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デルタの悲劇



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【この小説が収録されている参考書籍】
デルタの悲劇 (角川文庫)

デルタの悲劇の評価: 7.33/10点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.33pt

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デルタの悲劇の感想

読後に感じたのはミステリの仕掛けを施した技巧本という印象でした。こういう作り方の物語だったのかという感覚。技術的な視点で見ると面白い構成なのですが、物語としてはあまり好みではなかったです。
物語は過去のいじめの真相を追う話。鬱々とした話が続き、特に興味がわかない話の進み具合に退屈な読書でした。
終盤解説があるのですが読んでも凄いとか驚くとかそういう感情は沸かず、ただ分り辛いという気持ちでした。

本書が神がかった印象を受けるのは物語が著者の遺作設定である事が挙げられます。著者作品の特徴として自身の本名を登場人物として作品内に登場しますが本書もその1つです。著者の遺作としての設定の本書なので物語中で亡くなったのですが、現実に著者が急死してしまった為、本書の物語が虚構なのか現実の事なのかと奇妙な感覚を得る次第でした。

egut
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