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螻蛄



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【この小説が収録されている参考書籍】
螻蛄
螻蛄: シリーズ疫病神 (新潮文庫)

螻蛄の評価: 8.40/10点 レビュー 5件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.40pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(9pt)

螻蛄の感想

疫病神シリーズ第4弾で今のところシリーズで一番面白かったです。
今作はコンゲームの要素も含みつつ、二宮と桑原のコンビネーションに円熟味が増してきたように思います。
文句を言いながらも二宮を助ける桑原。
ところどころ鋭い感を見せる二宮。
それに加えて今回は若頭の嶋田の頭脳戦と見どころたっぷりでした。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.1:
(10pt)

『螻蛄』 (疫病神シリーズ) 黒川博行

疫病神シリーズ!最高です。
『建設コンサルタント(っていうかやくざに建設業の紹介して間ぬいてるだけ)の二宮』
『スタイリッシュな大阪のイケイケヤクザ桑原』 この2名が暴れる話です。
~~~~~~
疫病神シリーズ
疫病神(1997年3月 新潮社 / 2000年1月 新潮文庫)
国境(2001年11月 講談社 / 2003年10月 講談社文庫)
暗礁(2005年10月 幻冬舎 / 2007年10月 幻冬舎文庫【上・下】)
螻蛄(2009年7月 新潮社 / 2012年1月 新潮文庫)
破門(2014年2月 角川書店)
~~~~~~

それぞれ、いろんな舞台で暴れはるんですけど、
『螻蛄』は、寺の財宝をめぐる坊さんスキャンダル(?)に絡んで金儲けしようとする
桑原と、桑原にええように使われる二宮!って感じで、
間にいろんなやくざの組が手を出してきてどついたりどつかれたり!

なによりこの主役の「イケイケヤクザ」(<なんやの!イケイケヤクザって!www)の
桑原が超かっこいい!!
なんや大阪のヤクザというので派手でダサ目かと思ったらちゃいますよ。
「わしが大阪のヤクザの手本にならなあかん」とかなんとかいうて、
見かけからめっちゃキメキメですねん。オーダーメイドのスーツで
ポケットからチーフ出して、シルクのシャツで黒いスエードの靴で車はBMW。
髪型はオールバックで、ふちナシメガネかけてて、顔に傷がある。

大阪弁のせりふがもう、とにかく笑えます。

①二人の漫才のような会話・・
二宮「東京の女は颯爽と歩いてますねぇ」
桑原「大阪の女はよたよた歩いとる言うんかい」

②桑原の脅し文句・・
桑原「お前切り刻んでたこ焼きに入れたろか!」

③桑原の電話の出方・・
「なんじゃい。今パンスト脱がしてるとこやぞ!」

桑原はこんなやつですが、二宮が他の組のやつに捕まってタスケテーて電話したら
「あほんだら!」言いながらも結局助けてくれるとこがね、めっちゃカッコイイ。

。。。文句なしの10点

さくらちゃん
DOHYXH2J

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