笑う山崎
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このところ「サイコパス」がホラー漫画のテーマで、よく扱われている。サイコパスは共感、罪悪感、自責の念を欠き、浅薄で欠落した感情を示す。結果的に残虐な殺人シーンが満載となる。そういう意味で「笑う山崎」は戦慄の拷問シーンの博覧会である。妻娘に新幹線車内で狼藉した酔客の哀れな最期、取り調べした刑事をバーナーで炙り殺し、自分を襲撃した犯人の全身にハンダゴテで82箇所の穴を開けて殺害、素手の約束の決闘で銃殺、襲撃に部下を盾にする、液体の出口である口と陰茎を塞いで大量に酒を飲ませて蛙のように膨れた腹を踏みつける、死ぬ覚悟をした者に生きる希望を与えてから嬲り殺しにする、情夫を助ける手伝いをする女を睡眠薬で眠らせている間に男を惨殺。顔色一つ変えない山崎は、まさに外道の極致である。 解説の縄田一夫氏によれば、本作品のテーマは「愛」である。それも家族愛、先ずはヤクザ一家という疑似家族の愛。それが虚偽であるとわかっていても、徹底的に嘘を通す。そして鼻の骨が折れるまで殴った女を娶っての家族愛(娘付き)。そして家族以外の敵に対する無慈悲さ。主人公の山崎には無表情な不気味さと、人の心の急所を押さえた統率力というアンビバレンツな魅力がある。読みながら、新たなスプラッターを怖れながら、次の展開を心待ちにしている自分がいる。暴力という人間の根源に潜む本能に戦慄する。冒頭の短編「笑う山崎」から始まった8つの短編集。エンディングの父娘のシーンは、「東京ラブストーリー」の秋庭親娘のシーンを彷彿させた。 | ||||
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花村萬月氏は人の奥底にある破壊衝動を書くと先鋭的と聞き初めて同氏の小説を読んでみたが主役の山崎が少しも不気味ではない、どこかに普通にいるやくざのおっさんという立ち回りが最後まで続いて拍子抜けした。 | ||||
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比類なき極上の(いい意味で最低の)暴力とエロを描写させたら第一人者!と思う筆者の作品の中でも、その冷酷で残忍なキャラではピカイチともいえる暴力団員、山崎。まだ10代の頃に読んで、そのストーリー展開にやり切れなく放心してしまった記憶を頼りに、このたびあらためて購入、拝読しました。確かにこりゃスゴイ! いやすごいんだけど、歳を食った今になっては、当時のインパクトがなく、★1減らしました。萬月さん初めての人にはめっちゃインパクトありだと思います。 | ||||
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小説、作り物だから読みきれました。それでもトラウマ必至です。 | ||||
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二次団体、三次団体に当代から客人が降りてくると、恐れられるし、気を使われるのは確かだ。 もちろん、きちんと客人として扱われるし、降りた場所の居心地がよくなってそのまま骨を埋める人間もいる。 しかし客人が、二次団体、三次団体のシノギを邪魔するようなことはない。 まして外国人タレントに手を付けたり、暴行するなど有り得ない。 ヤクザはやるときは徹底的にやるが、なんの理由もなく傍若無人な行動をとることはない。 彼らは頭がいいので自分が理不尽な行動をとれば、その後に必ずリアクションが起きることを知っている。 この作者も色々な経験をしていると思うが、小説を面白くするために脚色し過ぎな感じがする。 | ||||
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