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マリオネットの罠
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マリオネットの罠の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全70件 41~60 3/4ページ
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終盤までは、「誰だ誰だ」状態で楽しんで読めました。しかし、終わりにつれて都合よい話を付けたし過ぎだと思いました。でも面白かったので4.2位です。 | ||||
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随分前に書かれた作品ということで、当時、リアルタイムで読みたかったという思いはあります。 ただ、今となっても古臭く感じることもあまりなく、違和感なく読めたような気もしますが。 最後に何か仕掛けがあるような気がしましたが(そうでなくてはここまでの高評価はではないと思うので)、主観的にはとっても驚くということもなく、淡々とした気分で読みました。 もし、最後の結末がなければ、途中で読むのを止めていたかもしれません。とってもよく考え抜かれた構成と感心しましたが、これも主観的な感想で恐縮ですが、あまり魅力的なあらすじではありませんでした。ファンの皆さま、ごめんなさい。 | ||||
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赤川次郎さんの作品は、中学生ころによく読んでいましたが、その後、本格ミステリブームが始まったので、ほとんど読むことはありませんでした。 本格ミステリものを探していて、意外にも、軽いタッチのものを書かれている赤川さんの作品が推薦されていたので読んでみました。 お見事です! 本格ものと比べても、ミステリーとしての出来栄えは遜色ないです。しかも、ホラー要素あり、麻薬や精神病などのテーマも扱っており、エンターテイメント性も切れ味が良く、ストーリーテリングも素晴らしいです。 そして、なんといっても結末ですね。 最近に出版されているものを読んでる方は、この作品の存在を知らないかもしれない、もったいないです。 復刻版などで多くの方に読まれても良い作品だと思います。 | ||||
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独特の文体で、読みやすさは健在です。一日で軽く読破できますが、かといって内容が薄いわけではない。 読んだ後も、なるほどーっと考えてしまう作品です。 | ||||
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有名な作家ではあるものの作品を読んだことは一度もありませんでした。この作家の小説はポップな表紙が多いので内容も軽いミステリーだろうと思っていたのですが案外重ためなお話でびっくり。いや、面白かったです。 一応ミステリーに分類されるのかな?しかし正直推理的な要素は少ないのでミステリーというよりホラーとして読んだ方が楽しめる気がします。実際推理しようにも読者へ提示されるヒントが圧倒的に足りないのでラストまでに真相に辿り着くのは厳しいかも。 視点がコロコロ変わりますがそのわりに頭が混乱することはなく、登場人物一人一人のキャラが立ってます。しかし悲しい女性がたくさん出てくるお話でした。長編処女作がこれとはすごい。 さすがに文章も読みやすく、無駄な描写がないのであっという間に読了。締め方はちょっと強引でしたが、まあ☆3.5くらいかな。 | ||||
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冒頭の猟奇的な事件、雅子という謎めいた女性の存在、修一と雅子の失踪後に起こる連続殺人、美奈子の療養所への潜入捜査等、スピード感のある展開で、引き込まれる内容。 事件の犯人や背景が徐々に明らかとなり、ただのサイコサスペンスのように感じられ、着地点がなかなか見いだせず、結末が予想しかねた。 終章での上西の指摘には確かに驚いたが、伏線が不明瞭すぎるので、この真相は予想しにくい。 美奈子は、徹頭徹尾、報われない女性であった。 | ||||
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以前から読みたいと思っていた小説のひとつを漸く読むことが出来た。 私の感想も多くのレビュアーと同じ。これは赤川氏の最高傑作と云える素晴らしい長編小説だと思う。 タイトルの「マリオネット」と云う言葉が様々な意味を持っていることが読後に明らかになる。 サスペンス、推理小説の枠を超えた人間ドラマが展開されており、登場人物たちの苦悩や人としてどう生きるべきかを さり気なく、しかし深く描いているのが最も印象に残った。 最後に明かされる意外な結末も無理やり嵌め込んだものではなく、なるほど!と納得できる範疇であるが、 この締め方には賛否が分かれるかもしれない。 そのことはともかく、この小説の巧みなプロットやヒューマンな細やかな描写には感服せざるを得ない。 | ||||
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しっかりと推理小説というものを初めて読んだなのがこれだったということもあると思いますが、いまだにこれより衝撃的などんでん返しに巡り合ってはいません。自分の中では最高傑作です。 | ||||
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本作──マリオネットの罠は、赤川次郎さんの最高傑作だと言えるだろう。 主人公の家庭教師が、森に幽閉されていた美少女を解放してやると、彼女はすぐに殺人を犯してしまう。しかも主人公は、事件の重要参考人として、全国に指名手配されてしまうのだった。一方都会では、そのときから恐ろしい連続殺人事件が起こっていく。 果たして二つの事件の関係は何か──そして事件の裏に隠された、“マリオネット”の本当の意味とは!? ハラハラドキドキのストーリー展開で、最初から最後まで楽しめること間違いなし! 買うか悩んでいる方や、ただ見ているだけの方でも、これは絶対に読むべき本だと思う。 | ||||
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赤川次郎=軽く読める小説という固定観念が覆された。 重厚でぐいぐいと引き込まれる展開。 あっと驚かされる結末。 こんな素晴らしい作品が何の賞にもノミネートがされていなかったという事実に驚愕する。 赤川次郎作品のなかでは最高傑作ではないだろうかと思う。 | ||||
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初期の長編で評価も高い作品ということで、かなり期待して読みましたが、期待以上でした。赤川次郎作品としては、ユーモア的な推理物ではなく、かなりシリアスな展開です。しかし、ずっとハラハラドキドキの展開で、一気に読んでしまいました。しかも最後までどんでん返しがあり愉しめます。 | ||||
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いつものクセで、あとがきを先に呼んで犯人が分かってしまい 100パーセント楽しめなかったので初めての人は気をつけてくださいね。 | ||||
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今回、レビューの評価の高さにつられて購入したのだが、まあ最初の展開は、なにかが起こる雰囲気で引き込まれて、早くページをめくっていった。しかし読み進めるにつれて、だんだんと都合よく事が展開していって、なかば強引なご都合主義の物語になっていると感じた。ラストの急展開はあまりにもお粗末で、「そこまでする」といった、余計にご都合主義が増えている。まあ、これがなきゃ物語が始まらないのだが。とにかく、この展開は、無理があるのではないか。どこか、宮部みゆきの作品に近いところもあるけど、個人としてはあまり驚きのない作品でした。 | ||||
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いつになっても古びない小説というものがある一方、 この作品は現在では読むに耐えないものになっている。 冒頭の殺人にしても、その動機がありえない。 現実と虚構の区別がつかないってその病名は? そんなひとがなぜ冷静に被害者の心理を読みつつ 殺人を犯せる? 一般人で囮捜査することはぜったいにありえません。 この小説が発表された80年代はこれでよかったのかも しれませんが、今となってはミステリー初心者かつ常識 のないひとしか楽しめないでしょう。 80年代ミステリーブームの嚆矢となった作品のひとつ かもしれませんがそのような歴史的価値以外、何もない 作品といわざるをえない。 出版界への貢献は認めますが、これでは読者が成長しませんよ。 | ||||
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マリオネットの罠を、どんな作品だと聴かれたら、 込み入った構造、人間の欲望、悪い意思 と答えると思う。 姉妹にフランス語を教えに行く講師。 講師の婚約者と恩師。 その人たちを取り巻くさまざまな人間関係。 殺人者。 人間の殺意は何から来ているのか。 麻薬をめぐる黒い意思。 世の中を誰かひとりの責任にするのではなく、 人間の意思と人と人との関係で紐解く。 複雑度としては逸品。 赤川次郎の代表作と言われる理由が分かりました。 | ||||
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著者の初期、特にデビュー間もない頃の作品は、のちの作品よりずっと中身にコクがあった。 それは三毛猫シリーズでも同じで、最初の「〜推理」はトリックもプロットも、なかなか本格ミステリしていた。 もちろん、そのトリックには少々疑問符が付くのだが。 さて、本書はその著者のデビュー長編であり、よく紹介されるときにフランス・ミステリ風といわれている。 読んだ感じからはジャプリゾの作品を連想したが、のちの著者の作品からは連想しにくい中身の濃密さと雰囲気である。 ただし、本格ミステリを期待すると、肩すかしを食うことになるかもしれない。 本作はあくまで、ロジックではなくムードを楽しむ作品である、といっておこう。 でも、面白いことは間違いない。 著者の最高傑作とはいえないが、長編作品の中ではベスト5に入るだろう。 著者名を隠して読んだら、多分赤川次郎とは気づかないだろう。 そのくらい、著者の他の作品とは傾向も雰囲気も文体も違う。 その違いを楽しむのも、本書を読む楽しみのひとつかもしれない。 | ||||
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に上げる人もいる本作ですが、たいしたことない。最後のどんでん返し?も無理やり感があるというか、まあ無いよりはあった方がいいんだけど。赤川次郎の他の作品と差はない。 | ||||
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赤川次郎さんの作品は、久しぶりに読んだのですがやはり流石だなあと思いました。全く予想だにしない結末、それでも中盤では読者にある程度の想像を膨らませる材料を少しずつ置いてくれるのでストレス無く一気に読めました。ただ個人的に私は晴れやかな気分にさせてくれる作品が好きなので、☆4つで。 | ||||
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赤川次郎という作者は知りません。 ただ大学の図書館の小説棚の、あいうえお順の一番最初にあったので、「暇つぶしにも頭の体操の為にもちょっと読んでみるか」という簡素な理由からです。 面白かったです。 脚本が素晴らしいです。 且つ非常に読みやすく、一気に読んでしまいました。 ラストは衝撃の一言です。 「え〜〜〜〜!!??」という感じです。 映画にしたら面白いなと思いました。 | ||||
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「死者の学園祭」や「幽霊列車」「上役のいない月曜日」など短編長編を問わず傑作を連発していた初期の赤川次郎。本作も初期長編であり、そして傑作である。最近ではあまり名を聞かないが、「この文庫がすごい」にランクインし、久々にその名を見たときは懐かしさがこみ上げてきました。 洋館を舞台に一種館モノめいた雰囲気で始まり、舞台は都会の街中へと移る。散りばめられた伏線とそのスピーディな展開、そして途中から主人公が変わるその構成の妙。そしてなんといっても衝撃のラスト。ホラー・サイコ・本格・どんでん返し、その全てを含んだ極上のミステリーをどうぞ堪能してください。 | ||||
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