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悪の教典
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悪の教典の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全495件 321~340 17/25ページ
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| 子供のような好き、嫌いの感覚。それが極端になって邪魔なら殺人が普通になる。まさに我が道を突き進むサイコパスそのものでした。 ただ普通のサイコパスと違い天才的な知能が合わさることによってサイコパスの隠れ蓑になる。 ストーリー自体は単純でしたが、スピード感がありあっという間に読了でした。 ただ最後の生き残りの仕方は途中で先が読めたので、あんまりどんでん返し感はなかったです。 終わりが少し散漫でもうちょっと何か欲しい気がしました。 総合的には非常に面白かった。 | ||||
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| 下巻ですが、これはもう、飛ばし読みでした。説得力とか論理性みたいなものをたどる以前に、ただただ続く殺伐としたシーンの連続に、早くこの本を終わらせなければというような気分になり、ひたすらななめ読み。文春やこのミスでの評価が高かったことにとても疑問を感じます。 | ||||
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| 「黒い家」を読んで以来、貴志祐介さんのファンなのですが、「新世界より」以降はなぜか未読でした。 今回、伊藤英明主演で映画化されたことにともない、読む本もなかったことから読んでみました。 6時間ほどで一気に読めるくらい面白かったです。 (というか私は本は一気読み派で、読み通せない本はめったに無いくらい。京極夏彦のサイコロ本でさえ読み続けた…) すみません。ネタバレありなので未読の方は以下読まないでください。 皆さんレビューで書かれているとおり、上巻は良かったです。 下巻で美彌をなかなか殺せない辺りで、感情の芽生えに蓮実が気がつくのかな?とか、いろいろと先を想像しながら読みましたが、ことごとく裏切られました(笑) 圭介や菱沼もあっさり殺されちゃったし。 どんでん返しもなくこんなにあっさり話が終わってしまい、蓮実が逮捕されてからのその後もほとんど出てこないので、下巻は、というより小説的に物足りなさがありました。 シーンごとは面白いです。こんなに大量に殺害しちゃう設定はあり得ないとは思いますが、それは読み手の自分がサイコパスではなく凡人だから思うことかと解釈。 主人公が蓮実だから結局限りなく黒に近く容疑をかけられても「平気」なので実行しちゃった。うまくごまかすことが最善であると言う曖昧さがサイコパスにはないんでしょうね。 ということで読後30分程度で納得できました。 これが別の登場人物が主人公であれば、「黒い家」のように先の読めない恐ろしさや恐怖が詰まった書き方になったのではないかな?と思いました。 蓮実にはもっと学園を支配し続けてもらい伏線の回収やぎょっとするような悪を続けて欲しかったので、下巻は☆4つですね。 | ||||
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| 「青の炎」を舞台に「天使」の難解さを主人公自ら説明し、「クリムゾン」ほど恐怖とスピードのない鬼ごっこを、ごっちゃにした感じ。 本作品は評価が高いみたいだけど、過去の貴志祐介を好きな人には物足りないと思う。 また作品自体ではないが文庫版の解説が最悪。 映画の宣伝と続編を望むらしいが、貴志自身も映画に出演しているみたいだし、主人公がちょと躊躇した辺りをねたに続編とかはやめてほしい。 | ||||
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| まあ、主人公の一人称で書けなかった時点で、残念賞だな。この作品に関しては、むしろ絶賛した評論家たちが、徹底的な対決を避けたのが、非常にマズいところ。 | ||||
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| 他の方がおっしゃているように、貴志さんのパワーダウンを確信させる作品だと思いました。 ISOLAからのファンですが、、サイコパスの物語としては黒の家のように引き込まれるものがない。 上下巻買い、上巻を読み終えそうですが下巻も読むかどうしようか…という感じです。 貴志さんのホラー小説が読みたいです!!! 悪の教典ではじめて貴志さんの作品を読んだ方には是非、黒の家やISOLA、天使の囀りなど初期の作品をオススメします。 | ||||
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| 上巻はいいんだけど、下巻になると・・・ もう少し、他の教師とかせっかく興味深い人物がいるのに、もったいないと思った。 猫山とか、いいキャラしてるし(笑) ラストがお粗末なので星3つ。 | ||||
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| 物凄く面白かった。 しかしこの作品はホラーとして読んではあまり面白くないのではないかと思う。 美学も何も無い、自分勝手な、手酷い、外道行為。これは、そんな悪を楽しんで読めるという人間向きの作品だ。 まさに「悪の教典」というタイトルが示す通り。悪の教典が読みたい人が手に取るべき作品だ。 俺は読みながら、こんな悪い奴はすぐに酷い目に合い、追いつめられて行くのだろう。 そういう作品だと想像していた。 しかしこの作品は、そうではないのだ。 具体的にどうなるかまでは言及しないが、読んでいるうちにいつしか心の何処かでこの教師を応援してしまう。悪を応援するのが、この悪の教典である。 主人公の教師が天才のように描写されているわりに危なっかしい事(まあそれが面白さに繋がっているのだが)と、ラストが今ひとつだったので★4にしたが、とにかく魅力溢れる作品だった。 間違いなく人を選ぶけれど。 | ||||
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| 文庫本の帯に「映画化」の文句。最近多いこのパターンのでどんなものかと手に取ってみました。 まあざっと80点ぐらいの出来でしょうか。人に薦めるまではいかない程度です。 でも上下巻買っちゃったので集中して読みました。 途中である程度の流れと結末が見えてしまいましたが、2つのトリックのうち1つは「なるほどな」と感心。 惜しむらくは釣井先生と下鴨刑事をもう少し書き込んで、もうちょっと引っ張ってほしかった。 映画はエンターテインメントとして面白いかもしれません。 | ||||
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| もう、10年以上貴志さんのファンです。 「クリムゾンの迷宮」から入り、「黒い家」「イソラ」「天使の囀り」むさぼるように読みました。 初期の作品は、個々のレベルが高さとその引出しの多さに驚愕し、新作が出るのを待ちわびました。 けれど、なかなか作品が書かれなかった後、やっと出版された「硝子のハンマー」あたりから、作りこみの甘さや、これはどうなんだろうと思う作品が増えてきて、もう以前の感動を味わうことはできないのだろうか・・・とあきらめ半分だった2011年。 「このミス1位」を見た瞬間「やった!あの貴志祐介が帰ってきたんだ!」と本当に嬉しく、わくわくしながら読み始めました。 設定は面白いと思います。教師がサイコパスっていう切り口はありそうでなかったし。(サカモチキンパツは組織の駒) が・・・。 ダークヒーロー「蓮実」がとにかく魅力的でない。 青の炎は、殺人者が魅力的だった。だからあのラストはせつなく、心に響いた。 けれど、蓮実が死んでも全然悲しくないし、反対にカタルシスもない。 生まれ持って共感能力がない、本当の怪物の恐怖を見せるには「蓮実」はあまりにも薄っぺらい。 殺人を犯す理由が「やってた悪いことがばれそうだから」とか「自分より人気があるから」とかきわめて幼稚。 幼馴染や安原を殺すことに躊躇するというエピソードは、怪物に生まれてしまった孤独を読者に感じさせるためだったのなら中途半端。 周りの教師も警察も、そんなわけないやん・・・という無能ぶり。 大量殺人というテーマでは、バトルロワイヤルやデスノートのレベルにも達していない。 「王様ゲーム」よりはましかなという感じ。 あと、「秘密」はわざわざいれるほどのエピソードではないと思うし、「アクノキョウテン」にいたっては完全な蛇足。最後の一行に腹が立った。 こんなコミックのおまけのページみたいなおふざけは小説にはいらない。 それなら、文庫版のあとがきをきちんと書いて欲しかった。 残念ながら、あの貴志祐介はもどってきませんでした。 貴志 祐介は、こんなもんじゃないのに。 この作品が一位をとってしまったのが悲しい。 | ||||
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| 上巻はサラッと楽しく読めます。 下巻から一気にホラーです。正直、後半残虐な表現あたりは、ホラー慣れしていない私は少しキツかった… 上巻と下巻の内容に温度差を感じますが、普通に楽しめました。 強いて言うなら、ラストがもう少し、ハスミンの人間的なところを感じたかったから、物足りないような。 でも、ハスミンはそういう人だから、仕方ない。 相変わらず貴志作品は読ませる力が凄いですね。 手を止めず一気に読めます。 ホラーが苦手な私が唯一、読める貴志さんの作品。 この作品は「このミス1位」ですが、ミステリーとホラーの中間くらいです。 レビューでみなさんが辛口に書かれていますが、私は普通に楽しませていただきました。 他の貴志作品に比べて少し軽いタッチな感じもしますが、それはそれで良いのではないかと。 貴志作品を読んだことがない人でも入りやすいと思います。 でもトータルでは「クリムゾン」の方が好きかなぁ…個人的には。 | ||||
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| 一気に読んでしまったけど、残るものが無く、期待はずれだったというのが正直な感想。 全体的に、これまでの作品をつなぎ合わせたように感じました。 主人公(?)の行動も犯罪が結局は行き当たりばったりで、知性を感じられないのが残念。 難しいことを考えずに、時間のあるときに一気に読めば楽しめるかもしれません。 | ||||
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| ミステリ小説をあまり読んだことが無かったのですが、 さまざまなレビューを見て、興味を持ち読んでみました。 ミステリ慣れしていないせいか、 殺戮を繰り返す描写がとても痛々しく、 恐怖を感じつつも、 続きが気になり、どんどん読み進めて行きました。 非現実的な話ですが、身近にひそむ恐怖間がたまりませんでした。 主人公である蓮実は 「表」の顔は誰からも慕われている教師、 【裏】の顔は共感心が欠落したサイコという面を持ち、 まさか私の側にも・・・と思いぞくっとしました。 上下巻で分かれていますが、あっという間に読めてしまいました。 慣れていない私でも読むことが出来、納得の最後でしたが、 「バトルロワイヤル」等の描写が苦手という方は控えた方が良いしれません。 個人的にはお勧めです。 | ||||
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| 久々に半徹夜で本を読んだ。眠い。 でも途中からちょっと冷めた感じで読んでいました。 だんだん設定が雑になってきて。 蓼沼君が助けを呼びにいかないのがなんだか都合よすぎた。。 貴志さんのファンです。「クリムゾンの迷宮」とか「天使の囀り」とか。 読後はぐったりして、素直に …いや、すごかったわ。。。。 となり 何年も経ってストーリーなど忘れてしまっても、そういうトラウマ的な(悪い意味じゃなく) 感じだけはずっと消えないというか、そんな力を持った小説を 提供してくれる、私にとって数多くない作家の一人です。 今回はそういうヘビー級のオリジナリティはなかったような。 どなたかのレビューにもあったけど、バトルロワイヤルっぽい。 いや、頭がいい(だけではない)健吾とか、自分だけは助かりたい田尻くんとか、 (小説世界的に)華のあるキャラはいるのだけれど、 かちっとはまるところまでいっていなくて残念な感じ。 次回作をまた期待したいと思います。 | ||||
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| 前作?の『新世界より』より明らかにパワーダウンしていますね。 もっとも、確かな技量を持つ小説家さんなので、相変わらずサクサク読めてしまいます。 ひとつ気になったのが文章中の「辟易」の使い方。個人的な感覚ですが辟易って一定量以上の連続性なり、タイムプロセスを伴った時に発露される感情としての用法じゃなかったでしたっけ?少しひっかかりました。 ストーリーは並。矛盾も多く、あまり先を予測しながら読まない私でもわかってしまうトリック。 ここまで引っ張って、さあ90度の垂直降下だ! なんてことにはならず、緩やかなスロープを下っていくような、なんとも弾けない後半の展開。 なによりも、主人公の周りでこれだけ死者があふれてたら、不審に思う人間は数名では済まないでしょう。そう思いませんか?貴志さん? なぜ、こんなことになってしまったのでしょう。この内容なら半分近くの量に減らしても、小説としての旨味は大して変わらないのでは。ここまで長くするのであれば、主人公が持つ深い沼からポコリと時折浮かびあがる善性をもっとフィーチャーしてストーリーに絡ませられたのではないでしょうか。 想像力、筆力ともに素晴らしいものを持っていると思うので次回作は期待しています。 | ||||
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| 主人公の蓮見はサイコパスだが、逸脱した異常性がないので、異常性格というより、普通の人らしさが先に立ってしまっています。 人を平気で殺せるといった所は、確かに異常ではあるものの、それ以上の異常性がなければ、ただの殺人者にしか思えません。 もっと怖い小説を期待していたのですが、思ったより淡々と話が進んでいくので、エンターテイメントとしてもどうなのかな・・・といったところ。 話の筋とは関係ないのですが、「Iam...my teacher's...pet」のところで盛大に吹いてしまいました。 文庫で買ったので、帯には”伊藤英明主演で映画化!”と銘打たれているのですが・・・。 もちろんこのシーンやってくれると期待しています。 | ||||
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| とりあえず一気に読みましたががっかりです。こんな結末ですか。 下巻の半分ぐらい読んだところで「え、まさかこのままこんな感じで終わるの?」と ありきたりな結末を予想したところそのままでした。 この作家の小説をこれまで8冊ほど読みましたが共通して言えるのは出てくる薀蓄っぽい内容の 底が浅いことです。この人よく知らないで書いてるなと感じてしまいます。 はじめに「青の炎」を読んだときは高校生だから知識が浅い、専門家が馬鹿にして使わないよう な隠語を素人が得意げに使っているという演出かと思っていたのですが この本でも結構出てくるのでなんだかなとあらためて思ってしまいました。 | ||||
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| 大石圭を読んでいる読者にはおなじみの ドライで魅力的な連続殺人者と、次々と殺される獲物の話だが 大石圭作品が徹頭徹尾ドライに淡々と話が進むのに対して 本作は若干ウェット感があった。 そのために読み見終えた後の拒否感や虚無感が薄い。 読み物としては面白いが、さくさく読めてしまい、 読後はふーん という感じであった。 ハードなものをお求めの方はちょっと肩透かしをくらうかも。 なお最後にエピローグ的に書かれた章があったが この章は必要あった? | ||||
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| タイトルから“Karn Evil #9”を連想したのだが、表紙には“Lesson of the evil”と書かれている。単なる偶然の一致かと思いきや、下巻でさりげなく関連を明らかにして来るのが嬉しい。ならば章立ても“1st impression”などとして欲しかったところである。ともかくもそのような理由で下巻中盤以降はキース・エマーソンのピアノの旋律が頭の中で鳴り響いていた。同じく「7弦ギター」という記述に対する予想も的中してその点で読み進めるのが楽しかった。 物語そのものは、徹底して「悪」を描くことに力点が置かれているが、しかし殺人の手口そのものに新味がある、というのではない。それどころかよくよく考えてみればどちらかというと杜撰であり、かつその場凌ぎな方法だという印象は否めない。多かれ少なかれこれらは露見したことなのではないか、と思われる。 むしろ面白みは方法ではなく、彼の「言葉」にある。言葉によって相手を騙し、懐柔し、陥れる、その言葉の巧みさであり、その言葉を紡ぐ本人の自信である。そしてそのように言葉によって相手を操れる理由とは当然のことながら、他者の心を「直接」読み取る手段が人間には与えられていないからだ。だからこそ物語の終わりにおいて、彼はあのような「最終的な」手段を採ることができるのだ。その前で司法も心理学もあまりに無力である。「穿った見方をするならば、主人公が「神」に言及する最後のくだりを書くためにこそ、上下二巻を費やしたと言うことも可能なのではないのか? それはともかく、最終章は必要だったのだろうか? | ||||
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| ジャンク小説。 読んで残るものは何もない。 So What? 逆に高評価の人に聞きたい。 何が心に残ったのか。 | ||||
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