の人が感じるであろう悲しみや負の感情が理解できないらしい。 悪役にはもってこいの、完全無欠のダークヒーロだ。 かといって、何か信念があったりする訳ではない。小説に書いてあるが殺人を犯す理由なんて些細なことだ。 本人にとっては重要なことでも、普通の人から見たら、え?こんなことが人を殺す理由になるの?と思う。 この主人公の場合は生徒たちにある行為がバレそうになり、その口封じの方法として、一番合理的なのが 生徒全員皆殺しという結論になる。選択肢の中に人殺しという選択があるだけなのだ。 復讐や、命の危機に晒されたとか劇的な理由ではなく、ただ単ににそれが一番合理的で正しいと思ったから こんな人っているのかなと正直思ったが、いるのだろう。ただそれが殺人という結果に現れてないだけで・・・ 貴志さんの小説を読んでいつも思うのが、善人と悪人の境目がないな というところだ。 いるんだよね、たぶん、こんな人。いつもは周りにいい顔してるけどものすごく計算してて、自分の利益を最大限にすることばっかり考えてる人。でもこんなタイプの人でも会社の社長とかになれば、社員はシビアに切り捨てるけど、会社の業績は物凄く上げてくれそう。個人的にはアメリカのCEOとかにサイコパスが多いイメージだ。 エネルギーの使い方なんだろう。 貴志さんの恐怖の書き方って、こんな奴が普通に自分たちの周りにいるかも?って想像させることなんですよね。正直自分にも何人か思い当たるし、もしかしたら自分もそんなとこがあるのかも知れない。 特別な場所で特別なことが起きるじゃなくて、どこにでもある風景で起きてしまう狂気。 ふと、気づいたら隣にこんな奴がいて、もしかしたらこんな事件実際にありえるんじゃないかと思わせるリアル。 天使の囀りの線虫のリアルティとかクリムゾンの迷宮のリアルな人間描写とか、作品の雰囲気はライトノベルなんだけど、核となる部分が生々しいんですよね。思わず目を覆いたくなる。でも見たくなる。目が離せない作家ですなぁ。 評価が異常に割れてるのは、メジャーなって、今まで水面下でひっそり楽しんでたファンが反発を起こしてるんじゃないですかね。昔の作品もおもしろいけど、悪の教典も昔とか変わらず、いや読みやすさはこっちのがいいかも。(見やすくなった分、気持ち悪いとこが薄れてそこが反発食らってんのかな?) 取り敢えずレビューは気にせず、先入観無しに読んでみてください。 乗りたいけど乗りたくないジェットコースターみたいな質のいい恐怖が味わえますよ。 | ||||
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| 上巻に絞った感想です。個人的にとても気に入ってる作品です。 悪役の目線で話が進んでいきます。基本的に他人を物とか道具としてしか見ていない感じの主人公です。 多くの女性は読んでて気分が悪くなる描写が多々あると思います。 教師を信頼する生徒の純粋さを逆手にとって、いいように扱うからです(上巻では肉としか見ていません)。 主人公に排除される面々も、いまいち悪役になりきれて無い感があり、主人公の酷さだけがどんどん際立ってきます。 人がどんどん減っていきますが(死亡または追放)、いわゆる館もののような「次は誰が犠牲者に?」といった先の期待感みたいなものはあまりないです。 では、何が面白いのか。何に対して感情移入できるのか。 主人公「ハスミン」は、実は意外と現代人の感性を反映していて、そういう視点で読み出したら、こいつは次に何をやらかす気なんだ? と、とても楽しく読めるようになりました。 自分と意見の会わない人間はいなくなればいい。価値観の異なる人間と共存する道など模索しない。 人間関係は、利害の一致があるかどうかが判断基準。 実在する人間と触れ合わず、画面の向こうの人間とのみ接して育ってしまった感じ。 なんかこれって、現代のネット社会が抱える問題を反映しているようにも思います。 だから、このような主人公は大変興味深く感じます。面白い。 | ||||
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| サイコパスの話を読みたい人にはおすすめ。人が死ぬ話が嫌いな人にはおすすめしない。 | ||||
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| 上巻はまぁまぁ面白かったけれど、下巻は「何やってんだこいつ」というような感じでした。(少しネタバレになるかもしれませんが、)天才だったはずなのに、数人を生存させてしまうし、衣服を片付けようとしないし(絶対、硝煙反応出るだろ)、避難訓練出ていたはずなのに、自動体外式除細動器(AED)の機能のこと忘れてしまってるし・・・、挙げたらキリがありません。天才なら沢山の選択肢を思いつくんじゃないのかな。生徒達も、信じすぎです。パニックに駆られたら、真っ先に昇降口を目指すでしょう。いろいろな理由で、☆2つとさせていただきました。 | ||||
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| 主人公は生まれながらの悪の天才って事なんだけど、高校生の心をガッチリ掴んで満足げだったり、女子生徒に手を出した事が原因で行き当たりばったりで大量殺戮したり、なんだかなぁって感じ あと、自分で考えた必殺技に名前つけてるとかもうギャグだろ | ||||
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| 学校内で人気の英語教師が徐々に自分の思い通りに 学校を支配していき、最後行き着くところまでいって しまう内容です。 ストーリーの展開はそんなに驚かされるものでも なかったし、読後によくよく考えれば、いかにも ありそうな話ではあります。にもかかわらず、結構 あっという間に読み終わった気がします。 おそらく著者の書き方に理由があるような。 展開の一つ一つをうまくまとめて、その展開の グループでちょっとずつ、おちというか、結末を つけて次につなげていくような感じがするので 次がどうしても読みたくなってしまう。 相変わらず貴志祐介の世界に引き込まれてしまった。 しかし、この本は久しぶりに読んでいて気分が 悪くなった。えげつない表現であったりということ もあるかもしれないが、それは「天使の囀り」や 「クリムゾンの迷宮」でも同じなのに、なぜかを考えて いたら、すっきり感がなく終わる結末のせいの 気がしてきた。 最近では「新世界より」にしても、もう少しポジティブで 且つストーリーに結論をつける形で終わったのに対して 本作品では、結局蓮実教諭は終始一貫して、蓮実教諭 で終わったからかもしれない。 しかし、結果的に面白かったので、やはり自分は 著者の作品がすきなのだと思います。なので、今までの 著者の作品が好きな人は、本作品も結局面白いと 思うので、お勧めできます。それ以外の人は、どうでしょう。 ほかの作品に比べて、思いっきり好き嫌いが分かれそうな気 がするので、別の作品を先に読むことをお勧めします。。。 | ||||
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| 一気によんでしまいました。映画からだいぶ時間があいたのでまたしんせんでした。 今をよく描いているとおもいました。 | ||||
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| 映画でもなぜアメリカへの入国拒否になったのかがイマイチ 説明不足だったので、本書を購入するに至りました。 事情はよく分かりましたが…蓮見は戦後を引きずる日本であり敗戦国家という 見方もできるかと…解釈の仕方はいろいろですが… 本題からそれましたが、幼児の時から何故かしら笑顔もなく共感性の欠如が認められていたなど のエピソードが書かれているものの 時代を追うごとに、その都度、学習したから、巧妙に犯罪のハードルが意図も簡単に出来たという 説得力となるべき心理描写が如何にも希薄な気がした。 そのため本書は 精神医学的な情報を練り込み、説明がなされさえすれば、もっと優れた小説になった気がします。 作者がことあるごとに、ただただ、蓮見の天才的なサイコパスな人物である所以と作者が絶賛するには 非常に無理があったように思いました。 | ||||
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| サイコパスという言葉をあまりにもただ一点に対して使い過ぎてそれ以外がもう笑えるような内容にしちゃってる、というのが評価の分かれる点かなと。 特に黒い家でのこの人の言うところのサイコパスをわりとそのまんま持ってきて主題にしたような話なので根本的にほぼ同じなんですよね。 たしかに警察官はサイコパスに対して無力だしこれからも警察は被害者を見捨てて周囲の人々の安心を作り上げるための組織であり続けるのは間違いない。 もちろん精神科医はサイコパスに診断をつけて殺人者を世に再排出するシステムとして永遠に稼働し続けるのも間違いない。 が、それがどうしたというのですかね。 だから怪物化したサイコパスがなんか笑いにしかならないんですよねぇ。 | ||||
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| 勿論未読の方もいると思いますので具体的には書きません. 著者を知ったのは「新世界より」を読んでからです. 本作に関しては舞台となるのは,現実にあり得る共学校高オーソドックスな展開で逆に新鮮に感じられました. 主人公の本性に関しては,もっと早くにばれてしまっていてもおかしくない状況ではあるのですが, それでは勿論成り立たない部分もあるので,主人公が色々手を尽くします. しかし,それにも自ずと限界が訪れる訳で,徐々に綻び始めます. そして,最後には他に選択肢が無い状況に追い込まれてしまいます. その過程が一番楽しめました. 最後に「アクノキョウテン」に関しては蛇足だった気がします. | ||||
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| アメリカで数十年暮らし、実際に社会病質者・数十人と接見したことのある者です。 この筆者は、おそらく実際に彼らとの長く接した経験はゼロでしょうが、 ロバート・ヘア、マーサ・スタウト、スーザン・フォワード等の著書をよく読みこんでおり、 かなり現実に近い精度で、人物描写を成功させていますね〜。 すばらしい。 ただ、大量殺人者やシリアルキラーはアメリカでも非常に数が少なく、私も実際に会えませんでしたので、 (大概のサイコパスは犯罪を犯さない。または少人数を殺す) 日本にいながらでは仕方がないですね。 惜しむらくは、「社会病質者の目」ですね。 実際に彼らに会えば、その「目」がかなり印象に残るはず。 普段、朗らかな笑顔で誤魔化していても、ふとした拍子に垣間見える、あの「目」。 それが蓮美にはない。 加えて、彼らの怒りの表現。 社会病質者が持つ、唯一の感情、それが怒り。 自分の思い通りに行かなかったり、相手を操作する時に使う、 激昂しているにもかかわらず、決して興奮せず(普通の人は、怒りは生理的な変化を伴う) あの「スイッチを切り替えるような」冷たい怒り。 蓮美にはない。 その2点が、実際に社会病質者を知る者から見れば、 非常に違和感を覚える描写でしたね。 読み物としては、非常によくできていると思います。 | ||||
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| 楽しみにしていましたが、届くのが遅かったのが残念。内容は残酷でタイトル通りでした。 | ||||
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| かなりエキセントリックな内容ではあるが、文章が上手い のかスラスラと読め、暇な時に何度も再読している。 主人公の行動は決して完全犯罪では無く、警察がキチンと 捜査すれば看破されそうな気がするのはご愛嬌。 続編は難しいと思われるが、都立**高校で発生した事件 をエピソード0として作品化して欲しい。 | ||||
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| 古本チェーンで二百円だったので買って 読みましたが、定価なら相当きつい買 物でしょう。花村萬月氏のイグナシオ のほうがマシに感じます。若い書き手 が今のコトバで書けばもっとコワくな るのかもしれませんが、大人が無理し てモンスターを考えた感が文章からも 透けて見えます。このテの話はやはり ノンフィクションには勝てない気がし ます。サカキバラに代表される危険な 人物が連想されましたが、やはり、 事実は小説よりも奇なりということ が結論になってしまいます。 | ||||
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| いちおうネタバレです。 読後に読んでいただけたら、というレビューです。 全部読んでから後味の悪さといいますか、これは主人公に関わることだけかと思っていたのですが、 小説の世界観の中では、衝撃的なニュースは海外でも報道されたことかと。。。 危険種を放流したあの企業のあの人は、 ニュースを見てどんな気持ちだったのだろうか? ということを想像してしまいました。 後悔することはあるんだろうか、 なつかしくも新鮮な驚きぐらいにしか思わないのだろうか。 刑事は電話について悔やんでいました。あの企業の人やいかに。 盤上の駒だった教え子や先生達と、彼ら(彼女ら)を駒とした打ち手の頭上。 嵐の前の静けさを破って、轟音が駆けていきます。 | ||||
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| グレムリンの迷宮やガラスのハンマー、天使の囀りなど、過去の作品と比べると格段に劣化している。 最後の秘密やアクノキョウテンは何なんだ?こんなものを載せる時点でセンスと技量を疑う。過去の作品はゴーストライターが書いていて、この作品こそ著者の本来の力量だと言われても全然驚かない。それくらいつまらない。 | ||||
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| 映画を見てから読むよりも映画を見る前に読んだ方がおすすめです。 映画では若干内容がカットされていたり、違う感じになっています。 | ||||
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| 映画を見てから読むよりも映画を見る前に読んだ方がおすすめです。 映画では若干内容がカットされていたり、違う感じになっています。 | ||||
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