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デルタの悲劇



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【この小説が収録されている参考書籍】
デルタの悲劇 (角川文庫)

デルタの悲劇の評価: 3.44/5点 レビュー 16件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.44pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全16件 1~16 1/1ページ
No.16:
(2pt)

こういう小説もあるんだなと思いました

自分には合わなかったというのが率直な感想。大体どんな小説も読み終わったあとはそれなりに思うところがあり、面白かったかどうかよりもそっちのほうを大事に感じることもあるのですが。解説は読みませんでした。作者の意図通りの筋を知りたいと思いませんでしたし、誤った筋で読んでたとしてもそれが自分にとっての全てなので。
デルタの悲劇 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:デルタの悲劇 (角川文庫)より
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No.15:
(4pt)

巧妙なトリックと緻密な構成が光る

敬称略。

『デルタの悲劇』は、浦賀和宏の巧妙な筆致が光るミステリー小説。

物語は、10歳の少年が公園の池で溺死する事件から始まる。

この事件は事故として処理されますが、10年後、少年をいじめていた3人組の前に謎の男が現れ、彼らの日常を揺るがすことになる。

本作の魅力は、その緻密な構成と予測不可能な展開にある。

浦賀は、読者を巧みに騙しながら物語を進め、最後まで目が離せない展開を作り上げている。

特に、時系列や登場人物の関係性に仕掛けられたトリックは見事で、読者は何度も「やられた!」と感じる。

物語の進行とともに、読者は次第に違和感を覚えるが、その正体が明らかになるのは終盤。

浦賀は、細部にまで気を配りながら物語を紡ぎ、最後にはすべての伏線が回収される見事な結末を迎える。

この巧妙な仕掛けにより、読者は再読を余儀なくされる。

また、本作は浦賀和宏の遺作という点でも特別な意味を持つ。

作中に登場する同名の作家「浦賀和宏」が物語の鍵を握る存在として描かれており、フィクションとノンフィクションの境界が曖昧になる独特の雰囲気を醸し出している。

この点が、物語に一層の深みを与えている。

一方で、物語の複雑さやトリックの多さから、初読では理解しづらい部分もある。

2度読み必至。

しかし、それこそが本作の魅力であり、再読することで新たな発見がある。

浦賀の緻密なプロットと独特の語り口は、ミステリーファンならずとも楽しめるものとなっている。

まとめると『デルタの悲劇』は、彼の遺作として、またミステリー小説として、非常に高い完成度を誇る本作は、読者に強烈な印象を残す。

再読必至の一冊として、ぜひ一読あれ。
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No.14:
(2pt)

最後の種明かしが

表現力のない証拠だと思う。
もっと作者に技術があれば、最後の母親の解説は不必要に思う。
伝わらないギャグのネタバレしてるみたいで、寒かった。
あと、キンドルの仕組みとしても、章立て細かくして、読み返しやすくしてくれないと、せっかくの電子書籍の意味が全くない。
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No.13:
(2pt)

どんでん返しは良いけど・・・・

こわれものと言う作品が面白かったので
こちらも、Kindle Unlimitedでレンタルしました。

どうもこちらの作品は、読みにくいと言うかギミックの為に
読み難くなっているのか、あえてそうしているのか分かりませんが、
それでは、本末転倒な気がします。

トリックと言うかギミックは、実写ドラマ化した場合難しい、
漫画化ならギリギリ行けそうな気はします。
小説ならではのギミックだと思います。

が、犯罪そのもののギミックではなく、
あぁ、そういう感じなんですね。で?
と言う感じでした、他作品のギミックの一部でたまに使われる、
手法だと思います。

読者は、そんな事よりも、事件そのものの詳細もしくは真相が知りたい、と、
思うと思うのですが・・・・

また、作品内の主人公のペンネームと本名が、
著者と同じなと出版直後亡くなっていたり、プロローグの入り方で
最初は著者自身の体験談、ノンフィクションかと思いましたが、
著者は脳出血で亡くなっているので、偶然の全然関係ないフィクションと言う事なので、
更にがっかりしました、これがノンフィクションからの
ドキュメンタリータッチ物ならもう少し、評価出来ましたが、
完全な創作物ならそれほど面白い作品とは思えませんでした。
評価はできますが
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No.12:
(5pt)

掟破りのメガ大どんでん返しだ!!こんなのありなんだ!!びっくりした!!

ラストで大どんでん返し、いったい何があったのか。ページをめくり返し、ようやく納得できる状態でした。始めから騙されていたのか。騙しのプロに脱帽です。浦賀和弘の冥福をお祈りいたします。
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No.11:
(5pt)

考えられない

いまだに受け入れることができていない。

ずっと追っていた我々ファンはわかると思うが
単にその一冊だけを読んだからといって浦賀和宏を評価することはできない。

邪道だろうが何だろうが、
あらゆる手段を使って、読者を煙に巻き続けた。
徹底して悪仕掛けに徹していた。

その浦賀和宏が、この作品の冒頭から仕掛ける。
「報道でご存知かもしれませんが、息子(注、浦賀和宏)はある事件に巻き込まれて命を落としました」
「浦賀和宏というペンネームで小説を書いており、
来月、遺作となる『デルタの悲劇』が出版されます」

ご存知の通り、この作品を出版した後、浦賀和宏は死去した。

こんな作家が、かつていただろうか?
こんな作品がかつてあっただろうか?

どんなミステリ作家でもなしえなかったことを、
遺さなかったことを彼はやってのけた。

他の作家ならともかく、
浦賀和宏なのである。

本当は心のどこかで、
これも彼の悪じかけのひとつなのではないか。
出版界、出版社を巻き込んだトリックなのではないか?

そんなことさえも考えてしまう。

それほど浦賀和宏らしく、裏の裏の裏を考えてしまう。
各ニュースサイトや五大新聞の一部も報じたこと。普通はありえない。

でも浦賀和宏なら、 そんなこともやってしまうのではないか?
ずっと浦賀和宏はそんな作家だった。

本当にあなたはミステリ作家だった。
我々はあなたをミステリ作家という側面……あるいは映画が好きで
YMOが好きで…という面くらいしかわからないから
浦賀和宏にとってどこまでこのことが意味を持つのかは、わからないけれど
浦賀和宏を、忘れない。
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No.10:
(2pt)

叙述トリックは良い出来だが、事件の真相は?

三人の悪ガキが、ノロマな少年を池で溺死させた。それから十年、八木と名乗る男が加害者たちの前に現れる。
本作も叙述の騙しだが、騙し方がちょっと新しい。でも肝心の事件に関する謎解きがいい加減すぎる。
高評価はできない。
八木というのは浦賀の本名で、「デルタ」出版後まもなく亡くなったらしい。
だからと言って本書の価値が上がるわけではない。エンタメ小説はそういうものではないだろう。
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No.9:
(1pt)

詰め込めばいいってもんじゃ無い。

どんでん返しも結末の二転三転も大いに結構だけど、どんなに読み進めてもキャラの描写が下手くそで文体もズラズラ書き並べていて読みにくいし、物語に入り込めない。
比較的少なめのページ数かつ登場人物も少なめで割と興味を惹かれる内容なのに、作者だけが一方通行の独走状態で読者は置いてきぼりのまま。
解説も無駄に長いし、どんでん返しでアッと驚かせた後にタラタラとこれがあーでこーで、と書かれるのも白ける。スパっと驚かせてよ。
そして最後に。
この結末のどんでん返しオチ、過去に結構な作品数でお披露目されてますよね(汗)
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No.8:
(4pt)

緻密で巧妙

地元の公園の池で溺死した10歳の少年を虐めていた3人の同級生たちの成人後を書いたミステリー。
題材としての目新しさは無いですが、解説付きの作中作の構成といい、如何にも「仕掛けています」の雰囲気は抜群です。

読み進めていくうちに強まる違和感もその正体がつかめず、結局、凝りに凝り練りに練られたある有名な仕掛けが炸裂します。
更にエピローグでとどめの衝撃があり、200頁弱の短い物語ながら中身が濃くてお腹一杯な感じになります。
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No.7:
(2pt)

動機がよくわからない

少し内容が分かりにくかったです。
納得できる終わりではないかな。
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No.6:
(5pt)

読了後に必ず読み返します

10歳の少年が死亡した事件を、10年後に真相を明らかにしようする人間が現れます。読み進むと、文章につじつまが合わないところや、違和感を感じるところ、矛盾するところが出てきます。それらは、物語の最後で、すべてが明らかにされて、すっきりします。予想以上の驚きでした。何度も読み返しましたが、細部まで伏線(ヒント)が張り巡らされており、作者の技法に脱帽しました。200ページ弱と、一気読みできるところも良かったです。
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No.5:
(4pt)

あっさり読めるミステリに見えて奥が深かった

10年前に公園の池で発見され、事故死として処理された少年の事件の真相を巡るミステリ小説。

あっさり読めるミステリに見えて奥が深かった。

読んでいて違和感を感じつつも、明確な理由は分からず、最後まで読み切った。解説を読んで、その違和感に気付きつつ、エピローグを読んでまた驚愕した。

改めて最初から読み直すと、違和感の正体がはっきりするとともに、よく考えられていると思った。二度読みしたのだが、読み直すと緊迫感もなく内容が薄かったのが残念に感じた。三人組の心情をもう少し描いてほしかった。
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No.4:
(5pt)

想像は想像でしかないのかもしれない

200ページ弱の読みやすさ!!
展開が分かりやすく、情景も浮かびやすい。
サクサク読んでくださいね!!

騙される、、かも!
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No.3:
(2pt)

これか

思い込みは良くないなと読み終えた後に感じる一冊でした。
いくつかの根本を揺るがす仕掛けがあり、
それらが全て明らかになった時、物語は別の形になります。
なので、おそらくこの本は相当深く読まないと、1度では紐解くことができず、
2度読むことで完結するのだと思います。
しかし、2度読む程、面白い作品でもないので、
結果としては残念な一冊と言えます。
好きな人は好きかもしれませんが。
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No.2:
(5pt)

こういうのが読みたかった!

ヤンキー3人組が小学生のときに殺した同級生のことで、作家の浦賀和宏に追い回されているお話。今度は殺される役ででてくるのかぁ、面白いなぁと思って迂闊にも普通に読んでいたのですが…こんなにも凝った構成だとは思わなかったです。後半になるにつれ違和感をなんとなく覚えてきて、なんども読み返しました。やられたぁ~!というよりは凄いなぁ…と感心しちゃいました。
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No.1:
(5pt)

遊び心満載です

なので、主人公の名前が講談社ノベルズのある人物に似ていたとしても、きっと偶然ではないでしょう。
三人の幼馴染といえば、安藤君のシリーズものも、続きがまちどうしいです。
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