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長い腕
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長い腕の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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なにげに選んで読んだ本ですが、とても素晴らしい一級のミステリー作品です。構成もしっかりしてるから、登場人物もひとりひとりが生きている。ええ著作と出会えました。 | ||||
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横溝正史ミステリ大賞受賞作と知った第一印象から予想した"おどろおどろしさ"は後半少しだけ、当時最新だった2000年初期のネット環境やら携帯電話事情とかゲーム業界事情とかの方が本筋ミステリーより面白く読めた。時事ネタを作品に入れると作品陳腐化の原因になるからタブーとよく言われるが、まさか携帯&ネット事情がここまで変わるとは予想出来なかったに違い無い。作品に出てくる個人サイトやメールは今だとブログやSNSやLINEだろうし、没入型3Dゲーム事情も全然違う。でも当時でもフロッピーディスクはほとんど使わなくなっていたような…。元凶となる宮大工の『歪み』の仕掛けもなんだが物足りない。目の錯視を逆手に取った『歪み』だけでなく”日本建築の禁忌”を全部盛り込んだ上で呪いとして機能する"どこからも入口のない小さな隠し部屋"くらい作って欲しかった。美大からゲーム業界に行った知人から聞いた話だと就職活動の際に提出する作品を出すやり方までパターン化してて、転職する時の「つぶしの効かなさ」とか(ゲーム業界以外は美術教師、あるいは初めから全く就職する気が無い;とか)美大からのゲーム業界事情をちょっとだけ聞きかじっていただけにミステリーの本筋よりまわりのオカズの方が面白かったです。逆に考えるとゲーム業界まわりの描写を少し省略しておぞましさの元凶である「西家」にスポットを当てた方が"怖さ"がもっと増したかも知れない。 | ||||
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端的に言うならば、黒沢清監督のサイコホラー映画のそれ。 後半が受け入れられないという人の感性も正しいし、後半こそ面白いと感じるのも正しい。 私から保障できるのは、読後感が悪い、ということ。(褒めてる うーん、不味い!もう一杯! そんな方にオススメの一冊です。 | ||||
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ストーリーにはちょっと無理があるところもあるっちゃあるけどね!ゲーム業界話は興味深かった | ||||
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家に「長い腕Ⅱ 呪い唄」があり読んでみると第一作を読んでからの方がいいな。と思い購入。 「Ⅱ」と同じく前半は少し冗長かも。 ですが最後の方は一気に読ませるくらい怖かった。 それ要るか?という所もあったが面白かった。 | ||||
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たぶん家族の誰かが購入したのであろうが、横溝正史の名に惹かれて読んでみた。 描写が不足で展開が唐突に思える箇所が結構あったが、読後感は良かった。 加害者?被害者?の心情の変化がもう少し書かれているとよかったかも。 登場人物もまだ謎めいた感じを残していると思ってたら、続編があるとのこと。 こちらは自分で買って読みたいと思います。 | ||||
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ゲーム業界の内幕がわかって興味深かった。以前住んでいた愛媛県の架空の町が出てくるが「久万町」だろうか?などと考えながら読んだ。 | ||||
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最初は、場面が飛んで変わったりしていて、読みにくそう…と思っていました。 しかし、読み進めて行くうちに、その場面が本筋と絡み合ってきており、あーなるほどなと納得。 いつも、物語の結末を予想しながら読むのですが、見事に予想を覆されました… 読んでいて、どんどん次が読みたくなるような作品です。 | ||||
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面白かったです。 ミステリーでありながらホラーのゾクッとする不気味さも持っていて、 時間を忘れて読み耽りました。 ただ、不満な点が三つ。 一つ目は登場人物の行動の描写が浅い点。 一行目で車に乗り込んだかと思えば、 二行目ではその道中の風景や心理描写もなく目的地の建物の前に到着しており、 更に三行目ではその奥に踏み込んでいたりと、 あまりに行動の描写が速すぎます。 生きた人間の行動としてのリアリティがない。 スピーディーな展開を狙ったのかも知れませんが、 テンポの良い文章と歯抜けの文章は似て非なる物です。 二つ目は、 ・自殺した同僚達とネットのケイジロウの接点 ・その同僚の一人がアニメのケイジロウ人形を病的に集めていたのは何故なのか ・アニメのケイジロウとネットのケイジロウと近江敬次郎の名前が一緒なのは何か理由があったのか これらの伏線が全く回収されていない事。 これが一番心残りですね。 もちろん「多分こういう事なんだろうな」と推測する事はできますよ? でも、伏線を張っていながらその回収は読者の推測に任せるってのは、 いささか乱暴すぎですね。 そして三つ目は全く感情移入できない主人公。 何か常に苛々してる人間不信の塊みたいな女性で、 職場にはまず居て欲しくないタイプ(笑) “現代の歪みを描いた作品”とありますが、 実は一番歪んでるのは他ならぬ彼女じゃないのかと思います。 っとまぁ、色々難癖はつけましたが、 私はこの作品、面白く読めましたし大変気に入ってます。 続編の『呪い唄〜長い腕'U〜』も現在読み進めている最中ですが、 本当に先の読めない展開が目白押しで、 ページを繰る手が止まりません。 | ||||
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余計なことは言わない! 最高だよ!映画化しないかな? | ||||
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横溝正史の賞をとるだけあって、ちょっとホラー。 読みながら“ぶるぶる”っと背筋寒くなりました。 読んだ後に「ところで“長い腕”ってどういうこと?」って考えたら、 「ああ、なるほど」と思ったけど、それを思いついてからもう一度“ぶるぶる” いい題付けてます。 この物語ほどじゃないけどわたしの実家も古い体質の田舎なので、 この怖さ!わかります。 | ||||
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前半部はストーリーそのものというよりも、 ゲーム業界の話を雑学的な感覚で読み進めた。 展開がゆったりなので、 どうやって収束していくんだろうか…。 と心配していたのだが、さすがに最後は勢いよく サスペンスチックにまとまっていき、爽快だった。 情報時代のコミュニティーと 旧来の村落的なコミュニティーの歪み。 トリック云々のミステリーというよりも、 メッセージ性の強い物語だと思う。 | ||||
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まず、総武線快速って秋葉原にとまらないよね。。。そこで、最初、若干の違和感を覚えて萎えた。(これもゆがみの一部??)でも、その後は先が気になるし、文章も読みやすいし、で一気に読めた。途中、何だこの展開?ってのはあったけど、オチを知った後、全体的に見直して、すごい考えられてるなと思った。『あ〜そういうことか』っていう感覚は味わえる。読んで良かったと思う。 | ||||
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面白い! 中盤からのテンポの良さは壮快。 ところで、なぜ『長い腕』というタイトルを付けたか。 ある意味比喩的な表現ではあるけれど、この辺を読み終えて解釈すると、読破したものだけに味わえるおもしろさを見つけられると思います。 | ||||
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京都への日帰り出張の戻りの新幹線の中で読もうと、暇つぶし用に買った一冊。お弁当を買うのに時間をかけすぎて(日本の駅弁はすばらしい。目移りしました。)本屋に飛び込んで、帯をみて適当に買ったのですが、 「おもしろい」 というか、お得な感じがしました。というのも、散々迷いに迷って買った一冊が駄作、ってのが最近よくある。 内容は、主人公の身の周りで起きた殺人事件を調べていくうちに、自分の過去、自分の故郷の遠い過去と深くつながり、復習劇ともなんともいえないような結末を迎えます。ストーリの展開に無駄がなく、過去と現在の橋渡しをしながら読者の興味を引き込むスタイルは、横溝正史を彷彿させます。(この本自体、横溝正史賞をとっているのは大納得) 読み進めるにつれて、個々の出来事のつながりがある程度予測できるようになるのですが、ネタがわかったときに、 「ぞくぞくっ」 と鳥肌がたちました。論理的に、こわっ、って感じが伝わってきます。 あえて、不満をいうとすれば、もう少し厚みというか、深みがあってもいいんじゃないかなあ。とにかく、贅肉の少ない本で、前半で書かれていたことすべてが、後半の複線になってます。もう少し無駄を増やして、厚い、重々しいスタイルにしてもいいかなと。 いずれにせよ、おすすめです☆ | ||||
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主人公は行動力があり魅力的な女性で、文章も読みやすい。前半から中盤にかけて起きる様々な出来事とそれらが結びついていく過程はとてもよく書けていて引き込まれた。しかし後半はこれらの伏線の回収が猛スピードで行われたような印象があり、読者として考える時間が与えられなかったのは残念である。さらになんとなく回収されていない伏線があるように思えるし、謎が残った部分があり、すっきりしない部分もある。ただ全体としてレベルは高いと思うし、ほぼ一気に読みきった本も久しぶりだったので買ってよかったと思う。 | ||||
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「キャラクター」設定のしっかりした登場人物たち。 巧みな「ストーリー」展開。 真相解明のための様々な「アイテム」 ・・「ゲーム」ソフトのような作品です。 それに加えて、過去の因縁うずまく閉鎖された地方の寒村と、 頭脳明晰なヒロインの推理という組み合わせで、 横溝作品のような世界を楽しむことができます。 ミステリーとして、少々の突っ込みどころはありますが、面白い作品でした。 | ||||
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中盤、ゲーム方面に全く詳しくない方は、少し読み進めるのがつらいかもしれません。 (想像しにくいかも) しかしその、一見本編と関係ないような展開の中にも、物語の真髄と言える部分が隠れているので、あとで読み返してみると、「こういうことだったのか」と納得させられます。 古い日本の伝統的世界と、現代的なコンピュータの世界とが混じり合った「歪み」の話です。 | ||||
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前半はゲーム会社が舞台になっていて、 そしてそのままネットを駆使した今風の話に突入するのかと思いきや、 後半は意外にも旧弊で因襲に満ちた村社会に舞台を移し、 「横溝テイストに富んだ受賞作」という評もうなずけた。 現代社会特有の「歪み」や、幾世代にも渡って人為的に培われてきた「歪み」など、 思わず背すじがゾクゾクする怖さ。 表紙の絵も、作品のイメージが表されていて良いと思う。 明晰な論理とおどろおどろしい雰囲気が上手に融合されたこの作品、 ぜひおすすめしたい。 | ||||
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一気に読みました。 さすがゲーム会社に勤務されていただけあり、 専門知識が豊富で、その記述も専門用語の羅列ではない 目の前にその光景が現れるかのような表現をしているので、 素人にも楽しく興味がわきます。 またその知識が多岐にわたって生かされており、 単なる推理小説というにはもったいない作品です。 | ||||
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