恍惚病棟
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元は1992年に刊行された作品である。 刊行年代を考えれば、この作品はSF的な発想に基づいたミステリである。 老人医療問題をテーマとした社会派ではないし、リアリティを追求して医療を描いてもいない。 細かく伏線の張られた、技巧的な面白さこそを楽しむべき作品である。 その意味では、著者流の本格ミステリと見ることが出来る。個人的には非常に面白く読んだ。 | ||||
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痴呆症老人が入院している精神病棟で連続殺人事件発生! 入院患者であるが、ほぼ正常に回復した 元刑事長谷川は看護婦と捜査を開始する。 四年以内に老衰死しそうな老人達を わざわざ殺すのは何故か? 妄想の中に生きていて現実世界に脅威を与えない 無害な老人達の筈だが? 老人達の主観の妄想世界と現実世界の捜査が錯綜する! 空間失見当識、時間失見当識〜人格崩壊の様々な妄想世界に 生きる老人達だが、彼等には死者と電話で話すという妄想は共通していた。 異なる妄想世界なのに、幻聴だけが全く同じ世界なんて有り得ない! 地獄の悪魔の陰謀か? 妄想世界が実在している現実空間の正体が暴かれるとき、 物語はSFでもホラーでもない驚異の結末を迎えるのか!? 探偵自身もキチ○イなのに大丈夫かいなw さすが正紀! 変態ロリコン作家は若い女ばかり殺したがるが、 本書は老人連続殺人事件ですぞ! 幻想と現実が錯綜する小説って、 SFでしか書けないと思われがちだが、 社会派推理小説でも書けることを提示するとは、 天才正紀は良い仕事しますねぇ。 | ||||
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医学系推理小説の難しさは、先端技術の記述にあると思う。小説の中に 織り込めれば問題ないが、どうしても、専門用語を積み重ねる形で表現し がちだ。また、多少なりとも、近未来的な部分を取りこまないと犯罪が成 立しにくいところもある。「恍惚病棟」は、主人公を心理士アシスタント とすることで、そういう面を極力全面にださぬように工夫はされているが、 全編に流れる痴呆患者病棟や患者の様子だけでは、謎解き部の記述の重さ に耐えられないように感じた。 | ||||
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痴呆対応の病棟という設定を推理小説的に利用しているだけで、描写や人物の書き込みに深みがないのが残念。老人の独白が織り込まれるなど、構成はさすがと思わせるところがある。謎を楽しみつつすいすいと読めるエンターテイメント小説ではあります。 | ||||
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痴呆対応の病棟という設定を推理小説的に利用しているだけで、描写や人物の書き込みに深みがないのが残念。老人の独白が織り込まれるなど、構成はさすがと思わせるところがある。謎を楽しみつつすいすいと読めるエンターテイメント小説ではあります。 | ||||
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