ブルース
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残虐なシーンもありましたが、読み終わった後は何とも言えない切ない気持ちになりました。 | ||||
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花村満月『ブルース』再読。前に読んだのは、おそらく平成のはじめ。オカマのヤクザ徳山、彼が好きなブルースギタリスト村上、村上を愛するブルースシンガー綾、青くさい新左翼の活動家崔。場所は横浜、横須賀、海のうえのタンカー。 「青臭さをなくしてはならない。それが人を突き動かして、表現かつどうとなるからだ」 暴力とセックスに満ちた『ブルース』だが、どう読んでも純文学だ。カドカワノベルスで出版されても純文学だ。花村萬月に芥川賞を与えたのは慧眼だ。 | ||||
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時代背景が今とはギャップがあるが、切なさや愛おしさ、悲しみが良く描かれている。 | ||||
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歯に衣着せぬ評価をする福田和也がこの作品を、76点「現在の文学としてすぐれた作品」と評価していたので楽しみにしていたが期待はずれだった。 (桐野夏生の”ファイアボールブルース”についても言えるが、福田氏のハードボイルド系作品に対する評価は疑問が少なくない) まず作品構成自体が二番煎じ臭さぷんぷん。 村上と綾の設定が大沢在昌著”新宿鮫”のパクリなことに気づいた時点でかなり興ざめだったが、 本のテーマである”ブルース”のように「特に技術面では稚拙ではあるが表現の質は高い」という小説であってほしかった(著者もそう望んだであろう)。 しかし、作家としての技術が稚拙であるのはまだしも残念ながらそれを補うものが感じられなかった。 性描写も頻出するわりには意味を成していると思えないし官能的でさえない。 取材能力や設定についても、たとえば音楽に関する部分を読む限りでは疑問が残るし(一点だけ挙げると、綾と趙がいながらサチオがずっとギタリストとして残っていたのがありえない!)、なにかハッタリだけで勝負している感が拭えないのだ。 とはいえ、一点、徳山の人物像だけは面白く、読了できた最大の理由であった。 村上の人物像がこの作品と作家の迷いを物語っている気がする。 無頼をつきとおすのか大衆を意識するのか。 中途半端だなというのが実感。 毛色は違うが西村賢太あたりのほうが覚悟を感じて潔い。 あっ、花村氏の「笑う山崎」は面白かった。 | ||||
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萬月の性描写に、欲情する! 萬月のエロさに、感動する。 そして、どうしようもない屈折した心理とバイオレンスは、萬月の独壇場だ!! 「ブルース」と「鬱」は、構成が似ている。傍目に奇妙な関係の上に、存在する男と女。 バランスが崩れた先に、止めどない暴力がある。 個人的には、「ブルース」の方が、晴れ晴れ感があり、「鬱」の方は、長く続く、鬱々感 があり、救われない感じがする。 救われない方が、私は好きだ! | ||||
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