■スポンサードリンク
天使の傷痕
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
天使の傷痕の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
西村氏の社会派には傑作が実に多い。この作品が刊行されたのは1965年。いまから50年近く前である。 2013年現在でこの本を読んだが、色あせた感が全くない。殺人事件を解いていく面白さ×社会的な問題を考える難しさ が見事に同居しているのだ。どちらかが出すぎても中途半端な作品になってしまう。 今でこそトラベルミステリーで有名な作者であるが、社会派として書きたかったものをこの時期に一気に放出している。 この作品とともにおすすめしたいのが「四つの終止符」だ。どちらも体に障害を抱えた人が物語上重要な役割を担っており、 そこから社会的な問題を考えさせる話になっている。 トラベルミステリーも面白い。が、西村作品が好きな人は初期作品にもぜひとも目を通してもらいたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は昭和の社会派推理小説というやつが好きで、本作も大変面白く読みました。そもそも「社会派推理」と書いてしまった時点で結構なネタバレになるおそれがありますが、今の時代に敢えて本作を手に取るような方は、別に謎解きの面白さを求めているわけでもないでしょう。もう半世紀も前の作品であり、恋愛の描写や、終盤主人公がぶつかる壁には時代を感じずにはいられませんが、そういう古くささが本作の大きな魅力になってます。現代の傑作推理小説と比べてしまうと高い評価もできないので星三つですが、個人的には大満足な作品でした。文章は平易で結構サクッと読めるので若い読者にもお勧めします。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!