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悪の教典



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【この小説が収録されている参考書籍】
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悪の教典

悪の教典の評価: 3.40/5点 レビュー 492件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全492件 401~420 21/25ページ
No.92:
(4pt)

まあ読んで損なしかな

発売時はホラーということで手を出さないでいたのですが、週刊文春ミステリーで1位に、ミステリが読みたい!大賞で2位に選出されたとのことで、ミステリー要素も多いのであればと読んでみました。

正直、えぐいです。「バトルロワイヤル」を彷彿させる(凌駕した?)虐殺シーンの連続に心が折れそうになりました。殺人鬼の目線で語られる部分は、あまりにも人間らしい心が無い精神描写に背筋が寒くなり、気持ち悪くなります。

ただ、展開に特段の意外性も無く、予定調和的に惨殺が進んでいくにも関わらず、上下巻約1,000ページを次々と読ませていくリーダビリティは圧巻ではあります。

でも、ミステリー好きとしては、これをミステリーという範疇には入れてほしくないですね。やっぱりホラーでしょうね、これは。怪物もしくは悪魔のお話です。しかし、この悪魔、ちょっと出来が良すぎます。そこが本書の面白さでもあり恐さでもあるわけですけど、現実感が乏しいとも言えます。

2010年を代表する1冊(上下2冊ですが)ではありますので、読んでおいても損はないかと。
悪の教典 上Amazon書評・レビュー:悪の教典 上より
4163293809
No.91:
(5pt)

かなり面白かった

けど最後にはちょっとがっかり

上はかなり面白かった

下は主人公に感情移入してしまってピンチになったときに

胃が痛くなった


学園もの大量殺人

が好きなのでおもしろかった


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4163295208
No.90:
(2pt)

しりつぼみ

上巻だけなら、割とおもしろく読めました。ものすごい知識量と筆力を持って書かれた、
学校を舞台とした惨劇が、どう展開していくかわくわくさせられました。
しかしいかんせんクラス全体、多数教員を対象とした物語展開なので、登場人物が多く、
下巻にいたって、その収束が追い付かず、宙ぶらりんの人物やエピソードが多くみられました。
また、こじつけたようないきなりの展開から、強引な収束の付け方で、
物語がしりつぼみになっていったこと、非常に残念に思いました。

中高生向けに描かれた、いたずらに人が死にまくるゲームのような小説や、ケータイ小説と、
展開は正直同じで、内容はいたってシンプルに思います。
もちろん、文章、内容の質はこちらがずっと上なのですが・・・
主人公の謎が徐々に解き明かされていく面白さはありますが、全体の展開としては、基本的に簡素です。
クラスメイトの名簿公開や、各所出てくるふざけた台詞も、人の生き死にをゲームのようにおもしろがる
上記小説と本質は変わらないように思います。

何にしても、いたずらに恐怖心や嫌悪感を、しかも中途半端に煽るだけで、
後には何も残さない類のホラーサスペンスです。

しかしこれだけの分量の小説を一気に2日で読ませる文章力は、本当に舌を巻くほどだし、
エンターテイメント作品としては、面白いです。
ただ、気持ち悪い、痛い描写も多いので、人を選ぶ作品ですね。


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4163293809
No.89:
(2pt)

主人公に違和感という致命的な欠陥

最後まで読み終えて思うのは、上巻はましだったかなと。
でも、それは上巻がよかったというわけではない。

上下巻の作品にしてはあまりな平坦さ。
下巻は、ドラスティックにということでプロットとしては、基本線。

前半の平坦さをカヴァーしようとしているが、カヴァーしきれていない。

根本的な問題としては、大量殺戮にいたるそもそもの動機が、
女生徒との関係がばれるということが端緒である。

しかし、普通、女生徒との関係がばれることで、大量殺人を計画するとは思えない。
アメリカの大学でMBAまで習得する優秀な男が、女生徒との関係が簡単にばれるほどの
脇の甘さというものおかしいし、それほど頭がよければ、大量殺人のリスクを重く受け止めるはず。

とにかくすぐ殺すという主人公の帰結も、主人公やストーリー次第では、ありえるし「ノれる」けど、
このキャラクターでなぜそこまでやるのかという説得力がこの小説にはない。

その違和感が消えない限り、この小説には感情移入ができなかった。

材料を見ても、真新しいものはない。

高校にこんなことがあればすごいなというキワモノ的発想だけど、

文化祭、カニング、闇サイト、教師と生徒の関係など、すでに出尽くしの古典的な題材
さらには、主人公が、京都大学中退、アメリカの大学、MBA、投資銀行とおきまりの
どこかで聴いたような最近のステレオタイプの設定。

あまりにもわかりやすすぎて、かつ、これを無理やりストーリーに置き換えている。

寝つきの悪いドラマなのか、それともノワールなのか。どっちを目指すのか。

東野にもなれず、新堂にもなれず

結局、本屋大賞も直木賞も取れない中途半端な作品。

貴志は黒い家以降、なにを吸収して来たのだか。。。
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4163293809
No.88:
(3pt)

こういう時もあるか

普通の小説としては、買って失敗という程でもないが、貴志祐介となると正直残念。
新世界より、はもちろん、クリムゾンの迷宮にしろ黒い家にしろ長短関係なく
世界観を構築させその中にぐいぐい引き込むストーリー展開、
キャラクターの個性が魅力的で、新世界なんかは読み終えた後は放心状態だったが
悪の教典では、それはない。もちろん、そこらへんのミステリー小説の中ではおもしろい方だと思うが、
それは、ただ貴志祐介の書き方のうまさがあるからであって、想像力を深く刺激される感じはなかったし、
読後感も"まーまーおもしろかったかな。さ、次、何読も"って感じでした。こういう時もあるか、とは思う。

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No.87:
(2pt)

がっかり

「新世界より」と同等の質を期待してはいけません。詰まらなくはないのですが、決して面白いとも言えない出来です。言い回しなどは相変わらず上手いと思いましたが、その他は、ファンの私でも誉められたものではありませんでした。まず、ギャグ。全編を通してちょこちょこ出てくるものの、どれもこれも見たことがあるもので寒いです。いっそすべて削ればいいのに……。それのせいで余計に物語が薄っぺらくなっている気がしました。次いで、お色気シーン。これも何度かありますが、果たして必要だったのでしょうか。小学生には読ませたくないような会話が散見されます。ちなみに私は男ですけど鳥肌が立ちました。気色悪いです。貴志さんの小説にエロを求めてるひとはいないと思うんだけどなあ。ストーリーに関しては可もなく不可もなくといったところで、間違っても、クリムゾンの迷宮のようなハラハラ感を得られることありませんでした。ただ落ちは「なるほどなあ」とちょっぴり膝を打ちましたが、まあ、それでも本作は図書館で借りるぐらいがちょうどいい内容だと思います。
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No.86:
(5pt)

サイコパスの視点に立つ

今までの小説はサイコパスから逃げ惑う被害者からの
視点から書かれていたが、この小説はサイコパスの視点から
の殺人が書かれている。
上巻では蓮実先生は胡散臭い人だと、生徒の視点から見ていた。
しかし、下巻になるといつのまにか蓮見の視点に立っていた。

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4163295208
No.85:
(4pt)

『バトルロワイヤル』と『模倣犯』のハイブリッド版!!

上下巻合わせて845ページを一気に読ませる貴志祐介の筆力はさすが!

(バイオレンス)エンターメントとしては、高見 広春『バトルロワイヤル』
シリアルサイコキラーものとしては、宮部みゆき『模倣犯』を彷彿とさせ
両者のハイブリッド版といったところか…

但し、エンターテイメントとしては、犯人蓮見の狡猾さが肝心のところでで
発揮されず、???って感じを免れず『バトルロワイヤル』のそれを
心理描写の巧みさやテーマ性において『模倣犯』には及ばず残念ながら星4つ!!

やはりとことん怖い『黒い家』が貴志祐介の''?
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No.84:
(4pt)

最後まで飽きないです

『新世界より』を読んで貴志祐介氏を知り、『ダークゾーン』に続きこの作品を読みました。上下巻合わせて800ページ以上の量ですが、気が付いたらほぼ通して読み終えていました。まず最初に本のタイトル、帯に書かれている物語の雰囲気を匂わせる見出しと、話の序盤にとの間にある違いに、これからどう話が進むのかと引き付けられます。話の進むテンポが非常によく、更に文章も回りくどい表現がなくあっさりと書かれているので、読んでいて飽きや疲れを感じることがないです。途中で読書を中断するタイミングに迷う事さえありました。

物語を簡単に紹介すると・・・

舞台は東京都町田市にある晨光学院町田高校。主人公は学校一の人気を集める英語科教師の蓮実聖司(通称:ハスミン)。困っている生徒を支え、保護者と学校の間で起こる問題も円満に解決する、多くの人間に頼られる人格と頭脳を持つ教師。しかし、その裏の顔は、自分の王国である担当の2年4組を維持するに当たって何か問題が起これば、それを解決する為に殺人ですら躊躇なく選択する悪魔のような存在。蓮実聖司の周りでは問題となった人間が次々と犠牲になっていく。だが、巧妙なアリバイ工作と、計算された感情の模擬によって周りを欺くことにより誰も蓮実聖司が張本人だと断定できない。しかし、物語が進むにつれて事実が発覚しかけるが蓮実聖司はそれを防ぐ為の最後の手段として4組の生徒を皆殺しにすることを決断する・・・。


最初はぼろぼろの軽トラックで学校に通勤する淡泊な先生という描写ですが、次第にIQの高い先生→裏の支配者→殺人鬼、そして最後はまさにターミネータと蓮実聖司に対するイメージがテンポよく変化していきます。心理学を応用して相手の行動を操ったり、冷静な状況分析を行い最適な判断により周囲を自分の思い通りに誘導していく様は感心してしまいます。とはいえ話の内容は、都合よく作られていると感じる場面や登場人物の考えに違和感を感じる部分もありました。ただ、教師が生徒を皆殺しにするという時点で異常過ぎるので細かい理屈をわざわざ気にしなければ、エンターテイメントとして楽しめる作品だと思います。

次は氏の別の作品を読みます。
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4163293809
No.83:
(3pt)

また次に期待

つまらなくはなかったが、これで感想文をかけと言われたら頭を抱える。印象の薄い作品、狂気のつめが甘いと言うか、過去の作品の二番煎じ三番煎じのような恐怖の描き方。 学校というテーマも新鮮味がない上に、大人が読む読みものとしてものすごく物足りない。貴志作品の魅力である緻密さや溢れる知識にも欠けているように思う。 モーニンググローリーの輝きを求めてオアシスのニューアルバムを買ってはガッカリしているのと全く同じ状況。 今後も一縷の望みを抱いて読み進めては行くけれど…
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4163295208
No.82:
(3pt)

unstoppable!

校舎の屋上で授業をサボる
気に入らない教師に鉄槌を下す
高校時代に誰もが空想する”悪の教典”

それを冷徹な悪意を持った大人が実行に移すと、こうなる。
どうしたら止まるんだこの化物?どう収束するんだこのストーリー!?

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4163293809
No.81:
(2pt)

あっという間に読んでしまいましたが

よく理解できないまま終わってしまいました。
私の感想ですが、日本っぽくない話で、
スティーブンキングの小説を思い出しました。
なぜか翻訳のようなたどたどしさも感じました。

登場人物や校舎内の描写が多く、
人物紹介や校舎の見取り図が巻頭にあると助かるなーと思いました。

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4163293809
No.80:
(4pt)

読ませるテンポはさすが、「定食」。

氏の小説ゆえ、「このくらいオゾましいであろう・・」という期待を裏切ってはいないが超えてもいない。
そんな感じ。がっかりもしないが、びっくりするほど旨くもない「定食」というところ?

800ページを超えるページを費やしながら、主人公の生い立ちや、すぐ殺られてしまう数学教師・再起不能に
なる校長のエピソードとか掘り下げればもっと面白くなりそうなところがやけにアッサリ・薄味。

ゲーム感覚の殺戮描写が淡々と続く後半は特に「ちょっとダレる」。惜しい。。でも買ったら損する、
というほどではなく、料金分の価値はアリと思いました。
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4163293809
No.79:
(3pt)

共感することができない人間

後輩に面白いから読んでみてくれと本書を渡され、はじめてこの作家の作品を読んでみた。

天才的な頭脳を持つ教師が、実は共感する能力を持たない殺人鬼でその本性が次第に明らかになっていく。
話は面白いので1日で分厚い上下巻を読むことができた。
読み終わって何か新しい学びがあったかといわれると、うーん・・・て感じ。とにかく人が死んだなーという感想。


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4163293809
No.78:
(2pt)

ミステリー?

こんなにも猟奇的かつ残虐なのにミステリー…
サイコホラーかと思いましたよ…
“天才とキ●ガイは紙一重”とは言ったものです。

しかしダークサイドストーリとはいえ、人殺し過ぎではないですか?
主人公のその精神のなんらかの欠落ってのもわかりますが(殺す動機も子供みたいな思考)
だんだん殺しの手口も雑になってきてるというか、最初の慎重さはどこに行ったのか…

なんかもう上巻の途中から下巻にかけて
人殺し入門書みたいになっててだんだん辛くなってきました。

下巻も途中で読むの止まってます。
どうなるのか気にはなってるけど…
悪の教典 下Amazon書評・レビュー:悪の教典 下より
4163295208
No.77:
(3pt)

イマイチ

貴志祐介先生はもう何年もファンで新作出るたび読んできました。
で、読み終えてからすぐに思ったことは・・・

この人、こんな薄っぺらな物語、人物を書くひとだったっけ!?
・・・でした・・・。

しかも貴志先生が書く濡れ場・・・今回はこれもまたひどい。。
私は女ですが、貴志先生先生って童貞じゃないかと思いました。

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4163295208
No.76:
(1pt)

手遅れだろうが貴志ファンは読まないほうがよい

デビュー作からのファン。
唯一と言っていい、作家買いを続けてきた著者の新刊・・
期待するなという方が無理だろう。

上巻は蓮見の気持ち悪さ(人間としての機能の欠如が、ではない。こんな爽やかぶった先生がいたら胡散臭さを感じると思う)に辟易としながら、
「こんな筈ない、貴志ならきっと下巻でやってくれるさ」と言い聞かせながら読み下した。(まさに読み下した)が、
下巻でその期待はあえなく散ることになる。

申し訳ないが、今回初めて、心底「面白くない」と思った。
しかも自分の好みのジャンル(であろうと思った)にも関わらず、である。
読み終えた今もまだ信じられない。というより信じたくないといった方が正確か。

このミス一位??週刊文春一位??
選者はアホなのか?(すいません)
(そもそも東野圭吾と比較されている時点でどうかと思ってはいた)

本当にこれが、かつて、夢に見るほど心底震え上がり、それでも表紙がボロボロになり買いなおすほど読み込んだ物語を書いた作者の作品なのか。

確かに「他人の感情に全く共感できず」「利己の欲求を満たすことを最優先させる」人間が身近にいたら・・
確かに恐怖ではある。
ただし、それはあくまで設定でこちらが想像するものであり、その恐怖を文章に反映できていない。
はっきりいって全く怖くない。露ほども。微塵も。
スプラッタ描写が少ないだとかそういう直接的なことでなはない。

「黒い家」では自分の留守に家に菰田幸子が入り込み、主人公がその様子を留守電で聞いたりするシーン、
「クリムゾンの迷宮」での追われる恐怖、「天使の囀り」の未知なる生物への嫌悪、「ISOLA」の女の情念。

そういう貴志祐介にしか描けなかった「恐怖」が全く欠落している。

「硝子のハンマー」や「青の炎」も好みではなかったけれど、上記の作品とはジャンルが違う。(最初から期待していないのでスルー)
「新世界より」はまたホラーではないし、あまりのボリュームと作りこまれた世界観に入り込むまでには時間を要したが、
読み終えた後すぐに2回目を読み始めたほどの出来であった。

それなのに・・・

それとも作者の意図を読み取れない私が馬鹿なのだろうか・・・
実を言うと今でも悩んでいる。
この作品が貴志が書いたものでなければこんな葛藤はなかったはずなのだ。

著者が大変な取材好きなのは周知の事実であるし、その点においては私は絶大な信頼を置いている。
だから、他レビューにも見られるような「行動が短絡的、衝動的」「粗が目立つ。本当に天才なのか」という疑問は、
サイコパスの特長や思考回路はそういうものである、一般人には理解できないものとして捉えることはできる。

でもそんなことはどうでもいい。
何も得るものが無くたっていい。

ただ、ひたすらエンターテイメントとして面白くないのだ。
致命的であると思う。

他レビューにもあるように、会話も多く学園が舞台ということもあってか、ラノベか携帯小説かと思うような軽さ。
サクサク読み進めることはできるが、続きが気になってということではない。
もともと読みやすい文章を書く作家だが、さすがに「(笑)」が出てきた時はたまげた。そりゃないだろ、と。
主人公はイケメン設定のはずが、最初から全然魅力的でないし(恐らくこれが本書が怖くない最大の理由)
下巻に入ってからの脇役の空気感は異常。
もう一人の怪物は怪物ぶりを発揮することもなくあっさり葬られ、
伏線は投げっぱなし、字は大きいし、生徒一人一人の描写も薄すぎる。
後半はバトルロワイアルの劣化版。
とてもハードカバー2冊の価値は無い。(これは出版社のせいだろうが)

貴志作品には続編があるような、釈然としないような後味の悪い結末の作品が多いように思うが、
そこだけが今作の唯一の貴志らしさだと思う。

普段あまり小説を読まない層や、中高生には受けるかもしれない。
初めて貴志祐介に触れる方には読まないでいて欲しいくらいだ。
著者のファンで、特に初期の作品を愛する方には絶対に合わない。断言できる。
どうしても読みたいのなら、usedでの購入か文庫を待つことを強くお勧めする。
悪の教典 下Amazon書評・レビュー:悪の教典 下より
4163295208
No.75:
(3pt)

貴志祐介の「入門書」にはしてほしくない

このミス一位に何故か輝いた今作品。ええ、ファンの私でも十分驚きました(笑)よりによって何でこれを選んだ?はっきり言って「貴志祐介ってこんなもんか」と思われても仕方ないかもしれません。文章構成は相変わらずの腕がありますが、内容は…個人的には全作品中で最下位です。
このミス一位ということで初めて貴志祐介作品に触れる方が多いかと思いますが、その前に過去の作品を是非読んでください。彼の力はこんなもんじゃないです。
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4163295208
No.74:
(3pt)

微妙でした。

雑誌などの広告を見て期待し過ぎたせいか、主人公がそんなに凶悪な感じがしませんでした。なんか最後もあっけなく終わり、オチも見え見えな感じです。
悪の教典 下Amazon書評・レビュー:悪の教典 下より
4163295208
No.73:
(5pt)

サイコパスもののホラー

自分はマンガばかりを読んできたため、あまり
小説とは縁がありませんでした。
名探偵コナンが好きなので、ミステリーを読んで
みようと思い、この悪の教典を読みました。
なんだかミステリーというより、ホラーっぽい。
このミス1位と聞いていたので、意外に思いました。
本当に怖い話だな、と感じました。
悪の教典を読む前に読んだ神崎和幸のデシートにも
恐ろしいキャラクターが出てきましたけど、
蓮美のほうが断然怖いですね。
ミステリーとして期待したら、ちょっと、え?となりますが
ストーリーは面白かったと思います。
悪の教典 下Amazon書評・レビュー:悪の教典 下より
4163295208

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