春の飛騨高山。置き引きの現行犯で逮捕された中年男がいた。

横浜でTVレポーターの女性と、会社員の男性が殺された。事件を探る横浜テレビの藤本紅子と被害者の遺児浜路智子。

医学、医療問題をテーマに、読者の意表をつく推理傑作12編。

東京発福岡行きの太平洋航空77便が、空中爆破された。乗客の手荷物に時限爆弾が仕掛けられていたらしい。

鎌倉に住む二階堂日美子のもとに、タロット占いを習いに来ていた高校生・北条亜矢の母親が失踪した。

「隼太ちゃん、あたしたち、また事件にめぐりあってしまったわ。」と、春菜が騒いだ。

玉井タマ子は葬儀社の経営で5人の子どもを育てた。双子の礼子と智子はもう18歳。

雪の北海道・洞爺湖畔に刺殺死体。被害者は、撮影旅行中の写真同好会「横浜カトレア会」の会員・下元博光であった。

博多行き寝台特急「あさかぜ1号」二人用個室で、現金一千万円をもつ本田徳一郎が毒殺された。

〈声楽コンクール〉の前夜、優勝候補ナンバーワンの井田貴子が何者かに狙われた。

伊豆の旅館で板前が殺された。容疑者は、「まずい料理の恨みは必ず晴らす」と喚いて去った男女の客。

業界一の化粧品メーカーが打ちだした来年のテーマは、“戦前で時間が停まったような街”上海。

赤かぶ検事の娘、柊葉子弁護士が京都で誘拐された。

旗本良教は怒りに燃えた。二年前、家族を崩壊させ、今また旗本の心の恋人・降矢美雪を凌辱したうえ殺害した暴力団黒門組。

旗本たちの「美雪復讐作戦」に翻弄された黒門組は、最新兵器を集め、銀の戦士たちを急襲。

東京の下町、門前仲町。駅近くの喫茶店“鶴と亀”に集まる気風のいい老人たち。

迷犬ルパンと朝日正義刑事が下宿している川澄家には、生意気盛りの中学生・健がいる。

「もう、これきりにしなければ…」名古屋地検の検事千鳥朱子は、秘めた関係にある服飾MD・郷原の誘いに負け、飛騨へ旅に出かけた。

東京地下鉄の構内で起こる連続殺人事件。現場ではかならず謎の美女が目撃された。

慶明大学の考古学研究室から、法隆寺研究の鍵を握る史料が盗まれた。

古来より奥飛騨に伝わる呪殺の紙草履。ある日、その紙草履が家々の軒下に置かれ、村は騒然となった。

警視庁警備三課のダメ刑事・安田保重は、窓際族を通りこして“ベランダ刑事”と呼ばれていたが…。

日美子は友人の菱田実那子から相談を受けた。彼女の父・大学教授の英太郎が、神戸で殺人を犯したと、脅迫されたのだ。

JR博多駅に到着した寝台特急〈あさかぜ1号〉の二人用個室から、女性の死体が発見された。

東京南青山の高級マンションで、プレイボーイの青年実業家高原雅之が刺殺された。

赤かぶ検事と行天燎子警部補は、富士山麓・朝霧高原の田貫湖で首を切断された死体を発見した。

推理トリック研究家の久我京介のところへ、女子高生から手紙がとどいた。「父が青酸カリで毒死、警察は自殺と断定しました。

片山と妹の晴美、石津と三毛猫ホームズは、久々に自宅で夕食をとっていた。

松本方面行の終列車、急行「アルプス号」は行きずりの四人の男女を乗せ、新宿駅を出発した。

風に向かい、悪に挑む女…。インテリア・デザイナーとして独り立ちした鹿島美有。

日美子は友人の片桐朱美から相性占いを頼まれた。

自殺した若い娘砂上彩子の遺書には、死を誘う歌としてジャーナリズムを賑わせる「天国は遠すぎる」の歌詞が記されていた。

絶大な人気を誇る「赤かぶ検事シリーズ」。

名作『野菊の墓』に隠された謎が、殺人事件の鍵を握る。

詐欺商法でのし上がった悪徳会社「シルクハウス」の会長が殺された。

夫に性病をうつされ、それが不治の病いと知ったとき、若妻は狂った。

やはり兄は謀殺されていた。三年の刑期を終えて出所した羽山貴次は、服役中に知った兄の自殺の真相を突き止めた。

“雨”が女を強くした…。男の世界に挑戦する女ひとり。

極秘訓練中の自衛隊機が、南アルプス山中に墜落した。付近には廃村同様の集落“風巣”しかない。

京都化野の念仏寺で薬剤師・岸田マキが毒死。傍に愛用の恋人形がないことから、キャサリンは他殺を主張した。

迷犬ルパンと三毛猫ホームズ、ファン待望の共演。―事件は片山義太郎刑事の目前で起きた。

新しい“発見”がある京都旅行をしてみませんか?清水寺、哲学の小径、祇園や先斗町、瑳峨野、大文字焼などの行事…。

英秘密情報局局員サムソンの妻フィオーナの裏切り、KGB高官の亡命、莫大な公金紛失事件、そして東西の暗闘の渦中で消されたいくつもの生命…。

夏の兆しが感じられる六月、山形県鶴岡と新潟県柏崎で男性の死体が発見された。

杉村爽香、十八歳の秋。爽香にとって、今年の夏は最悪だった。

銀座で般若の面を付けた男の絞殺死体が発見された。

ご存じ、赤かぶ検事が光文社文庫に初登場。しかもシリーズ初の長編書下ろしで、名推理。

「北斗星5号」を爆破する。1億円用意せよ。

横浜の港の見える丘公園で、エリート社員・久保木が絞殺された。

味が評判のラーメン屋で、女店主が背中を刺され絶命していた。事件発生。

新宿駅西口でバスが放火され、逃げ出した乗客の一人がタクシーに轢ねられ死亡。

名門・花園学園の修学旅行。名物三人組の由利子、旭子、香子も参加していたが、帰りの寝台車に女性の他殺死体が。

信州・諏訪湖畔の毒殺死体は、殺人で指名手配中の永沢洋三だった。

東京・杉並の公園で、崖から落ちそうな少年を助けた中年の男は、その朝発生した金融業者殺しの犯人だった。

若葉輝く朝、旅行雑誌「旅の人」のフリー記者・上条詩織は、松島取材のため、仙台に旅立った。

都内のホテルで弘前の古書店主が殺された。

商店街の福引きで香港旅行が当たった。隼太はそれをイトコの春菜には秘密にした。

1985年4月、国鉄が誇る〈水晶特急〉が、上野から酒田まで、マスコミ関係者を乗せて処女旅行に出発した。

「あなたの一生は楽しかった?」玉井葬儀社のタマ子社長は霊柩車に同乗し、棺に向かって話しかけた。

幼稚園経営の高松信也は、借金をしていた運動具店主殺害の罪により、犯行を否認したまま死刑の判決を受けた。

午後七時に札幌にいた男が、函館駅17時12分発の特急「北斗13号」に乗ることができるか?午後九時すぎ、札幌駅に到着した同列車内で刺殺された私立探停石本功は、まさにこのケースだった。

Kブライダルセンターに一通の手紙が舞い込んだ。「貴社の仕事は愛を冒とくするものだ。

甘い情事の直後、不倫相手の昌子が殺された。重要容疑者にされた笹村は、家庭も職も失う。

営業部長の妻がロックされた団地七階の自宅で頚骨を折られて死んでいた。つづいて総務部長の娘が謎の自殺を。

密かに日本に持ち込まれた南米産の猛毒クラーレ。巨人対阪神戦に沸く東京ドームで、この毒を塗った矢による殺人事件が発生した。

血まみれの鎧武者の亡霊が出現!フリー・ライターの森原周一は、その噂に興味を覚えた。

東京・飛島山公園の展望台で平凡な主婦・井上典子が、売店のアルバイト学生・矢部富美子に刺殺された。

琵琶湖畔に建つ白亜の別荘を格安で手に入れたキャサリンは、近隣の友人を招いてホームパーティーを開いた。

六十人を越す死者が出たバスの転落事故で、たった一人生き残った男…宝くじを買えば、その賞金の十倍という袋くじの特賞に当たる。

満席で飛び立ったジェット機内から、一人の女が消えた。

旅行雑誌の編集者が殴殺された。物盗りでもなく、人に恨まれることもない。

60人を越す死者が出たバスの転落事故で、たった一人生き残った男…宝くじを買えば、その賞金の十倍という袋くじの特賞に当たる。

南紀・白浜で女性が毒殺され、その所持品から呼び出しの手紙が発見された。差出人はT・H。

あの男は殺さなければならない。胡桃沢は、恨みをこめて国本多計彦の首を絞めた。

同郷・志摩出身の島崎との結婚を決意した天宮珠子。だが、両親が猛反対。

四国松山の名門中学出身の少女が東京で殺された。

北アルプス・西穂高で、警官2人が相次いで転落死!捜査一課・白鳥完市刑事は、白バイ隊の月村修を強引に引き入れ捜査を始めた。

アルプスの観光地・ユングフラウヨッホを訪れた三毛猫ホームズ一行。

射撃の凄腕を誇るムラート健は元警視庁巡査部長。その妻ルイザはCIAの部長。

若い愛人との再婚を望む51歳の男の前に、不思議な人物が出現した。離婚促進協会。

失恋と借金、失意の風見ゆう子は、自殺を決意して雪の北海道へ旅立った。

「気が小さいのさ」あたしが覚えている彼の最後の言葉だ。あたしの恋人が殺された。

“あっちゃん”こと星川厚子の住む町に産業会館ができて賑わっていた。

「宅配幽霊」「わたくし雨」「会社消失」「円盤銀座」「鏡よ鏡」…と、ふしぎな国の幻燈館に入ったように鮮やかなショート・ショートが52点。

上等の夫と健康な子供に恵まれ、幸せいっぱいの人妻・美穂子。女盛りの彼女に、ふと芽生えた不倫への甘い憧れ。

近代設備を誇る花城総合クリニックで爆破事件が発生!東洋テレビの立原涼子は容疑者を知って愕然とした。

内気で本の虫のコリン。優等生でスポーツマンのロイ。

殺された男が死亡推定時刻に電話をかけていた。その男は四年前の謎の焼死事件にも関与していたことが判明。

「“日光”で面白いものを発見した」この一言を遺し、日光近くにある大牧場主・智秋家の次男が失踪、車だけが山形の日向川に…。

「私たちが死ぬのと、中原美由紀って人が死ぬのと、どっちがいい?」返すあてのない借金に切羽詰まつた若夫婦は、殺人を請け負う。

「日本一の料理人を選び出せ!」とアメリカの大富豪が遺言した。賞金は百億円。

星座に従い、六人の処女の肉体から必要な各部をとり、完成美をもつ「女」を合成する、という無気味な遺言状。

御無沙汰いたしました。滝沢紅子でございます。

京都・神戸旅行に出かけた嵯峨秋子、明石夏子、志摩信一、伊勢次郎は、クイズ番組で知り合った。

自らが所属する英秘密情報局に追われる身となったバーナード・サムソン。

かつて霧島三郎と恭子の苦境を救ってくれた恭子の親友・尾形悦子。