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悪の教典



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悪の教典

悪の教典の評価: 3.40/5点 レビュー 492件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全492件 441~460 23/25ページ
No.52:
(2pt)

上下2巻同時購入は進めない。先ず上巻を読んでから

何でもサイコパスにするのは安易ではないか、そう思うだけである。 サイコパスに行き着くために書かれた長いフリを読まされた私は カラスが登場したところでそれに気づかなかったことを 大いに恥じるものである。上下2巻同時購入は進めない。先ず上巻を読んでから。
悪の教典 上Amazon書評・レビュー:悪の教典 上より
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No.51:
(4pt)

バトルロワイヤル学校編

読みやすい文体でスピード感があり、ボリュームの割りに長さを感じなかった。生徒を操るサイコ教師の前半部分はなかなか巧妙。しかし、後半はまさにバトルロワイヤル。「木は森に、殺人は大量惨殺現場に隠せ」の言葉のごとく、徐々にとんでもない展開に。ひょっとして映画化を狙ってる?読み物としては前半部分のみをより深く掘り下げて、大量殺人という展開にしなかった方が良かったような・・だが、年末年始の気分転換の読書にはおススメ。
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4163293809
No.50:
(2pt)

好きじゃない

ブランチで優香さんが今年一番の本に挙げていたので、早速購入して読みました。一気読みしたけど、ワクワクドキドキもなく、かといって胸が熱くなるような感動もなく・・・。主人公の殺人鬼ハスミンにひたすらイライラ。こんなに天才的なのに、何で高校教師なんかやってんだ?何でその小さな世界で王様になりたいんだ?一応アメリカでの挫折という答えも用意されているんだけど、むしろそっちの話を詳しく聞かせてほしい。そっちのほうが随分面白そうと思った。より非現実的だけど・・・。自分よりも随分弱い生徒相手に、人心掌握できたと喜んで悦に浸るハスミンがかっこ悪くてしょうがない。だから全然ワクワクしない。下巻後半、生徒対ハスミンの攻防はバトルロワイヤルを思い出しました。が、生徒が弱すぎ。というか生徒の作戦が不可解。島でもないのに、島より孤島にされて・・・。助けを呼びに、一斉に民家に駆け込めばいいのでは?というか菱沼・・・?え?なんで??柴原先生都合よく気を失ってくれてましたね?などなどツッコミ一辺倒。でも一番納得できなかったのは、圭介があっさり罠に落ちたこと。圭介大活躍で、ハスミンを最後倒してくれる展開だったら、痛快だったのになぁ。最後、ハスミン負けたくせに「次の戦いを始めている・・・!」とか刑事がアホっぽく驚愕するから、全然すっきりしない。長いけど、後に何にも残らない。結局、なんだったんだろう???って感じでした。うーん、優香さんとは趣味が合わないみたい。残念。
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No.49:
(5pt)

めちゃめちゃ面白い

最高に面白いかったです。伏線が主人公によってあっさりクリアされるのが不満な方がいるようですが僕は拍手をおくりたくなりました。やはり悪役がぶっ飛んでいるといいですね。ぜひぜひ読んでみてください。
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4163293809
No.48:
(3pt)

何を描きたかったのだろう?

文春ミステリベストワン、このミステリがすごいのランキングもベストワンだそうです。だとしたら、失礼ですが2010年度のミステリ・エンタテインメント系の小説はやや不作だったのではないかと思わざるを得ません。本は厚いですが内容は厚いとは言い難いです。そもそも殺人なんて隠し通すのが一番難儀な行為に思えますが、それを場当たり的にぽんぽん行っていく主人公は本当に天才的な頭脳を持っていると言えるのか。何者にも代え難いものが「自由」だと自らのたまっているのですから、もうちょっとやりようがあったろうにと思えてなりません。全編を通して警察が馬鹿すぎるようにも感じましたし、ところどころ顔を出すご都合主義的な展開にも抵抗がありました。あまりのむちゃくちゃさに、最後の方はシリアスな作品として読むべきか戸惑ってしまったほどです。貴志先生、大好きな作家さんなんです。特に前作長編の「新世界より」は、読み終えたときの感動を今でも鮮明に憶えているほど素晴らしかったです。残念ながら、本作は少なくとも自分にはあまり満足のいく作品ではありませんでした。
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4163295208
No.47:
(3pt)

サイコパス、その実態を克明に描く。

アメリカではシリアルキラー、や性犯罪者などの異常犯罪者が多く、そのプロファイルが進んでいる.日本ではまだそれほど多くなく、その恐怖が知られていない.本作はサイコパスとはどういうものか、その特性と犯罪傾向をよく調べている.サイコパスは他人の感情に全く共感せず、踏みにじり、使用する。人を操ることにたけ、そのためその犯罪は知能的というよりはどこか行き当たりばったりな感じを与える。知能の高いサイコパスは社会的位置や他人からの評価を利用し、犯罪をおかすというより、法や倫理という概念がなく、自分の要求が優先され、自分の論理でねじ曲げてしまう.この作品の前半部分ではそんなサイコパスの特徴的な無軌道な殺人が淡々と並べられる。サイコパスの特徴をよく描写しているが、やや冗長になってしまっているのが残念。
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4163293809
No.46:
(4pt)

ハスミン大勝利?

主人公の蓮実というキャラクターの描写は読んでいて面白かった。常人とは感覚がずれていてそれがある意味で笑えるのだ。気にするのそこかよ!と読んでいて何度か突っ込みを入れたくなった。本人は真面目なのに読者から視点からだとすっ呆けてるように見えて蓮実というキャラがだんだんただの天然ボケに思えてきたり。 しかし所謂サイコパスと言われる精神異常者の典型みたいな蓮実だが利己的な部分が取ってつけたような描写に思えてしまった。作中では性欲に忠実で金銭欲もまあある、という程度だったから真の人格異常者としてこういう部分も掘り下げて書いて欲しかった。殺人描写はたくさんあったけどサイコパスの怖さはそういう部分よりもその性格自体の異常性にあると思う。そういう意味では蓮見は怖気が走るほどの悪人として描写されてなかったかなと。 ストーリーはなんかいろいろ勿体無いという部分が多い。この設定ならもう少し違う展開にもできたんではないかと思う。釣井と早水はもっとうまい使い方があっただろうに。二大悪同士の直接対決!とか早水少年との頭脳対決!とか(こぶたちゃんでは力不足であった…) あとタイトルが悪の教典というくらいだから悪の大勝利で終わって欲しかったな〜。
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4163295208
No.45:
(3pt)

結末が残念・・・

「黒い家」が非常に好みで、同じサイコパスが主題ということで、とても期待しての購入でした。ストーリーは面白くテンポよく、一気に読み進めたのですが、伏線があまりにも分かりやす過ぎて、結末にこれがキーになるんだろうなと思ったのが完全に的中したことと、悪の教典というタイトルに反して、結末のなまぬるさ・・・いくら帯で怪物だの、文中で天才的とか言われてても結局捕まっちゃうのかよ!というのが非常に残念ですね。やっぱり勧善懲悪が一般的にウケるんですかねえ・・・折角おもしろい主題に舞台を用意しておきながら、このへんがメジャー作家・出版社の限界なのでしょうか。最後の、続編がありそうな含みに期待したいところですが・・・もし続編があるなら、今度こそ真面目で努力家のサイコパス(笑)ハスミンの完全勝利をお願いしたいですね。
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4163295208
No.44:
(2pt)

皆さん辛い評価になってます

上下巻で800ページを超える小説ではあるけど、さすが毎月発行の連載本の内容であるだけに非常に読みやすくなってはいた。けど、これまでの氏の小説のようにいろいろな仕掛けが最後につながる風でもなく、普通の人間が起こす異常な世界ではなく異常な人間が引き起こす異常な世界であるからもう一つ入り込むことができなかった。しかも、下巻の展開はなぜこうなるかを積み上げることなく惨殺シーンが延々と続くだけであり、トリックは浅いもので、「あ、やっぱり」的なものであったから意外性もなく興醒めしてしまった。連載小説って発刊する前に手を入れておかないとやっぱりだめなんじゃない?
悪の教典 上Amazon書評・レビュー:悪の教典 上より
4163293809
No.43:
(4pt)

ハスミンへのシンパシー

イケメンで語学堪能。格闘技を含むスポーツもでき頭脳は明晰。こんなハスミンが人を殺しまくる。なぜ彼はクラスを支配しようとしたのか、全くわからない。けど下巻後半の暴走状態にハスミンを何故か応援していた。うまく逃げられますように、みんなが死にますようにって(笑)。こんな私は大藪春彦のファンだったりする。この下巻の後半部分はデビュー作の「黒い家」のクライマックスを彷彿とさせる。主人公への共感を得る人がほとんどいないだろうから、かなり賛否両論が出るだろうなって思った。個人的には花丸なんだが。
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No.42:
(3pt)

まさに "Psychopath"

私は恐がりなので、ホラー物は子どもの頃読んだ江戸川乱歩くらいで、ほとんど読まない。ホラーというより、スプラッター/グロの類いが嫌いなのだ。しかし、ある書評で東野圭吾の作品と比べて紹介されていたので、興味をひかれ購入してみた。「読ませる力」としては、両作者が現在「双璧」をなすと説明されていた。そういうことなら、はずれはないだろうと思ったのだ。アマゾンで検索すると、「サイコパスである有能な教師」と書かれてある。そこで一層興味がわいた。なぜなら、それまでに「サイコパス」関連の書籍・専門書をいろいろ読んでいたからだ。読み始めて、まさに「サイコパス」の特長・思考方法・情動(障害)と一致していることに一々納得する。心理学上の専門用語もしっかり出てくる。作者はシリアルキラーのうち「快楽殺人者」とそうでない「サイコパス」を正確に区分している。しかし、現実のサイコパスはこれほど怪物ではない。サイコパスのあらゆる要素を詰め込んだため、一人のスーパーマンが生まれてしまった。ホラー物をよく読む人には、それほど大した描写ではないとか、主人公の短絡的・未成熟者的思考や展開に違和感を覚えるかもしれない。「なんでそうなるの?」「たったそれだけの理由で?」という極端な2択思考についていけず、理解不能か粗があるとか見えるだろう。しかし、きちんとしたサイコパスに関係する書籍を読んでみれば、そのことが氷解することだろう。サイコパスの心理学、脳生理学的解明は、ここ10年くらいの研究で大きく伸展しつつある。サイコパス自体の精神心理学的研究は意外と歴史が長い。したがって実態がよくわからない時代、すでに日本語に翻訳された名称がある。それは「精神病質」という「診断名」(病名ではない)である。これでは、広い意味の「精神障害」と一般的には区別できない、あまりにも曖昧な翻訳だ。サイコパスは精神障害ではなく、「人格障害」の範疇であり、精神心理学の分野の研究のみならず、最新の脳生理学では「情動の欠落」を脳機能の方向から解明しようとする試みが続けられている。たとえば、「 診断名サイコパス―身近にひそむ異常人格者たち (ハヤカワ文庫NF)」「サイコパスという名の怖い人々―あなたの隣りにもいる仮面をかぶった異常人格者の素顔とは (KAWADE夢新書)」「 サイコパス-冷淡な脳-」などを読んでみるのがよいだろう。1冊目は心理学的に体系化した名著、2冊目は日本における具体的事例、3冊目は最新の脳生理機能(特に扁桃体、島皮質)をモデル化した専門書。
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4163293809
No.41:
(3pt)

まさに "Psychopath"

まずはじめに。「サイコパス」という観点からは確実に 「十三番目の人格」<「黒い家」<「悪の教典」 である。その描写は、心理学的に正確・核心を突いている。これこそサイコパスなのだ。

私は恐がりなので、ホラー物は子どもの頃読んだ江戸川乱歩くらいで、ほとんど読まない。ホラーというより、スプラッター/グロの類いが嫌いなのだ。しかし、ある書評で東野圭吾の作品と比べて紹介されていたので、興味をひかれ購入してみた。「読ませる力」としては、両作者が現在「双璧」をなすと説明されていた。そういうことなら、はずれはないだろうと思ったのだ。

アマゾンで検索すると、「サイコパスである有能な教師」と書かれてある。そこで一層興味がわいた。なぜなら、それまでに「サイコパス」関連の書籍・専門書をいろいろ読んでいたからだ。
読み始めて、まさに「サイコパス」の特長・思考方法・情動(障害)と一致していることに一々納得する。心理学上の専門用語もしっかり出てくる。作者はシリアルキラーのうち「快楽殺人者」とそうでない「サイコパス」を正確に区分している。
しかし、現実のサイコパスはこれほど怪物ではない。サイコパスのあらゆる要素を詰め込んだため、一人のスーパーマンが生まれてしまった。

ホラー物をよく読む人には、それほど大した描写ではないとか、主人公の短絡的・未成熟者的思考や展開に違和感を覚えるかもしれない。「なんでそうなるの?」「たったそれだけの理由で?」という極端な2択思考についていけず、理解不能か粗があるとか見えるだろう。しかし、きちんとしたサイコパスに関係する書籍を読んでみれば、そのことが氷解することだろう。

サイコパスの心理学、脳生理学的解明は、ここ10年くらいの研究で大きく伸展しつつある。
サイコパス自体の精神心理学的研究は意外と歴史が長い。したがって実態がよくわからない時代、すでに日本語に翻訳された名称がある。それは「精神病質」という「診断名」(病名ではない)である。これでは、広い意味の「精神障害」と一般的には区別できない、あまりにも曖昧な翻訳だ。
サイコパスは精神障害ではなく、「人格障害」の範疇であり、精神心理学の分野の研究のみならず、最新の脳生理学では「情動の欠落」を脳機能の方向から解明しようとする試みが続けられている。
たとえば、

「 診断名サイコパス―身近にひそむ異常人格者たち (ハヤカワ文庫NF)」
「サイコパスという名の怖い人々―あなたの隣りにもいる仮面をかぶった異常人格者の素顔とは (KAWADE夢新書)」
「 サイコパス-冷淡な脳-」

などを読んでみるのがよいだろう。
1冊目は心理学的に体系化した名著、2冊目は日本における具体的事例、3冊目は最新の脳生理機能(特に扁桃体、島皮質)をモデル化した専門書。
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4163293809
No.40:
(1pt)

期待はずれ。

この本の厚さですごく内容が薄かったので、期待外れでした。黒い家やクリムゾンの迷宮のような重厚感はない。ケータイ小説のような登場人物の上っらの薄い感情とハイテンションな行動力で、一気に読めても後に何も余韻が残らない。今回は時間の無駄。当たり外れの大きな小説家だなと思いました。
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4163293809
No.39:
(3pt)

伏せ字が気になった

反社会的かつ文部科学省や読書サークルの「おすすめ図書」の推薦は絶対受けられない殺戮ストーリーであるにもかかわらず、・・・こいつは、正真正銘のキ●●●●だ。・・・なんて伏せ字を使うところが、表現の自由と言葉狩りの境界線みたいで面白い。 多くのレビュアーが指摘するように、面白いストーリーではあるが、”天才”ともあろう人物がこんな短絡的な行動に走るのかな、という疑問というか矛盾が残る。
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4163293809
No.38:
(4pt)

下巻の展開に期待

貴志祐介の作品は現実離れしていればいるほど、彼のすばらしさが際立つと思う。主人公はいつもあまりキャラがたっていない。正直蓮実に関してもそうで、特殊なキャラのようで嫌悪感は不思議とあまり感じない。だからこそ異様な環境の中で際立ち、細かく作りこまれた世界との対比が面白い。上巻については比較的話がどんどんすすむので、蓮実のこれまでについて知るだけでも面白い。ただ学校の教員としてあまりにも疑問点があったのでなかなか話に入りこめなかった。女子生徒の頭をくしゃくしゃとする…人気教師ならでは?とは言いにくい。異性生徒への肉体的接触はどんな形であれ疑問視される。そして何よりも問題を起こした生徒の事情聴取などに一人で密室であたるといのは現在では考えられなさすぎる。基本は二人以上で扉もきちんと締めない、というのが普通。そして友達のような会話…まあそこまで考える必要はないのかもしれないし、田舎の学校であったり、現代でなければありえることかもしれない。青の炎を除いてどの作品も好きだし、「新世界より」があまりに素晴らしかったため、つい期待しすぎているのかも。ともあれ毎度ジャンルを変えて作品を生み出す姿勢には感服している。
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4163293809
No.37:
(4pt)

貴志作品の中で異色の邪悪度でも一気読み

わたしはもともと映画の『エイリアン』から『アイデンティティー』や『SAW』といったところまで、幅広い意味でのサバイバル・サスペンスものにのめり込んでしまう性質を持っているみたいなのですが、この作品も、閉じられた空間での狩り&サバイバルが開幕する9章以降は、小説の『クリムゾンの迷宮』や『バトルロワイアル』、最近だと『Another』や『ダイナー』といった作品とはまた違った趣向で、時間を忘れて没頭してしまいました。 『新世界より』のように好きと言えるような内容では決してないですが、でもすごかった……。山田風太郎賞の第1回受賞作に相応しい怪作だと思います。
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4163295208
No.36:
(4pt)

いつ、どこで、何があるか分からない恐怖感がもっとほしかった

他人に共感する感情が欠落した高校教師である蓮見の天才的な行動・犯罪を描いたサスペンスホラー。上巻では、蓮見の異常者ぶりが際立っており、これからどうなっていくのか期待したのだが、下巻は学校内で繰り広げられる緊迫感のない大量殺人に特化する展開となってしまったのが残念だった。また、何を考えているか分からない教師の釣井や、暴力生徒の蓼沼など、せっかく意外性を与える伏線を用意していたのに、あっさりと片付けられてしまったのも物足りなかった。蓮見の異常者ぶりが際立っていただけに、著者の「クリムゾンの迷宮」のような、いつ、どこで、何があるか分からない恐怖感がもっとほしかった。
悪の教典 下Amazon書評・レビュー:悪の教典 下より
4163295208
No.35:
(2pt)

B吸映画ですかい

TVでオモシロいと言っていたので上下まとめて買いました。どれどれどうなるかなぁ、下に入ると・・・。木の葉を隠すには・・・ふーんこうなっくるのね。この主人公の設定がアレなので感情移入なんてできないのはしょうがないとして。学校で散弾銃で、これはちょっtあら、この人もあっさり死ぬのnあら、まとめて死んじゃlt何この人。ただのキラーマシーンになってる。過去の完全犯罪なども、捜査してる側の視点がほしかった。せっかく頭の良いハスミンが考えついたのが、こういう殺戮。逃げてる側も、あっさり見つかってやんのね。蓼沼も、引っ張るだけ引っ張って、あっさり撃沈。読んでるオレも、ある意味撃沈。
悪の教典 下Amazon書評・レビュー:悪の教典 下より
4163295208
No.34:
(4pt)

一気読みできます

上下巻の厚い本ですが、本当にサクサクと読めていきます。かといって軽い感じではなく、小説としての面白みは十分あります。貴志さんの作品はけっこう読んでいますが、新たなチャレンジな気がしました。この一冊で読者層が広がったのではないでしょうか。下巻の終盤が・・・という意見はありますが、私的にはこのストーリーで楽しめました。次回作も期待しています。
悪の教典 下Amazon書評・レビュー:悪の教典 下より
4163295208
No.33:
(4pt)

おもしろい・・・が

大好きな作家さんで今回も期待していたが、内容が薄い感じがした。もし教師がサイコパスならという設定は実に興味深いが、物語の最初の方に感じた暗闇が徐々に薄れていった。上巻ではこれからの物語の展開に即下巻を読んだ。
悪の教典 上Amazon書評・レビュー:悪の教典 上より
4163293809

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