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シューマンの指
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シューマンの指の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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難しい漢字や言葉を使いすぎ、さらに言い回し方もしつこくて、文章の流れが素直に見えず、情景が浮かばない。 本当に文章の上手な人は、やさしい漢字や言葉使いで、その情景が誰でもすぐに浮かび、その小説の中に引きずり込まれていくものです。プロの作家は、プライドが高いのか、難しく書くことが自分のレベル高さを表していると勘違いしている。困ったものだ。 | ||||
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音楽小説としては興味深く面白かった。 不気味な、あるいは妖しい妄想と同性愛 が、ミステリーとしては、すっきり明確な結末が欲しい人間なのでモヤモヤして読後感が残念です。 結末が曖昧なものもミステリーではあるのでしょうが、理路整然を求める人にはオススメできない。 途中まで面白かったからこそ、ある種の最期であろうと答えと終幕を書いて欲しかった。 | ||||
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まず他の方もレビューで書かれておりますが、クラシック音楽関連の薀蓄がかなり長いです。 私自身はクラシック音楽が好きで普段からよく聴くのでまだ耐えられましたが、興味のない方には苦痛でしょう。 さほどミステリー小説という感じでもないです。 最後まで読むと「ああ、そういう話だったのか....」と思えます。 途中で気づける人はどれだけいるのだろうか... 詳しくはここには書けませんが、途中で投げ出すと余計に理解し難い作品のまま終わってしまうと思われます。 | ||||
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ひたすら本格ミステリについてマニアックに語り尽くすミステリがありますが、それをまったく本格ミステリを知らない人が読んだらどんな感じなんだろう、と長年思っていました。この作品は、シューマンについて言葉を尽くして語りまくっています。私はクラシック音楽は一切聴かないので、「全然何を言っているのかわからない。でも、当たり前だけど、やっぱりどの世界も奥が深いんだなあ」と感じました。この本のおかげで、シューマンを聴いてみたくなりました。 しかし、ミステリとしては四流です。殺人事件も唐突だし、特に謎もないし、最後のどんでん返しでかなりがっくりきました。別に反則ではありませんが、この作品で使うと脱力必至の手です。非常にバランスの悪い作品でした。 | ||||
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おもしろい小説を書く人は読み手の専門外の知識を補完すべく、あらゆる手法を使って巧みに描写し、読者をその世界観に巻き込もうとします。私自身、あまり音楽に詳しくないので序盤は本当に退屈しました。中盤にはおまけのようにミステリー要素を加える手法にも納得できず、絶えず登場人物の音楽観をつらつら書いている小説にすぎません。この小説には話の軸というものが大きく欠如しているため、大変つまらない作品になってしまったと思います。 | ||||
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一人の天才ピアニスト修人を仲介役として、シューマンの音楽や精神性に取り憑かれた主人公の生涯を本人の回顧譚風に綴った物語。一作毎に分野を変え、その分野に関する徹底的な調査の下で作品を発表する作者の特徴は良く出ている。今回の分野は音楽(クラシック)で、音楽の持つ魔性をテーマにしたかったのかも知れない。 だが、主人公(作者)の一人よがりだけが目立つ非常に退屈な作品。記述の大半がシューマンの音楽論、ピアノの演奏技術論、そして修人に対する主人公の同性愛的崇拝で占められており、読んでいてウンザリ感が漂う。主人公の精神性(生涯)をシューマンのそれと重ねようとする余り、作品のアチコチに綻びが見え、それが上述のウンザリ感を助長している。また、冒頭から作品全体を茫洋とした狂気めいた雰囲気が覆っており、一種の妄想小説の感を呈しているのも、作者にとってマイナスではないのか。途中で殺人事件が起こるのだが、これを純粋なミステリ趣向と捉えられないのもここに要因がある。そうかと言って、この妄想感を取り除くと作品自体が成立しないと言うお粗末な創り。 青春時代特有の夢想や偏執といった手垢にまみれたテーマを、音楽という題材を通して描いただけの作品に映り、結局、作者の意匠が奈辺にあるのかサッパリ分からなかった。 | ||||
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冒頭で「謎」が提示された後は、シューマンに関する記述が延々と続く。曲に対する印象や好き嫌いの記述は所詮「個人の感想」と思って軽く読み進めたが、さすがに161ページに出てくる幻想曲第三楽章のコード進行には違和感があったので、手許の楽譜で確かめたら、やはりおかしい。プロの音楽家のレビューもあったらしいが、こういう正否がはっきりするところは抜かりなくやってもらわなければ。格調高いスノビッシュな雰囲気が台無しだ。 一方、ミステリーとして見た場合、中間部にシューマンに関するウンチクが居座っているものだから、量的に不充分。また、他の方のレビューにもあったように、終わり方はミステリーとしての常道を逸脱しており不満が残る。(帯にはラストが読みどころのように書いてあったが、とんでもないセールストークである) 結論から言えば音楽小説としてもミステリーとしても中途半端。化合ではなく単なる混合にとどまっているのだ。もし、作者がシューマンの音楽を血や肉として指先まで行き渡らせているのなら、こんなに散漫にはならないだろう。実力ある作家なら、こんな「付け焼き刃」に頼らずに、自らの世界を自らの語り口で堂々と作り上げて欲しい。 あと、蛇足ながら申し上げると、14ページの試金石という表現はシューマン愛好家の発言としてあり得ない。確かに一般人の話し言葉としては慣用になりつつあるのだが、156ページに出てくる「独擅場(どくせんじょう)」(独壇場ではない)という単語を知っている程のプロ作家がやらかすような誤用ではなかろう。 ミステリーではないけれど、音楽がらみの小説だったら佐藤多佳子の聖夜 ― School and Musicの方が、読後の満足感は数段上であった。 | ||||
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延々と続く著者の「シューマン論」。私はクラシックが好きで、シューマンの作品も好きなのだが、そんな私でさえ辟易とさせられ、読むのが苦痛だった。これに散々付き合わされた挙句、やっと中ほどで事件らしい事件が起き、その謎解きはというと、散々読まされた「シューマン論」とは全く関係ない。 しかも、オチが…。他のレビュアーの方も書いていらっしゃるが、このオチ自体が「禁じ手」に近い(ミステリー作家が、そのオチを使っちゃおしまいでしょう、というオチ)。 この作品は期待はずれと言わざるを得ない。 | ||||
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延々と続く著者の「シューマン論」。私はクラシックが好きで、シューマンの作品も好きなのだが、そんな私でさえ辟易とさせられ、読むのが苦痛だった。これに散々付き合わされた挙句、やっと中ほどで事件らしい事件が起き、その謎解きはというと、散々読まされた「シューマン論」とは全く関係ない。 しかも、オチが…。他のレビュアーの方も書いていらっしゃるが、このオチ自体が「禁じ手」に近い(ミステリー作家が、そのオチを使っちゃおしまいでしょう、というオチ)。 この作品は期待はずれと言わざるを得ない。 | ||||
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このオチはないでしょう… まさに今、読み終えたところなのですが、このガッカリ感をどうしたらいいものか… こんなに丁寧に作り込まれた文章に、あんなどんでん返しをつける必要があるでしょうか? 衝撃のラスト!といえば聞こえは良いですが、この手のオチは実際はありがちで、 ミステリー作家の逃げ道というか…どんなに美しい作品も、 瞬時に安っぽいものに成り下がってしまう技法だと思います… 読んでいて、「まさか、あのオチじゃないよね?」とうっすら予感し、 あとはガッカリ感を明確にしていくだけの作業でした。 技巧的なメロディーを奏で、「音楽」が聞こえなくなったのは作者なのではないでしょうか。 本当に、ガッカリしました… | ||||
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このオチはないでしょう… まさに今、読み終えたところなのですが、このガッカリ感をどうしたらいいものか… こんなに丁寧に作り込まれた文章に、あんなどんでん返しをつける必要があるでしょうか? 衝撃のラスト!といえば聞こえは良いですが、この手のオチは実際はありがちで、 ミステリー作家の逃げ道というか…どんなに美しい作品も、 瞬時に安っぽいものに成り下がってしまう技法だと思います… 読んでいて、「まさか、あのオチじゃないよね?」とうっすら予感し、 あとはガッカリ感を明確にしていくだけの作業でした。 技巧的なメロディーを奏で、「音楽」が聞こえなくなったのは作者なのではないでしょうか。 本当に、ガッカリしました… | ||||
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音楽に造詣がないためか、前半で挫折しました。 ミステリーと思い読み始めましたが、シューマンのことばかりで、 なかなか話が始りませんでした。 | ||||
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音楽に造詣がないためか、前半で挫折しました。 ミステリーと思い読み始めましたが、シューマンのことばかりで、 なかなか話が始りませんでした。 | ||||
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面白くない本だ。シューマンの作品の解説がやたらと多くて詳しいが、そういう情報を求めるために本書を買ったのではない。また、その作品の解説が、謎解き(犯人探し)の糸口になっているわけでもない。いったいどこが面白いのか。頭のおかしいやつというか、精神を病んでいる人間が書いた(という設定の)文章を読むのはつまらないだけでなく苦痛である。作者は何を言いたかったの?でも、こんな本でも喜んで読んでいる人がいるのは不思議だ。 | ||||
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面白くない本だ。シューマンの作品の解説がやたらと多くて詳しいが、そういう情報を求めるために本書を買ったのではない。また、その作品の解説が、謎解き(犯人探し)の糸口になっているわけでもない。いったいどこが面白いのか。頭のおかしいやつというか、精神を病んでいる人間が書いた(という設定の)文章を読むのはつまらないだけでなく苦痛である。作者は何を言いたかったの?でも、こんな本でも喜んで読んでいる人がいるのは不思議だ。 | ||||
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評判と、帯に書かれたあらすじに惹かれ読んでみました。ミステリーを期待していたのですが、8割から9割が筆者のシューマン論といっても過言ではない内容でした。特にクラシックに興味の無い私には良くわからない、かつ、苦痛以外の何者でもありませんでした。一応最後まで読みましたが落ちは、はぁ?、なんだそれ。っといった感じでした。ミステリーを期待すると、間違いなく裏切られます。これは、シューマン論にミステリー風味をつけただけの本です。 | ||||
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評判と、帯に書かれたあらすじに惹かれ読んでみました。 ミステリーを期待していたのですが、8割から9割が筆者のシューマン論といっても過言ではない内容でした。 特にクラシックに興味の無い私には良くわからない、かつ、苦痛以外の何者でもありませんでした。 一応最後まで読みましたが落ちは、はぁ?、なんだそれ。っといった感じでした。 ミステリーを期待すると、間違いなく裏切られます。これは、シューマン論にミステリー風味をつけただけの本です。 | ||||
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クラシック音楽も好きで、シューマンも好きで、ミステリーも好きなので、期待大で読んだのですが、意外と肩透かしでした。シューマンへの思いや曲のいろいろな見解が物語り調に書かれている本という感じ。ミステリーとしては、起きた事件についての記述があまりに薄く、ワクワクやドキドキが全く感じられなかった。冒頭から、「指」「あの事件」というように引っ張った割には、「あれ、なんだ」という結末で、尻つぼみでした。ただ、ピアノの表現や音楽の解説、シューマンの勉強には、役立つ本です。 | ||||
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クラシック音楽も好きで、シューマンも好きで、ミステリーも好きなので、期待大で読んだのですが、意外と肩透かしでした。シューマンへの思いや曲のいろいろな見解が物語り調に書かれている本という感じ。 ミステリーとしては、起きた事件についての記述があまりに薄く、ワクワクやドキドキが全く感じられなかった。 冒頭から、「指」「あの事件」というように引っ張った割には、「あれ、なんだ」という結末で、尻つぼみでした。 ただ、ピアノの表現や音楽の解説、シューマンの勉強には、役立つ本です。 | ||||
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書店で見て、装丁の良さにひかれて購入しました。 初版本は帯も美しいですが、それ以降は別な帯になるようで、少し残念でした。 他の方のレビューではいいこと書いてありますが、 ピアノを全然ひいたこともなく、クラシックに詳しくもない 自分にとっては 全然わからないことも多数あり、 楽しめなかったな〜 と正直、思います。 ピアノを小さい頃からやっている友人にも読んでもらいましたが、 正直よくわからない・・・というのが感想でした。 ただ、最後の結末の衝撃はかなりのものがありました。 途中読むのをやめようかな〜とも思いましたが、 最後の結末を読んで、 買ってよかったと思えました。 構成がいいと書いてありましたが、 主人公が記憶をたどっていく という形式の小説なので、話がとんでいる 感じがしました。 これは、自分の主観的な感想ですが 全体的に文章が陰っているとゆうか 暗いというか、 そんな印象がありました。 ピアノを弾いたことがない人にとっては 買ってもあんま楽しめないとは思いますが、 買って最後まで読んだなら、 「よかった〜」って思えると思います。 | ||||
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