地球の衛星軌道上に浮かぶ巨大博物館“アフロディーテ”。

旧友・大龍の招きでマレーの楽園、キャメロン・ハイランドを訪れた火村と有栖川。

国民学校初等科に通う堀川真樹夫と中沢大吉は、ある時同級生の月ノ森雪麻呂から自宅に招待された。

二年に一度開かれていた“同窓会”の当日、メンバーの一人が殺され、被害者のはめていた腕時計が消失!いったいなぜか…。

「山の民」に置き去られた赤ん坊。

触れてはいけない領域がある。 だが、触れなければ真実は見えない――。

資産家の人知れぬ楽しみが、取り返しのつかない悲劇を招く表題作。

しんと静まった真夜中を旅する怪しい集団。

殺人の動機は伝説のストラディヴァリウス? 高級ヴァイオリン売買の知られざる内情、贋作、緊迫のオークション。

私は誰？円柱形のボディに特殊ラ

とある社長邸のパーティに招かれた推理作家・有栖川の目前で毒殺事件が発生!邸内にいた10人の中でグラスに毒物を混入できたのは誰か、そして動機は…。

田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪で、彼女は死刑を宣告された。

カラマーゾフ事件から十三年後。

「買いなさい。損はさせないから」話題騒然の表題作「ペルシャ猫の謎」。

殺人の代償。それは、誰も愛さないことだった。

日本最西端に位置する与那国島の沖合に建設中の“オーシャンテクノポリス”。

関東の地方都市で起きた連続猟奇殺人事件。

皇居に侵入して、“お宝”を盗み出せ!ターゲットは、徳川家光が愛でたという名盆栽「三代将軍」。

唐後期、特異な建築「方壺園」で起きた漢詩の盗作をめぐる密室殺人の他、乱歩賞・直木賞・推理作家協会賞を受賞したミステリの名手による傑作集。

「刑事を辞めるか、人間を辞めるか」 新宿署の一匹狼刑事・佐江は法を捨て、日本最大の暴力団最高幹部・延井は、面子を捨てた。

美しい異国の蝶が天井を埋めた部屋で殺害されていた男。何のために蝶の標本が天井に移されたのか。

大胆な仕掛けと巧みに巡らされた伏線、叙情あふれる筆致を融合させて、ふたつとない作家性を確立した名匠・連城三紀彦。

第５７回江戸川乱歩賞受賞作　　　　　　　呪いで人が殺せるか。

たとえば、苔むして古びた水路の先、住宅街にひしめく路地のつきあたり。

やんちゃが少し過ぎた俺は、祖父の差し金でマンションの管理人見習いに。だがそこは、「なんでもアリ」の殺し屋専用住居だった。

雅子、43歳、主婦。弁当工場の夜勤パート。

ミステリ作家・有栖川有栖が取材で訪れた雪深い裏磐梯には、地元の人々からスウェーデン館と異名をとるログハウスがあった。

江戸時代のこと――。

「弟を殺そう」―身長195cm、体重105kgという異形な巨体を持つ小学生の雷太。

奥多摩の山村、媛首村。淡首様や首無の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。

第3回本格ミステリ大賞受賞作！ 嵐で孤立した島で起きた ギリシア神話をなぞるような 奇怪な連続殺人の真相とは？ 矢吹駆シリーズ中の白眉 謎の病に罹患したウイルス学者フランソワから預かった資料を、ナディア・モガールと矢吹駆は、フランソワの師マドック博士に

ミステリ界の魔術師・泡坂妻夫。その最後の贈り物である作品集を、二分冊にした文庫化でお届けする。

誰がうそをついている?幼なじみの四人が校庭に埋めた拳銃は、二十三年の時を経て再び放たれた。

「お前が戦わなければ皆殺しだ」強盗殺人事件の捜査中に自分をかばった同僚を亡くし、その責を負って警察を辞めた牧しずりは、同僚の息子・岬人と出会う。

昭和初期を舞台に、双子の兄弟を襲う恐怖と悲劇とは……。

瀬戸内海の兜離の浦沖に浮かぶ鳥坏島。鵺敷神社の祭壇“大鳥様の間”で巫女、朱音は神事“鳥人の儀”を執り行う。

上官の命令に服従する兵士、戦地で負傷した帰還兵、侵入者に拷問を加える憲兵、爬虫人のサーカスに夢中になる少年……。

通訳捜査官の七崎隆一は、正義感から同職の義父の不正を告発、自殺に追い込んだことで、職場でも家庭でも居場所がない。

「全能にして全知の存在から電波を受信している私を妨害しないで頂きたい」―静かな地方都市で奇妙な怪文書が見つかる。

逼迫した戦況を一変させるという陸軍の軍事機密「カンナカムイ」をめぐり、 軍需工場の関係者が次々と毒殺される。

幼い命の死。報われぬ悲しみ。

「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。

忌み山で続発する無気味な謎の現象、正体不明の山魔、奇っ怪な一軒家からの人間消失。

抗いきれぬ宿命ならば、恐れるものは何もない。男は再び札幌へ戻った。

ローマ劇場で起きた毒殺事件に挑む、リチャード警視とエラリーのクイーン父子。

緻密な伏線と論理展開の妙、愛すべきキャラクターなどで読者を魅了する、ミステリ界の魔術師・泡坂妻夫。

人類が衰退し、マシンが君臨する未来。食糧を盗んで逃げる途中、僕は美しい女性型アンドロイドと出会う。

村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。

私の苦心の自信作が、外国作家の作品に酷似している…?!舌先三寸で生きる男が、死者のバッグを盗んだばかりに、嘘に嘘を塗り重ねる危険な綱渡りを演じることに…日本推理作家協会賞を受賞した著者が、ガラリと作風を変え、さり気ない描写の中にミステリの企みを宿した待望の

玩具会社部長の馬割朋浩は、降ってきた隕石に当たり命を落とす。

入院生活を送る少年・みなとは、ある日、圧倒的な流星雨に照らされる。

「ねえ、あなたも最初に会った時に、犯人って分かるの?」こんな体験は初めてだが、俺は分かった。

エレベーターに暗証番号、廊下に監視カメラ、隣室に役員。厳戒なセキュリティ網を破り、社長は撲殺された。

旧家の猪丸家に現れた記憶のない謎の女・葦子は、開かずの間だった蔵座敷で“狐狗狸さん”を始める。

長男の不祥事により所轄へ左遷された竜崎伸也警視長は、着任早々、立てこもり事件に直面する。容疑者は拳銃を所持。