御手洗潔の挨拶
評判
御手洗潔の挨拶の評価:
4.39/5点 レビュー 31件。 B ランク
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 21〜38 2/2ページ
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御手洗潔の挨拶の評価:
4.39/5点 レビュー 31件。 B ランク
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いくらなんでも高校数学で解ける……いや、そうでなくてもよく考えれば小学生でもわかるトリックが主軸である。その他はまあミステリ初心者レベルくらいでいいとしても。
これに気付かない石岡と竹越は大丈夫か?と感じてしまったが、それはこの話がミステリに主軸を置いているものではない、ということなのだろう……。
女性ファンが多くついている作だが、これはそういった話なのだ。もっと言ってしまえば紅顔の報われない美少年と御手洗の交流に萌えるための小品なのだ。
【疾走する死者】
これはいいミステリ。舞台設定も良く、一回こっきりのキャラクターにも親しみをもてる(幾人かはのちに文中で触れられることもあるけれど)。
トリックもしっかりしている。惜しむらくは、コナンなどで散々「糸やロープ」を頭に刷り込まれている世代には比較的簡単に解けるということか。これを当時やってのけた島田荘司は奇想の天才だったんだろうな。
短編では初めて石岡以外の人物の一人称視点での御手洗描写がされているが、彼の変人具合と推理と才能はいつも通り。どこへいっても御手洗は御手洗なんだということが伝わってくる。そして、比例して石岡君のヘタレ具合が分かってくる話でもある……。
【紫電改研究保存会】
安楽椅子探偵っぽい御手洗。
実質この話の謎部分が、過去に終わったことゆえしかたないのだが、それでも電光石火、快刀乱麻を断つごとくすみやかに推理してみせる彼はやはりかっこいい。
読後感も良い。というか実際に起きた事件は詐欺・窃盗なのだが、なんだろう、このほのぼのとした空気は……(笑)
【ギリシャの犬】
盲導犬の記述に関してつっこみどころありすぎるだろ!!
・盲導犬に頼ってた全盲の人が白杖忘れるわけないだろう
・盲導犬は決して何があっても吠えないように訓練されているはず
・そもそも一般人が訓練してどうなるものではない
いかに当時盲導犬が認知されていなかったがわかるな!
……まあ上記の箇所に触れなければ、なかなか良い作品である。
謎の暗号。それがまったく別の視点から見ると……というのがわかったときの爽快感。誘拐された子を助ける際のスリル。
悪党とのやり合い。御手洗の犬好き!(笑)が十分に楽しめる作品だ。
後味もよく、これをトリにもってきたのはまったく大正解である。