■スポンサードリンク


ホワイトアウト



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

ホワイトアウトの評価: 6.63/10点 レビュー 8件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.63pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(7pt)

ホワイトアウトの感想

ミステリー要素はほぼありません。
雪山冒険エンタメ小説という感じでしょうか。
ダム関連の説明等で、やや小難しいところもありますが、全体を通して読み易いです。
スピード感もありますので、ページ数の割には簡単に読み終わりました。

内容的には主人公富樫の一人舞台という感じですかね。驚異的な体力と精神力。これを良しとするか否かで評価も分れるところでしょう。
惜しむべきは影の主人公と成り得たテロ犯笠原の最後。もう少し表舞台に出して最後を迎えさせたかった。
また、人質となったダムの職員、職員の身内の心情、これらへの書き込みも全く無かったが、これも少々拍子抜け。
さらにテロ犯リーダーらの真のテロ目的が明確に語られなかったのもマイナス点。
これらが全て描かれていれば、重厚な冒険小説に成り得ただろうに、惜しい気がした。

まあ、そこも加味して総合評価7点としたい。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.7:
(6pt)

真夏の猛暑日にオススメ

1996年の吉川英治文学新人賞の受賞作。日本では珍しい、壮大な構想の冒険サスペンス作品である。
厳寒期の豪雪に閉ざされた日本最大のダムが武装したグループに襲撃され、発電所員が人質となって占拠された。彼らの要求は現金50億円を24時間以内に用意しろというもので、要求を拒否したら人質とダム下流域住民の安全は保証しないという。豪雪に行く手を阻まれて動きが取れない警察に代わって、ただひとり人質になるのを免れた所員の富樫輝男が、武装した犯人たちに徒手空拳で立ち向かうことを決意する。富樫には、どれほど困難でも挑戦しなければならない、深い理由があったのだ。
スケールが大きく、緻密な取材と確かな描写力が印象的な小説だが、ダムの構造や周辺の地形などの描写が複雑で理解するのに苦労するため、好き嫌いがはっきり分かれそうな作品である。「このミステリー」で1位を獲得したように高評価を得ているのだが、自分には合わなかった。2000年に映画化されたようだが、確かに映画の方が理解しやすい作品と言える。
最初から最後まで舞台がすべて豪雪の雪山なので、暑い夏の日の読書にはオススメだ。

iisan
927253Y1
No.6:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

ホワイトアウトの感想

何故ここまでこの作品の評価が高いのか正直わかりません。
雪山の持つ過酷な描写は文句なしで特筆ものだと思います。
コメディ路線でのストーリーであれば非現実的なスーパーマンストーリーも楽しめるのですが、
この作品はシリアス路線のストーリーであるため主人公富樫の現実離れしすぎた行動が私は受け入れられませんでした。
更にもう一点残念なのが笠原の扱いに疑問が…。
冒険サスペンスとして素直に楽しむべき小説だと思いますが、
精神力と体力勝負ではなくて頭脳戦にして欲しかったというのが本音です。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

ホワイトアウトの感想

雪山の自然や、主人公の葛藤している様子などの描写は確かにすごい。
ただ、ダム周辺の地形・マップなどが、頭に入ってきづらく、
そこを理解しようとすると、ちょっと疲れた

mick
M6JVTZ3L
No.4:
(9pt)

か弱きヒーロー

ラストのスピード感が素晴らしいです。

わたろう
0BCEGGR4
No.3:
(5pt)

よく調べて練り上げられた小説。好みは合わないけど。

ミステリ要素は薄い気がします。しかし、読者に緊張感を与えるような良作品です。一つの小説として完璧にまとめあげられています。
この小説は私にとっては好みのタイプの小説でなく、かなり読むのに時間がかかってしまったので評価は低めで。10代~20代にはウケが良くないかもしれません。
しかし、読んで損はないと思います。

nissi
RFWQ06JW
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ホワイトアウトの感想

心まで凍てつくような雪山の描写が圧倒的です。
また、テログループの頭脳を駆使した緻密な犯罪計画が、サスペンス好きのテンションを上げます。
最後に判明した厭な事実に、主人公に同情しました。

判子
9NSL6FZ2
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

秀逸の冒険小説

この小説と一緒にゴ-ルデンスランバ-(伊坂幸太郎著)、スプ-トニクの恋人(村上春樹著)を並行して読んでいたが、断トツで読み進み終えてしまった。
面白い。
あらすじを口で説明すると、ベタなアクション映画かと言われてしまう内容だが
じゃ何が面白いと感じさせるのかというと想像を掻き立てるすばらしい文章力に尽きる。
巻末の解説にもあるが話の構成、人物・状況表現が秀逸で次の展開を期待させる。
ページ数は多いが、読みやすいので読まれてない方にはぜひお勧めします。
自己ベスト10に入る小説です。

タカタソン
HU0OGV5Q

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!