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悪の教典
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悪の教典の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全492件 421~440 22/25ページ
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上巻を読んで非常に面白いという感想。 下巻に対しての想像をふくらませる。 このまま主人公・蓮見をあえて応援したくなるような展開を望む。 どう展開していけば、応援したくなるのか妄想する。 残されたカラス・若いカウンセラー・ドロップアウトした生徒……。 どのように回収していってくれるのだろうか? 答えは残念ながら……。 できれば、下巻から書き直して欲しい。 ★5→★3 ということで ★4です。 | ||||
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いや〜超話題作!一気に読んでいまいました。一言 おもしろい! 登場人物が多くて、やられる側の描写が薄い、無理な大量殺人 あっけないばれ方、等々 賛否両論ありますが それだからこそ読む価値はあります。 個人的には 最後まで失敗しないで大量殺人を成功して生き延びて次回作への布石でも残せてもらえれば 好かったんですが、、、本屋大賞もとるでしょう。 | ||||
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一気に読みました。 確かに面白かったし、一気に読みましたが・・・貴志祐介作品っぽくない。 よくない意味で。ファンとしてはそこが悲しい。 上巻までは貴志氏っぽいところがあったんだけどなぁ。 貴志氏の作品でなければ期待もないので素直に★4なんですが。 『黒い家』の菰田幸子が怖かったのは ある程度、心理学の分野から分析が成されていたからであり またその理屈っぽさが貴志氏らしいと私は思っていたのだが。 『天使の囁き』も恐怖の正体が小難しいまでに説明され それがゆえにその先の恐怖に怯え、本を離せなくなった。 『クリムゾンの迷宮』も細かい理由説明はなくても ちゃんとその世界なりの論理に沿って主人公がものを考え、 ある程度それぞれのキャラクターの動きには理由があった。 でも、今回のハスミンは天才のはずなのに 結構行き当たりばったりだし、こいつ本当に頭いいのか?と疑いたくなった。 上巻まではちゃんと論理立てて動いているんだけど。 下巻はもう、ただのスプラッタ小説書きたかっただけみたい・・・ 貴志氏の本の恐怖はリアリティ薄き中にも、 「一つ間違えば自分も巻き込まれるかもしれない」的なあたりが 好きだったんだけどな。 『悪の教典』のハスミンは「こんなやついねーよ」で斬ってしまえば 全然怖くなくなってしまうもので・・・。 若い学生が次々死ぬあたりは『バトルロワイヤル』に似ているが、 『悪の教典』は脇役の描写が雑で、生徒の人物像や個人の書き分けが 出来ていない分、一つ一つの死があまり意味を持たない。 生徒個々に感情移入出来る点では確実にBRの方が上。 新人作家だったら、思いっきり惹きつけてくれて 本を1日手離させないだけで十分だったと思うが、 貴志氏の他の本が大好きで仕方のない私としては、 面白かったと言いつつ、ちょっと辛口で。 ハスミンのキャラクターが宮部みゆき 著『模倣犯』のピースを思い出させました。 過剰な自信で足元すくわれるあたりも。そこは痛快でしたけどね。 けどね・・・モヤモヤ。 | ||||
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この作品云々の前に、最近気になっている事は、「このミス」の選者と一般読者 との間で、意識の乖離が年々大きくなっているのではないかという事。 ゴールデンスランバーにしても、大きな謎をいくつも積み残したまま終わってるし。 もしこれが伊坂ファンの中だけで評価されているんなら納得は出来るが、ミステリ 有識者の投票で決まった1位とはとても思えない。 本書に話を戻すと、蓮見というキャラはさすが貴志裕介と唸らせるが、高度な知能 に反して、そのひとつひとつの行動がいやに稚拙極まりない箇所が随所にあるのに 加えて、あれだけの事をしておきながら、AEDがなければ開放されかけてたとい う現実離れした展開にも疑問を呈さずにはいられない。自分自身、この作品自体は 決して水準より低いとは思わないが、正直「このミス1位」というタイトルを引っ 提げているにしては少々期待はずれの感は否めない。 | ||||
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サイコパス英語教師(?)蓮実聖司が勤務する学校内で容易く周囲の人間を転がして自分の足場を作っていく上巻とバトルロアイアルの粗悪なコピーのような下巻という話ですが、この話いつか読んだような内容ばかりがテンコ盛り。 本作は2010年の「このミステリーがすごい」では2本抱えていた連載のうちの1本のようです。 他のレビュアーの方々が書いているように内容は軽く、ラノベ感覚。 「新世界より」よりも読み応えなしでした。 忙しくじっくり構想を練れなかったのでしょうか? 但し、主人公の蓮実の過去のエピソードや最後の蓮実が下鶴刑事曰く「こいつは次のゲームを始めている」と言わしめているように続編や過去の蓮実のエピソードを書こうと思っているのかな?と思われるふしがありました。 登場人物の人間が薄っぺらであり、高校生にしては大人びすぎている早見君なんぞ、少女マンガの登場人物か!カッコ良すぎて非現実的だ!!と突っ込みが入るようでした。 風邪をひいた時に一気読みしました。2日で読めます。 まあ、連載当時はこれだけ伏線を敷いたからには蓮実聖司は作者としては思い入れがあったのでしょうが。(容易く動かしやすいキャラでこれで連載依頼があったらしのごうということでしょうか?) 私自身は釣井教諭がもっと活躍して欲しかった。蓮実vs 釣井でもっと深い頭脳戦を繰り広げるバトルがあるのかと期待していたのですが。残念。 貴志先生、クロニクルをやるなら、釣井教諭かそれに似たキャラを活躍か、蓮実のアメリカ時代のもっとゾッとする「黒い家」を彷彿とさせるようなサイコパスの小説を書いて欲しい。 | ||||
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確かに真新しいイメージはあるのですが、やっぱりダークさでいえば黒い家やクリムゾンなど 過去の作品のほうが秀でていた気がします。 テンポはいいのですが、ちょっと心理描写などが曖昧であったり、無駄に 回りくどかったりする辺りはこの作者の残念なところです。 | ||||
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日本人が書いた日本語の小説なのに何でわざわざ英語のタイトル(Lesson of the Evil)つけるのだろう?しかも、間違ってるし(Lessons of Evilの方が自然)。日本の音楽も映画も本もすべてそう。日本の恥だ。こういうバカな作家の本を読む気にならない。 | ||||
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上巻はおもしろく期待していたのに、皆殺しを始めたあたりからまたこういった展開なのかとウンザリした。あまりにも安直ではないだろうか。非常に残念である。 | ||||
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数年に1回、ジャンクフードを食べたくなる日があります。そして実際に食べると、いかにも身体に悪そうで、もうこの1回で十分、と反省するのです。 この本も、読了後、まともな本に戻らなくちゃ・・との気持ちを強く持たせてくれます。 又、上下巻2冊は、重石代りに使えます。 暇で興味がある方は、どーぞ。 自分だったら続編をどう書くか考えると、意外に楽しめました。 | ||||
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人物描写も、その人物が考えていることも、総じて軽薄に過ぎる。そのぶん、不要な描写と余計な知識のひけらかしがあちこちにべったりと付けられていて、これぞまさしく現代の若手作家の小説そのものだ。描いてはいるが、書いてはいない。だから必要以上のものが紙面にてんこ盛りに載っかっている。どなたかがリアリティがないと書かれているが、まさにそのとおりで、物語の雰囲気作りや設定に関してばかり饒舌で、それらと同じレベルで人物を描いているから、作者の酔いしれた思いがそのまま主人公像に注がれてしまい、一歩引いてみるとイタイひとになってしまっている。〆切とか色々あるのだろうが、いかに無駄を省くかという作業の足らない若手作家が多すぎる。 | ||||
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これまたすごいキャラクターが現れたな、と思いました。そのうえ、テンポよく物語が進むので読みやすかった。これだけボリュームがあるのに、一気に読んでしまいました。 | ||||
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このミスで紹介されていてしかも舞台が学校ということ、そして紹介文に「この学校には悪魔がいる」と書いてある。ホラー物が好きな高校生である私は一発で購入を決めました。結果・・・「ハスミン、マジ最悪」虫唾が走るってこういうことです。読んでいてゾクゾクしました。こんな人間が身の回りにいたら恐い。そしていないで欲しいと真剣に祈りました・・・。ホラーとは本質的に違います。幽霊は怖い、蓮見は恐い。だって幽霊と人間なんですもん。主人公の蓮見はイケメンで好青年。しかも頭がいい教師。表面上は絵に書いたようないい人。だけど裏の顔は人間の心を持たない、悪魔。狂人っていうか・・・同じ人間とは思いたくないです。人を殺すことを悪いと思わない。かと言ってやたらめったら殺すのが好きなわけでもない。自分の邪魔になったら殺す。上巻は蓮見の頭の回転の速さ、残虐さがありありと伝わってきました。みんな蓮見に転がされています。狂ってるし、めっちゃくちゃ恐いし。でも下巻も読みたくなる。なんか読まなきゃいけない使命感が沸き起こります。しかし、はっきり言ってミステリーじゃありません。サイコホラーっていうか・・・ほとんどホラーです。蓮見が殺す理由も殺し方も行き当たりバッタリで何かトリックがあるとか、重大な動機があるとかじゃない。犯人の心とか葛藤とかそういうのが見たい人は、悪の教典じゃなくて別の本を買ったほうがいいと思います。 | ||||
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「このミス1位」、「週刊文春1位」、「山田風太郎賞受賞」など、年末からやたらとメディアでも取り上げられ、注目を集めた作品でしたので購入しました。乱暴に内容を要約すると、異常なほど知能が発達しているが共感能力に乏しい人間が、少年期から影で犯罪(おもに殺人)を犯しながら、現在は大人気の教師として高校の教壇に立つも、裏では様々な蛮行を続けている話。読みながら、東野圭吾の『白夜行』と、浦澤直樹の『モンスター』を合体させたような作品だと感じました。上巻では校内で教師や女子生徒を中心に絶大な人気を誇る教師が、徐々に本性を現し、幾つかの犯罪を犯していく。下巻では本性を隠しきれなくなった教師が学校で大量殺戮を行っていく。主人公の内面の描き方で秀逸だと思う部分もありましたが、前述のとおり、同様の作品はすでに世に広まっており内容的な斬新さに欠けるうえ、終電車両で敵対する教師を自殺にみせかけて殺害するシーン(それが誰にも目撃されず)をはじめ、かなり強引というか不可能に近い形での犯罪方法が散見され、興ざめしたというのが感想。ただ、貴志先生は『新世界より』などの素晴らしい作品を書かれていますが、それに対し、知名度や人気が少し低いかなとも思っておりました。話題となった本作がきっかけとなり、他の作品も多くの方々に読まれるようになればと思います。 | ||||
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貴志さんは大好きな作家なので、このミス1位になって嬉しかったのですが、それに伴うほど面白くはなかったです。もっと長い物語にして内容を濃くすればかなり面白くなったんじゃないかと思いました。他人の感情を共感できない蓮見という人物は怪物らしくいい味出してたんですが、他の人物にあまり魅力がなかったり蓮見に対してあっけなくやられたりと、引きつけられませんでした。タイトル通り悪が勝つ嫌な結末を期待してたのですが、そこまでではなかったです。ただ、この終わり方もちょっとゾッとする感じで良かったとは思います。貴志さんには『黒い家』や『新世界より』という素晴らしい作品があるから、めちゃくちゃ期待してしまうのでこれからも頑張って下さい。 | ||||
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厚さ割りにスラスラ読める、読みやすさが良いです。展開が気になるので、一気に読んで寝不足になりました。 | ||||
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「黒い家」に心酔して以来、貴志氏の作品は全部読んでいますが、明らかにパワーダウン、というか、'前期・'後期と分けてしまえるくらい面白さに差があります。私としては「青い炎」以降は'後期で、そこに並ぶ作品はすべて前期の作品の出来の悪い焼き直しとしか思えません。「新世界」はこれまでの要素がごった煮のように放り込まれているだけだし、「悪の教典」は、途中から「サイコパスの話だな」とわかったけれど、「黒い家」の菰田幸子の「ブランコの夢」の百分の一の恐ろしさも感じられませんでした。「クリムゾン」や「ペルソナ」や「囀り」では、それぞれが全く異色の新しい世界が広がっていたのになあ。「青い炎」で完全犯罪路線に走って以来、トリック偏重になり、「硝子」「狐火」へと彷徨し、路線を戻して昔の話のタネを何度も使っている……、ごめんね、そんな気がしてなりません。唯一、読者の「読み」を次々と裏切ってキーパーソンが犠牲者になっていくという展開にのみ、凡百のサスペンスと一緒にしてくれるな、という作者の矜持は感じられましたが。でも最後は、ああ……やっぱりという感じだったし。貴志さん、応援しています。あせらずにゆっくり書いてください。十作のうち、一作でも前期レベルのものが出れば、読者は大満足です。 | ||||
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話題の本ということで読んだのですが、期待していたほどの面白さを感じなかった。もちろん、つまらないわけじゃない。でも物足りないですね。サイコものにしては、それほど怖さも感じなかったし。この悪の教典よりかは、神崎和幸のデシートのほうが遙かに面白かった。デシートは文章力があり、独創的でスピーディな展開だった。ラストも秀逸だったので、感銘を受けました。悪の教典は上下巻で長い。はっきり言って、3600円も出して買うほどのものではなかったと思います。正直後悔しているぐらいです。貴志さんにはもっと面白いものを書いてほしいですね。 | ||||
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「このミス」1位ということで購入しました。分厚いわりにはサクサク読めます。その点では非常に頭に入ってきやすい、読みやすい文章だと思います。序盤は学校という閉じた空間において、主人公の持つコミュニケーション能力を駆使して問題をひとつひとつクリアしていくというところで、大変楽しく読み進めることができていました。実際、上巻の半分くらいまでは大絶賛でした。しかし、上巻後半に入り、邪魔な人間を排除していくあたりから、急激に面白さが薄れていきました。これまで人間関係を維持するために巧妙に工夫をしていたのに、実際に人を殺す件になると安直で稚拙になってしまいます。まぁ、上巻だけであれば前半は楽しめます。下巻になるとさらに評価は・・・ | ||||
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貴志佑介の作品を久しぶりに手にしました。上下巻あり、かなり楽しみにしていましたが、がっかり。「黒い家」や「青の炎」を読んだ時の、恐怖や気持ち悪さ、またこの作家の新刊が出たら読みたいという期待が読後にありましたが、今回は、何も感じませんでした。たしかに、文章は読みやすいので、上下巻、かなり長いですが、2,3日で読めました。でも、内容が・・・ない。というのも、この小説の主人公、ハスミンの性格設定がいまいち、つかめない。天才的な能力をもっているとか、知能指数が高いとか、冷酷で共感性にかけるとか、文章で説明されているけれど、彼の行動がなんだか突拍子もなくて、ついていけない。こちら側が引き込まれるような魅力が全くない。この性格の薄っぺらさが、行き当たりばったり的な大量殺人を犯す。たしかに、大量に殺人をしたけれど、その思いつきもあまりにも幼稚で、超非現実なため、殺人を行っていく下巻では、全く恐怖感がない。ただ、とりあえず、一人ずつ殺していくだけを繰り返す。そして、結末も、やっぱりかという不完全さ。上下巻を読み切ったけど、なんともしっくりこない、後味の悪さだけが残りました。 | ||||
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小説の設定上は、好青年の仮面をかぶる高い知性の持ち主で狡猾かつ冷酷、という主人公像だが、読む限り、まったくそう感じられない。短絡的で行きあたりばったりの殺人。緻密な計画性がまったく感じられない。非常に雑。人間的な感情がないことを何度も強調するわりには、かなりの好色家でそれらの描写が多すぎるのも違和感。登場する生徒達もやたら数が多く、どいつもキャラ設定通りの会話をするだけで人間味に欠ける。上巻はそれでもスト−リー重視だったが、下巻に入ると一転しバトルロワイアルに突入。展開が非常に粗すぎる。明らかに映画化を意識して書いたと思われる。でも私は見に行きません。なぜ、これが「このミステリーがすごい」に選ばれたのか不思議。 | ||||
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