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螻蛄



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【この小説が収録されている参考書籍】
螻蛄
螻蛄: シリーズ疫病神 (新潮文庫)

螻蛄の評価: 8.40/10点 レビュー 5件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.40pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(7pt)

螻蛄の感想

今回は絵を巡ってのストーリー。桑原二宮の相変わらずの掛け合いが相変わらず楽しめたのと、若頭嶋田の風格と最後の二宮のらしくない追い込みも良かった!

kmak
0RVCT7SX
No.4:
(8pt)

螻蛄の感想

安定した面白さ。パターンと言えばそうなのだが、軽妙な会話とスピーディーな展開で一気に読める、楽しめる。関西弁やヤクザが嫌いで無ければ、是非おススメします。

なおひろ
R1UV05YV
No.3:
(9pt)

螻蛄の感想

疫病神シリーズ第4弾で今のところシリーズで一番面白かったです。
今作はコンゲームの要素も含みつつ、二宮と桑原のコンビネーションに円熟味が増してきたように思います。
文句を言いながらも二宮を助ける桑原。
ところどころ鋭い感を見せる二宮。
それに加えて今回は若頭の嶋田の頭脳戦と見どころたっぷりでした。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.2:
(8pt)

シリーズ物の醍醐味、脂がのって来た!

大阪一の極道と弱気な(実はけっこうしぶとい)コンサルタントの疫病神シリーズの第4弾。ストーリーもキャラクターも脂が乗り切ったようで、500ページを一気読みの面白さである。
今回、桑原が金のにおいを嗅ぎ付けたのは、巨大宗教の内紛に起因する絵巻物の争奪戦。宗教内部の権力争いが引き起こした宝物と大金のやり取りに、強引に首を突っ込んだ桑原と、桑原に引きずり込まれた二宮が東京のヤクザを相手に大活躍を見せる。知恵と度胸の突っ張り合いで、最後に勝利するのは誰か?
いつもの二人に加えて、今回は若頭の島田がさすがの貫禄を示すのだが、その「若いものは意地を通して弾けるが、幹部はいつでも金勘定で駆け引きする」という考え方が、現代ヤクザの本質を表しているようで、本シリーズの通奏低音にもなっている。
本作では、二宮に淡い恋の予感が・・・と思わせながら、最後はいつも通りの「浪速の寅さん」というオチもお約束で楽しめる。
主役の二人の関係の面白みを堪能するために、ぜひ第一作から読むことをオススメする。

iisan
927253Y1
No.1:
(10pt)

『螻蛄』 (疫病神シリーズ) 黒川博行

疫病神シリーズ!最高です。
『建設コンサルタント(っていうかやくざに建設業の紹介して間ぬいてるだけ)の二宮』
『スタイリッシュな大阪のイケイケヤクザ桑原』 この2名が暴れる話です。
~~~~~~
疫病神シリーズ
疫病神(1997年3月 新潮社 / 2000年1月 新潮文庫)
国境(2001年11月 講談社 / 2003年10月 講談社文庫)
暗礁(2005年10月 幻冬舎 / 2007年10月 幻冬舎文庫【上・下】)
螻蛄(2009年7月 新潮社 / 2012年1月 新潮文庫)
破門(2014年2月 角川書店)
~~~~~~

それぞれ、いろんな舞台で暴れはるんですけど、
『螻蛄』は、寺の財宝をめぐる坊さんスキャンダル(?)に絡んで金儲けしようとする
桑原と、桑原にええように使われる二宮!って感じで、
間にいろんなやくざの組が手を出してきてどついたりどつかれたり!

なによりこの主役の「イケイケヤクザ」(<なんやの!イケイケヤクザって!www)の
桑原が超かっこいい!!
なんや大阪のヤクザというので派手でダサ目かと思ったらちゃいますよ。
「わしが大阪のヤクザの手本にならなあかん」とかなんとかいうて、
見かけからめっちゃキメキメですねん。オーダーメイドのスーツで
ポケットからチーフ出して、シルクのシャツで黒いスエードの靴で車はBMW。
髪型はオールバックで、ふちナシメガネかけてて、顔に傷がある。

大阪弁のせりふがもう、とにかく笑えます。

①二人の漫才のような会話・・
二宮「東京の女は颯爽と歩いてますねぇ」
桑原「大阪の女はよたよた歩いとる言うんかい」

②桑原の脅し文句・・
桑原「お前切り刻んでたこ焼きに入れたろか!」

③桑原の電話の出方・・
「なんじゃい。今パンスト脱がしてるとこやぞ!」

桑原はこんなやつですが、二宮が他の組のやつに捕まってタスケテーて電話したら
「あほんだら!」言いながらも結局助けてくれるとこがね、めっちゃカッコイイ。

。。。文句なしの10点

さくらちゃん
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