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墓地を見おろす家
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墓地を見おろす家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全143件 121~140 7/8ページ
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他のホラー作品よりは読みやすく、次の展開にドキドキしてしまう点は評価できる。 が、それだけの作品。 読み終わった後「で、結局なんなの?」と思ってしまう人は少なくないだろう。 説明をしてくれとは言わないが、話の中に出てくることへのフォローは必要だろう。 それがないために、話の輪郭さえもつかめない。 しかも、無意味に登場させられている人物がいたりするので、主人公以外の登場人物が ただの脇役でしかない。(これはかなり残念) 残るものがなく、読み終わった後に損をしたような気にさせられたのでこの評価。 | ||||
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ホラーの名作は古今東西、圧倒的に短編のほうに多い気がします。 そういう意味ではこの作品は稀少です。現代の傑作ホラーのひとつと言ってよいでしょう。 最後の最後まで「怖いもの」の正体の輪郭は明らかにならず、尻切れとんぼのような終わり方とも言えますが、それをどう捉えるかは読者しだいでしょう。私の場合今だ見えない「怖いもの」がとぐろを巻いていて、それはなんだか自分の近くにもあるような心持ちがします。 主人公の視点にうまく同化できれば、悪い夢を見たときのような後味の悪い恐怖感が味わえます。 恐怖の好みもいろいろあるかと思いますが、想像力が豊かで、感覚的な 怖さを求める方なら楽しめのではないでしょうか。 ホラーのイメージというのは一般的には「黒」なんでしょうが、この作品はなぜか、「白」という感じがします。 挿し絵が入っているのも、漠然とした不安感をかきたてる効果が味わえました。 | ||||
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中途半端とは違いますが、なんとなく終わりが嫌でした…個人的な話ですが。 また、なんか理不尽であり急な展開はあまり好きな感じではありませんでした。 マンションとかに住んでる人には面白く、怖く感じるかもしれません。 | ||||
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本書の怖さは閉塞的で、盲端の端であえいでいる様な感覚だ。後に分かるが、かつては、土葬も行われた墓地と、中途半端な開発のため、地下では穴で繋がっているマンションが舞台だ。それでも、格安なので、一家は割り切って購入。しかし、次々と不吉な事が起こる。常識的に考えて、墓地は人に何も危害を加えない。墓地に隣接した民家は数限りなくある。ところが、このマンションは例外だった。 このマンションの特異性に気付いた一家は、転居を試みるが、転居先は火事で全焼するなど、転居すら妨害されている。さらには、マンションの窓や戸が開かなくなり、一家は完全に閉じこめられる。相手は見えないが、時折一端が見え隠れする。見えない相手に、じわじわと締め上げられる。これは怖い。閉塞感を伴うだけに、強烈に怖い。 本書で味わう恐怖は独特だ。閉塞感的恐怖とでも呼びたい。 | ||||
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ブルースリーの有名な格言を引用させていただくと、 この小説は「考える恐怖ではなく、感じる恐怖」ではないでしょうか。 アパートから逃げ出せないから怖いのではなく、 何故逃げ出せないのかがわからない事自体に恐怖を見出せる人に とって、これ程怖い小説もない。 最後の後味の悪さも相成って、私的には1番読み返したくない小説 最有力候補です。 | ||||
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めちゃめちゃ怖いよ!と言われて読んだけど、そうかあ?と言った感じ。それよりも、ラストも曖昧だし、結局はっきりした原因もわからないし、他の家族は普通に引越しができるのに、(まあ、多少の妨害はあったけど)なぜ、この人たちだけは引越しに執拗に邪魔がはいるのかも明らかにならなかったし、消化不良な感じで終わってがっかりだった。 人間が原爆にあたったみたいに、消えるなんてのも、怖いどころか、その逆で呆れた。 | ||||
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主人公達が次第に追い詰められて行く様は凄くハラハラドキドキして良かったです。 ホラーとしても小説としては結構恐い方だと思います。 ただ、物語が最高に盛り上がってる最中にいきなり終わってしまうのがなんともアレです。 あのラストではモヤモヤ感だけが残りました。 途中までが良かっただけに非常に惜しい作品だと思います。 | ||||
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読んだのはもうかなり前になりますが、ホラー好きの私の読んだ作品の中でナンバーワンといってもよいくらい、時間がたってもなお内容鮮明な、本当に怖い逸品です。今でこそ、家やマンションを題材にしたホラーものは多くなってきて、怨念や邪気が不吉な出来事を次々引き起こすというのは珍しくなくなったものの、描写のひとつひとつの情景が目の前に迫り、息もつかせないのは作者の力量のなせるわざだと思います。知人の会社を訪ねていった折、カーテンを開けたらすぐ下が墓地だったことがあり、この作品のことを思い出して思わずぞっとした経験があるのですが、それだけ深い印象を残す、ホラー好きにはたまらない作品です。是非おすすめします。 | ||||
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まぁ決してつまらなくはないけど、あんまり怖くはない。 家が恐怖媒体なのだが、描写が物足りない。霊的な現象は起こるのだが、それと主人公の関連性が薄く物語としてどうかと思う。 ラストも拍子抜け。 | ||||
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ただ単に、一家族が追い詰められていく様が長々と書いてあるだけでそれ以上は何もない。いくつか登場する思わせぶりな伏線も、実は何の伏線にもなっていない。物語と言うよりは恐怖にかられる家族の描写と言った感じ。どれをとっても因果関係が全くないので、ただ冗長に感じた。 | ||||
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ホラーは血みどろのスプラッタ描写が無いと、満足出来ないという人にはこの小説はおすすめ出来ません。精神的な怖さと、肉体的な怖さの二通りの怖さがあるとしたら、この作品は精神的に怖い方の作品です。ジェイソンがチェーンソーで切り刻むという描写よりも、誰もいないはずの部屋から妙な物音がする、というような描写の方が好きな人に向いています。穏やかな日常を徐々に恐怖が浸食していきます。僕は楽しめましたが、最後の方は多少納得行かない部分もあるかな。その納得出来ない部分とは、あれだけやればもうちょっと騒ぎになるんじゃ?という事です。結末に一ひねり加えるには、あれしか方法が無かったのかな。 | ||||
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真冬の昼下がりに読み始めて、はっと気が付くと陽が落ち、外が真っ暗でなんだかうすら寒い思いをしました。特に窓が怖い・・・。冒頭から中盤までの得たいの知れないモノに対する恐怖にぞわぞわしっぱなしでした。後半からラストにかけては少し物足りないかなぁ。でも、最後まで読まずにはいられない話です。 | ||||
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徐々に追い詰められて行く心理的な恐怖の描写は、さすが!ですが、最終的にちょっと消化不良な感じでした。何故この家族が狙われたのか、たまたま最後まで残ったからなのか、地下道は存在したのか、ピヨコは彼らを助けたかったのかなど、沢山敷かれた伏線がそのまま途切れてしまった感がありました。後引くもやもや感が好きな人には良いと思います。 | ||||
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墓地とお寺と火葬場に三方向を囲まれた新築マンション。どこにでもいる、ごく普通(?)の若い夫婦と幼子が引越しを済ませ、新しい生活をスタートさせた。しかし、奇怪な事件や現象が起こり、マンション住人たちは日毎に引越していく…。後に残された主人公家族の結末が気になり、一晩で読み終えてしまいました。とにかくゾクゾク怖くて、結末が気になる作品です。休日に読み始めるのがオススメ。止まらなくなりますよ! | ||||
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だいぶ前に読んだ本だけど、もし、これから読もうとする人がいたら他の本を薦めたい。ラストのほうで人間や車がぱっと煙を上げて消えちゃう所があるが、そんなことどう考えたってありえないし…。ラストのほうのシーンは霊とかあの世とかのレベルを超えすぎちゃってて、ホラーとしての凄みを逆に損なっちゃってると思う。 | ||||
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幸せなはずの新居での生活が一転して恐怖に変わる。この本を読んで知らない土地での生活が怖くなりました。ただ後半より、前半のほうがより恐怖を感じました。ラストはちょっと物足りないかな。 | ||||
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怖いという評価があったので、読んでみた。確かに一気に読めた。でもその理由は、ラストに期待してたせいかもしれない。なので最後のページを読み終えた時、「え?まだあるんじゃないの?」とページを確かめたほど。だけど残るのはあとがきのページだけ。「得体の知れない何か」に恐怖を覚える人にはよい作品だと思う。でも私のような「恐怖の原因が何か」を知りたい人にはちょっと不向きな感じがした。どちらかというと、「リング」のような小説が好きな私にとっては少し物足りない。ただ、読む人をぐいぐい惹きつけるその技術には納得。 | ||||
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読んだのはずいぶん前ですが、ガラスにべたべたと貼りついていく無数の手の場面をカラー映像付きで思い出します。 最後まで恐怖の正体が分からず、舞台が普通の家なので日常に潜んでいそうな怖さがあります。読んだ後部屋の窓ガラスとかが妙に怖かった。が、派手な描写はないので、面白くない人もいるかも。 | ||||
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ちょうど1年前にこの本を読んだが、未だに「怖かった」という印象だけは残っている、というより消えない。物語自体はドラマ性もなく単調で、主人公家族のもがく姿が淡々と描かれている。「見えない何か」との格闘のさまを・・。悪いことをしたわけでもないのに、次々に周りに不幸な事件が起きていく件では怒りすらわいてくる。「見えない何か」がはっきりしないので、じれったくもなる。だが、読み終えてみると本当に怖いものとは強烈な何かではなく、普通の生活に潜んでいてじわじわと近寄ってくるもの(小池ミステリ-のコンセプトでもある)なのだということがわかる。徐々に、自分は逃げられなくなっているのだと気づきだす恐怖は、積み重ねた分だけ根が深い。この物語は漠然とした恐怖を長期間、脳裏に焼きつけてくれます。 | ||||
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「墓地を見おろす家」と言ういかにも不吉なことが起きそうな場所で、実際に不吉なことが次々起こると言う、ただそれだけの作品である。これを映像化すれば確かに恐くなると思うが、小説と言う形をとるとそれほどでもない。もっと心理サスペンス的要素が加わっていればと思う。小池 真理子には優れた心理サスペンスがたくさんあるのだから。 | ||||
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