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墓地を見おろす家
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墓地を見おろす家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全143件 101~120 6/8ページ
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私が中学一年生のときに読んだ本ですが、今までこの著者以外におもしろいホラー小説を書けるのは、貴志祐介さんか鈴木光司さんぐらいではないかと思います。 昨今では映画・小説ともに作成者側が想像力を凝らしに凝らし、今までにない結果(ストーリー)がないような状況になってきています。 その中にあってこの本は、「伝統的なホラー」の道筋をきれいに辿っています。墓地を見下ろす位置にあるマンション、ぽつりぽつりと起こる怪異、出て行く住人、引っ越したばかりですぐにマンションを変更できない家族・・・。思い出すだけで、ホラー好きからするとワクワクします。おそらく、評価が低かった方は、そういった伝統的ホラーのもたもた感や、すっきりしなさが好まれなかったのではないかと思います。 (でも、ホラーの主人公が明晰で、恐怖の根源からさっさと逃げり、戦ってかったり、恐怖の根源が理解できたりしたら、話がつまんなくなるかもです。) 奇をてらっていない、けれども丁寧に描写をされているという点この本は抜きんでています。筆力さえあれば、真新しいテーマでなくても、読者に恐怖を与えることができる、というのはもっと評価されていいのでは、と思います。 | ||||
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ホラー小説やホラー漫画が大好きで、実にいろいろなものを読んだけれど、これが一番恐ろしかった。 たしかに恐怖の正体がよくわからないので、「リング」やキングの小説などと比べるとすっきりしないけれど、だからこそ、読後にいつまでも恐怖だけが残る。 ホラー映画は最後まで見ちゃったほうが恐くない。小説も、すっきりしない部分が残るほうが恐い。 洗っても洗っても落ちない恐怖が心のどこかについてしまったようなもの。 | ||||
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怖いと薦められた本でしたが、正直、どこがどうやって?の作品でした。 色々な所に伏線をばら撒いておいて、全然回収しきれてない。 「後は読者の想像にお任せします」以前の問題。 タイトルが「墓地を見下ろす家」なのだから、 色々な要因や原因が墓地に絡むべきなのでは? 実話怪談系の本なら、原因が分からない・こんな状況になったという文章で良いだろうが 「小説」という、作者が作った作品なのだから、 読者のなぜ?に一つでも応えるべきなのでは…と思いました。 ラストなんて、 よくある「実は宇宙人で…」「実は超能力で…」で終わる、 ミステリーや推理小説そのもの。 久々に読み終わって「時間のムダだったな」と思った作品でした。 | ||||
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自分が主人公たちと同じ立場だったらどうするかと考えると、転居先が見つかってからなどという悠長なことを言っていないで、何はともあれ家族共々このマンションを飛び出すと思います。そうした意味では主人公たちの行動に終始イライラさせられる小説で、それが危機感のようなものになって怖さを増しているのかもしれません。全体としてみれば「無茶苦茶怖い」というほどではありませんが、唯一、地下室に通じているエレベーターだけは心底怖いと思いました。乗ったが最後、ちゃんと目的の階に着くのか、出口のない地下室に引き込まれてしまうのかわからない。だけどこのエレベーターを使わざるを得ない。この葛藤が、物語を面白くしています。 | ||||
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私は今まで色々な小説を読んできました、 哀しいものや、恐いもの、感動するものなど、 ジャンルによって感じるコトはそれぞれですが、 この作品は、私が読んだ作品の中で一番 続きを読む手が止まりませんでした。 全てのジャンルに共通して、 ”止まらない”= ”面白い” ということだと思います。 | ||||
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※かなり期待していたため評価が厳しくなってしまいましたが、他の方がおっしゃる様におもしろいので、ホラー小説好きならまず買って損はないと思います! ネタバレになるので書きませんが、終わってみるといろいろ腑に落ちない点があってもやもやします。 霊は本来理不尽なものだとは思いますが。笑 ただ、読んでいる間はダレる事なく一気に読めます! 終わった時に「え?これでおわり?」(結末に対してじゃなく)と私は思いました。 あと、できれば霊に弱点を見付けて倒したと思ったらだめでしたオチがよかったです。 後半は主人公にあまり活力がありません(スプーン以降ただやってるだけのような)、主人公が期待を裏切られてる様な所がもう少しみたかったです。 あまり良い事は書いてないですが読んでる間は非常におもしろく、目が離せません! 特に最後の1ページは光景が鮮明に頭に浮かんできて鳥肌がたちました! 霊にまで細かい事を気にする人には最後にもやもやするかもしれませんが、楽しくよませていただきました! | ||||
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ホラーが読みたくて、検索したところ、黒い家、ミザリー、天子の囀り、RIKA……といろいろ出てきた中にこの本も高確率で登場していたので購読しました。途中まではぞくっとする箇所が何度かありました。エレベーターでしか行けない地下室や、哲平が管理人夫妻と地下室に下りたときの怪奇現象など、ところどころは忍び寄る得体の知れないものにどきどきさせられました。しかし、結局なぜそのマンションで怪奇現象が起こるのか。計画倒れに終わった地下道の話の真相は。墓地の真下に地下道を掘ったことが原因で、死者たちが怒ってこうなったのか?まったく原因は分かりません。そのうえ、マンションの住民たちがどんどんいなくなっていくのに、あんな怖い目にあった主人公たちが1ヶ月もひと家族だけで暮らしていたのもスゴイ……仲のよかった家族が引っ越す際に、霊たちが外に出させまいと、扉を閉めて閉じ込めたりしたのを目の当たりにしたのに。いったいなぜ残ったのか分からない……それこそ家具や荷物を倉庫に預けて、ウィークリーマンションに住んだりなんとでもできるはずなのに、引越し先が見つかるまでずっとそこに住んでエレベーターを使っているのがど根性だな……と思いました。そして主人公たちが引越しの日に、マンションから出られなくなって、予想通りの展開。ここらへんであくびをしながら見ていましたが極めつけは、マンションにやってきた引越し業者たちがマンションに近づいただけで焼き消えて陰になってしまうとかいう超常現象。ちょっと笑ってしまいました。その後もラストまでグダグダ話が続き怖いのかどうかも分からないかんじで最後投げやりに終わっていきました。原因も顛末もあいまいでまったく意味不明でした。足かっくんされたような脱力感。私としてはまったく面白くも怖くもなかったです。 | ||||
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読んだのは数年前ですが、今でもあの恐怖が鮮明に思い出されます。ホラー耐性があり、今まで小説読んで怖いと思った事なんて無いのに。とにかく怖い。理屈抜きで怖い。原因とか要らない。最近こう言う純粋に怖いホラーが無いので、大事にしたい作品です。 | ||||
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1晩で読み終えました。スラスラ読めるので読ませる力のある方だと思います。 後半強引な展開でいくつも疑問が残りました。 疑問 ・彼ら(?)は何をしたかったのか? ・何故、一家を狙ったのか?何故他の人は(略 ・なんで力があるのに壁を(略 ・玲子さんの存在は何だったのか? ・停電中に炊飯器は何故、動いたのか? ネタバレになりそうな所は(略しました。 | ||||
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読んでみての正直な感想です、、、 辛口に書きます。 ひたすら襲いかかる原因不明の恐怖の正体を 知りたいから、ラストまでは飽きることなく 読むことが出来ます。 しかし、肝心のラストがあまりに非道い。 怒りすら覚えてしまった、、、 他の方もたくさん書いてますが、もう少し 考えてから執筆しましょうって感じです。 アイディアがあまりにも浅すぎる。 というか何も無い。 結局、原因不明で全て終わるし、怖がらすだけ 怖がらせておいて、この終わり方は最悪の一言。 矛盾や、ツッコミどころは書いたらキリないですが 主人公一家だけが何故かマンションから出られない理由くらい 考えてほしかった(結局これも知るすべもなく完結) 何もかもが消化不良で終わる本作は読み終えた後 やりきれなさだけが残る後味の悪い作品になってしまった、、、 ラスト以外は読み物としては面白いと思います。 しかし、この程度の話で作家が務まるなら素人でも 書けるのでは? と思いました。 | ||||
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引越先に怪異モノ。最初は静かな小さな異変から始まり、中盤からラストにかけては怒涛の様に話が広がっていく。そして最後は、もう一文一文が怖い。怖くて、面白かった。満足。1番いやだったのは、「くすくすという笑い声」って描写でした…。 | ||||
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救いようのない展開で不気味な怖さ。もう少し人間側に頑張って欲しかった。。。 | ||||
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初めてこの話を読んだときすごく怖くて、人にもお勧めしたりしたけど、だいぶ経ってから懐かしくもう一回読んでみたらいろいろ納得できないこととか出てきてあまり怖くなかった。でも、ホラー小説としてはなかなかだと思う(他に怖いと思ったことがあるのは小野不由美の「悪霊」シリーズのみ)。Gyaoで映画ポルターガイストを観ていたら、この小説と同じような描写が…。他の方のレビューを見たら、やっぱり何かアイディアを拝借してるかもですね。 | ||||
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これまで読んだホラー小説の中では1、2に入る怖さでした。これを読んだときちょうどマンションに住んでいたのですが、幸い1階だったのでエレベーターを使わずに済んだのです。ほんとしばらくエレベーターには乗れなかったです。 文字だけでこれほど怖がらせる才能はただものではないと思います。 | ||||
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初めて読むぶんには普通に恐いと思います いい方は悪いけど 「読み捨てるための小説」としては別に悪くはありません。 んが思い出に残るような本でもないし再読したり人に勧めるほどでもない 怖がる方の描写はいいんだけど 怖がらせる側に感情移入できるような 動機付けや設定の裏付けがなくて ただの舞台装置ってかんじ | ||||
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墓地と新築の家の因果で怪奇現象が起こるというアイデアは実はスピールバーグにある。映画「ポルターガイスト」。これが1982年。この小説は1988年、影響があったかもしれない。しかし、この小説は日本人独特の才能で、アイデアは借りても、独自のものに仕立て上げる成果をあげている。いまの都会のマンションは、古い土地に土足で踏み込み、傍若無人に聳え立つ。古い土地の怨念が湧いて出てもおかしくない。そんな実感は誰にもあるのではないか。その点に着目した著者はなかなかのもの。文明批評になっている。 しかし、難点もあり。訪問者が入り口前で消滅するというのはいかがなものか。いささか無理。人が不明になれば、いずれは世間も警察も騒ぎだすで。警察官が消滅してそのままというわけにはいくまい。ここはもうひと工夫ほしかった。来訪者は玄関を見てなぜか立ち去ったとか、屋上から合図を送ってもなぜか目に入らないとか。しかし、まずは出来のよい作品。 | ||||
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いや〜 怖かった・・・ 物語にグングン読者を引っ張っていく作者の技量に脱帽! オチが気に入らないと思われる方がいるかもしれませんが後味が悪く少しその先に 待つ出来事を考えさせられるようなオチは個人的に大好きです。 1.マンション入居者最後の一家あの世逝き それにより・・・↓ 2.最後の入居者案内を見る限りマンションに入れないという不可解な現象は消えた ・・・↓ 3.墓地前という環境さえ除けば立地条件も良くさらに安くなったこともあり冒頭の 主人公一家のような心情で何も知らないでいる新たな入居者達がこのマンションに 集まり始める。無論新たな管理人も以前に恐ろしい惨劇があったことを知る余地も無い。 4.入居者は物語の内容のような事を目の当たりにし引っ越して行く・・・ ・・・だが最後の一家は・・・ とまあこんな感じでこの物語はエンドレスで続いていくのではないだろうか・・・ | ||||
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小池女史の作品の基本がここにあると思います。 本書には、怖がらせよう、という感じが少しありますが、読者の足元から離れない描写といいますか、身近な会話や、自分になんども問いかける心の叫びなど、自分がそうなったら、多分同じことを考え行動するであろうと、予測ではなく同時時間で読み進めていける快感があります。 女史の作品がこちらの傾向に行く前に、私はインスパイアされた世代なので、女流作家という見方はあまりしていません。この人は普段から人と対面しているときは観察眼バリバリなのでは、とちょっとこわい。 ファンですが、会いたいけど会うと千里眼で見られている気持ちになるのでは、と考えてしまいます。 | ||||
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自分が、同じように子供を持ってマンション暮らしなので、シチュエーションが物凄くリアルで心底怖かったです。 出てくるのが目に見える形の亡霊とかそういうものではないから、それもかえって恐怖をかきたてられました。 最後の数十ページを夜寝る前に読んで、電気が消せなくなってその晩は明るい中で寝ました。 | ||||
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前妻も、悪霊も、ぜんぜん、こわくないところが、ちょっと残念。 | ||||
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