「法こそ正義」若手弁護士×「掟こそ正義」誇り高き軍人 二人が法廷に立つとき、熱い人間ドラマが生まれる。

不条理な世を渡る武器は、気骨と果断。利に生きるか、義に死すか。

タワーマンションが建ち、人口が急増する街で古くから続く花屋を営む桜子。

朝鮮出兵最前線の肥前名護屋の陣で、落魄の身となった宿命の2人の男が出会った。彼らの使命は血脈を伝えること。

文禄・慶長の役―。日本軍の先陣・加藤清正の鉄砲隊をあずかる佐屋嘉兵衛忠善と、朝鮮の北辺・咸鏡道の役人である金宦。

祝儀能殺人事件を解決した労を称えられ、稲生下野守から茶会に誘われた多田文治郎。

1945年7月、ナチス・ドイツの敗戦で米ソ英仏の4カ国統治下におかれたベルリン。

私は戦う。武力を超える「銭」の力で。

室町時代末期の関東。若き主君の横暴により、すべてを失った男・長尾景春。

おちかに代わり三島屋次男坊・富次郎が新たな聞き手に。心揺さぶる極上の江戸怪談、新章突入─。

「奴に城を取らせる。そして俺は国を取る。

沖縄を取り戻せ! すべてを奪われた戦後の沖縄。 その絶望の中でも前を向いていた男たちがいた。

薩摩藩士の岡元伊織は昌平坂学問所で学ぶ俊才であったが、攘夷に沸く学友のように新たな世への期待を抱ききれずにいた。

戦後の復興をかけた五輪開催を翌年に控え、変貌していく横浜で起きた女性連続殺人事件。

「できることが目的じゃないよ。

1588年、長崎に上陸したイエズス会士レンヴァルト・シサットは、布教の行き詰まりを打開すべく秀吉の元に向かった。

先に尽きるのは家康の寿命か、豊臣家の命脈か。 父であるが故の、母であるが故の苦悩と喜び。

「今の日本への問題意識を示すために、この舞台を選んだ」 警察小説の旗手として不動の人気を誇る著者が、魂を込めて描いた、圧巻の歴史改変警察小説。

東京五輪を翌年に控えた横浜港で女性の全裸死体が発見された。

沖縄の互助組織、模合。

応仁の乱前夜。天涯孤独の少年、才蔵は骨皮道賢に見込まれる。

織田信長は、幼少時から孤独と、満たされぬ怒りを抱えていた。

継母と弟を斬り堀越公方となった足利茶々丸。

失火により父が不慮の死を遂げたため、江戸から西美濃・田名部郡に帰参した小野寺一路。

平和を享受してきた伊賀国に暗雲が垂れ込める。隣国の伊勢を手中にした織田信長の侵攻が、いよいよ始まろうとしていた。

信玄亡きあと屈指の大国を受け継いだ武田勝頼は、内憂外患を抱えていた。

「私はもう用済みってことですか!?」リストラ請負会社に勤める村上真介の仕事はクビ切り面接官。

十人の死者が出た簡易宿泊所放火事件の捜査にあたる川崎署の寺島が発見した、身元不明者のものらしき大学ノート。

「宮部みゆき流ハードボイルド」杉村三郎シリーズ第5弾。

一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走らせていた。望まれて設計した新築の家。

孤高の検事の気概と執念を描いた、心ふるわすリーガル・ミステリー! 検事・佐方貞人は、亡くなった実業家の書斎から高級腕時計を盗んだ罪で起訴された男の裁判を担当していた。

明治維新を迎え、世界に近代国家としてデビューした日本。内実は多くの問題を抱えていた……。

小さな喫茶店を営む女性が殺された。 加賀と松宮が捜査しても被害者に関する手がかりは善人というだけ。

幕末の江戸。

現実に打ち勝つって、どうやって? 伊坂マジック最前線にして最高点! 「予言の書か?」とネットで話題を呼んだ長編、待望の文庫化。

「永原智です。はじめまして」。

現在最も注目を浴びる気鋭の歴史小説家が描く織田家をとりまく異色の人々、毛利新助、原田直政、津田信澄、彌介など。

世界登山史上最大級、百九十九人の犠牲者を出した八甲田雪中行軍遭難事件。

上海の商社マン・王のボディーガードを任された香港在住の元自衛隊員・城戸。

刑事たちの執念の捜査×容疑者の壮絶な孤独――。犯罪小説の最高峰、ここに誕生! 東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年。

池井戸潤最新作! 経営戦略室から左遷された男が挑む――。

人を欺けば謀(たばか)られ、人を信じれば殺される。木曾谷(きそだに)の治世をめぐり反目する木曾家当主の義昌と弟の義豊。

網を打つ者。とどめを刺す者―。

セバスチャン・ラッドはアメリカの大都市で開業中の“無頼の弁護士”。

泰平の世に積もりに積もった大借金に嫌気のさした先代は縁の薄い末息子に腹を切らせて御家幕引きを謀る。

親子の救済、老人の覚醒、過去の自分との出会い、仲良しロボットとの別れ……淡く美しい希望が灯る。

その地に着いた時から、地獄が始まった―。1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った衛藤。

渋谷を根城にファイトパーティーを主宰し、トップにのし上がったストリートギャング雅。

情報戦を勝ち抜き、戦国の世を生き延びろ! 臨場感MAXの戦国時代小説 天下の簒奪を企む徳川家康は、豊臣家を滅ぼすべく大坂城攻略に乗り出した。

20年前ほど前の連続殺人事件<ハッピーデー・キラー>以来、事件も事故もめったにないのどかな町――だったはずの辛夷ヶ丘で、悪徳(?)警察官の砂井三琴は今日も大忙し。

娘はボダ子と呼ばれた。ボーダーだからボダ子。

病死した戦友の息子・野本精一から金の無心をする電話がかかってきた。

越すか、越さぬか――。ここは人生の峠を迎えた者に決断を迫る場所。

大政奉還の江戸城で独り気を吐く男がいた。

切り立った岩の上で独り稽古を積む、藤戸藩お抱えの道具役(能役者)の長男・屋島剛(やしまたける)。

関東の覇者・北条氏康の七男に生まれ、幼少期を箱根権現で過ごした三郎は、越相同盟の証として上杉謙信の養子となる。