水の戒律
- マカヴィティ賞最優秀処女長編賞受賞 (1)
- リナ&デッカー・シリーズ (7)
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ロスアンゼルスのユダヤ人コミュニティで起きた事件、というものに興味を持ち、この本を読んでみました。 随分変わったユダヤ人コミュニティなんですね。 ミクヴェ? こんなのヨーロッパの中世のユダヤの習慣だと思っていたのに、アメリカでは実施されていた? 塀で囲まれ、一般のアメリカ人とは接触を断った社会。 インディアナのアーミッシュの村を思い出してしまいました。あの当たりは原始宗教が残っている地域なんですが、ロスアンゼルスにも本当にこんな村があったんでしょうか。1980年代だとあったのですかね。 それにしてもあまりにも特殊な世界を描いていると思いました。 正統派のユダヤ教徒など全体の2割くらいでしょう。 ほとんどのユダヤ人は世俗的な、もしくはユダヤ教を捨て去って、ただユダヤ人という意識だけがある人だと思います。なんだかんだいっても、ある種の教育を受けているから、ユダヤ教徒以外と生活したり、結婚をするのはある種の制限を伴います。 ましてや、正統派のユダヤ教徒なんかとは異教徒は結婚出来ません。 本当なのかどうか分りませんが、この本を書いているケラーマン夫妻は正統派のユダヤ教徒なんだそうです。そして、自分達がうけてきた差別をこの本で、社会に訴えたかったのでしょうか。しかし、こんな本を書けば、ますますユダヤ人に対する嫌悪感が増すだけでしょう。 どうしてこんな小説を書いたのか、理解出来ません。 ピーター・デッカーが実は正真正銘のユダヤ人だった(ユダヤ教徒ではない)という設定もどうかなと思います。できるならば異人種、異教徒がユダヤ人と結婚することがどんなに大変なことかを描いて欲しかった。 正直言って、この小説は面白くないです。ユダヤ人を前面に出すのではなく、隠し味程度にだしながら、いつのまにやらユダヤ人やユダヤ教を理解していた、という小説であればよかったのですが。 | ||||
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ユダヤ人コミュニティでおこったレイプ事件がきっかけて、コミュニティ一の美人リナを巡る犯罪が幕を開ける・・といった物語。 確かに、良くできていると思う。だが、作者はレイプ事件の被害者の立場に立って物語を展開しているわけではないと感じる。サスペンスものや近年の探偵ものにありがちなことなのだが、読者の犯罪事件に対する興味本意、恐いもの見たさを刺激するためにレイプやユダヤ人差別のような弱い物虐めの題材を引っ張ってきたのではないかとすら思ってしまう。 というのも、黒人女性が異常な方法で殺害されたり、連続レイプ事件で傷ついた人たちの酷い末路が強調されたりすると、常にデッカー刑事や他の男に守られているくせに個人的な恋愛の悩みに苦しむリナの様子を滔々と綴られるのを見るだけでうんざりしてしまうのである。 (デッカー刑事もユダヤ人だし・・恋愛しか見所のない少女漫画を読んでいる気分だった) ・・というか、絶世の美人(リナ)以外は守ろうとしない独身男どもって・・ ユダヤ教やユダヤ人について知りたいなら、専門書を読んだ方がいい。いっそユダヤ教コミュニティに滞在してみたらどうか。 適当な本を読んでわかったふりをするよりはずっといいはずだ。 | ||||
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この作品をサスペンスとして読むならば期待していたほどの感動はないかも知れない。ことにユダヤ人社会やユダヤ教というものに知識がないと真にこの小説を理解することは難しいだろうと思われる。特にこの第1作はユダヤ色が濃厚なので好き嫌いが大きく別れるかも知れない。サスペンスの形態をとってはいるが、あくまでも背景として読んだ方がよい。実質的なテーマはリナとピーターとの大人の恋愛である。二人のプラトニックな雰囲気は現代社会にはないみずみずしささえ感じさせてくれる。リナとピーターのシリーズ物の最高作としてお薦めである。 | ||||
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この作品をサスペンスとして読むならば期待していたほどの感動はないかも知れない。ことにユダヤ人社会やユダヤ教というものに知識がないと真にこの小説を理解することは難しいだろうと思われる。特にこの第1作はユダヤ色が濃厚なので好き嫌いが大きく別れるかも知れない。 サスペンスの形態をとってはいるが、あくまでも背景として読んだ方がよい。実質的なテーマはリナとピーターとの大人の恋愛である。二人のプラトニックな雰囲気は現代社会にはないみずみずしささえ感じさせてくれる。リナとピーターのシリーズ物の最高作としてお薦めである。 | ||||
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このシリーズの記念すべき最初の本です。ほのかなロマンスもあります。ユダヤ教の施設内での事件という事もあり、日本人の私にはとてエキゾチックな感じがしました。ユダヤ教の入門書としてもすぐれていると思います。 すこしでてくるヘブライ語さえクリアできれば、会話が多く読みやすい英文です。 | ||||
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