〈蓬莢山の黄金、鬼道の力、そして空海の秘宝“四殺”を手中にした者が覇者となる〉黄金を狙う獣師猿翁は、野望を成就すべく文成仙吉と手を組んだ。

兄の変死で帰郷した医学生翔二は、事故の捜査が打ち切られ、なぜか両親までが口を閉ざすことに激しい憤りを覚えた。

優美には他人に言えない秘密の愉しみがあった。「万引」である。

元警視監浜本修一郎邸の池の鯉が斬殺され、傍らに〈今度はおまえたちを殺す〉と脅迫状が。

ロンドンのビッグベンを象った大時計の完成式典で、針が十二時を指した時、仕掛け人形のかわりに死体が飛び出した。

“退屈をまぎらわせてくれるなら何でもやるわ―”大金持ちで絶世の美女、本間好子と出会った梅谷は、3人の遊び仲間を集め、奈良時代の怪僧・道鏡の遺宝探しを提案。

箱根空間美術館の庭園に、黄金色に輝く巨大な円筒が屹立していた。

シュリーマンがトロイで発掘したクロノスの壷には、“永遠の生命”を与える血の秘密が封印されている。

奇妙な首吊り死体だった。その男は口にティッシュを詰め、コマのように回転していた。

癌で余命いくばくもない老ヤクザ吉野から故郷淡路島への護衛を依頼された私立探偵碇田は、罠に落ちた。

聖テレサ医大病院老人病棟の痴呆患者・伊藤道子が行方不明となった。

政財界の大物が集う銀座の超高級クラブ〈コイノール〉のボーイ児島卓は、深夜自宅アパート前で、ベンツの男達が現金5億円を隠す瞬間を目撃した。

警視庁捜査一課の坂口のもとに5歳の姪が訪ねて来た。両親が帰って来ないと言う。

岩手県雫石川の河畔で横浜在住の藤本昌代の死体が発見された。そして後日、四国徳島の吉野川でも女性の死体が発見された。

〈蓬来山の黄金、鬼道の力、そして空海の秘法“四殺”を手中にした者が覇王となる〉この三つを巡り闇社会が蠢動し始めた。

都内有数の高級住宅地柿の木坂で、サラリーマン北野友哉の変死体が発見された。

パーティ・コンパニオン小田香子は恐怖のあまり声も出なかった。

〈国土庁長官の愛人が、国有地に豪邸を建てて住んでいる〉―警視庁に届いた匿名の投書に興味を抱いた捜査二課の中津刑事は、内偵を進めるうちに国有地払い下げにからむ政財界の汚職に気づいた。

真珠で知られる志摩半島英虞湾に男の他殺死体が浮かんだ。被害者は“悪”が売り物の人気作家袴田啓二郎。

東北の小京都・角館で、3年前に失踪したOL堀内美奈子の白骨死体が発見された。

人生の裏面を垣間見た、スーパーの苦情処理係・清掃員・人探し屋・有線放送のなんでも屋・高層ビルのガラス拭き屋…。

米国カジノの借金取立て人石黒友行が刺殺され、現金1億8000万円が消えた。

一触の指の力で、未来を開くことのできる武器、それは同時に地獄のドアを開く鍵でもある。

「姉を、助けて」新進作家霞田志郎は、ファンの女子高生水沢美智子に、失踪した姉圭子の捜索を依頼された。

日下刑事の妹京子が因島からの帰路、何者かに船から突き落とされた。

青梅山中で虚無僧姿の男の絞殺死体が発見された。被害者は、会社役員・羽田栄三と判明。

「金曜日、家庭教師が殺される」―事件は予告どおりに起きた。

近くで女の悲鳴が聞こえた。「人殺し!人殺し!」と叫んでいた。

「あなたが茂を殺したのよ」広告代理店局長の山倉史朗は、狂乱した冨沢路子の前で絶句した―。

江戸へ戻った黄金奉行の次なる出動地は、奉行不入の地とされてきた羽後であった。

世に存在を知られぬ黄金奉行は、金山の不正を正すため徳川家康が設けた極秘の職である。

「新宿柏木署の署長の娘佐智子が家出、AV女優となったが、その後消息不明に。

「おれは無実だ!」戦争下の昭和十七年、久世圭介は何者かに恋人を惨殺された。だが、西青梅署は圭介を殺人犯として逮捕した。

箱根にある大物俳優加堂孝次郎の別荘には、十二人の有名芸能人とルポライター浅見光彦が招かれていた。

千早芙美子は十八歳のとき、男女二人を刺殺し、以来逃亡中の身である。

「日本の名川探訪」で北上川を訪れた旅行作家茶屋次郎は、花巻温泉に宿を取ったが、翌朝目覚めて仰天した。

8月24日町、化野念仏寺で女性と子供の絞殺体が発見された。

1300年間埋れていた数々の謎と真相。誰が?なぜ?天智を殺したか?長編歴史推理小説。

飛騨高山の旅館から、スケッチブックを残して白石ゆかが消え、10日後、女性の絞殺死体が発見された。

長野県野尻湖に元刑事の他殺死体が浮かんだ。

伊豆下田で男の他殺体が発見された。牧村は、被害者が「混線クラブ」メンバーの新野だと知り愕然とした。

八丈島南方の洋上で捕獲されたヨシキリザメの胃の中から、人間の左手が発見された。

大正商社専務の一人娘仙波美希が、北アルプスで消息を絶った。

なぜ120年も前に死んだ人物を恐れるのか?矢的遥は、からくり人形のコレクターとして著名な加島大治が、「べんきちはゆるさないぞ」と記した紙を見て震えおののく姿に愕然とした。

ワールド時計社長令嬢の楠木かおりが、国鉄の人気欧風列車サロンエクスプレスから、忽然と姿を消した。

柴木俊子はすでに26歳、売れない女優だったが、幸運はある日突然やってきた。

長崎の一流ホテルで若い男が殺害された。

10年ぶりに烏裂野の別荘を訪れた拓也は、円城寺実也、麻堵の兄弟と知り合うが、彼らの家庭教師遥佳から奇妙な依頼を受けた。

保守党の大物代議士氏家一孝の娘冬美が誘拐され、身代金1億円が奪取された。

西伊豆の豪華会員制ホテルの地下道で、美人モデルの竹井リエコが絞殺された。容疑者は隣接する高級老人ホームの住人脇田。

「1億円を出さなければ乗客を殺す!」前代未聞の脅迫に、国鉄当局はうろたえた。標的は人気列車、東京発寝台特急「さくら」。

酒の飲めない人気俳優近藤正和が、なぜか泥酔運転で事故死した。

東京北区の神社で商社員・山野稔が「オンナニ…ウシク」という謎の言葉を残して殺害された。

「ブルーダイヤはどこだ!」ある夜、ソープ嬢藤木美輪は、2人組の男に襲われた。

新妻梶浦沙知子は怯えていた。

ひとり旅で岩手県遠野を訪れた奈良井律子は、雨宿り先で偶然3人の女と知り合った。

奥秩父・甲武信岳で、警察手帳を持たぬ警視庁の刑事・香月功は男女の死体を発見。

当代きっての人気作家篠崎豪輔が、軽井沢の山荘で絞殺された。

白昼の東京駅新幹線ホームでサブマシンガンが炸裂、暴力団多羅尾組の組員と、偶然に居合わせた舞台女優伊衆院朋子が死んだ。

米国進出に成功した一流企業田沢電機の会長一族が、東京とロサンゼルスで惨殺された。現場に残された不気味な血文字。

魔女、魔女、魔女。名門女学校の恐怖。

名古屋に向かう“ひかり87号”の車中で出版社の外注校正係、草田恭子が毒殺された。

〈手掛かりはビートルズのテープ?〉パーティ・コンパニオン小田香子は驚いた。

明治17年、全国に拡大した自由民権運動は、日に日に急進化しつつあった。

正気か、それとも…。男からの一通の手紙が身も凍る事件の発端だった。

北海道の凍える海に殺意は芽生えた!?留萌、根室…女一人の追求行が始まった。書下ろし、長編推理小説。

3年半の刑期を了え、出所した柴山は思わず目を疑った。

超ハイテク警備ビル内に眠る1千億円の企業機密。最先端金庫破りの榊周助は奇想天外な奪取計画を立てた。

真珠で知られる志摩半島英虞湾に男の他殺死体が浮かんだ。被害者は“悪”が売物の人気作家・袴田啓二郎である。

超A級精神ダイバー毒島獣太に送り付けられた女の手首が事件の始まりで、発端は2年前、黒蓮会教祖三風への精神ダイブで見た黄金にあるらしい。

晩秋の昼下がり、東京湾岸の倉庫内の密室で、新進書家下条勝峰が何者かに撃たれ、重傷を負った。

ふいに大きな水音がした。鯉四郎は思わず腰を浮かせた。

同日同時刻に、愛媛県松山市と東京で、2人の女がそれぞれ全裸で絞殺された。

“豪華客船へいあん丸の旅”に参加した、酒場の美人マダム青野瑠璃子が、最初の寄港地沖縄で何者かに襲われた。

「超絶の美形で、超A級の精神ダイバー。

第2次大戦中、母と妹を惨殺した元少尉・加賀山が与党の有力政治家になっていることを知った玉城正一は、怨みを晴らすべく屋敷に忍びこんだ。

美人で天才調香師・佐々百合香が新興宗教・慈宇教団の祈祷室で殺された。そばには、意味不明の手相図があった。

現職の判事寺沢信秀が、担当中の被告人の妻岩田歌江殺人容疑で逮捕された。

軽井沢の山荘で吹雪のために、9名の男女が閉じ込められていた。自動車は故障し、電話線は切られている。

成績はトップだが、男性恐怖症で処女の高校生しのぶは、同級生吉沢の策略にはまり、ビデオ研究会が撮る映画の主演女優に選ばれた。

〈パーティーで、必ず誰かが殺される〉ルポライターの浅見光彦は大物俳優・加山裕次郎からパーティーの参加者を守ってほしいと頼まれた。

〈殺ったのはおれじゃない。おれは無実だ―〉戦争下の昭和17年、久世圭介は、何者かに恋人朝比奈美子を惨殺された。

「どうして、学年一の秀才、川下礼子が飛降り自殺を…?」放課後探偵に憧れる扇中学3年で、化粧品店の娘堀江千佳子と妹の幸子は、隠された真実を見つけ出そうと決意した。

千早芙美子は18歳のとき、2人の人間を刺殺し、以来逃亡中の身であった。

〈空海が密かに唐から持ち帰った“四殺”を封印せよ〉という秘命が、高野山から闇世界の事件処理人・孔雀明王美空に下った。

漫画家志望の大男・大日向陽は、元ソープランド嬢の影子殺しの犯人を追った。

美人添乗員を含む8人の日本人観光団が、“黒い貴婦人”の愛称を持つ名蒸気機関車C57に乗って、東南アジアを旅しようと小国アンダカムを訪れた。

名探偵エルキュール・ポワロは実在し、名作『オリエント急行の殺人』事件は、それが書かれる前年の1933年、南インドで実際に起こった事件だった!45年後の1978年、作家・高田晨一はインド政府の招待旅行で、老人のポワロと出会う。

「喧嘩が強くハンサムで、俺が信用するのは、死体とやらせてくれた女と金だけ」と豪語する快?怪男児で超A級の精神ダイバー毒島獣太は、陰陽師ひるこの呪詛によって淫乱女となった清純歌手の叶雪に精神ダイブした。

映画館の暗闇を出た途端、君は見たこともない「幽霊都市」に放り出された。

「俺の名は毒島獣太。喧嘩が強く、ハンサムな超A級の精神ダイバーである。

政財界の黒幕として君臨する怪人物栗栖重人を追う新聞記者佐々木は、ある日、国会周辺から怪光を発して飛び立つ円盤を発見した。

広告代理店東エージェンシーの佐伯淳一は、傾きかけた社運を一挙に挽回すべく、大手の製薬会社・相模製薬にアタックする。

“退屈をまぎらわせてくれるなら何でもやるわ―”大金持ちで絶世の美女、本間好子と出会った梅谷は、遊び仲間の掘野、阿部、兼高を集めた。

弓削の道鏡の遺宝を求め、本間好子と4人の男たちは、栃木県・下野薬師寺跡に辿り着いた。

“私は罪深い女です”裏磐梯で合宿中の劇団員一美が、謎の言葉を残し、全裸死体で浴槽から発見された。