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灰の迷宮



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灰の迷宮の評価: 4.00/5点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

この頃から独創性の欠如と高い偶然性が始まったか

吉敷刑事ものの一作だが、今にして思えば、この頃から作者の独創性の欠如と手前勝手な偶然性の高い解決手法が顕著になったと思う。
発端のバス放火事件は、実際に新宿で起こった同様の事件をそのまま採用したもの。それに何らかの捻りが加えられていれば未だしも、本作程度のアイデアでは単に時代に便乗しただけだろう。そして、担当の吉敷が鹿児島に飛ぶのが大きな偶然性の始まり。作者が考える、本作のメインのアイデアはある登場人物の心理模様だろうが、こうしたアイデアは連城三紀彦氏「桔梗の宿」他、複数の作品で使われている。大本は「八百屋お七」なのだが。
借り物だらけのアイデアでも、やはり作品を書きたいものなのか。作家としての矜持を持って欲しいと思う。
灰の迷宮 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:灰の迷宮 (光文社文庫)より
4334713777

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