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長い腕
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長い腕の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 1~20 1/2ページ
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全体の4割くらいは主人公のゲーム会社での仕事の話でネタとはあまり関連が無いので、話が面白くなり始めるところまで読むのが結構苦痛でした。 こんだけ引っ張っていたから最後に大どんでん返しがあるかと思ったら、特に無く終わった感じです。 | ||||
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なにげに選んで読んだ本ですが、とても素晴らしい一級のミステリー作品です。構成もしっかりしてるから、登場人物もひとりひとりが生きている。ええ著作と出会えました。 | ||||
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横溝正史ミステリ大賞受賞作と知った第一印象から予想した"おどろおどろしさ"は後半少しだけ、当時最新だった2000年初期のネット環境やら携帯電話事情とかゲーム業界事情とかの方が本筋ミステリーより面白く読めた。時事ネタを作品に入れると作品陳腐化の原因になるからタブーとよく言われるが、まさか携帯&ネット事情がここまで変わるとは予想出来なかったに違い無い。作品に出てくる個人サイトやメールは今だとブログやSNSやLINEだろうし、没入型3Dゲーム事情も全然違う。でも当時でもフロッピーディスクはほとんど使わなくなっていたような…。元凶となる宮大工の『歪み』の仕掛けもなんだが物足りない。目の錯視を逆手に取った『歪み』だけでなく”日本建築の禁忌”を全部盛り込んだ上で呪いとして機能する"どこからも入口のない小さな隠し部屋"くらい作って欲しかった。美大からゲーム業界に行った知人から聞いた話だと就職活動の際に提出する作品を出すやり方までパターン化してて、転職する時の「つぶしの効かなさ」とか(ゲーム業界以外は美術教師、あるいは初めから全く就職する気が無い;とか)美大からのゲーム業界事情をちょっとだけ聞きかじっていただけにミステリーの本筋よりまわりのオカズの方が面白かったです。逆に考えるとゲーム業界まわりの描写を少し省略しておぞましさの元凶である「西家」にスポットを当てた方が"怖さ"がもっと増したかも知れない。 | ||||
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ホラー要素の強いミステリー、との触れ込みだったため手にしたが、ホラー性はさほど感じられなかった。映像化するともしかしたら怖さが感じられるかも。 話はゲーム業界に勤める一人のデザイナーに纏わる。次々と起こる不可思議な事件が知らず知らずに一本の糸に繋がっていくストーリー。ゲーム業界の内幕に興味のある方なら面白く読めたかもしれないが、文系の私には甚だ辛い前半部であった。 後半からは一気に展開が広がりを見せ始め、興味深く読み進められた。全体としては悪くないが、星3つに留まる。 | ||||
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端的に言うならば、黒沢清監督のサイコホラー映画のそれ。 後半が受け入れられないという人の感性も正しいし、後半こそ面白いと感じるのも正しい。 私から保障できるのは、読後感が悪い、ということ。(褒めてる うーん、不味い!もう一杯! そんな方にオススメの一冊です。 | ||||
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ストーリーにはちょっと無理があるところもあるっちゃあるけどね!ゲーム業界話は興味深かった | ||||
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家に「長い腕Ⅱ 呪い唄」があり読んでみると第一作を読んでからの方がいいな。と思い購入。 「Ⅱ」と同じく前半は少し冗長かも。 ですが最後の方は一気に読ませるくらい怖かった。 それ要るか?という所もあったが面白かった。 | ||||
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たぶん家族の誰かが購入したのであろうが、横溝正史の名に惹かれて読んでみた。 描写が不足で展開が唐突に思える箇所が結構あったが、読後感は良かった。 加害者?被害者?の心情の変化がもう少し書かれているとよかったかも。 登場人物もまだ謎めいた感じを残していると思ってたら、続編があるとのこと。 こちらは自分で買って読みたいと思います。 | ||||
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タネをばらまくだけばらまいて。 残りのページが少なくて心配したら、やっぱりすべてを回収しきれずに終わってしまった感があります。 ほぼ同時期に無関係に起こった事件が一つに収斂していくという点で「リング」を期待しましたが、その点では完全に期待はずれ。 読ませる文章力はあるし、ゲーム会社の内幕はリアリティがあって面白かったけれど、そこどまりでした。 多分自己の前身を思う存分使い切った成果なんだろうなあ、でも、このネタを使い切ってしまった後に新境地を開けるとは思えない、というのが印象のすべてです。 | ||||
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ゲーム業界の内幕がわかって興味深かった。以前住んでいた愛媛県の架空の町が出てくるが「久万町」だろうか?などと考えながら読んだ。 | ||||
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文章が異常に冗長。 不必要なエピソードが多すぎる。 最後まで読むのに根気がいる。 行間を読ませるような奥行きが欲しい。 | ||||
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普通な印象でした。 最後まで読みましたが 確かに後半は、今ひとつ 腑に落ちない感じがしました。 登場人物も今ひとつキャラが 伝わってこない感じのまま 終わってしまいました。 | ||||
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最初は、場面が飛んで変わったりしていて、読みにくそう…と思っていました。 しかし、読み進めて行くうちに、その場面が本筋と絡み合ってきており、あーなるほどなと納得。 いつも、物語の結末を予想しながら読むのですが、見事に予想を覆されました… 読んでいて、どんどん次が読みたくなるような作品です。 | ||||
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著者がゲーム制作に携わっていただけに,前半はゲーム業界の内情が詳しく書かれているが,本筋とはあまり関係なさそうな点がどうか。また後半は一気に読み進めさせられたが,犯人の心理描写が少なく,動機にやや無理があるような印象。作風としては叙述トリックの折原一と似ているかも。 | ||||
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10年ぶりに続編が出たということで、本屋でかなりプッシュされていたので購入。 横溝正史風の土俗的な因縁や恐さと、現代のミステリの融合。 なかなか面白かったのだが、後半の惹き込まれる場面で、駆け足になってしまい物足りない印象。 ゲーム会社での前半、引っ張ったわりに伏線が生かしきれていないのも残念。 文章量を増やすか、もっとスピード感のあるエンタメっぽくするか。 そうすればもっと楽しめたかも。 雰囲気はホラーゲームや「八つ墓村現代版」みたいで好きなので、続編に期待。 | ||||
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面白かったです。 ミステリーでありながらホラーのゾクッとする不気味さも持っていて、 時間を忘れて読み耽りました。 ただ、不満な点が三つ。 一つ目は登場人物の行動の描写が浅い点。 一行目で車に乗り込んだかと思えば、 二行目ではその道中の風景や心理描写もなく目的地の建物の前に到着しており、 更に三行目ではその奥に踏み込んでいたりと、 あまりに行動の描写が速すぎます。 生きた人間の行動としてのリアリティがない。 スピーディーな展開を狙ったのかも知れませんが、 テンポの良い文章と歯抜けの文章は似て非なる物です。 二つ目は、 ・自殺した同僚達とネットのケイジロウの接点 ・その同僚の一人がアニメのケイジロウ人形を病的に集めていたのは何故なのか ・アニメのケイジロウとネットのケイジロウと近江敬次郎の名前が一緒なのは何か理由があったのか これらの伏線が全く回収されていない事。 これが一番心残りですね。 もちろん「多分こういう事なんだろうな」と推測する事はできますよ? でも、伏線を張っていながらその回収は読者の推測に任せるってのは、 いささか乱暴すぎですね。 そして三つ目は全く感情移入できない主人公。 何か常に苛々してる人間不信の塊みたいな女性で、 職場にはまず居て欲しくないタイプ(笑) “現代の歪みを描いた作品”とありますが、 実は一番歪んでるのは他ならぬ彼女じゃないのかと思います。 っとまぁ、色々難癖はつけましたが、 私はこの作品、面白く読めましたし大変気に入ってます。 続編の『呪い唄〜長い腕'U〜』も現在読み進めている最中ですが、 本当に先の読めない展開が目白押しで、 ページを繰る手が止まりません。 | ||||
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ゲーム会社が良く分かる本を資料に書いたような序盤は、本筋にそれほど関係ないので興味無い人には退屈なだけかも。中盤以降の建築ネタなどはそうでも無いが、ゲーム業界あるあるの入れ方だけワザとらしくて、ぎこちない。 恐らく、入れなくてもいいことを詰め込んだせいだろう。著者が業界出身であることが悪い方に出たのではないか。 肝心のオカルト・ミステリ部分には精神がぶれている人や、閉じた田舎の恐さがあって、中々引き込まれる。 細かい伏線も一応の説明が付いてて、私は納得できた。 本筋は面白いのだが、登場人物の描き方があまりに漫画的過ぎるのが残念。主人公の性格がもう少し真っ当か、周りから未熟な人間として終始見下されてるシーンが挿入されてたら、もう一つ星が増やせる。 構成が貴志祐介の黒い家そっくりで怖さ3割増し。どこまで許されるてるのかは知りませんが、それで作品の質が上がるなら次作も面白い本を参考にして欲しいです。 | ||||
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よく使うエキナカの本屋で平積み&ポップになっていたので購入。第21回横溝正史ミステリ大賞受賞作品とある。 江戸時代から現代に飛ぶ冒頭部分はなかなか良いつかみ。その後のゲーム開発会社の描写がやや長くて白々しい気もするが、良いテンポで話が進んでゆく。ミステリというよりは、明らかにサスペンス系のストーリで、基本的に読者は話の流れに身を任せてただひたすらに読んでいけばよいつくりになっている。ちゃくちゃくと都合の良い偶然に助けられて、主人公は謎の核心に近づいてゆく。これを楽しいと思うかつまらないと思うかは読者によるだろう。 個人的には、最後のほうで大どんでん返しでもあるのかと思って読んでいたら、意外な人物の(おどろおどろしい)お出ましにえぇーと思っているうちに話は終わってしまった、という感じ。そうか、こういう構成だから横溝賞なんだ、と納得した次第。 それから、フィクションなので別に現実世界とあっていないからどうというわけではないが、総武快速線が秋葉原に停車したり、CESがアメリカ各地で開かれてることになってたり、SQLと思われるクエリーが和文で描写されてたり、何箇所か(中には地の文もあり)非常に引っかかったのも悪印象だ。テレビドラマ原作としては良さそうなのだが。 | ||||
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初めは、ネット社会から伝播した殺人事件かと思い、少し期待外れ感を感じながら読んでいましたが、中盤から後半にかけての描写は面白かったです。 ただ、最後の展開は無理矢理な所があったので星3つにしました。 次回作も読んでみたいと思います。 | ||||
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横溝正史賞の選者の方々の評に惹かれて、読んでみましたが、 正直、肩透かしの感が否めませんでした。 (申し訳ありませんが、以下、内容に触れています) 自分が手を下さずに、 他人に暗示をかけて殺人や自殺をさせるミステリは 今までもいくつもありましたが、 一面識もない人間が文章だけで 第三者にそういうことをさせるという設定は、 現代のネット社会の状況を考慮したとしても、 ちょっと無理があるように思います。 また、古い家屋の歪みが 犯人の性格を異常にしてしまった、 というのもどうかと思います。 昨今の集合住宅(特にワンルーム)の中には、 まともな生活ができるような感じではない 間取り・広さのものがありますが、 そこに住む人がそれに影響を受けて 歪んだ人格になってしまうとしたら、 異常性格者がもっと多くいるはずです。 上記2点を納得させるだけの描写が この作品には見られませんでした。 ミステリとしての要素も非常に薄いと思います。 ミステリではなく、ホラーとして読まれるのであれば、 それなりに面白いかもしれません。 ミステリとしてはお奨めできません。 | ||||
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