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特捜部Q Pからのメッセージ



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特捜部Q Pからのメッセージの評価: 8.00/10点 レビュー 3件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

面白さも謎解きも。

ユーモアもあふれ、謎解きも難解で、あれもこれもてんこ盛りでした。
Qシリーズはこれで三作目ですが、相棒とのやり取りは一番良かったかも。

遠いところの話なのに、舞台が身近に感じられるというのは、一流の翻訳ものということでしょう。
事件自体はおぞましい限りですが、読み終わったあとに残るもの。
主人公と相棒たちの人間味に救われたということなのかな。


ももか
3UKDKR1P
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

メリハリのある緊張感はさすが

シリ-ズ3作目。まず、3作目でありながらシリ-ズのマンネリはなく、各作全く趣向の異なる事件でこれだけ引きつけられるスト-リ-を展開出来るのは感嘆。今作も特捜部Qの捜査パートと凶悪な犯罪パートが交互に展開されるのだがその緊張感というかテンションのギャップは、ただ暗いだけの犯罪小説から万人向けのエンタ-テイメントにしている。

描かれている犯罪が極悪でサイコ的で、今まさに犯罪を行われる様が刻一刻と迫りくる描写と、あいかわらずのおとぼけ特捜部Qのスト-リ-とは直接関係ない話は最高。

主人公カ-ルは相変わらず主人公として冴えないし、助手のアサドやローセも訳分からず、、なのに徐々に犯人を追い詰めていく模様は歯がゆくもあり爽快でもある。

タカタソン
HU0OGV5Q
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

シリーズものの魅力が、さらにアップ!

デンマークの警察小説シリーズ「特捜部Q」の第三作は、シリーズものならではの面白さがぐんぐん迫ってくる、快作だ。
メインテーマは、宗教と人格とでも言えばよいのか、規律の厳格な新興宗教が遠因となって引き起こされた連続誘拐殺人という悲劇。犯罪の残酷さ、犯人の狡猾さ、犯人の生い立ちの悲劇性が際立ち、「悪役のキャラが立つほどミステリーは面白い」という原則通りで、一気に読めた。
ストーリーの始まりは、誘拐された子供からのボトルメールが13年後に特捜部Qに届けられたところから。しかし、13年の間に破損されたメールは判読が難しく、カール・マーク警部は捜査に気乗り薄だったが、助手の怪人アサド、奇人ローセの熱意もあって文面が解読され、やがて本格的な捜査が開始されると、驚くべき犯罪が明るみに出てくる・・・。
本筋の犯罪捜査もスリリングだが、それ以上に本作の魅力になっているのが、おなじみの特捜部Qの面々。主役のカールは警察小説のキャラクターとしては実に頼りなく、さらに優柔不断になってきて、アサド、ローセに引きずり回される始末。相変わらずミステリアスなアサドは、ここぞという場面で頭脳も肉体も力を発揮し、主役を奪いそうな活躍ぶり。さらに、奇人ローセが無断で休暇を取ると双子の姉というユアサが登場し、ローセ以上の奇行でカールとアサドを驚かせる。まさに、シリーズものでしか味わえないキャラクターの変貌がたっぷりと盛り込まれていて、シリーズのファンにはたまらない内容と言える。
未読の方は、ぜひ、第一作から読み始めることをオススメします。

iisan
927253Y1

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