フリマアプリで、「カシル様専用」として箱を出品すると、必ず落札される――。

「或る、バイト体験者の話をインタビューしてきてください」 新作の執筆依頼でバイト体験者たちに取材をしていく一人の作家。

「変な怪談を聞きに行きませんか？」会社の部下に誘われた大学のオカルト研究会のイベントで、とある怪談を聞いた日を境に高山カレンの日常は怪現象に蝕まれることとなる。

「その旧家の男子は皆、十二歳で命を落とす――」映像制作会社でディレクターとして働く杉田佑季は、プロデューサーの小隈好生から、モキュメンタリーホラーのプロットを託される。

世界遺産・藤湖のまわりを囲むようにそびえ立つ、静謐な佇まいの十燈荘。

口に関するアンケート　背筋（せすじ）　「近畿地方のある場所について」(KADOKAWA)で2023年にデビュー。

湧き起こる違和感の数々。あなたは果たして気づけるか―― その家には約束事がある。

げんきなあなたがうまれます フリー編集者の小林が出版社に持ち込んだのは、心霊スポット突撃系YouTuberチャンイケこと、池田の『オカルトヤンキーch』のファンブック企画だった。

北関東の実家を飛び出し、東京の歓楽街まで流れ着き、ボーイズバーにハマってしまった18歳のさあや。

救急医・武田のもとに搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。

数百年続く、凄惨なる呪いの戦い――。至高の恐怖と異形の謎に挑め。

畳は腐り梁は限界、崩れ落ちそうな巨大な襤褸屋敷ー姑の世話をするため、文子は単身赴任の夫と離れ、娘と姑の３人でこの家に暮らし始めた。

シングルマザーの美苗は、兄夫婦と両親、祖母が引っ越したばかりの家に幼い娘とともに身を寄せる。

民俗学のフィードワークの手法を用いて、取材を元に怪談を執筆してる呻木叶子が遭遇する四つの事件。

ほんとうにこわいものは、何? ひかりの家の押入れにいる、形も声もなんにもない影みたいなやつ、ナイナイ。

私、小澤雄也は本書の編集を手掛けた人間だ。

みんな死ぬよ　誰も帰れない ホラー映画撮影スタッフを襲う悪夢のような事件。

口に髪が入ったら死がやってくる。

「最恐の幽霊屋敷」という触れ込みで、貸し出されている一軒家がある――。

大正時代末期、大阪船場。画家の壮一郎は、妻・倭子の死を受け入れられずにいた。

妻との離婚以来５年ぶりに会った愛娘とともに、テーマパーク・ドリームランドを訪れた元刑事の仲山。

亡き夫に唇を触れられたと語り出した義妹（「魂疫」）。縁切り神社で行われる、奇妙な“儀式”（表題作）。

大学生の琴葉は、飲み会の後にお持ち帰りされそうになっていたところを助けてくれたシマくんにひとめぼれする。

学生時代に一度だけ公募型アンソロジーに採用され、ミステリ作家デビューを夢見る小松立人は、学生時代にとある犯罪に手を染めた。

怪異による超常現象×名探偵の論理！　30年前から繋がる惨劇の連鎖。

四国の山奥にある小さな村。そこには奇妙な仏像があり、大切に祀られていた。

わたしは今すぐ逃げなければならない。 あいつらから、この森から。

キャンプ場から出られなくなる未知の恐怖。

「俺はここにいると言ってるんだ。いないことになんかできねえよ」。

小説家の小田が行きつけのバーでＪから聞いた話――不気味な仮面をかぶり、道端に寝そべっている男。

次回作に苦戦している小説家の「私」は、新作のネタを探しているうちに、 出版業界に伝わる「禁忌題目」に触れてしまう。

「このクラスには『いじめ』がありました。

私は探している、「人を殺せる」怪談を。

「日本のバンクシー」と耳目を集めるグラフィティライター界の新鋭・ブラックロータス。

「私が犯人です！」「俺が犯人だ！」、全員犯人です！ 社長室で社長が殺された。

「とにかくヘンな小説をお願いします」 そんな型破りな依頼に応えるべく、炒めて煮込んで未知の旨味を引き出した傑作集。

ライターの藤崎俊一はある男を追っていた。

群馬県警本部捜査一課の刑事、白澤蕗の前に、数年ぶり現れた兄・然。

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。

“あれ”が来たら、絶対に答えたり、入れたりしてはいかん―。幸せな新婚生活を送る田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。

千葉県松戸市の結婚相談所でアドバイザーとして働くシングルマザーの平山亜紀は、仕事で顧客とトラブルを起こして以降、無言電話などの嫌がらせに苦しめられている。

「こんな結末は耐えられない」絶対に読んではいけない、禁忌の本が誕生。 こんな結末は耐えられない――。

チクワの穴を通して人の姿を見ると、その人物の死に様が見える――。

ぼくたちカニンガム家は曰くつきの一族だ。35年前に父が警官を殺したあの日以来、世間からは白い目で見られている。

ラストまで一気読みの本格ホラー&ミステリー。原点にして最高傑作 その路地にさしかかったとたん、ひどく嫌な気分がした。

公園で〈笛吹き鬼〉をして遊ぶ六人の少女たち。 だが、奇妙な笛の音が鳴った時、一人、また一人と姿を消してしまう。

「神」とまで呼ばれた天才少女はなぜ、自身の手がける舞台の上演中に死んだのか？ 女子生徒だけの演劇学校に入学した結城さやかは、劇作家を目指している。

SNSを中心にカルト的人気を誇る、怪談ネットラジオ「禍話」。

通夜の晩に怪談話をすると死者の魂が蘇るーそんな言い伝えが残る朽無村の名士・古柳哲郎氏が亡くなった。

世は大正。 華族・堀井三左衛門男爵が何者かに殺された。

この呪いを解き明かすのは、あなた。 冠村には窒息の家がある。