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シューマンの指
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シューマンの指の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全110件 41~60 3/6ページ
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新聞広告で「指を失ったピアニストが奏でるシューマン」に興味を持って手に取った。 小説のリアリティは、99のホントウにたった一つのウソを混ぜることによって得られる、というような話を聞いた覚えがあるが、本作はとにかく音楽評論が本格的で、それが本作の99のホントウとしてリアリティの芯を作っていることは間違いない。延々と続くシューマン論。ミステリとしての謎かけと謎解きは、分量からすればシューマン論への香り付け、という程度でしかない。しかし読んでいて決して退屈はしないし、その全編に漂う暗い緊張感はあくまでもミステリのものなのである。 構成も巧みで最後の最後まで気が抜けない。この重厚感はミステリの仕掛けではなく、やはり音楽評論がもたらすリアリティのなせる技であろう。素直に凄い、と思った。 | ||||
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普段あまりミステリーは読まないけど、これは存分に楽しめた。意外性のあるドンデン返しも、最高。クラシック音楽が好きな人には、たまりません。すぐに聴きたくなる、CDショップに駆けつけたくなります。 奥泉光さんは芥川賞作家ですが、純文学が苦手な人も、面白く読めます。超おすすめです。 | ||||
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普段あまりミステリーは読まないけど、これは存分に楽しめた。意外性のあるドンデン返しも、最高。クラシック音楽が好きな人には、たまりません。すぐに聴きたくなる、CDショップに駆けつけたくなります。 奥泉光さんは芥川賞作家ですが、純文学が苦手な人も、面白く読めます。超おすすめです。 | ||||
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本はとっても綺麗でしたが、変な匂いが付いていて(多分たばこ!)気持ちが悪くなります。 匂いって取れなくて困るので気を付けて下さいね!! | ||||
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本はとっても綺麗でしたが、変な匂いが付いていて(多分たばこ!)気持ちが悪くなります。 匂いって取れなくて困るので気を付けて下さいね!! | ||||
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音楽に造詣がないためか、前半で挫折しました。 ミステリーと思い読み始めましたが、シューマンのことばかりで、 なかなか話が始りませんでした。 | ||||
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音楽に造詣がないためか、前半で挫折しました。 ミステリーと思い読み始めましたが、シューマンのことばかりで、 なかなか話が始りませんでした。 | ||||
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まもなく発表となる本屋大賞にもノミネートされている本作。 ミステリー作品として評判も高く、奥泉さんもこれまでほぼ全作読んでいて好みだったので 期待して読んだのですが。。。 まず、ミステリーだと思って読むと前半がのりきれません。あまりクラッシック音楽になじみが無い人にしてみればシューマンの曲名を言われても、曲が浮かばないのではないでしょうか(私はさっぱりでした。。。) いつもの奥泉小説なら「切断された指がいかに再生されたか」という点が掘り下げられて 縦横無尽な世界が広がりそうなのですが、そちらへは転ばず。 最後まで一気に読ませる筆力はさすがなのですが、最後がちょっと不満でした。 (一番楽しめなかった理由は、私がシューマンの造詣が無かった点にあると思うのですが。。。) | ||||
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まもなく発表となる本屋大賞にもノミネートされている本作。 ミステリー作品として評判も高く、奥泉さんもこれまでほぼ全作読んでいて好みだったので 期待して読んだのですが。。。 まず、ミステリーだと思って読むと前半がのりきれません。あまりクラッシック音楽になじみが無い人にしてみればシューマンの曲名を言われても、曲が浮かばないのではないでしょうか(私はさっぱりでした。。。) いつもの奥泉小説なら「切断された指がいかに再生されたか」という点が掘り下げられて 縦横無尽な世界が広がりそうなのですが、そちらへは転ばず。 最後まで一気に読ませる筆力はさすがなのですが、最後がちょっと不満でした。 (一番楽しめなかった理由は、私がシューマンの造詣が無かった点にあると思うのですが。。。) | ||||
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面白くない本だ。シューマンの作品の解説がやたらと多くて詳しいが、そういう情報を求めるために本書を買ったのではない。また、その作品の解説が、謎解き(犯人探し)の糸口になっているわけでもない。いったいどこが面白いのか。頭のおかしいやつというか、精神を病んでいる人間が書いた(という設定の)文章を読むのはつまらないだけでなく苦痛である。作者は何を言いたかったの?でも、こんな本でも喜んで読んでいる人がいるのは不思議だ。 | ||||
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面白くない本だ。シューマンの作品の解説がやたらと多くて詳しいが、そういう情報を求めるために本書を買ったのではない。また、その作品の解説が、謎解き(犯人探し)の糸口になっているわけでもない。いったいどこが面白いのか。頭のおかしいやつというか、精神を病んでいる人間が書いた(という設定の)文章を読むのはつまらないだけでなく苦痛である。作者は何を言いたかったの?でも、こんな本でも喜んで読んでいる人がいるのは不思議だ。 | ||||
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美しい言葉選びが恍惚とさせてくれます。 筆者のシューマンへの思いの深さを感じさせてくれるほど、一曲一曲の解説が描写細かく描かれています。 読んでいるとシューマンの楽曲を聞きたくなります。 私はクラシックを聞きはしますが、楽譜は読めないので楽譜を読める事が出来る方が読めば、 もっと面白さを感じられそうです。 個人的に一番好きな場面は永嶺修一の幻想曲の演奏シーンの一連。 想像すると溜息が出るほどの美しい情景が思い描かれて、うっとりさせられました。 肝心のミステリーですが、前半はなかなか進まないので、生粋のミステリファンには物足りなさを感じさせるかもしれません。 しかし結末の最後は不要だと思います。あの箇所が無ければもっとミステリアスで良い余韻を残せたのではないかと思ったのですが…。 そこは惜しいと感じてしまいました。 美しいミステリを読みたい方にはオススメです。 | ||||
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美しい言葉選びが恍惚とさせてくれます。 筆者のシューマンへの思いの深さを感じさせてくれるほど、一曲一曲の解説が描写細かく描かれています。 読んでいるとシューマンの楽曲を聞きたくなります。 私はクラシックを聞きはしますが、楽譜は読めないので楽譜を読める事が出来る方が読めば、 もっと面白さを感じられそうです。 個人的に一番好きな場面は永嶺修一の幻想曲の演奏シーンの一連。 想像すると溜息が出るほどの美しい情景が思い描かれて、うっとりさせられました。 肝心のミステリーですが、前半はなかなか進まないので、生粋のミステリファンには物足りなさを感じさせるかもしれません。 しかし結末の最後は不要だと思います。あの箇所が無ければもっとミステリアスで良い余韻を残せたのではないかと思ったのですが…。 そこは惜しいと感じてしまいました。 美しいミステリを読みたい方にはオススメです。 | ||||
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シューマンもピアノもミステリも大好きな私。前半が苦痛で後半が良かったという人が多いようだが、私は逆だった。 筆者のシューマン論は実に面白かったが、ミステリとしては、一番やって欲しくない安易なオチだった。 | ||||
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シューマンもピアノもミステリも大好きな私。前半が苦痛で後半が良かったという人が多いようだが、私は逆だった。 筆者のシューマン論は実に面白かったが、ミステリとしては、一番やって欲しくない安易なオチだった。 | ||||
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最近安易に本を選んで外れ続きだった私にとって久しぶりの当たりなので、 またまたその手ですか?と感じられる少しばかりの欠点は気にせずに☆5つです。 ミステリーとして面白くないわけではありません。わくわくしながら読ませていただきました。 最初から映像化されることを期待しての執筆?と疑いたくなったり、浅く感じられる奇をてらった文章の氾濫する昨今の小説群の中で、 著者の心の中の必然からほとばしり出たとしか思えない美しい文章、文体・・・それだけでも救われた気持ちで一気に読んでしまいましたが、 その上たとえばシューマンの幻想曲をはじめとする、実際に曲が聴こえてくるような錯覚に陥る音楽の描写がとても素晴らしく、別の世界に引っ張り込まれたような気持でした。 シックな装丁もとても素敵ですが、どう言ったらいいのか・・・そうです・・・若者言葉で・・・あまりにもベタです(笑) | ||||
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最近安易に本を選んで外れ続きだった私にとって久しぶりの当たりなので、 またまたその手ですか?と感じられる少しばかりの欠点は気にせずに☆5つです。 ミステリーとして面白くないわけではありません。わくわくしながら読ませていただきました。 最初から映像化されることを期待しての執筆?と疑いたくなったり、浅く感じられる奇をてらった文章の氾濫する昨今の小説群の中で、 著者の心の中の必然からほとばしり出たとしか思えない美しい文章、文体・・・それだけでも救われた気持ちで一気に読んでしまいましたが、 その上たとえばシューマンの幻想曲をはじめとする、実際に曲が聴こえてくるような錯覚に陥る音楽の描写がとても素晴らしく、別の世界に引っ張り込まれたような気持でした。 シックな装丁もとても素敵ですが、どう言ったらいいのか・・・そうです・・・若者言葉で・・・あまりにもベタです(笑) | ||||
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この人も「シューマンの徒」であると知って勇んで手に取ったのです。ずいぶんシューマンに親炙されたようではじめのうちは喜びを覚えつつ頁をめくっていました。ところがこの本は私が勝手に予想していたシューマンの伝記小説ではなく、下らない民放テレビでよくやっている「家政婦は見たか見ないかなんちゃって殺人事件」の謎解きスタイルをベースにしながら、要所要所に音楽の蘊蓄を傾けるという趣向になっています。文中、音楽家シューマンとシューマンの楽曲の解釈や評価についての記述は迚も興味深く、この作曲家に多大の魅力を感じてはいても、そのよってきたる由縁についての理解が浅かった私などに裨益するところは多々ありましたが、さて全体的な小説としての出来栄えはどうであったかと問われれば、最末尾のあっと驚く殺人事件のどんでん返し、さらには本作の小説構造を一瞬にして解体してしまうという魔法のような裏技、そのトリッキーなお手並みを大いに評価するにしても、「で、それがどうしたの?」と呟かざるを得ない、このー、「なんだかかなあ」という白けた気分が、窓の外の木枯しのように心中を冷え冷えと吹き過ぎていったことも事実です。こんな大脳前頭葉でこねくり回した小説をでっちあげる代わりに、平野啓一郎のショパンの向こうを張って「音楽の友」でユニークなシューマン論を連載していただきたいものです。 書いて書いてもトカトントン読んでも読んでもトカトントン 茫洋 | ||||
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この人も「シューマンの徒」であると知って勇んで手に取ったのです。ずいぶんシューマンに親炙されたようではじめのうちは喜びを覚えつつ頁をめくっていました。 ところがこの本は私が勝手に予想していたシューマンの伝記小説ではなく、下らない民放テレビでよくやっている「家政婦は見たか見ないかなんちゃって殺人事件」の謎解きスタイルをベースにしながら、要所要所に音楽の蘊蓄を傾けるという趣向になっています。 文中、音楽家シューマンとシューマンの楽曲の解釈や評価についての記述は迚も興味深く、この作曲家に多大の魅力を感じてはいても、そのよってきたる由縁についての理解が浅かった私などに裨益するところは多々ありましたが、さて全体的な小説としての出来栄えはどうであったかと問われれば、最末尾のあっと驚く殺人事件のどんでん返し、さらには本作の小説構造を一瞬にして解体してしまうという魔法のような裏技、そのトリッキーなお手並みを大いに評価するにしても、 「で、それがどうしたの?」 と呟かざるを得ない、このー、 「なんだかかなあ」 という白けた気分が、窓の外の木枯しのように心中を冷え冷えと吹き過ぎていったことも事実です。こんな大脳前頭葉でこねくり回した小説をでっちあげる代わりに、平野啓一郎のショパンの向こうを張って「音楽の友」でユニークなシューマン論を連載していただきたいものです。 書いて書いてもトカトントン読んでも読んでもトカトントン 茫洋 | ||||
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評判と、帯に書かれたあらすじに惹かれ読んでみました。ミステリーを期待していたのですが、8割から9割が筆者のシューマン論といっても過言ではない内容でした。特にクラシックに興味の無い私には良くわからない、かつ、苦痛以外の何者でもありませんでした。一応最後まで読みましたが落ちは、はぁ?、なんだそれ。っといった感じでした。ミステリーを期待すると、間違いなく裏切られます。これは、シューマン論にミステリー風味をつけただけの本です。 | ||||
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