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凍りつく心臓
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凍りつく心臓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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再評価して、星2つ減らしました。 ミステリの筋自体や犯人の意外性等は、それ程でもありませんでしたが、それ以外の、文化、自然、人種、アメリカ社会についての語りが興味深いです。 ミネソタという普段日本人には馴染の薄い土地や、ネイティブアメリカンの一部族の血が流れる主人公、各部族の文化・伝統や、主人公の彼等との交流・絆等、ネイティブアメリカンのアメリカ社会での立ち位置や関わり等、今まで読んだものとは切り口が違い新鮮です。 ただ、私が読んだことがないだけで、他にもこういったシリーズものは珍しくないようですが。 この本ではミステリの展開と並行して主人公夫婦とその家族の再生が語られていきますが、この第1作では主人公(コーク)が妻にでていけと言われて夫婦はすでに別居しており、コークにはモリーという恋人がいます。このモリーとコークが一度別れた後ヨリを戻した時点で、本来コークの家族の再生がテーマの一つである以上、このモリーという人は、おそらくそういうことになるんじゃ・・と思っていたら、案の定その通りになりました。 そして今読んでいる第2作の序盤ですでに夫婦の間には復活の兆しが‥、第3作まで今手元にあるので、ちょっとめくってみるともう冒頭で二人はベッドイン。子供のいる夫婦なんだからそれが当然の流れかもしれませんが、この弁護士妻、勝手に愛人作って旦那を追い出して見捨てた上に、離婚を迫っていたのに・・・! 一方、父親を早くに亡くして一人で生きてきた孤高のモリー、この人がコークを懸命に愛して一番辛いときに彼を支えたのに、、、また、モリーに関する展開はひとえにコークと妻の責任でしょ・・・? この点、いくらフィクションといえども、モヤモヤ、ムシャクシャします。 モリーは別の人生を求めてコークの元を去っていく、、もありだし、この愛人と妻のくだりが、男性作家であるがゆえ (?)の非常に単純・安易な展開だなぁ、と。 この点と、犯人が、序盤ですでにこの人では?と妻とのからみも含めて簡単にわかってしまうので、短絡的な筋書きともいえるし、それがマイナス2点ですね。 読み進めていくか、現在思案中です。 | ||||
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