ひらけ!勝鬨橋
- ユーモア・サスペンス (43)
- ユーモア・ミステリ (168)
- 勝鬨橋 (1)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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島田荘司氏の御手洗シリーズでもなく吉敷シリーズでもないノン・シリーズ。今までこれらのノン・シリーズには作者の手遊(てすさ)びであり、正に作品自体もその域を脱していなかったのだが、これはなかなかに面白かった。 | ||||
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推理小説ではなく、貧乏な老人たちの人生最後ともいえよう勝負を描いた小説であった。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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★★★☆☆ | ||||
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当初、この話は、キティ・ミュージック・コーポレーションというカイシャの社長から、映画を作りたいので、なにか面白い作品を書いて欲しい、と言われて書き始めた作品なのだが、当時では、正直言って、このテーマで映画を一本作る、と言うのは当時としては無理があった気がする。ただ、より、社会の老化が進んだ今となると、この作品の持つ価値を是非、映像化して世に問うて欲しい、そう強く感じる。 ある意味、この作品は『夏、19歳の肖像』に似ていると思う。主人公が、19歳か老人かの違いだけではないかと思ってしまうラスト・シーン。これをこなせる俳優5人を正直、思い浮かべられないのだが、観たい。 基本的にぼくは、最後に一挙に実力を発揮する老人が好きなのだ。典型的なのが、伊坂幸太郎の『マリアビートル』だ。最後にムクムクと本性を現す、主人公の年老いた父母は伊坂の生み出したキャラクタの中で最も好きな二人だ。 これはまもなくハリウッド映画で映像化されるのだが、このムクムクと本性を現す老夫婦を誰が演じるのか、を最も愉しみにしている。 何しろこの作品は、映像向きだと思う。そして、島田荘司のポルシェ911愛が爆発してして筆が止まらなくなっているのも愉しいのである。 | ||||
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島田氏の余程のファンでもあまり進んで手に取ろうとは思わない作品の最有力作品。 長編ユーモアサスペンス小説と表紙で謳われているように、ミステリーではない島田作品。しかし、一応殺人事件は起こるのだが、トリックらしいトリックは全くなく、添え物程度の扱いで、メインは老人と地上げ屋とのゲートボールの試合と後半のカーチェイスがいやに詳細に描写されており、こんな単純極まりないストーリーなのに文庫版で400ページ超えという大長編になっている。 主人公達老人のキャラが生き生きと描かれており、感情移入しやすい。 ただ、老人ホームが舞台のユーモア小説風に展開しておきながら、ラストは仲間の老人を地上げ屋に殺されたことが分かり、主人公達老人が怒りを爆発させ、ポルシュやバイクにまたがり、地上げ屋社長と部下と裏切りもののの老人が乗ったベンツを猟銃で襲撃!銃弾を撃ち込みまくり、タイトルにもなっている勝鬨橋を占領し、橋桁を持ちあげたところへ追い込み、そのまま川下へ車ごとダイブさせ、全員皆殺し!証拠がないので、警察も手が出せず、5人も見事に殺害しておきながらのほほんとゲートボールする描写で完。お前らはマッドマックスか! 島田氏らしい予定調和を許さない姿勢がユーモア老人小説としては物凄く違和感の残る結果となったが、ストーリー紹介などから誰もそんなに期待して読まないと思うので、ハードルが低い分、意外と楽しめる。 まあ、島田荘司の著作を初めて読む人が本書をとって、どこが推理界の鬼才なんだ!と憤慨する結果だけは避けたいものである。 | ||||
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数々の推理作家が尊敬する島田荘司が書いたものだから、ちょっと異色だけどおもしろいかな、と思ったら、 いまいちでした。 つまらない、まではいかないけど、おもしろいとは言えません。 テレ朝かTBSで夜8時台に放送するには良い原作かもしれません。 日テレの土曜9時もいいかな。でも最近のこの枠は侮れないからなぁ。 「デカワンコ」は完全ノーマークだったけど面白かったので。 あのスタッフなら面白く作ってくれるかな。 | ||||
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老人ホームで、下層クラスの、ほとんどホームレス状態のご老体の活躍を描いた話。 コレはミステリーっていういより、老人の人情ドラマとでもいいましょうか? いちおう殺人もありますけど、そんなトリックだの何だの言うほどのモンじゃないですし さいごの、死にかけとは思えんほどの運転捌きを見せるので 現実性はきわめて薄いです 名前忘れたけど、ぼけて人んちに転がり込んでたジジイがおもろかったえです。 | ||||
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