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悪の教典
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悪の教典の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全492件 241~260 13/25ページ
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はっきり言って、サイコパスを描写しきれていないと思います。 主人公のやっていることは犯罪で、それをやすやすとこなすことは恐ろしいですが、 なんだかそれを誇っているみたいで犯罪を自慢しているだけの人のように感じられます。 良心がなく、冷徹、というわけでもなく妙に性欲が強い感じで、いくらイケメンという設定でも ちょっと気持ち悪いと感じる人もいるのではないでしょうか。 よくてサイコパスを気取った犯罪自慢の痛い人だと思います。 「黒い家」などの傑作に比べて、身に迫る恐怖がありません。 ライトノベルなどでよくある、「最強系主人公」を見るようなそんな感じがします。 文章自体も以前と比べてクオリティが下がったように感じられます。 高校生の会話とかがなんだかおかしいし、世界観が妙に歪で現実感がありません。 私個人は、この世界観に入り込めず主人公にも共感(サイコパスなのでしてはいけないんでしょうが) できませんでした。映画化などもされましたが、人を選ぶ作品だと思います。 | ||||
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Kindle版を購入、Kindle、iPadで寸暇を惜しんで一気読みしました。 上巻の緻密な設定があるため、下巻の大部分が、わずか数時間で起きることでしめられてますが、緊張感とスピード感が失われることなく最後まで突っ走ると言う感じがします。 映画は見てないのですが、DVDの序章を見てたこともあり、登場人物が良い意味でかぶって面白さを倍増させました。 アメリカの学校での銃乱射事件を彷彿させるという方もいるかもしれませんが、私は主人公が生き残るため、緻密な心理的な駆け引きが破綻した結果が、後半の出来事につながっていくように思え、場面がたまたま学校であったというもので、全く似て非なるものと思っています。 終わり方が、続編を期待させる描き方だったこともあり、いつか続編がでるのではないかと期待しています。 | ||||
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「黒い家」を読んで以降、貴志さん作品が好きになり、「天使の囀り」「硝子のハンマー」を読んできましたが、これらと比べて 違和感を感じました。まだ下巻読んでおらず、上だけですが、官能小説かと思ってしまう部分があり、しかも克明に描かれて います。「あれ?!」「なんか違う」と感じてしまいました。さらに、他の作品と比べ、トリックや人物描写が雑な所もあって、 三つ星という評価の理由にもなっています。しかし、貴志祐介ファンであることは変わらないので、他や次作に期待したいです。 | ||||
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映画化のニュースを見て、手に取った作品。 陰惨な場面が出てくることは何となく分かっていたので、映像で観る ことは苦手であっても、小説ならば、大丈夫かと読み始める。 主人公ハスミンの頭脳同様に、文章が理路整然としていて読みやすく 物語に引き込ませる力があるので、殺人鬼の結末を知りたくて、 ページを繰る手が止まらない。 足元の石ころを蹴るがごとくに人を殺める物語は、面白い、と表現する ことは出来ないけれど、フィクションであるからこその醍醐味を後半にも 期待したい。 | ||||
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一夜の出来事。 校舎という隔離された場所での数時間。実際には僅かであっても 永遠に続くと感じる恐怖の体験。 限定されているからこそ、濃密であり、必死の攻防の過程を 一気に読み通すことをお勧めする。 立ち止まると、殺害の理由や生徒の特徴がいまいち思い出せない ことに気が付くけれど、細かい点は気にせずに、戻らず、先へ先へと 読み進めることで、臨場感が増すと思う。 スピード感がある点は、読み応えがあったが、殺人鬼のキャラクター としての続編を期待するか、には、否、と思う面も。 本作は、結局のところ大量殺人、すなわち同じような場面の連続で 中だるみした部分もあり、次回作も同様であれば、繰り返しが続くだけ、 という心配は、杞憂でしょうか。 カラスの存在、最後の短編2話、等、意義がいまいち分からないことも 含めて、総合的な感想は、☆3つ。 | ||||
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007・スカイフォールを観たあと、映画の悪の教典を観た。 どちらも何を考えてるかわからない難解な、影のある人物がメインであった。 肩書きや社会的地位はべつにして、共通していた点があり、超絶エリートが闇を抱え、ウルトラCなロジックで、暴走を繰り返す。 2作品の違いはなんだと思ったら、その人物が、対話を求めているか?それとも自分勝手にわけのわからん独り言を何度も繰り返す性質か?という違いがあった。 悪の出自を比べると、007はシリアスに「007の存在意義ってなにか」という所へ行き着いたようだ。 悪の教典は、散文的に「悪」を匂わせるが、あまり深い意味はなく、頭でっかちな「悪オタク」的に感じる。どちらがエキサイティングかは、楽しむ側の好みであると思う。 | ||||
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映画から先に見て、後半の学校内バトルロワイアルをじっくり楽しみたい目的で購入しました。映画とはストーリーが違うこと、生徒へのプロファイリングが映画よりも適正であること、映画では悲鳴をあげてただただ殺されていくだけだった生徒たちの反撃が多彩で背伸びしない考えた末感のある工夫に満ちたものだったこと、映画での演出の意図をよく理解できること、生存者の数が違うこと(小説のほうが救いのあるエンディングでした)、その他もろもろ120%満足できる内容でした。映画を見た方は、ストーリー知ってるから興味ない、と思わずに読むと面白いと思います。蓮実先生は映画より遥かに下衆でしたが、楽しめました。 ★5でも良かったんですが、4にしたのは、最終章の存在意義がまるで分からなかったせいです。その1つ前はよくわかります。しかし最終章は、第二、第三の蓮実聖司はどこにでもいる犯罪は続く可能性があるという示唆に満ちたものになるはずだったのかもしれませんが、やはりなんだそりゃとしか思いませんでした。映画を見る前に原作を手に取って最終章を読んで、買わずに本棚に戻しましたが、映画を見て原作を最初から読んでもなお、この章がある意味がわかりません。 | ||||
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コマーシャルで映画の一部分を見て、面白そうだなと思い、手に取りました。 ミーハーです。 下巻では、ハスミンの過去、そして進行形、究極の形が語られます。 この作品も、かなりの大掛かりな現在進行形が、実は倒叙形式であることが、 青の炎なんかとの共通点でしょうか。わずかなミスが、というよりハスミンの ほんのわずかな知識の欠如がひっくり返るトリッガーを引きます。 ちょっとやり過ぎっていえば、やり過ぎなんですが、このくらいしないと、 このびっくり玉手箱みたいな現代では、刺激が少ないのかな。 貴志さんの抜群の頭脳をもってして描かれた2SDを超えた世界が、すぐ現実の 世界に現れそうな感じがするのがちょっと怖い。そんな感じです。 貴志さんの作品はいくつか読ませていただいていますが、そのいずれもが マニアック。この作品はその中では、それほど書き込みに凝っていないため、 すらすら読めます。そういう意味ではお勧めです。 しかしながら、評価は80点。ちょっと気持ちが悪くなる人もいるでしょう。 学校の教師の問題っていうのも、やっぱりドロドロしてるんだと思わされる。 その感覚が、実は嫌。本当にこんなことあるのかいって感じ。 下巻の中盤からの加速感が面白かったです。なおかつ、このオチは、貴志さん 独特の締めかたで良好。このくらいやると実はスカッとするってのは変なんで しょうね。一人殺すと殺人で、百万人殺すと英雄で、とはよく言ったものです | ||||
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主人公の、導入部での優秀な教師ぶりから、主人公視点の描写の中で徐々に正体が明らかになっていく過程は非常に面白かった。 | ||||
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一気に読み進むことはできるが、虐殺に至るまでの展開があまりにもドタバタで、その後の虐殺もやっていることの恐ろしさに比して、怖さがあまり感じられない。 | ||||
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貴志さんの本は初めて読みましたが、想像以上に面白いです。次のページを早く開きたいと思うくらい面白い本はなかなか無いので、貴志さんのほかの本も読んでみたいと思いました。 湊かなえさんの告白になんだか似ている気がします。 | ||||
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日本では、未成年に対しての性の交渉を持った時に 国の法律が甘すぎると思う。はっきり言って途中で読むのを断念したくなるほど 気分が悪くなった。チャイルドマレスターの存在が正当化されたように 錯覚してしまう。この本自体、誰にでも推薦できるとはいいがたい。 未成年との性交渉の場面、今思い返しても気分が悪くなる。 | ||||
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前作に比べて、今回は子供たちを殺す場面が続いていきます。 人一人の命の尊さを叫ばれる昨今、人の命のはかなさを 延々と書かれています。読んでいる私の方がマヒしてしまうような錯覚に なります。本当にベストセラーまたは映画化されたと言う事で この本は、次の世代へ行くのかが疑問である。 | ||||
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読後感はそれほど良いものではないと感じる方が多数と思う。 内容が面白かったか?と問われれば「うーん」と悩むような本でもあるようにも思う。 ただ1つこの物語に触れて味わえる強烈な体験がある。 それは ”続きがとにかく読みたい” という衝動を感じながらページをめくること その点において本書は抜きん出てると思う。 | ||||
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読み進めるにつれてつっこみどころが累積されていくので、それにしたがって蓮実に対する恐怖も薄れていきました。 なぜ、医師の息子でこんだけ頭のいい男が、コンドームや避妊薬を使わずに「安全日」なんかで避妊できると信じているのか…そこから先は、なんか冷めてしまいました。 もちろん、殺戮シーンはスリルがあっておもしろかったですけどね。 | ||||
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『新世界より』が面白かったのでこちらも購入。貴志さんの作品はエロぐろい感じなんですかね、性描写が結構艶かしい。そこに作者独特の残虐性が加わることで、テンポ良く読むことが出来ます。 上巻はまだ殺人が少ないので読めました。読者にしてみれば、ハスミンが残虐なサイコパスだと知っていて、生徒たちはこの後の運命を知らずハスミンを慕い信じきっているのですから、こちらはハラハラしてしまいますね。いつ本性がバレるのかと。 映画をみて、さすがに下巻は読めないなと思いました。グロい描写オッケーな人なら読めると思います。賛否両論ありますが、きっとこういう残虐さ重視の作品も今の時代必要なんじゃないでしょうか。ある意味時代に残る名作だと思います。 | ||||
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主人公の蓮実教諭が、生徒たちから信頼を得たり、退屈させないための技術がいくつか紹介されているが、 それを作者の貴志さんが、執筆で実践しているのかと想像すると、ちょっと笑える。 そのせいかは分からないけど、あっという間に読み終わります。 何より、こういう作品は楽しんだもん勝ちなのでしょう。 | ||||
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恐らく、どうしてもバトルロワイヤルとの比較をしてしまう人も多いと思います。 「黒い家」で幸子という衝撃のサイコパスを書き上げた作者なのであればと期待をもって拝読。 しかし、バトルロワイヤルにも自身の著黒い家にも遠く及ばないですね。。 バトルロワイヤルの場合、殺し方に様々な趣向を凝らし、さらに各生徒のバックボーンをさらりとではあるが それになりに描く事により物語に感情を移入させていったが、本作は基本的に誰にも移入できませんでした。 物語全体も、黒い家でみせたような内面をジワリジワリと腐食させるような恐怖感の浸食、またはクリムゾンの迷宮や 天使の囀りで見せたような圧倒的な筆致による気持ち悪さ、等など力強さに欠ける感じがして、そう、「軽い」 感じでしたね。 上下巻合わせて800ページ超ですが、スラスラとは読めますので、暇つぶしには良いと思います。 | ||||
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万人受けする作品ではないと思いますが、視点を少し変えるだけであれだけのホロコーストすら印象が180度変わり、一気に面白くなります。 舞台となった私立高校はぱらぱらと読んでいたうちからろくでもない学校、という印象を持っていましたが、 上巻を読むと、教頭の侮辱発言にウザすぎる国語教師、何もかもをなめきった生徒…。 わたしなんかはぶち切れてしまい、いいよ、もうやっちゃってよ!わたしが許す!と思ってしまったほど…。 むしろハスミンの感覚のほうがまともなくらい…そのぐらい舞台の高校と2年4組は狂っています。 あと、ハスミンの生育暦、これだけ狂った、ろくでなし人間勢ぞろいっていうのも違う意味で恐ろしいです…。 逆を言えば、そればかりを寄せてしまったハスミンの気質にも問題あり、と言えばあるかもですが、それだけでこうはならないですよ。 今じゃお目にかかれないほど…。 下巻だけ読んでしまうと、あぁ、かわいそうに…なのに、上巻から読むと、あんた達この期に及んでまで覚えがないの!?と、まったく印象が変わります。 上記の通り、主人公も舞台もかなり現実離れしています。なので、現実と架空とがあいまいになっている人がいるようですが、この小説を読むに当たっては危険です。 真に受けて読んでしまうと、気持ち悪いだけなので…。 読み手を選ぶという点では高度な作品です。 | ||||
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映画を見てきっと原作はおもしろいんだろうなとおもって 期待して読んだら残念だから映画と同じ駄作でした。 映画は前半がおもしろかったので邦画だから無能代表の三池監督が後半描ききれなくて ただ駆け足で生徒殺す駄作になったのかな思ったんですが、原作も同じで 後半しりつぼみの駄作でした。まあ、さすがに邦画映画よりはなんぼかマシですが 読む価値はないです。 | ||||
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