ルパンはドイツ、フランス両国にまたがる怪奇とスリルにみちた事件の解明にのりだした。

無実の罪で死刑を宣告された子分の命を救うため、アルセーヌ・ルパンが立ち上がった!事件のカギを握るのは、代議士ドーブレックの別荘から盗み出した、金色に輝く“水晶栓”。

父レルヌ大公が自殺し、一人娘のコラは悲しみに沈んでいた。そんな彼女への遺書の中で大公は、こう記していた。

ルパンはドイツ、フランス両国にまたがる国際的大陰謀にからまる怪奇とスリルにみちた事件の解明にのりだす。

「いっさい料金はいただきません」パリの真中に開業した奇妙なバーネット探偵社の主こそ、実はルパンにほかならない。

デティーグ男爵の娘クラリスを愛する青年ラウールは男爵と対立するカリオストロ伯爵夫人の危機を救ったことから莫大な宝石のありかをめぐる抗争に巻きこまれる。

大西洋を行く客船プロヴァンス号に無線が入った。「貴船にルパンあり。

レイモンドが放った一弾は、みごとに逃走せんとする賊を撃ち倒した。ところが重傷を負ったはずの賊が煙のごとく消え失せる。

レニーヌ公爵と名のって、若く美しい婦人オルタンスの前に登場した怪盗ルパンは、彼女を8つの冒険へと誘う。

新聞社主マッカラミーが刺殺され、女性記者が謎を追う。ベルモンと変名したルパンが活躍する本邦初訳の表題作ほか、短編2編。

絵画・古美術品の収集家として知られている百万長者グルネイ=マルタンに、アルセーヌ=ルパンはそのおびただしいコレクションを盗むという予告の手紙を送りつけた。

新妻の母親の肖像画を前にしてポール・デルローズの血は凍った。

素晴らしい宝石をつけた女優が誘され、宝石を奪われた事件に端を発して、お針子がまた誘された。

ルパンの赴くところ事件あり。怪盗の跳梁の前にはパリ警視庁の名警部ガニマールでさえ、手も足も出ないありさまだ。

ベロニクは、見知らぬ土地で見つけた自分のサインに導かれるように「三十棺桶島」と呼ばれる島へたどり着く。

ラウール・ダヴナック子爵が深夜、自宅に帰ると一人の美しい女性が待っていた。

4人の少年とともに自由な旅暮らしを営む綱渡り芸人ドロテは、莫大な財宝の伝説を共通してもつ人びとに出会い、〈イン・ロボール・フォルチュナ〉の銘が刻まれた金メダルの存在を知る。

大富豪のコスモ・モーニントンが2億フランの財産をのこして死んだ。

ジャン・デルルモン侯爵邸に忍び込んだラウールは、未解決のまま謎とされている十五年前の惨劇――凶弾に倒れた歌姫の死に、侯爵がかかわりのあることを知った。

過去十年間フランス警察を手こずらせてきたリュパンは、今や一種の国民的英雄の観を呈するに至った。

サファイヤのように澄んだ瞳をもつ令嬢、街角で心ひかれた女性のために、たちまち怪事件に巻き込まれたラウール。

リュパンが逮捕される。神出鬼没、天下無敵の怪盗紳士が豚箱入りとは。

血の入ったバケツ、黒焦げの骨…「ウィステリア荘」でホームズは『グロテスクなものから恐怖へは、ほんの一歩なんだよ』と言う。

ホームズとワトスンが初めて会い、ベイカー街221Bに共同で部屋を借りた、記念すべき第一作。

ホームズ物語は、月刊誌『ストランド』に短編が掲載されはじめてから爆発的な人気を得た。

月刊誌連載の前に書かれた長編第二作。

海賊ジェリコと、剛勇侠気のエレン・ロックの誇り高い美女と、謎のメダルをめぐっての死闘を中心に、ルブランならではの活劇、悲劇、喜劇が、地中海、パリ、ブルターニュの海と街と田園を背景に展開する。

王冠のダイヤモンドが盗まれ、首相みずからがホームズのもとを訪ねる「マザリンの宝石」、赤ん坊の血を吸う(?)母親を相手にする「サセックスの吸血鬼」、若い女性に恋をした老教授の不思議な行動に端を発する「這う男」など12編。

忌まわしい〈バスカヴィル家の犬〉の伝説、全身から光を放つ巨大な生物の目撃談……。

わたし、ミは、火事で大火傷を負い、顔を焼かれ皮膚移植をし一命をとりとめたが、一緒にいたドは焼死。

妖艶な美貌と大胆なふるまいで暗黒街の女王として君臨する「黒蜥蜴」。

新聞記者のぼく、マローンは取材で風変わりな動物学者のチャレンジャー教授と知りあった。

手の甲に〈赤い輪〉が現れる者は犯罪者となる―。この呪われた宿命をもつ男ジムは、自らと息子を殺して家系を絶やした。

生まれてから死ぬまで、運命のすべてが記されているという「アガスティアの葉」。

ロボズ・ノッドの町で凄惨な殺人事件が発生。

悪魔の子と白鳥の騎士との虚々実々の戦い!巨匠・江戸川乱歩が練りに練った物語のおもしろさを十二分に発揮した傑作怪奇長編!親子二代にわたる因果物語の結末は?明治の末、台湾航路の客船・宮古丸が沈没し、有明友定男爵と親友の大曽根五郎、家扶の久留須左門の3人は果てし

悪徳商売で莫大なもうけを得ているバラトフと冒険児ジェラールは、美貌の令嬢ネリー=ローズをあいだに対立する。

恋人の言うがまま詐欺を働いたダルシー。彼氏は貴族の秘書に納まって足抜けしたが、当の貴族が突如自殺。

H製糖株式会社取締役・川手庄太郎は差し出し人不明の脅迫状に悩まされていた。

築地に奇妙な西洋館が建っていた。正方形の敷地を対角線で半分に割り、建物も中央のエレベーターを境に分割されている。

毎週金曜の夜、刑事のデイビッドは妻を連れ、ブロンクスの実家へママを訪れる。

発明家ドルジュルーの部屋の壁にあらわれた《三つの眼》とそれにつづくふしぎな映像。

「ルパンに作家人生を捧げた大先輩の愛あふれる大暴走！　　日本にしかない「バルネ探偵の事件簿」。

大川を生首が流れ、その首をのせた板には「獄門舟」と書かれていた。

大正末年から昭和初期に刊行した江戸川乱歩の創作集を完全復刻。生誕100年記念。

ロンドンのどこかに、霧の中から不意に現れ、そしてまた忽然と消えてしまう「あやかしの裏通り」があるという。

二〇世紀前半にロンドンの大銀行の貸し金庫に預けられた謎の回想録。

『千夜一夜物語』の翻訳でおなじみのリチャード・バートン卿、ゴシック小説の有名な怪物…さまざまな実在の人物、架空のキャラクターとの遭遇が描かれるホームズ物語の最新コレクション。

オープンカーが車輪を石畳の外へと踏み外し、乗せられていた石膏像が投げ出された。

次から次へと殺人を犯し、ニューヨークを震撼させた連続絞殺魔〈猫〉事件。

欧米では、世界の短編推理小説の傑作集を編纂する試みが、しばしば行われている。

英仏帝国による統治が長く続き、科学的魔術が発達した世界。

『最後の事件』で滝底に消えたホームズ(『シャーロック・ホームズの思い出』所収)。