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森に眠る魚
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森に眠る魚の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 21~40 2/4ページ
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まさに、森に迷いこんだ場違いな魚がどっちにいっていいかわからず、その姿は母に助けを求め泣いている幼子のようなママ友達のストーリー。 やめて、やめてと思いながらついつい読み進めきがつけば読み終わる。その後はなんとも、言えない気持ちになります。 うちの妻もこんな風に嘘をついたりはぐらかしたりするのかと思い聞いてみるとただ薄く微笑みはぐらかされました。 | ||||
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登場人物の名前がなかなか覚えられないので星一つ減。これは男の人の方が面白く読めると思います。女性同士って何かと面倒くさいとされる理由がこの本で初めてわかった気がする。最後モヤっとする終わり方なので、すぐウィキをチェックしないと評価がわかれますので注意です。実名報道してないから配慮してモヤ終わりにした部分もあると思います。ウィキ確認終わりで星4つ。さ、嫁ハグして寝ます笑 | ||||
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よくありそうなシチュエーションだけど、最初皆が自分自身が変わっていくことに気付いていないというところがおもしろい。角田さんだから読ませるという感じ。最後は少しは安心できるところも残る。 | ||||
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前半はとにかく登場人物+その子供の名前が覚えられず何度も戻って読み返してましたが、誰のキャラクターも「分かる!分かる!」ととても面白く読めました。 中盤からは歯車が食い違いだし、後半で犯行が起き始め、こんなに厚い文庫本を読んだのは初めてですが一度も飽きる事なく読めました。 長いとどうしても途中ダラけてしまったりして、最後まで読みきる事も少ない私ですが最後までワクワクしっぱなしでした。 30代の独身女の私ですが、友達からママ友の話はたまに聞いてましたが。 …うん、怖い。 | ||||
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登場人物がちょっと多いので最初人物がごちゃごちゃしてしまいますが、段々それぞれお互いに本性が出始め、不満が出てくるあたりが想像したドロドロで面白かったです、読んでいくと気持ちが暗くなっていきますが。。笑 読みやすいです! | ||||
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所謂「ママ友」間の心理の機微を扱った重厚な作品。東京の文京区で起こった幼女殺害事件をモデルにしている由だが、そこに至るまでの母親達の心理過程・葛藤を(想像として)緻密に描き出している。「小学校"お受験"」が1つのテーマとなっていて、母親達が疑心暗鬼となる上手い理由付けになっている。 所詮、人間毎に価値観は異なり、「自分は自分。他人は他人」と割り切るしかないのだが、そうして客観的に物事を見られない状況を作者は巧みに作り出している。母親達のある言動に対する受け止め方の"ズレ"の描写が巧く、その積み重ねで、始めは仲良しグループだった「ママ友」達が、次第に疑心暗鬼に陥って行き、最終的には殺意さえ抱く過程が息苦しい程に読む者に迫って来る。作中で、「ノストラダスムの予言」が言及され、これが作者自身による本作の解題ともなっている。即ち、("お受験"の失敗等で)「世界の終り」がやって来たと思ったとしても、過ぎてしまえば、また普通の日がやって来るという作者らしい前向きで暖かな姿勢である。 代表作「八月の蝉」の様に設定が特殊でないだけに、より多くの読者が共感出来る作品に仕上がっているのではないか。同時に、設定が特殊でないだけに(子育ての難しさを体験済みの読者も多いだけに)、作者の筆使いもより丹念になっていると思う。多くの方に一読をお薦めしたい秀作だと思った。 | ||||
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お受験やママ友の世界だけではなく、女が複数人集まれば全ての世代に起こり得る話。 特別キャラが濃すぎず、どこにでも普通にいるような登場人物ばかりなので、余計にリアルです。 誰にも語れないような自分自身の中にある醜い部分を、見事に第三者の目線で読ませて(気づかせて)くれる作品。 自分への戒めとして、時折読み返してみたい作品です。 | ||||
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私も主婦として、また子育てしておりますので、この本の内容は大変感慨深い物がありました。親というものは、子どもの事となると、こんなにも周りが見えなくなってしまうものかと、考えさせられました。私の身近にはこのような事は起きませんでしたが、いろんな種類のお母さんがいることは確かです。 | ||||
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アメトークで紹介されていたので購入に至りました。事実を基にした小説なので見ごたえあり一気に読破してしまいましたが、最後にオチがないので腑に落ちないモヤモヤした感じが残ってしまいました。 | ||||
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終盤、本が手放せなくなり、悪夢にうなされた。やはり、恐ろしい作家だと、つくづく思う。 | ||||
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何の気なしに読みましたが、正直しんどい 育休中に遊びに声をかけられなかったことでナーバスになり、調子の良いママに羨望と嫌悪を持ったあの時 子供にもなぜうちの子はすぐ人のを欲しがるんだ、言うことを聞いてくれないんだと怒ってた日々 5人の誰かに当てはまってたことのある過去は、読み終わり精神的に来ました。 仕事を復帰し、ママ達と距離を置いて気になっても気にしないと決めて。 それなのに、心の中がざわざわします。 子育て渦中、それも悩んだり辛い人にはおすすめしません。 でも、こんなに動揺させる本の力はすごい❗ 何だかんだと、一気に読みました。 最後、かおりに心を向けてる自分 これからだよ~と応援してます。 | ||||
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子ども、専業主婦を持つ夫です。 女性同士の人間関係、特有の共有意識、そしてそこから生まれるダークサイド。 とても楽しく読ませて頂きました。そんな人間関係に疲れた嫁ケアは大事ですね。 | ||||
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日本人作家の中では一番好きなのが角田さんで、作品はほぼ読んでおります。八日目の蝉に継いで好きな作品。劇的な出来事なのに、日常生活の些細な動作や目の前の日常的な光景をリアルに淡々と描くことで、現実的に読ませてしまいますね。以前何かのインタビューで、普通の人たちの日常生活が一番面白いというようなことを仰っていたことと、その道のエキスパートである人生の先輩が小学生たちに自分の仕事やそこに至るまでのことを伝えるという番組に出演され、小学生たちに朝起きてから学校に来るまでにあったことを書かせ、ほら、もう小説になってるでしょう、というようなことを仰っていたのが強烈に印象に残っており、角田さんの小説の成り立ちを見せてもらったような気持ちになりました。この作品に関しては自分自信が母親になる前に読み、ママ友こわっ、と思いましたが、一児の母となった今、そのママ友がなかなかできず、逆に共感ポイントが少なくなってしまったという・・・。もしやこの作品を読んでいたが故に、仲良くなったとしても・・・というのがどこかにあるからなのでしょうか。角田作品に慣れ、女の怖さも認識しているせいか、レビューにあるような、精神的に弱い人は読まない方が・・・とか読むには覚悟が要りますとかそこまでとは思いませんが、読み応えはあります。 | ||||
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出版からだいぶ経っていますが、いつか本屋で帯に書いてあった言葉をちらりと見て、いつか子育てが一段落したら読もうと思っていました。 「東京の文教地区の町で出会った5人の母親」。。。しかも実際にあったあの衝撃的な事件がモチーフ。 その頃私は結婚もしていなかったので、あまり興味がありませんでしたが、最近ネットで真相を少し読んで背筋が凍りました。 今環境はだいぶ違いますが、自分も幼稚園児を持つ母親となり、この主人公たちの心境や行動が少しわかると思いました。 ちょっと似た感じの人は結構まわりにもいます。(精神的に何かある人はいませんが) ママ友。。。って今まで出会った社会の中では、割と特殊な世界かなあと思います。 なかなか容子や、繭子のように嫌味などを相手に直に言うことってできないですよ。みんな何かしらその関係の中に不満は持っていますけど 大体はがまんしています。世間話もとても気を使います。 少しずつ少しずつ関係が壊れていき、最後には同じ町に住んでいても顔も合わさない関係になるってことがすごくよく描かれてます! 最後の数十ページは一気に読み、疲れました。 もちろん実際にはこんなことは稀だと思いますが(小説なので)、やっぱり小さいうちは子供から目を離してはいけないなと改めて思いました。 | ||||
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角田光代さんの作品が好きで、今まで色々読んできました。 本作品は登場人物が多いので、誰が誰だったかわからなくなり前のページに戻ったりもしましたが、そこを除けば、母親である私からしたらすごくおもしろい作品でした。 ママ友っていい面もあれば、煩わしい面もあります。 読後感は切なかったですが、読んでよかったと思います。 | ||||
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これもまた、角田さんらしい気持ちの悪さ(笑) お受験やら格差やらが絡み合い 嫉妬と猜疑が渦巻いて とにかく 主人公たち5人だけではなく 出場人物全員が 多かれ少なかれ「嫌な人間」 人間というより大人か? その犠牲になるのが子供ってのも 少しステレオタイプすぎるかと思いつつも 読後感は これまた、角田さんらしい気持ちの悪さ(笑) 女性より男性に読んで欲しいな 女の怖さと辛さと哀しさがよくわかりますよ | ||||
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以前ドラマのキャッチコピーに「ママ友地獄」ってのがあったが、まさにそんな感じ。 皆が親しくなりたいと願い、一度は叶ったかに見えたのに、お受験やそれぞれの抱える問題が元で、徐々に関係が崩壊していく。 結婚に伴う退職や引っ越しで人間関係がリセットされ、乳幼児の世話に追われると、閉塞感や孤独感、焦燥感に襲われるのは、私も今同じ状況だから分かる。 でもママ友は子育てという仕事を共にする同僚みたいなものだから、相手に依存したり、安易に秘密を打ち明けたりしちゃダメだよなあ・・・と読んでいて痛感した。 実際に起こった事件をモチーフにしているらしいが、犯人をモデルにした人物(の一人)がとにかく怖かった。 相手を束縛し、どっぷり依存する様は思春期の女子そのもの。 読んでいて「地雷」という言葉が浮かんだ。 他のメンバーもそれぞれ問題は抱えているが、地雷のインパクトが凄すぎてあまり何も感じなかった。 後半はほとんどサイコホラーで、無事みんな生き残れるのか?と(そんな話ではないのに)ページをめくるのももどかしかった。 未婚女性が読むと子育てが怖くなりそうだが、あくまでこれはエンターテイメント小説。 実際は愛する我が子や夫や親戚が生活の中心で、 「友達が友達が友達が!」 と追い詰められることはそんなにない・・・と注意書したくなるほど、怖かった。 | ||||
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本作はいわゆる「ママ友」と「お受験」を題材に描いているため、内容が誤解されがちだと感じる。 角田氏が描きたかったものは、「ママ友」や「お受験」を巡る人間模様といった単なる表層の部分ではなく、むしろ、一度は繋がり調和した人間関係が、ほんの些細なことをきっかけに少しずつ歪み、やがては崩壊してしまうという切なさと残酷さだろう。 お互いに信頼し、ようやく居場所を見つけたと感じた女性同士が、様々な出来事の積み重ねで徐々にすれ違い、相手を厭いはじめ、最後にはそれぞれが虚無の暗いあなぐらに落ちて行く。 本作は、その様をまるで深い森の中からじっと見つめるような冷徹な視点で、丹念に描いていく。 「ママ友」や「お受験」が妙にクローズアップされてしまっているため、損をしているなあと思う作品。 これらに全く関係のない人にも、是非読んでほしい秀作である。 | ||||
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角田光代は、対岸の彼女から、映画を、みて、注目していました、 東京文京区に住む、5人の、母親の、悩みやお受験家庭内の出来事が、繊細にえががれていて分厚いのですが、いっきによめました、 それぞれの、主婦の、深い孤独と悩みが、うまくえがかれていておもしろいです、 個人的には、繭子の、母親としての、だらしなさや、子守で、1人から、お金をぶんどるのが、見ていて、不愉快でした、マダム、かおりも、いい味だしてます、 空中庭園もおもしろかったけど、この小説は、あたりです、 | ||||
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これから進む道なので、興味があり読みました。 受験をするにせよ、しないにせよ、ママ友との距離の取り方は考えさせられるところがあります。 | ||||
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