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マッチメイク



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【この小説が収録されている参考書籍】
マッチメイク
マッチメイク (講談社文庫)

マッチメイクの評価: 3.19/5点 レビュー 32件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全32件 21~32 2/2ページ
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No.12:
(2pt)

辛い評価にせざるを得ない

試合中にベテランプロレスラー・佐々木が不可解な死を遂げた。死因は蛇毒による毒殺。その後、佐々木の書いた自伝によって自殺として処理されたが…。厳しいなぁ…。確かに、プロレスの裏話の暴露、というような意味での面白さはある。試合だとか、トレーニングの場面だとかも面白い。ただ…全体的に見ると評価はしにくい。少なくとも、プロレスについて有名レスラーの名前が少し浮かぶ程度の知識しかない私にはキツい。まず、事件のカギとなるトレーニングマシンがどういうものかわからなかった(苦笑)。それが浮かんでこないので、それが出てくる場面がどういうものかぼんやりとしたイメージしか浮かばない。また、小説全体を見ると、強引に話を引き伸ばしているという印象も受ける。乱歩賞作品だと、ページ数の関係で最後に無理やりまとめあげてしまったような作品はよく見かけたのだが、全く反対の印象を受けたのは初めてだ。また、トリックの解明にしても、「そんな方法でわかったのなら、警察は何をしていた?」とツッコミを入れたくなる。正直…どうなんだろうな…これ。
マッチメイクAmazon書評・レビュー:マッチメイクより
4062120011
No.11:
(4pt)

プロレスのうんちくを盛り込んだエンターテイメントとして

確かにミステリーを楽しもうというのであれば、謎解きは途中で終わり無理に決着を長引かせただけのようにも思えるし、ウエイトトレーニング中の殺人の件はよくわからないけれど、興味の無かった私でもモデルとなったレスラーのことやショウビジネスとしてのプロレスのうんちくを盛り込んだエンターテイメントとしては十分楽しめたと思います。
マッチメイクAmazon書評・レビュー:マッチメイクより
4062120011
No.10:
(3pt)

プロレスかトレーニング好き向け

読んでまず感じるのは、「筆者はプロレスが大好きなんだなぁ」という事。文章にプロレスへの愛が滲み出ている。トレーニングについてもよく調べられていて、特にウエイトトレーニングの描写は、経験者としてニヤリとさせられる。ただミステリーとして読むと、正直物足りない。「あれ、こんなもの?」という印象。あと主人公はレスラーでありながら、(読者に目線を合わせる為だとしても)業界について無知すぎる。でも性格は純朴で、他の登場人物にも「いい奴」が多いので、話の雰囲気に温かみがある。プロレスを見て面白いと感じる人には、まずまず楽しめる作品。
マッチメイクAmazon書評・レビュー:マッチメイクより
4062120011
No.9:
(3pt)

荒削りですが、肉感的なリアルさがあります

第49回江戸川乱歩賞受賞作です。プロレスが舞台のミステリーで、希有な存在と言えます。登場人物には実在のレスラーを下敷きにしたものが多いです。ダリウス佐々木はアントニオ猪木で、信州は長州、武田信明は恐らく前田日明と高田延彦のミックスでしょう。会長の鷲田は「世界の荒鷲」坂口征二(俳優の息子の方が有名)のヒネリと考えられます。下敷きになったのは名前だけではありません。佐々木の不正取引は猪木のアントンハイセルというペーパーカンパニーを使った詐欺行為がヒントになったのでしょう。武田がカーネル・ザ・ジャイアントとセメントで対決(真剣勝負)するシーンは前田VSアンドレ・ザ・ジャイアントの対戦がベースです。試合は先に仕掛けたアンドレが前田の逆襲で戦意喪失という不透明決着になりましたが、アンドレをけしかけたのは他でもない猪木です。話はかなり横道にそれましたが、プロレスをあまり知らなくても結構楽しめる出来になっていると思います。描写もリアルでプロレスの仕組みがよく分かります。巻末の参考文献を見たら、元新日本プロレスのレフェリーだったミスター高橋の暴露本も入っていたので納得。ミステリーとしてはやや荒削りですが、数字の持つ身体感覚の生々しさが印象的でした。例えばバーベルの重さの描写のシーンなど。舞台も大阪なので、関西出身の私には容易にシンクロできました。
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4062120011
No.8:
(1pt)

確かに酷いかも

実在の事件を置換したようなミステリーはタブーだと聞いたことがあります。でも、実在のエピソードを引用して捻り出した創作話はOKなのかな?いずれにしても、乱歩賞の選考委員にとっては、無知なる故に新鮮なテーマに思えたんでしょうね。
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4062120011
No.7:
(3pt)

プロレスファンでなきゃキツイかも?

桐野夏生の「ファイアーボール・ブルース」と似てますね。ミステリーとはちょっと違う。ミステリー小説として読むと物足りない。ただ、最初からプロレス小説として読めば結構楽しめます。僕はかなりのプロレス・格闘技好きだから楽しめました。登場する人物は実在するレスラーをモデルにしているのがわかってニヤリとしてしまいます。ダリウス佐々木はアントニオ猪木で、丹下五郎は藤原嘉明、武田は前田日明か?とか。エピソードも武田vsカーネルは明らかに前田日明vsアンドレ・ザ・ジャイアントがモチーフですしね。続編を書くならプロレスを舞台にした山田・本庄達の青春小説として書くと面白いと思いますよ。ただ、一般の読者にはなかなか届かないでしょう。例えば、ウェイトトレーニング中の殺人事件を推理していくくだりなどは、ウェイトトレーニングをした事のない人にとっては専門用語が頻出しかなり難しいはず。一般読者を対象にしたいなら記述も考えた方がよいですね。
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4062120011
No.6:
(3pt)

う~ん・・・・・ミステリーというよりも・・・・・

これはミステリー小説の範疇に入らないのでは?やはりプロレス小説と言わざるを得まい。作者と同世代でプロレスを見てきたものには、「あぁ、あれね」と思わせる記述は多いが、ミステリーとしてはいかがなものか?プロレスファンであると同時に、ミステリー好きの私にとっては物足らないというか、ちょっと違うなぁ、というものでした。しかし、だからと言って、この小説が面白くない、と言うわけではありません。プロレスファンをニヤッとさせ、そうでない人には、あぁ、そうだったのか、と思わせ、それなりのミステリーぶりも見せてくれます。私としては、続編を期待しますが、ミステリーでなく、格闘技小説としてだしていただきたいと思います。
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4062120011
No.5:
(3pt)

プロレス世界に疎い私でも楽しめる小説。

 プロレスラーが、試合中に毒殺された!毒を仕込める機会は限られていた。犯人はいったい?変死したレスラーの門下生・聡は彼の死の謎に迫ろうとするが、冷酷にも第二の殺人が…。 前半はわらわらと人物が出てきて把握するのに苦労したが、中盤から後半にかけて徐々にキャラが立ってきて、ぐんぐんと読んだ。最初は気障ったらしいと思っていた、主人公の同期生の化けっぷりもいい。アクション描写も迫力があり、楽しませていただいた。ちょっと設定が紋切り型かな、と思わないでもないが、デビュー作がこれとはお見事。ヘタな中堅作家よりも読みやすく、次回作が楽しみな作家さんの一人である。
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4062120011
No.4:
(1pt)

ひどすぎる・・

なぜこの作品が江戸川乱歩賞を受賞したのか、サッパリわかりませんでした。プロレスの裏話的な部分を除けば、目新しいものは何もなく、人物描写も平坦です(プロレスファンには元ネタ探し的な楽しさがあるようですが)。致命的なのはラストのオチで、「まっとうにいけば○○になるだろうけど、どういうどんでん返しがあるのだろう?」と期待していた読者を悪い意味で裏切る、ミステリとしてはC級の作品です。毎年江戸川乱歩賞は楽しみにしていますが、今年はあまりにレベルが低かった・・。作者の次回作の奮起に期待します。
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4062120011
No.3:
(2pt)

スモールパッケージホールド

 リング上での人気レスラーの不可解な死。その真相に新人レスラーが挑んでいく。プロレスミステリーというと、桐野夏生の「ファイアーボール・ブルース」が有名ですが、こちらは、「プロレスリング」そのものがミステリーの題材となっています。また、ミステリー仕立ての成長小説としても捉えることが出来るでしょう。 但し、ミステリーとしての完成度としては荒削りです。また、登場人物の描写も平板で、スピード感溢れる文体だけに、残念でした。そして一番がっかりしたのが、物語の一つの核となるプロレスの裏話が全てミスター高橋のプロレス本から引用されているところ。同じ出版社だし、参考文献にも載せているから、問題はないのだけれども、ミステリーとしては如何なものかな、と。プロットや題材におけるオリジナリティを感じません。 また、プロレスファン以外の読者が、この小説を読んだ時、プロレスが誤解されてしまうのでは、と危惧します。ミスター高橋の本の読者は、殆どプロレスファンですが、こちらは賞も取ったエンターテイメントなので、もっと読者の間口は広いはず。更に、プロレスファンが読んだ時、このミステリーの仕掛けやエピソードは、良い気持ちはしないのでしょうか。登場人物に言わせている言葉と同じく、作者はプロレスを好きなのか嫌いなのか分かりませんでした。
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4062120011
No.2:
(3pt)

ケーフェイだー。

 プロレス業界を題材にしたミステリが乱歩賞を授賞したというので、さっそく読んでみた。「ケーフェイ」「ジュース」「アングル」など、年季の入ったプロレスファンにはお馴染みの隠語が物語前半のちょっとした謎として出てくる。私は思わずニヤリとしてしまいました。この小説はミステリ小説とプロレス小説の両面があり、どちらとしても読めるけど、プロレス小説として読む場合、かなりディープなファンを想定して書かれている。まったくプロレスに興味がないか、またはプロレスファンであってもプロレスに対する相当に深い愛情と理解がないと読んでいて怒りが込み上げてくるかもしれない。特にケロイズムの人は要注意。作者はもちろん愛情を持ってケーフェイを書いております。プロレスファン的に読んでいて面白いのは、登場人物のモデルやエピソードの元ネタ探し。丹下は明らかに藤原さんをモデルにしているし、信州は長州、鷲田は坂口、龍神は藤波かなあ、とか想像しながら読むお楽しみ。武田は前田と高田のミックスかな。他にも誰がモデルなのか明らかな登場人物が目白押し。試合内容の方も、前田対アンドレや高田対バービックを思い出させるものとか。そういうくすぐりは面白いんだけど。ミステリとしてどうかというと、すみません。何とも言えません。桐野夏生の「ファイヤーボールブルース」を読んだ時にも感じたことだけど、別にミステリである必要ないんじゃないですかね。いやミステリじゃなきゃ乱歩賞に応募できないんだけど。巻末の北方謙三氏の選評にあるように、この人のミステリにこだわらない格闘小説を読んでみたいと思いました。
マッチメイクAmazon書評・レビュー:マッチメイクより
4062120011
No.1:
(5pt)

新しいジャンル!??

いままでのミステリーとはちがう!さすが江戸川乱歩賞受賞作!!!レスリングミステリー!?という新しいジャンルをつくってもいいんじゃないかと思った!
マッチメイクAmazon書評・レビュー:マッチメイクより
4062120011

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