学園の一角に建つ壁には日暮れると生徒たちの影が映った。そしてある宵、壁は映し出した、恐ろしい場面を……。

「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。

連続殺人に挑むのはミステリー読みのプロたち――。

山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。

元銀幕の大スター・片桐大三郎(現芸能プロ社長)の趣味は、犯罪捜査に首を突っ込むこと。

「援交探偵」上木らいちの元に、名門企業の社長から「メイドとして雇いたい」という手紙が届く。

『○○○○○○○○殺人事件』で鮮烈デビューした「奇才」による待望のメフィスト賞受賞第1作!上木らいちは援交をする高校生で名探偵でもある。

大銀行の地下金庫から、トンネルを掘って金貨を盗み出そうとした「赤毛組合」事件。

九月の朝、風ヶ丘図書館の開架エリアで死体が発見された。被害者は常連利用者の男子大学生。

新米探偵・愛香は、親友の別荘で発生した殺人事件の現場で「貴族探偵」と遭遇。

デビュー後、編集部の要請で送られていた習作短篇3篇とデビュー当時の様子を友人に書き送った「ハサミ男の秘密の日記」を収録。

吸血鬼に人造人間、怪盗・人狼・切り裂き魔、そして名探偵。

自殺する理由がない男女が、次々と飛び降りる屋上がある。

それは、「推理」でなく「検証」。

夏祭りにやって来た、裏染天馬と柚乃たち風ヶ丘高校の面々。

之島のホテルで梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺と断定。

夏休みも中盤に突入し、風ヶ丘高校新聞部の面々は、「風ヶ丘タイムズ」の取材で市内の穴場水族館に繰り出した。

書店員は超多忙。

東北の寒村・不亡村に、古くから伝わる「三つの奇跡」。調査に訪れた探偵の海老原浩一は、術を操る糸瀬家に翻弄される。

放課後の旧体育館で、放送部部長が何者かに刺殺された。

村の駐在所勤務を夢見る浜中康平は強運で事件を次々を解決する群馬県警捜査一課の切り札。

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、 仮面の男・黒沼が所有する孤島での、 夏休み恒例のオフ会へ。

密室、容疑者全員アリバイ持ち―「不可能」犯罪を専門に捜査する巻き毛の男、御殿場倒理。

憎い……憎い……。この恨み、晴らさずにはおくものか……。

孤児院育ちの美女から生家を探してほしいとの依頼を受けた弁護士・川路。

「頼みがある。相撲を教えてくれないか?」神様がそう言った。

京都の街で次々起こる“シャーロック・ホームズ譚”見立て殺人事件。

若き警視を乗せた警察車両を先導していた白バイが、突然消失した。

自殺とされた資産家夫人の不審死。彼女に呼び寄せられるかのごとく、法要のたびに少女が殺される。

血塗られた赤い舟を、鎧武者が漕いでいる。これは幻なのか?服部は思わず駆け出していた…。

群馬県北部の寒村、首ノ原。村の名家神月家の長女、彩が結婚式の前日に首を切られて殺害され、首は近くの寺に置かれていた。

「私は君たちにゲームを挑む」 すべてのゲーマー&推理小説愛好家へ。

探偵役は鹿児島弁の抜けない弁護士川路弘太郎。

「殺人計画書」通りに、不可解な状況で人が殺されていく。 いったい誰が「計画書」を書いたのか。

寺の離れで「なんでも屋」を営む俺の叔父さん。家族には疎まれているが、高校生の俺は、そんな叔父さんが大好きだった。

警視庁の特別捜査対策室五係と、民間の「怪譚社」を舞台に全五話の連作短篇。

聖女伝説が伝わる里で行われた婚礼の場で、同じ盃を回し飲みした出席者のうち、毒死した者と何事もなく助かった者が交互に出る「飛び石殺人」が発生。

テーマは「名探偵」。新本格ミステリブームを牽引したレジェンド作家による書き下ろしミステリ競演。

死刑執行前夜、密室状態にあった別々の独房で、二人の囚人はなぜ斬殺されたのか――。

テーマは「館」、ただひとつ。 今をときめくミステリ作家たちが提示する「新本格の精神」がここにある。

東京の山間部、タンポポの咲き誇る廃牧場のサイロで、空中で刺殺されたとしか思えない異様な死体が発見された。

一八九九年、ロンドンは大ニュースに沸いていた。怪盗アルセーヌ・ルパンがフォッグ邸の宝石を狙うという予告状を出したのだ。

さあ、始めよう。“探偵殺し”を――。

3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。

晶嶺館高校合唱部。部員2人。

世にも美しい場所で、世にも陰惨な殺人は起きた! 奇想と感動のミステリー。

「恩師が跳び降り自殺しないように見張って ほしい」と大学OBの居酒屋店主から頼まれ た匠千暁は、現場で待機するも先生を死なせ てしまう。

予測不能な神業トリックを暴くのは、犯罪資料館の美人館長・緋色冴子。驚愕の推理力で、助手の聡と難事件に挑む。

タンポポは主張している。自分が四人を斬殺したことを。

大学院生の隆一郎と、見た目は少女だが猫又のお双。奇妙で平穏な生活を送るふたりの元に、誘拐予告事件の相談が舞い込む。

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」から1年、 村上春樹、9年ぶりの短編小説集。 表題作は書下ろし作品。

本邦初トリックに唖然！　「蛇の悪夢」は「地と天の密室」に関わりが？ミステリランキングを賑わす「らいちシリーズ」最強作！　援交する名探偵・上木らいちの「お客様」藍川刑事は「二匹の蛇」の夢を事あるごとに見続けてきた。

探偵・濱地健三郎には鋭い推理力だけでなく、幽霊を視る能力がある。

島と二つの異形建築。"瞬間移動"殺人と謎の教団。

ヘンな大人が集まるヘンな建物には、ヘンな事件がよく似合う。

医大生のバスチアンは、14世紀を疑似体験するサエクルムというゲームに参加するため、オーストリアの人里離れた森に到着した。