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恍惚病棟



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恍惚病棟の評価: 3.40/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(4pt)

細かく伏線を張った、山田正紀流の本格ミステリ

元は1992年に刊行された作品である。
刊行年代を考えれば、この作品はSF的な発想に基づいたミステリである。
老人医療問題をテーマとした社会派ではないし、リアリティを追求して医療を描いてもいない。
細かく伏線の張られた、技巧的な面白さこそを楽しむべき作品である。
その意味では、著者流の本格ミステリと見ることが出来る。個人的には非常に面白く読んだ。
恍惚病棟 (ノン・ポシェット)Amazon書評・レビュー:恍惚病棟 (ノン・ポシェット)より
439632538X
No.4:
(4pt)

前代未聞!ボケ老人探偵!?

痴呆症老人が入院している精神病棟で連続殺人事件発生!
入院患者であるが、ほぼ正常に回復した
元刑事長谷川は看護婦と捜査を開始する。
四年以内に老衰死しそうな老人達を
わざわざ殺すのは何故か?
妄想の中に生きていて現実世界に脅威を与えない
無害な老人達の筈だが?
老人達の主観の妄想世界と現実世界の捜査が錯綜する!
空間失見当識、時間失見当識〜人格崩壊の様々な妄想世界に
生きる老人達だが、彼等には死者と電話で話すという妄想は共通していた。
異なる妄想世界なのに、幻聴だけが全く同じ世界なんて有り得ない!
地獄の悪魔の陰謀か?
妄想世界が実在している現実空間の正体が暴かれるとき、
物語はSFでもホラーでもない驚異の結末を迎えるのか!?
探偵自身もキチ○イなのに大丈夫かいなw
さすが正紀!
変態ロリコン作家は若い女ばかり殺したがるが、
本書は老人連続殺人事件ですぞ!
幻想と現実が錯綜する小説って、
SFでしか書けないと思われがちだが、
社会派推理小説でも書けることを提示するとは、
天才正紀は良い仕事しますねぇ。
恍惚病棟 (ノン・ポシェット)Amazon書評・レビュー:恍惚病棟 (ノン・ポシェット)より
439632538X
No.3:
(3pt)

医学系推理小説の難しさ

医学系推理小説の難しさは、先端技術の記述にあると思う。小説の中に
織り込めれば問題ないが、どうしても、専門用語を積み重ねる形で表現し
がちだ。また、多少なりとも、近未来的な部分を取りこまないと犯罪が成
立しにくいところもある。「恍惚病棟」は、主人公を心理士アシスタント
とすることで、そういう面を極力全面にださぬように工夫はされているが、
全編に流れる痴呆患者病棟や患者の様子だけでは、謎解き部の記述の重さ
に耐えられないように感じた。
恍惚病棟 (ノン・ポシェット)Amazon書評・レビュー:恍惚病棟 (ノン・ポシェット)より
439632538X
No.2:
(3pt)

構成力は見事

痴呆対応の病棟という設定を推理小説的に利用しているだけで、描写や人物の書き込みに深みがないのが残念。老人の独白が織り込まれるなど、構成はさすがと思わせるところがある。謎を楽しみつつすいすいと読めるエンターテイメント小説ではあります。
恍惚病棟 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:恍惚病棟 (ハルキ文庫)より
4894565161
No.1:
(3pt)

構成力は見事

痴呆対応の病棟という設定を推理小説的に利用しているだけで、描写や人物の書き込みに深みがないのが残念。老人の独白が織り込まれるなど、構成はさすがと思わせるところがある。謎を楽しみつつすいすいと読めるエンターテイメント小説ではあります。
恍惚病棟 (ノン・ポシェット)Amazon書評・レビュー:恍惚病棟 (ノン・ポシェット)より
439632538X

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