黒いペンの悪魔
- 放火 (195)
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クラスメイトの自殺未遂、原因は恋人から手紙。恋人は書いた覚えがないと言い黒インクでの筆跡で似せた書かれた事が発覚する。また田原寿江で起きたスライド問題とマネージャーの失踪…田原一家が立て続けに狙われる原因とは?由利子達三人娘が事件に立ち向かう。 | ||||
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いつもは青いペンで書く人の手紙を偽造して、 間違って黒いペンで書いてしまった。 文字を真似る努力をする人が、どうしてペンの色を真似なかったのかの理由がわからない。 最後に結末でいろいろ説明があるが、 なぜ麻薬関係の人間や、 殺人を請け負うような人間とのつきあいがあったのかがあいまいだ。 赤川次郎流といわれればそれまでだが、 話が必要以上に暗くなるところを描写したり、 話が必要以上に細かくなるところを描写したり、 するのを避ける傾向があるのだろうか。 人の話として口頭で出せるところだけで済ますという日本人流なのかもしれない。 赤川次郎が売れる理由の1つがわかったような気がした。 | ||||
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赤川次郎を最初に読んだのは、たぶん中学生のときだ。 小学校のころ、ルパンやホームズなどミステリを好んで読んでいた私は、 軽妙な語り口と、生き生きした登場人物 奇想天外なトリックと、歯切れの良い謎解き、爽快な読後感 という「赤川ワールド」に、あっという間にのめり込んだ。 とにかく片っ端から読んで読んで読んで、そして いつの頃からか、赤川次郎の本を手にしなくなった。 だが、社会人になってから 私はまた赤川次郎を読んでいる。 「なぜ、今になって赤川次郎なのか」 と人からは訊かれるが、私の理由はただひとつ。 登場する女の子たちが生き生きしているからだ。 社会に出ると、学生時代とはだいぶ状況が異なる。 納得いかないことやら自己嫌悪やらで 知らないうちにいろいろと疲弊していたのかもしれない。 そんなときに、ふとした拍子に赤川次郎を読み返して 極端な言い方だが、私は元気をもらった。 だから、30代半ばに差し掛かっている今でも、つい読んでしまう。 いい人ばかりじゃない。ツラい経験をした人もいる。 でも、 登場する女性は、みんなきちんと「自分の足で立っている」という気がする。 好きとか嫌い、良いとか悪い、 そういったことを自分で判断して、言葉や行動で主張している気がする。 それが、とてもすがすがしい。 読み始めた10代の頃より、今のほうがそのことを強く思うようになった。 そんな魅力的な女性が、特にたくさん登場するのが、本書。 私は、不覚にも途中で一度泣きました。 「赤川次郎」現役の方はもちろん、一度卒業した方も、ぜひ | ||||
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