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悪の教典
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悪の教典の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全492件 381~400 20/25ページ
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自分の理想の王国作りの為、巧妙な計画犯罪で「障害物」を削除し続ける蓮見。 一見完璧に見えた偽装工作、その偽装に綻びが生じ始めた時、彼の恐るべき「自己防衛」が発動する! ―――というのが本巻のダイジェストだが、上巻の知的で隙のない行動に比べて、 正直、下巻の蓮見はあまりにも衝動的すぎる。 最初はピカレスクロマンの一種だと思って読み進めていたのだが、 下巻の冒頭辺りで肝心の主人公に確固たる信念が欠如していることが判明しまったので、 いささか肩すかしを食らった気分である。 また、『黒い家』や『クリムゾンの迷宮』など、これまでの貴志祐介の作品は、 後味が悪い中にもカタルシスがあったので面白く読めていたのだが、本書にはそれが全くない。 生徒の幾許かは反撃に出るのだが、みんな蓮見に軽くいなされてしまい、 終章に入っても誰一人として彼に一撃も入れることができなかった。 同じ計画犯罪物でも、ラストで犯人に大打撃を与えてカタルシスを呼び起こした『模倣犯』とは異なり、 不完全燃焼な感が否めない。 上巻を読んで期待が大きかっただけに、この結末は非常に残念である。 | ||||
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ノワールテイスト炸裂で面白い。上巻はね。でも、下巻はくだらんかった。あのオチも納得いかない | ||||
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上巻のハラハラさせる展開から打って変わって、全てがご都合主義のドタバタ残酷小説。 対象年齢も書いておいて欲しかった。 いい大人が読むには辛い。 | ||||
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最後の最後まで、恐怖を持続さてたところがたまりません。 ぜひ、映画化を。 といいたいのですが、日本では無理か。 なにより、猟銃を持った姿がさまにならないでしょう。 アメリカあたりで、デヴィッド・フィンチャーを監督にして、一発、重厚なホラー映画にしてもらえないものでしょうか。 | ||||
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この手のエグいストーリーにもほとんど驚かなくなったのは、私自身が鈍感になってしまったのか、書き手の筆力が衰えてしまったのだろうか。心拍数が変化することなく読み終えてしまった。10数年前に著者の黒い家を読んだ時の衝撃が忘れられない。いまの現実の社会はあまりにも異常すぎて、フィクションが追いついていないように感じる。それでも最後まで飽きることなく読ませるテクニックはさすが。 | ||||
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リアリティがない。ストーリーの細部に「これはありえん」という場面がひとつ、それでもうシラケテしまった。 このシラケタ気分というのは修復できない。 「黒い家」も途方もない話だった。が、丹念に織り込まれたリアリティのある細部がラストまで読者を引っ張った。 本書は「ああ、そうですか」で終わってしまった。残念。 | ||||
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友人に勧められて読んでみましたが、天才という設定の割には調べればすぐに分かる稚拙な行動が目立つ上に 日本の大学で得られることは何もないと海外に出て得たものがイマイチ描ききれておらず、 「すごくないもの」を「すごいと書く」ことによって「すごくしている」という感覚を覚えました。 設定上、おそらく私は主人公に対して警戒心を抱かないでしょうし、ましてこんな軽々しく殺人を行うとは思わないので、 確かに現実的には恐怖を抱く内容かもしれませんが、主人公には常に不自然な死が付きまとい、 疑われるに十分な経歴を持っています。 残念ながら、何度も読む手も止まり、おすすめできる内容ではありませんでした。 | ||||
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I was planning to read only 20-30 pages per day. At first, the book sounded like a school drama with a popular male high school teacher passionate about education and caring for students. Then, after a couple nights, my plan collapsed and I read it through. I just could not put it down and I am deprived of sleep. Murder after murder. Sensitive students being aware that something is wrong but not being able to pin down what it is. I am going to read Vol.2 right away. | ||||
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I understand that the rating of this book is not that high. It may be so for those who have read many other books by this author. However, this book was an interesting page-turner for me, reading his book for the first time. I am sort of looking forward to reading his other works which are rated higher than this. If I feel that this book interesting, then his other works must be more interesting! I just wanted to know whether Hasumi will accomplish what he plans to do and kept reading until the end. What he does is beyond comprehension, but the author includes many episodes that would make readers feel that they understand his personality and the psychological state of his mind, which I believe gave the story a feeling of reality. | ||||
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上下巻 読んだレビューとなります。 「このミス」で1位で、この本を知ることになり、期待が高すぎましたね。 あまり小説とか映画とか、見てない若い人なら、 設定や展開などに新鮮味があると思います。 ※僕としては、どこかで見たものを、みている感じがしました。 最近ではムリないですが、作品としてうまく消化できてないのかな。 ある高校の男性教師の、高校で起きる事件の話。 ネタバレになりかもしれませんが、 教師が起こす殺人事件を描いています。 その内容が、緻密かつ残虐きわまりない ことが、 タイトル「悪の経典」にもなってるんでしょう。 内容も、巧妙な罠や緻密ね仕掛けに、驚く ことできれば面白いのでょう。 心理描写においては、特筆することはなかったです。 面白くもないし、嫌悪感もなく、フツー で面白くない。 で、この作品の面白いところが、よくわかんないです。 ・ミステリーらしい、ミステリーもないです。 ちょっとした、謎解きとか、どんでん返しもありますが、特に。。。 ・人物や設定も特に、どこかで聞いたようなもので、面白くないです。 ※カラスが活躍すると期待したボクは、バカでしょうかw | ||||
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基本的に著者の作品は好きで ほとんど読んでいます。こちらの作品も学校が舞台なので、好みにあい、 上巻は440p程ありましたが、一気に読めました。 天才的な知能を持つが他人への共感力が無い故に 自分に両親も含め、周囲の人々を殺していく教師が主人公です。 実際にこんな教師がいたら困りますし、生徒と関係を持つ保健教諭など困った人ばかりが登場しますが、 非現実的ではあっても エンターテイメントとして一気に読ませる面白さがありました。 思ったほど低評価なのか気になったので高評価をあげたかったのですが、まだ下巻は読んでいないので、 上巻のみの評価です。 著者の方への期待が大きいファンの方もいるので厳しい評価が多いのだと思いますが、読んで損はない本だと思います。 | ||||
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あの「黒い家」の圧倒的な恐さと構築力はどこに行っちゃたのだろう。 このミス1位ってことでめっちゃ期待したのに、ちょっとガッカリ。 一息に読み進めることは出来るが、面白いからというより、軽い読み物 として読みとばせたという感じ。あの殺し方のむちゃくちゃさは、題名は 忘れたが、昔読んだキングの作品に似ているように思う。確か、片田舎に住む主婦が エルビスプレスリーに夢中になって、その後、無差別殺人を行なう、という 内容だったように思うが、読後の印象が同んなじ。作者に尋ねてみたいなあ。 | ||||
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今更ながらではあるが、この夏休みに読んだ。 表紙のさし絵にもなっているカラスとのバトルから始まり、徐々に主人公の人間性が 明らかにされて行き、引き込まれるように上巻を読み終えた。 どんな展開、結論になるのだろうと期待して下巻を読み始めたが、最後のバトルへと 繋がる様子にはいささか興醒めというか、ちょっと違うのでは?という思いがあった のは事実である。 ミステリーというかハードボイルド小説を彷彿とさせる内容であった。 | ||||
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貴志さんの作品は基本的に好きだ。 でも、これは合わなかった。 どことなくラノベ風味で、リアリティがないように感じてしまった。 一番は、主人公がそれほど知的に思えないところ。 自分にとって、ここはすごく重要だ。 結局、主人公に魅力が感じられないから感情移入ができず、文字列を追っているような心境に陥ってしまった。 | ||||
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上巻はすっごくおもしろいんです。さーっと読めます。ライトノベルのように。 最初は普通に良心的な主人公が徐々にその本性を読者に見せつけていくまでは。 正直、上巻だけでもよかったと思います。 主人公蓮実の対抗馬となるであろう釣井教諭が蓮実に殺されたとき、えこんなにあっさり死ぬのか とがっかりしました。下巻まで引っ張ってほしかった。そして、蓮実が見事釣井教諭を打ち負かし、 学校に楽園を作る。的な展開を期待していました。このような展開を頭に思い浮かべている時点で、 私は既にこの悪の経典という本に悪を植え付けられているのかもしれませんが(笑) 下巻の展開もありだとは思いますが、正直単なる肉弾戦になっているのが残念でなりません。 突っ込みをいろいろと入れたくなりますが、そのときに、今言っている自分はまさに悪ではないか とまた思ったり。もし作者がそのことを狙っているのであれば、間違いなく術中にはまりましたね。 読んでみても悪くないかもしれませんが、悪くない、というだけです。 | ||||
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前半はワクワクして読めました。 ワクワクした分、後半はがっかり。 半ばまで行くと、かなりお粗末。 もう少し犯罪心理を勉強してね、って感じで。 私なら・・・この犯罪は、こうは持っていかない。 後半はもう、衝動的で稚拙で・・・あらら・・・って感じです。 この分厚い本を上下巻読んで、がっかり・・・かな。 IQの高い犯罪者なら、もっと頭脳的プレイを期待したい。 初めてこの作者の作品を読んで、これ・・・では、他を読む気がしないのだけれど・・・。 他のものより駄作と、いっている方もいらっしゃるので、駄作じゃない他を読んでみて判断しようかな。 学校モノが好きで読んでみたのに、学校の内部をちゃんと知り尽くしていない不満感が残りました。 | ||||
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最近寝食を忘れて読んだ長編があまりなかったのでそういう意味では読みかけたら読まずにはいられない傑作かと。なんで読んでしまったかというととにかく結末まで行かないと気持ち悪くて寝つきが悪く、実生活に影響しそうだったから。でも、気持ち悪いものを読ませるのに900ページは大すぎ。 後半の尻つぼみ感も否めません。助かる生徒のトリックもすぐわかっちゃうし、殺戮場面はバトルロワイヤルより落ちる気もします。言われてみれば動機が安易。でも、虐殺を書きたくて伏線を張ってたんだと思います。 ただ、救いのない小説なので、メンタルへの悪影響が大きい。人生の哲学とか、生きるための理由とかそういうのは全く含まれてはいないので、ただただ気持ち悪くなる小説です。主人公に感情移入できないのでカタルシスがない。でも、6時間近くぶっ通しで読ますだけの勢いはあります。死体マニア以外はお勧めできない。 | ||||
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貴志祐介の作品は結構好きで、読んでいる作品は多いのだが、この作品はディテールに甘さが目立つ。細かなところに偶然という設定が多すぎて、貴志さんの作品とは思えない。。。読後感もバトルロワイヤルを読んだ後みたいで、期待していたものとは異なりガッカリです。 | ||||
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〜ネタばれありです〜 貴志祐介さんの作品は好きでほとんど読んでいます。『狐火の家』は理屈っぽいのであまり 面白くなかったですが、それ以外は水準を超えていると思います。 今、ダークな犯罪ものを書かせたら右に出る方はいないんじゃないでしょうか? 『新世界より』のほうが面白かったという書き込みを見ますが、人それぞれじゃないですかね? 『新世界より』は随分前に読んだので忘れてしまいましたが、途中である程度ネタがわかってしまい、 後半は読むのが面倒臭かった気がします。 余計な描写が少なく一気に読めました。 確かに下巻の大量殺人になるとさすがにここまでする必要はないよな〜と思い辟易しましたが。 殺し方も余り芸がなくなってくるし。 あれほど殺し方にバリエーションを加えていたのに、最後が散弾銃とは、つまらなかったかも。 映像にするとかなりグロいでしょうね。バトルロワイヤルみたいな感じですか? 残念なのは、主人公の蓮実があまりにもターミネーターみたいに強くて不死身なので 現実感がないことでした。 生徒側も、槍投げの槍だとか、アーチェリーとか結構効果的な武器を持っていながら、 ほとんどストーリーに絡むことなく死んでしまいますし。 生き残った生徒以外にも少しは華を持たせてやったらどうだったでしょうか。 そういうところが詰めが甘いのかな? 少なくとも、「アーチェリー」が出た時点で『グエムル』か?と思い胸のすくような一撃を期待したのですが。 アーチェリー少年の描写がカッコよかっただけにもったいない。 しかし、『悪の教典』と題されるように、暴力や犯罪に関する知識はてんこ盛り。ためになりました。 『青の炎』ではこのトリックで実際に人は殺せません、みたいな注釈が書いてありましたが、 本書に関してはどうなんでしょうね。どこまで真実なんだか気になります。 | ||||
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期待値が高かっただけに肩透かしでした。 読み物として読んで損したとは思いませんが、上下800Pとか必要でしょうか? 惨劇の割にあまり怖くないんですよね。ゾッとしなんです。なんでだろ。 同じく学校、教室ものなら折原一の沈黙の教室の方が圧倒的に面白いです。 辛口になりましたが、その年のベストミステリーに選ばれたりしてるので期待しすぎました。 | ||||
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