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ラスト・チャイルド
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【この小説が収録されている参考書籍】
ラスト・チャイルドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 1~20 1/2ページ
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アメリカ探偵作家クラブ賞、英国推理作家協会賞をダブルで受賞。日本でも2010年の週刊文春ミステリーベスト10で海外部門第1位に輝いた傑作長編。ということで読み始めたのだが、これが意外にもページを繰る手が進まず。やっとこさ読了した今は、それなりに面白かったと思っているが、本書はいわゆるページターナーのエンタテインメントではなかった。じわじわ系の小説だったのである。 じわじわ系といえば聞こえはいいが、とにかくスローテンポだ。いちいちロケーションの説明などに筆が費やされていて、それはまあ原文でネイティヴの読者が読む分には「味」みたいなものになるのかもしれないが、翻訳で読む外国人読者にとっては「川がこうで、屋根がこうで、木がこうで、岩がこうで」とディテールが細かくなればなるほどしんどい。それより話を早く前に進ませてよ、と思ってしまう。上下巻で約700ページ、おそらくストーリーだけだとこの半分の量で事足りただろう。 妹を誘拐された少年が敢然と世界に立ち向かう、という話そのものはわるくない。少年を見守る刑事、唯一無二の友達、生活能力を失った母、そこにつけ入って近寄ってくる嫌な奴、そして刑務所から脱走した謎の人物、とキャラクターもそろっている。殺人事件や別の誘拐事件も起きて、謎はさらに深まっていく。それはさながら、病んだアメリカ現代社会を舞台に展開する、トム・ソーヤーやハックルベリー・フィンの冒険のようだ。ラストもなかなかどうして、感動的であった。 思うに、この作品は映像化に向いている。しかし、いきなり矛盾したことを言うが、映画にするのはちょっと難しいだろうとも思う。これを子役キャストでやるのはかなり厳しいのではないか、というシーンがたっぷりあるからだ。そして、それらをカットしてしまっては成り立たない作品世界がここでは描かれているからだ。ということは、本作品を体験するにはやはり活字で読むしかないのである。ここはひとつ、文章の冗長さには目をつぶって読んでいただきたい、と薦めておこう。 | ||||
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13歳のジョニーの双子の妹が1年前に行方不明となる。間もなく、父も失踪する。母は喪失感から酒と薬に溺れ、街の有力者ホロウエイがこの母を好きなようにしていく。それでもジョニーは妹を探すことをやめない。インディアンの血を引く彼は、歴史を勉強して、インディアンのやり方で探し続ける。彼の捜索活動を危うく思いながらもこの一家への同情を断ち切れない刑事ハート。その中で登場する知能の発達が遅れた巨大な黒人のフリーマントル。神のお告げが聞こえるという彼がやがてこの妹の居場所を見つける 大きなヒントを与えることになる。いろいろな状況で、なかなか先が読めない展開。いろいろな人物が殺される中、やがて予想もしない結末が待っている。「家族の崩壊」という重い話を推理小説という手法で描き切った力作である。この作品で登場するほぼすべての主要人物の家庭は崩壊している。ハートの妻は失踪、息子との心の結びつきはない。息子が大リーグ入りを決めた同僚刑事クロスも次男や妻との関係で困窮している。そして、そういた家族の崩壊がこのジョニーの妹の失踪事件と大きく関係していることはストーリーが展開をする最後になって分かってくる。さすがこの年の推理小説No.1といわれるだけのことはある。 | ||||
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言わずと知れた、ジョン・ハートの代表作です。 best 2010なのも頷けます。 家族が崩壊した中、必死に妹を探す少年。 前半部分はひたすら少年が痛々しく、読んでいて切なくなるのですが、 徐々に事件が展開していく中で、少しずつ、いろいろなものを取り戻していきます。 前作「川は〜」もそうですが、この作者は事件のトリックとかよりも、 主人公を取り巻く”家族”が中心なんですよね。 その点、今作はまだ未成年であり、社会的庇護もない”少年”が主人公なので、 感情移入がより強いかもしれません。 そして思いの外爽やかな読後感もとてもいい。 次回作も出ていますが、期待しています。 | ||||
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個人的にはあまりミステリーという感じがしなかった,というのが率直な感想です。「犯人は誰なんだ」という軸は確かにあるのでミステリーと言えばミステリーですが,それは本作の主人公をハント刑事と捉えた場合の話。実際には多くの読者にとって主人公はジョニー少年なのではないでしょうか。そう考えると,作品の雰囲気は単なるミステリーとは異なる様相を呈してきます。キーワードは,友情,冒険,そして家族でしょうか。 たとえば,ジョニーと彼の親友ジャック。2人は終始行動を共にして様々な冒険をしますが,彼らの友情(あるいは絆)は物語の終盤で徹底的に試されることになります。 また,本作はジョニーの双子の妹アリッサが失踪するという事件が前提としてあり,この事件を契機にジョニーの家族はほとんど崩壊しかかります。家族の復活を信じ続けるジョニーの意思のいかに強靭なことか。 さらに事件を巡ってジョニー母子と深く関わることになるハント刑事とその息子アレンの親子関係も微妙です。仕事にのめり込んで家庭を顧みない父親と反抗期の息子・・・こう表現すると「いかにもありがち」な印象を与えますが,物語の終盤でこの2人には大きな試練が与えられます。 そしてジャックと彼の兄ジェラルド,父クロス一家の衝撃的(かつある意味どうしようもない)秘密。この家族にもあまりに大きな問題が降りかかります。 この作品,映画化されたら面白いと思います。読んでいてまるで映画を見ているような気分になったので,もともとが映像向きの作品なんだと思います。 | ||||
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個人的にはあまりミステリーという感じがしなかった,というのが率直な感想です。「犯人は誰なんだ」という軸は確かにあるのでミステリーと言えばミステリーですが,それは本作の主人公をハント刑事と捉えた場合の話。実際には多くの読者にとって主人公はジョニー少年なのではないでしょうか。そう考えると,作品の雰囲気は単なるミステリーとは異なる様相を呈してきます。キーワードは,友情,冒険,そして家族でしょうか。 たとえば,ジョニーと彼の親友ジャック。2人は終始行動を共にして様々な冒険をしますが,彼らの友情(あるいは絆)は物語の終盤で徹底的に試されることになります。 また,本作はジョニーの双子の妹アリッサが失踪するという事件が前提としてあり,この事件を契機にジョニーの家族はほとんど崩壊しかかります。家族の復活を信じ続けるジョニーの意思のいかに強靭なことか。 さらに事件を巡ってジョニー母子と深く関わることになるハント刑事とその息子アレンの親子関係も微妙です。仕事にのめり込んで家庭を顧みない父親と反抗期の息子・・・こう表現すると「いかにもありがち」な印象を与えますが,物語の終盤でこの2人には大きな試練が与えられます。 そしてジャックと彼の兄ジェラルド,父クロス一家の衝撃的(かつある意味どうしようもない)秘密。この家族にもあまりに大きな問題が降りかかります。 この作品,映画化されたら面白いと思います。読んでいてまるで映画を見ているような気分になったので,もともとが映像向きの作品なんだと思います。 | ||||
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一年前に誘拐された妹を探し続ける十三歳の少年。 事件後父親は失踪、母親は薬と酒に溺れて家庭崩壊。 何の手掛かりも発見できない警察に代わって、ただ妹の無事を信じ危険な調査を繰り返す主人公が健気です。 家族の再生と友情、前作「川は静かに流れ」といい、この著者は重い状況の中の希望を読ませてくれます。 ミステリーとして上質であると思いますが、十三歳の少年が普通に車を運転し銃を持って行動する姿には、 感情移入しにくい面があります。 脱獄した大男、「あの子を見つけた」と話した目撃者。事件をあきらめきれない刑事。 キーワードが集まり解明していく後半、「妹は??」「犯人は??」と一気に読まされます。 | ||||
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ある誘拐事件をきっかけに崩壊した家族が、 さらなる破滅に引き寄せられながらも、抗い、再生に向かおうとするミステリー。 主人公は、誘拐事件の当事者の兄であった少年と、その誘拐事件を担当していた刑事。 二人の視点から、物語は語られる。 よくある仕組みだが、二人の心情が丁寧に描写され、 展開も想像以上にテンポが良いので読んでいて小気味よい。 さらにもう一人の視点が絡み合いながら、物語は急展開を迎える。 伏線を丁寧に張りすぎているため、大部分の読者が途中で事件の黒幕にたどり着くだろうが この作品はその部分が焦点ではない。 (もちろん、ミステリーとしての楽しみは十分に感じられるが。) ここで語られているのは、恢復不能の家族がどのような岐路を経て、 いかにして恢復して行くのか、であったように思う。 ミステリーとしてだけでなく、一つの小説として楽しむことができた。 そして、ラスト・チャイルド。複数のミーニングがこの言葉に込められている。 少し突拍子もなく感じたきらいもあるが、 この作品のダイナミックなレンジを内包するものとして 私自身は受け入れることができた。 何事かが終わってしまった後を生き続けること。その微かな一つの軌跡。 | ||||
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家族の再生を描いた良質のミステリではありますが、他の方のレビューにもある通り、主人公の少年の魅力の無さは否めません。 特に最初のほうは、読んでいて辛いぶぶんも長く、上巻の後半から一気にヒートアップしますが、それまでは少々読みずらかったです。 また、本当の良いと思える小説の場合は、その小説のことを思い出して幸せな気持ちになるのですが、そのようなことはありませんでした。 | ||||
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行方不明になった妹を、13歳の兄が探していく、、という話。妹の失踪後、父も蒸発、母はアル中、家庭は崩壊。そのなかで、神ではなくて、自分と、インディアンの呪術とか、神秘的なものを拠り所にしながら、警察より緻密なに、怪しげな家を、ヒトを、警察より緻密に、健気に兄が探していく、、。怪しい黒人とか、箱とか、謎の言葉とか、自転車とか、少年の急な人格の変化とか、小さな鍵や、伏線が、本のなかに印象的にちりばめられいて、それが、きれいに解決していくのが、快感でした。救いのあるような、無いような終わりかたで、好き嫌い別れるとは思いますが、本当によく書き込まれた小説だと思います。 | ||||
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「家庭崩壊は豊か文学を生む肥沃な土壌」である。 そこに作家は、「秘密や犯罪という種を蒔いて緊迫感のある物語に育て上げる」 「崩壊した家庭はその畑としてうってつけの場所だ」 私はこの小説を読みつづけるのがものすごく辛かった。 切なかった。誰も、種だけはまかないでくれ、それが小説家であっても。と祈り続けながら詠んだ。 | ||||
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「家庭崩壊は豊かな文学を生む肥沃な土壌」である。 そこに作家は、「秘密や犯罪という種を蒔いて緊迫感のある物語に育て上げる」 「崩壊した家庭はその畑としてうってつけの場所だ」 私はこの小説を読みつづけるのがものすごく辛かった。 切なかった。 誰も、種だけはまかないでくれ、それが小説家であっても。と祈り続けながら読んだ。 | ||||
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最後まで飽きさせない展開で、一気読みさせる力があります。また人物描写もそれなりによいものがありますし、家族に対する感情というものが一応描けているように思います。ただ、私も息子のいる身ではありながら、どうも感情移入はできませんでした。一つの理由は主人公の少年が行動的すぎる、強すぎるところがあり、少々現実離れしているように思われたからでしょうか。また登場人物の感情、思いはもっと深く描けたように思います。どうもやや薄っぺらさを感じました。ただこれは私の想像力が乏しいからかも知れませんが。とはいえ読む価値のある本とは思います。長編ミステリーで外したくない、という方にお勧めできます。 | ||||
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不幸のどん底にある13歳の少年ジョニーが、たった一つの目的を持っているから壊れる寸前で踏ん張っている。周りの総てが信じられなくなり、聖書まで燃やすほどにまでストイックになってしまった。この少年を優しく見守っている一人の刑事ハントもまたストイックなまでに少年と同じ目的に拘り日々葛藤している。少年のたった一つの目的とは、彼の双子の妹が失踪してから、刑事顔負けの捜索をして妹を見つけ出すことなのだ。妹が失踪した二週間後、娘を図書館まで迎えに行けなかった父親スペンサーも責任の重圧からか、姿を消してしまった。少年の親友ジャック、悲しみから薬に頼った哀れな母親キャサリン、いささかステロタイプ的であるが街のボスであるケン・ホロウェイなど、作者の人物描写の巧みさや、ストーリーを予測させない意外な展開の妙に浸りながら興味津々でページを繰り一気に読ませてくれた。この作品は、読み手によって好き嫌いがあるかも知れないが、ミステリーというジャンルを越えて評価されそうである。最近のミステリー作品の中では、お勧めの一冊です。 | ||||
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救いのない話が続く。 特に、子を持つ親にとっては、胸をしめつけられる内容だ。 それでも最後に救われる。その救われ方が「あっさり」とした書き方であるところが良い。 ただ、翻訳には不満を感じた。何を言っているのか、よくわからないところが何箇所かあった。 僕だけだろうか? | ||||
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少女行方不明事件をめぐる、いくつもの家族の物語。 自分の家族だったら、どうなるだろう。私はどうするだろう、と思いながら読みました。 最後の方は、「みんな立ち直れー!立ち直れー!」と願いながら・・・。 登場する子供は少年ばかりだったので、何かの本にこんな事が書いてあったのを思い出しました。 「男の子にはどこか特別な所がある。男の子は感情を隠しがち。情熱が強い。勇気ある行動を愛する。忠誠心がある。禁欲的で、強い正義感を持っている。ユーモアがあり、楽観的でざっくばらん。だが、世間はそんな素晴らしい資質を持つ彼らを、いかに安っぽく扱っている事か。」 | ||||
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上下巻読みましたが、それほど感情移入できませんでした。登場人物が表面的すぎます。事件そのものは、1年前行方不明になった双子の妹を、兄が探すというもので、妹の事件をきっかけに父も姿を消し、母はドラッグと酒におぼれて、家庭は崩壊状態。母にまとわりつく、街の有力者や、事件を担当するハント刑事に13歳のジョニーがけなげにも向かって行くところが、読ませるところなのでしょう。 ジャックとの友情も大切なテーマでしょうが、事件の解決で、ここまで追い詰められた加害者家族の心の闇を、ミステリーとは別の角度で考えさせられました。 ジョニー少年は生き生きと描かれていますが、もうひとつ星が足りないのは、好みの問題なのでしょう。 | ||||
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主人公ジョニーの妹は必ず生きている、助けを待っていると信じて疑わぬ 一途な思いと行動に読者は、心を揺さぶられます。 主人公の親友であるジャックは身体的ハンデを兄や父親からも疎まれる日々。 内面的にはワルになり切れず、親友のジョニーに重大な告白をする勇気を持ちません。 この二人の関係は、疑うことを知らない少年の時代と裏切りや友情、良心の呵責で苦悩する私たち大人との 対比とも読み取れます。 つまり、ジョニーは“幼い頃のわたし”で、“今の私”がジャックではないかと。 主人公のジョニーに対し施設に収容されたジャックからの手紙の文末には「ジョニー、お願いだ。 いまもおれたちは親友だといってくれ。」と毎回、締めくくられています。 エピローグでのジョニーの成長した姿にご注目下さい。現在が過去を許していくのは神の特権ではなく、 人間の業であると教えてくれます。 | ||||
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購入した日に病院の待ち時間つぶしに読んでいたのですが、もう入り込みすぎて名前を呼ばれたことさえ気づきませんでした。登場人物がみんな心に何かしら傷を持っています。特に主人公の少年には、「もういいんじゃないの、自分のこと大事にしてよ!」と読みながら何度も思いました!久々に海外ミステリーの良書に出会えました!読んで損はないです。ポケミスの上下二段、厚さ2センチもまったく苦にならない、おススメです! | ||||
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ジョン・ハートの「ラスト・チャイルド」を読了。読み応えのある重厚な作品でした。ミステリです。でもミステリの範疇には収まりきれない、素晴らしい作品です。毎日のように読み続け、そして今日の休日に一気読みです。家族を取り戻すため、また家族の絆を取り戻すため、少年は努力を続ける。大人に負けない努力をする。そしてその努力の元に家族は再生していくのである。 その再生の過程に引き込まれ、ミステリとしての要素も完璧な本作は、良い読書体験を与えてくれました。ボリュームありますが、そんなことが気にならない、時間を忘れた読書体験を与えてくれます。 いやー近年にない充実した時間でした。 | ||||
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少女の失踪事件を中心に、たった2、3日のそんなに大きくない街の騒然とした様子が、実に見事に表現されています。 その美しい情景描写、人物描写に引き寄せられます。 しかも、そこかしこに挿入される子ども時代の回想シーンが、又綺麗です。 そうした描写の美しさに圧倒されていると、短く切られた段落の効果もあって、物語は実にスピーディに進みます。 従って、どうしても読みさす事が出来ず、一気に読んでしまう結果になりました。 かと言って、ミステリーとしてはどうかと言えば、これまた一級品です。 次から次へと展開する物語の進行と、二転三転する謎の解明、見事な大団円と、全く無駄がありません。 その上に、いくつかの家族の問題が扱われています。 その親子の問題があり、しかもその中で主人公の成長が見事に描かれます。 更には、それ自体がミステリーの重要な謎の解明に繋がっていると言う、非常に完成度の高い作品になっています。 久しぶりに楽しくミステリーを読めた気がします。 | ||||
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