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ゼロ以下の死



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【この小説が収録されている参考書籍】
ゼロ以下の死 (講談社文庫)

ゼロ以下の死の評価: 6.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

単純なアクション小説になってしまった

ジョー・ピケット・シリーズの第9作(邦訳は8作目)。今回は、ジョーが猟区管理官としてより法執行機関の一員として派手な追跡アクションを繰り広げるアクション小説である。
悲惨な事件で死んだはずのエイプリルからシェリダンにメールが届いた。危険の状況にいるので電話は出来ない、メールだけで連絡するというエイプリルだったが、何とか見つけ出したいと願うジョー家族が調べてみると、エイプリルの行く先々で謎めいた殺人事件が起きており、エイプリルは犯人たちと行動をともにしているのではないかと思われた。無事にエイプリルを助け出すために、ジョーはシェリダンを伴ってエイプリルを探しに出かけ、さらには逃亡中のネイトの助けを借り、犯人たちを追跡する・・・。
エイプリルと犯人たちのパートとジョーたちのパートが交互に展開されるので、犯行の動機、社会的背景の深掘りではなく、犯人を追いつめるアクションが物語の中心になっている。さらには、死んだ少女が甦ってくるというあざとい技も使ってあり、犯人たちの犯行動機も粗雑だし、猟区管理官という特殊性を生かしたエピソードも少なく、いつものシリーズ作品とはテイストが異なっている。
ジョー一家の家族関係に大きな変化が訪れるという意味では、シリーズ読者には必読。それ以上でも以下でもない。

iisan
927253Y1

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