国民的女優ローレルが少女時代に目撃した、母をめぐる恐ろしい出来事。

1913年オーストラリアの港に、小さなトランクとともに取り残されていた少女ネル。トランクには、お伽噺の本が一冊。

コペンハーゲン警察の特捜部Qは未解決事件を専門とする部署だ。ある日ここに一本の電話が入った。

スウェーデンの小さな村でその惨劇は起きた。村のほぼ全ての家の住民が惨殺されたのだ。

リンダ・ヴァランダー、まもなく30歳。

膨大な犠牲者を出して、大戦は終わった。 真面目な青年アルベールは、戦争で職も恋人も失ってしまう。

ゆうべ、またマンダレーに行った夢を見た―この文学史に残る神秘的な一文で始まる、ゴシックロマンの金字塔、待望の新訳。

ドラッグ漬けの夫と横暴な義父。シェリーは息子の養育権をめぐって闘うことに。

男は54年間、眠れぬ夜を過ごしてきた。森の中の一軒家、人形をパートナーにタンゴを踊る。

どうしてこんな物語を思いつくのか見当もつかない。そんな小説はお好きか。

未解決だった難事件を次々と解決、やっと日の目を見つつある特捜部Q。だが捜査を待つ事件は増えるばかりだ。

第二次世界大戦末期。英国軍パイロットのブライアンとジェイムズはドイツ上空で撃墜されてしまう。

わたし、ミは、火事で大火傷を負い、顔を焼かれ皮膚移植をし一命をとりとめたが、一緒にいたドは焼死。

山中で交通手段を無くした青年クインは、〈塔〉と呼ばれる新興宗教の施設に助けを求めた。

人工知能の研究で世界的な名声を博す科学者。

クリスマスシーズンで賑わうホテルの地下で、一人の男が殺された。

ロンドン近郊の小さな港町フラックスボローの名士、新聞社社主グウィル氏が十二月のある夜感電死する。

同僚アダムズの不正行為に気づき怒りに駆られた大学講師パットは帰宅しようとした同僚を追跡、詰問したあげく殴られて大怪我を負う。

被害者捜し、探偵捜し、と一作ごとに新機軸を出して読者を魅了した才媛パット・マガーの長編代表作。

ロンドンから70マイル。ここ田舎町のデントンでは、もうクリスマスだというのに大小様々な難問が持ちあがる。

官僚の失踪事件の鍵を握る少年。巨悪の魔の手から彼を救うべく、特捜部が立ち上がる。

大富豪ロレーヌの邸宅に招待された、離婚の危機を抱える三組の夫婦。

病弱な夫を殺して、金と自由を手に入れようとした美貌の若妻。

夏の闇をついて一件のレイプ事件が発生した。現場は、地元民がほとんど足を踏みいれることのないユダヤ人コミュニティ。

議員の娘だが周囲から軽んじられるタイピストのルース・エルダーは、職場で拾った奇妙なメモのことを警察に話すと同僚たちに吹聴した。

奇抜な言動と悪趣味ないたずらで、周囲に騒動をもたらす美女クローディア。

クリスマスが迫るウィーンで、オペラ界の歌姫を看取った人々。

邸の氷室は十八世紀に小丘を模して造られた。

ふだんは平和なドイツの田舎町で、殺人事件発生。だが殺された食品開発技術者の周囲からは、動機も容疑者も浮かばない。

その日までルイーズは平和な毎日を送っていた。

『スペイン階段』のリヴァイヴァル上映を観た帰り道、サリーは一台の車があとをつけてくるのに気がついた。

匿名の手紙による告発をきっかけに、ある一軒家の浴室から死体を溶かして流した痕跡が発見される。

国家犯罪捜査局の元凄腕長官ヨハンソン。脳梗塞で倒れ、命は助かったものの麻痺が残る。

ある夜、自宅近くのたばこ屋でウィリングが見かけた男は、「私はベイジル・ウィリング博士だ」と名乗ると、タクシーで走り去った。

休暇でリンカンシャーの田舎を訪れたダルジール警視は、そこで知りあった未亡人ボニーの大邸宅に滞在することになった。

捜査への情熱をすっかり失っていたコペンハーゲン警察のはみ出し刑事カール・マークは新設部署の統率を命じられた。

サンディタウンの町は生まれ変わろうとしていた。

ガレージで発見された、黒焦げの男の遺体。殺したのは、男にさらわれ監禁されていた二十代の女性フローラ。

冬の寒空の下、北ドイツの農場主レスマンは、薄い服を身にまとって逃げてきた若い女を匿い、追っ手の男たちを銃で追い払う。

中部ヨークシャーの人里離れた谷間の小村エンスクーム。

事務所で兄の射殺死体を発見した弁護士サイモン。兄は恐喝者であったが故に殺されたのか。

ヨークヴィル大学構内でフォイル次長警視正が拾った紙片には“殺人計画"が書かれていた。決行は今夜八時。

ニューヨークを発ち、一路リオへ―。

白髪を自分の頭に見つけたアガサは、あわてて自宅で白髪染めをするものの、変てこな紫色になってしまい大失敗。

有能だが変わり者の事件分析官アーベルと彼の助手となった、有能な女性刑事ハンナは、解体され、内臓を抜かれた死体が次々と見つかるという猟奇的な連続殺人事件の真相に挑む。

雪深いスノーフレーク村。冬には大勢のスキー客が詰めかけるが、夏はわずかな住人しかいない。

アガサ・クリスティと並び称される、英国ミステリ界の女王アリンガム。その名作・傑作を日本オリジナル編集で贈る短編集第二弾。

スコットランドの地方都市で、帰宅途中の女性教師が何者かに襲われ、殺されかけた。

不穏な空気をはらんだ夏の午後、医師シャーロットの診療所にやって来た若い女。

小学校時代の同級生ピーターズが病死したという新聞広告を見たわたし、アルバート・キャンピオン。

発端は、図書館に届いた短篇コンクールの応募原稿だった。

高齢者を騙していた悪質旅行業者、違法中絶を行なっていた元医師が、相次いで殺される。

【北欧ミステリの最高峰 「ガラスの鍵」賞受賞作! 】 その手紙は、ビンに収められたまま何年間も海中にあり、引き揚げられてからもすっかり忘れ去られていた。

前妻、現夫人、フィアンセ、それに愛人――人気絶頂のコラムニストをとりまく四人の女性。