復讐の弾道
- 復讐 (158)
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大藪春彦の作品はハードボイルドの名作だらけ | ||||
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この作品はいわゆる「ロス疑惑」のヒントとなったのでは?とされるものです。 まぁ「あの人」も登場人物たちも今なら○○性人格障害と診断されるレベルのイカれた人たちなんですが ある目的に向かって躊躇なく進む姿は痛快と感じさせるのも事実です。 もっとも今や町中至る所にある防犯カメラやクルマの盗難防止装置、携帯電話の普及を考えると「ありえねー」と 感じるシーンが多く、ピカレスク小説としてはもはや通用しないんですがオトナが昭和の暴力小説を懐かしむ には十分かも。西村寿行さんとかいましたね~。 ま、子どもに読ませると人生の道を踏み外す危険性があるのでやめましょうw | ||||
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個人的に大藪作品はお初。敬愛する西村賢太氏推奨ベスト3の中の1冊(勿論ベスト1はあの人だけど)が本作と聞けば読まないわけにはいかない...のだがブっ飛んだプロット・ストーリー・登場人物に多少の戸惑い。慣れてくると主人公の全能感が自身にも乗り移る感じで絡む女をブ◯、頭が弱い等言いたい放題やりたい放題の磊落ぶりが心地よくなってくる。氏の作品、いくつか読んでみたくなった。2015.9月現在、「野獣」「金狼」など有名作品がまだkindle化されてないのが残念。 | ||||
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愉快痛快でした。最高にたのしめました。あかさたなはまやらわ。 | ||||
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大藪春彦といえば、カーとガンと女と鯨飲馬食。でもこの作品はちょっと雰囲気が違います。 それらの描写は大藪作品にしては控えめで、アクションもド派手ではありません。主人公羽山はマッチョではありますが、情報や金のために女性をたらしこんだり結婚したりとなかなかの悪人で知能犯。そして時には騙して殺した女性のために涙を流します。 大藪春彦が太宰治のファンだったという意外な話がありますが、本作を読むと少しだけわかるような気がします。 なによりも「羽山も及ばぬ邪悪な魂を持つ」好敵手、洋子の存在(全大藪作品中、最高の女性キャラクターだと思います)。汚れた野望の果てに待つ衝撃的な結末。 大藪は本作について「主人公が次第に復讐のための復讐を愛するようになり、終わった後には虚しさだけが残ると知りつつ非常な行動に赴くプロセスを描きたかった」と語ったということですが、成功していると思います。 平井和正が「死ぬほど好き」「日本文学が生んだ最大の妖星」と言い、(Kindle版では割愛されていますが)船戸与一が熱い解説文を寄せた名作です。 | ||||
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