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凍りつく心臓
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凍りつく心臓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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268ページから279ページまでページが外れそうで、273ページは外れた。 | ||||
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再評価して、星2つ減らしました。 ミステリの筋自体や犯人の意外性等は、それ程でもありませんでしたが、それ以外の、文化、自然、人種、アメリカ社会についての語りが興味深いです。 ミネソタという普段日本人には馴染の薄い土地や、ネイティブアメリカンの一部族の血が流れる主人公、各部族の文化・伝統や、主人公の彼等との交流・絆等、ネイティブアメリカンのアメリカ社会での立ち位置や関わり等、今まで読んだものとは切り口が違い新鮮です。 ただ、私が読んだことがないだけで、他にもこういったシリーズものは珍しくないようですが。 この本ではミステリの展開と並行して主人公夫婦とその家族の再生が語られていきますが、この第1作では主人公(コーク)が妻にでていけと言われて夫婦はすでに別居しており、コークにはモリーという恋人がいます。このモリーとコークが一度別れた後ヨリを戻した時点で、本来コークの家族の再生がテーマの一つである以上、このモリーという人は、おそらくそういうことになるんじゃ・・と思っていたら、案の定その通りになりました。 そして今読んでいる第2作の序盤ですでに夫婦の間には復活の兆しが‥、第3作まで今手元にあるので、ちょっとめくってみるともう冒頭で二人はベッドイン。子供のいる夫婦なんだからそれが当然の流れかもしれませんが、この弁護士妻、勝手に愛人作って旦那を追い出して見捨てた上に、離婚を迫っていたのに・・・! 一方、父親を早くに亡くして一人で生きてきた孤高のモリー、この人がコークを懸命に愛して一番辛いときに彼を支えたのに、、、また、モリーに関する展開はひとえにコークと妻の責任でしょ・・・? この点、いくらフィクションといえども、モヤモヤ、ムシャクシャします。 モリーは別の人生を求めてコークの元を去っていく、、もありだし、この愛人と妻のくだりが、男性作家であるがゆえ (?)の非常に単純・安易な展開だなぁ、と。 この点と、犯人が、序盤ですでにこの人では?と妻とのからみも含めて簡単にわかってしまうので、短絡的な筋書きともいえるし、それがマイナス2点ですね。 読み進めていくか、現在思案中です。 | ||||
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ミネソタのアイアン湖畔の町オーロラ―吹き荒れる雪嵐の日、老判事の死体が発見された。自分の頭を拳銃で吹っとばしたのだ。明らかに自殺に見えたが、最後に判事と会ったはずの少年が失踪。不審を抱く元保安官コーク・オコナーの執念の捜査が始まった。 | ||||
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奇想天外でもない、完全無敵のヒーローじゃないし、スパイものでもない、必要以上の暴力描写もない、ホラーでもない、感動作品でもない。でも、登場人物に共感したり、ミネソタのオーロラに行きたくなったり、なんだろうこれが物書きの才能なんだろうか。止まらないんだよね、読み始めると。コークの子供たちや、オーロラの人達が幸せになってほしいな、って思うんだよね、フィクションなのに。 | ||||
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古本屋で探してでも読むべき秀作だ。今年読んだ50作近い他のミステリーが駄作に感じてしまう。 | ||||
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「コーク・オコーナー」第一作。2016年4月現在で7作目(血の咆哮)まで翻訳されています。 シリーズ物って第一作が一番おもしろいのではと感じることが何回かあるのですが、当シリーズも同様かもしれません。 ミネソタの自然、アメリカ先住民、ミステリーの要素、家族の物語がおりなす好シリーズです。 ぜひ、この第一作から (再販してくださいね) | ||||
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新品とは違うものの、帯もついており、期待以上のものでした 絶版されていたものであり、助かりました | ||||
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近くの図書館で探してもみつからなかったので、購入しました。 モリーとコークの関係がせつなかった。 | ||||
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主人公のコーク・オコナーには先住民の血が混じっている。ミネソタのオーロラという架空?の町が舞台。近くに居留地がある。ほとんどカナダとの国境に近い場所。冬の間の話なので、湖は凍結している。湖面を車やスノーモービルで行き来している。アイアン・レイクの名前は、近くで鉄鉱石を産出していたので、その名がある。コークは妻との間がうまく行っていない。子どもは3人。この夫婦関係の行方が興味ぶかい。殺人やいろいろな出来事の中で、元シェリフのコークが裏を取ろうと動く。初めは誰が背景にいるのか分からない。少しずつ事情が分かってくる。最後に犯人と攻防。物語の舞台や先住民としての話が珍しく、夫婦関係や子どもたちとの先行きも気になる。これがデビュー作とのこと。シリーズは楽しめそうだ。この著者のOrdinary Graceという作品も読んでみたい。 | ||||
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元保安官コーク・オコーナー シリーズは新作から読みはじめて惚れ込み順次遡ってきたが、書評者の皆さんの言に惹かれて遅まきながらやっと第一作に辿りついた。さすが10年以上温めたものでその中身の濃いこと!最近の作と比べると随分肩に力が入っているなあとも思えるが、ミネソタの古老とそれを温かく抱く大自然、それに今をときめく弁護士ジョーを妻にもつ少々くたびれたコーク、ぎくしゃくする夫婦の間で精いっぱい成長したがる子供たち、と今後のシリーズの土台がしっかりしつらえてある。読む順番が逆になったが後々のコークを巡る状況を判った上でみれば、そうなんだよなあ、と深読みできる喜びがある。野口百合子さんの訳はいいなあ。。 | ||||
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作者のホームページを覗くと(http://www.williamkentkrueger.com/)、 My day begins at 5:45 AM. I wake up to the radio playing softly, get dressed, leave the house, and go to my office. とあって、「My Office」として、デビュー作を執筆するために15年間(!)通い続けたコーヒーショップでの著者の写真が載っています。 大きなコーヒーポットを前に、なにやらノートに書いているところ。 なんだか素敵なオヤジです。 で、「凍った心臓」ですが、読んで損はないです。 と云うか、読まないと損です。 残念なことに、いまは古本でしか手に入らない状態ですけど、それでもなんとか手に入れて読んでほしい。 この作品で語られる悲劇のメロディが、あとに続く作品の中でも低く流れ続けているのです。 「凍った心臓」を読まなくても、あとの作品は楽しめますが、読んでいればもっと重曹的に楽しめます。 コークと家族の物語は、すべてここから始まっているのです。 | ||||
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このシリーズの第5作「闇の記憶」、6作「希望の記憶」が最近発行され、週刊誌のレビュー等、複数で薦めらており、そこにシリーズものだが、途中からでも全く違和感なく入れる傑作ハードボイルドサスペンスとあり、ミネソタの大自然、重厚なサスペンス、何より家族愛、仲間との絆に購入後一気読み、とても楽しめました。が、しかし、6作あとがきに第1作「凍りつく太陽」のショッキングな内容のさわりが書いてあり、気になって気になって、しかも現在新刊本は手に入りません。アマゾンで古書にてゲット、ショッキングな内容。。 ミネソタの自然豊かな田舎の郡で、街の名士の判事が銃で自殺。目撃した少年は行方不明。事件は静かな街、インディアン保留地を巻き込み展開します。主人公コーク・オコーナーは、ミネソタ州の田舎の郡の元保安官でネイティブ・アメリカンとアイルランド系のハーフです。このストーリーの大事な伏線の過去の事件で、保安官を失職してハンバーガーショップの親父ですが、シリーズ全てそうですが、我らがコークは、ハードボイルドながら、おせっかいで熱い中年アメリカ親父ですから、現保安官に注意されても、捜査の手を緩めず闘います。何がショッキングかと言いますと、5作、6作を先に読んだという特殊事情かもしれませんが、5,6作で、コークと妻ジョー(男みたいな名前ですが、3人も子供いながら、すぐに男が寄ってきてしまう金髪碧眼の美女で、正義のやり手弁護士)の夫婦愛に感動したのですが、この1作ではこの二人、ダブル不倫中です。しかも妻の方がどっちか言うと言い訳ならんという救い難い状態。妻を問い詰めるシーンでは、開き直られ、真実を告げられ、主人公コークが哀れです。 追っている事件とダブル不倫は密接にリンクしてますが、事件よりダブル不倫の行方が気になってしまいます(笑) でもこの1作ほか、2作、3作も新刊では購入できないはずですから、4,5,6作から読みはじめてハマる方、他にもいるはずと思います。そして私のように、そのせいで余計燃えて読んでしまう方いらっしゃるはずです。それは、こんな絆の深い家族の物語といってもいいシリーズの開幕がズブズブのダブル不倫だからです。でもこの作者はすごく深謀遠慮、計算しています。 その後私は、2,3,4作を読みましたが、少しずつ、一作一作このオコーナー家は絆を深めていくのです。それが説得力ありました。野口百合子さんの翻訳も、簡素で小気味良く、森と湖とピックアップトラックと、白人とネイティブと、リーバイスのデニムとレッドウイングやパタゴニアなブーツの世界を表現するのにぴったりです。 まあこんな変な楽しみ方は、アメリカでも確固たる地位を築いているシリーズの第一作で、アンソニー賞、バリー賞 99年ダブル受賞の本作を絶版にしている講談社様のお陰です。海外ミステリー老舗文庫の某二社が発刊だったなら多分コツコツ売ってくれていたろうに。 ネタバレ含みますが、絶版作品で、しかもシリーズ継続中ですので、こんな書き方になってしまいました。 重ねて残念です。 | ||||
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複数の血生臭い殺人が行われたというのに、どうしてこんなに読後感が爽やかなのだろう!くわえて、これがデビュー作とは、またまた驚く。アンソニー賞とバリー賞を受賞したというのもうなづける。カナダに近いミネソタの北部、美しい湖畔の町での物語。吹雪の中、行方不明になった新聞配達の少年を探しに行った先で最初の事件が発生。そして、その後も主人公の元保安官コーク・オコーナーが立ち寄る先々で起こる殺人事件。先住民インディアン達が経営するカジノとその従業員達。ワシントン入りを狙う上院議員と、その弁護士であるオコーナーの妻。脇役達も実に多彩。そして、愛人モリーと妻との間で振れ動くオコーナーの実に人間臭いこと。『月下の狙撃者』も好著ですが、こっちは傑作と言えます。自然が好きな人。けなげに生きる人間が好きな人。悪を許せない人。そういった人々にぜひお奨めします。 | ||||
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