■スポンサードリンク
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全172件 21~40 2/9ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ラノベ3大奇書」というネットの評判につられて購入。 語り部主人公:クラスで一番の美人、 物語の軸になる主人公:自称人魚の女王・神聖さえ感じる美人、 重要な登場人=物語り部主人公の兄:天使のような笑顔の美形。 全体に漂う少女漫画感を我慢して読んでいると物語は伏線回収せずに終局。 突っ込みどころは多いけれどそんな小説はいっぱいあるし、 現実社会でもいろんなできごとの真相がすべてわかるわけじゃないしね。 ネットではこの作品を称賛している人がいっぱいいるので 私にはたまたま価値が理解できなかっただけかもしれない。 友人にも読んでもらって評価を聞こうかと思ったが、 時間を割いて読んでもらうほどの本じゃないように思えたので、 悪くなってやめた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
元は2004年にライトノベルとして出版された原作を挿絵等を廃して 一般小説として発表した作品になります。 ライトノベル版は未読ですが、本文に変更はないようなので ここら辺はお好みで選ぶと良いと思います。 内容は一人の少女が転校生との交流をきっかけに様々な出来事を体験する青春物語です。 作風は全体的にはビターテイストながら決して悲観的ではないという印象です。 中学生の主人公の内面描写に比重が多く割かれ、またページ数も多くなく読みやすいので、 本作は若年層に向けた作品であると言えます。 補足しておくと、私が中高生向け・若年層向けと表現する時、 ほとんどの場合は大人には読む価値のない、子供だましという含みがあったりします。 しかし、本作は違います。 そういった皮肉めいた言い回しでなく、 本作の登場人物のような人がいる又はいるかもという想像を持つという事は 特に人生の早い時期では意義のあることだと考えるからです。 本作の登場人物はクセのある変わり者が多いです。 読者によってはその個性に衝撃を受けるかもしれません。 ただ、そういった表層的な要素だけでなく、 各キャラ間の関係性や感情の変化の機微は丁寧で分かりやすく 良くかみ砕いて表現されたものだと感じます。 確かに本作は主観的には新たな学びはありませんでした。 ですが、かといって本作の価値を低いものと見なしたりはしません。 私にとっての本作は含みなく中高生に読むことをお薦めできる良作という位置づけなのです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
冒頭に記された結末だけならこれは単なる悲劇でしかないのですが、ページをめくっていくと実はそうではないのだと記されています これは空想の世界を生きる少女(海野藻屑)と現実主義者の少女(山田渚)の出会いと別れの物語です 一見正反対のはずの二人が引かれあっていくのは二人の少女が本心から願う物が同じだからです 実は特別なことは何も望んでいない、二人の少女が望むのはありふれた日常の中の『安心』でした ただそれだけのことがまだ子供の、少女である彼女たちの力だけでは叶わないことを痛感させられます しかし、渚の生きる世界は確かに変わりました。それは心もとないわずかながらの弾丸を現実に対して撃ったから 藻屑の世界は変わりませんでした。現実に対して何の効果もない空想の弾丸だけを撃ちつづけてしまったから ですが、渚が自らの現実を打ち破る弾丸を撃つことができたのは空想の弾丸ばかりを撃ち続ける藻屑に出会ったからこそです 一方藻屑は何も変わらなかったかと言えばそうではありません。空想の一つ「本当の友達」を渚に出会ったことで現実にすることができたのではないでしょうか? それこそが彼女にとって唯一の救いになったと信じたいです 読後は変人で嘘つきの汚れた・・・とても綺麗な女の子「海野藻屑」をこの上なく愛しく感じました 「好きって絶望だよね」 作中で彼女が放つこの台詞は空想の中に生きる彼女のあらがえない現実に向けた言葉であるからこそいつまでも心に残っています 子供だからどうしようもない現実に打ちのめされて、それでも生き残った物だけが大人になってゆく 読み進めていくうちに主人公の渚と同じようにこのおかしな転校生にだんだんハマっていくはずです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
実弾を撃たないと生きていけない主人公の中学生の少女 砂糖菓子の弾丸しか打てない藻屑 その二人ののどかな日常かと思いきや、とてつもなく壮絶な物語 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一人は一人親が故の金銭環境が悪く、一人は家庭内暴力。類友ともいえるがそこに愛があるのかないのかで状況は大きく変わる。 子供になにか背負わせずに自然に子供をやらせてあげられるだけの環境を整えてあげることは重要だなぁと思う。中学生くらいには諦めではなく期待や希望を持って生きていってほしいものだ。 友人の薦めで読みましたが、 アラサーの私にはラノベ感や単純な展開、共依存症等は既視感もあり余韻などは残らない。 薄く感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
Wikipediaあらすじより以下、 山田なぎさは、片田舎に住む「早く大人になりたい」と願う女子中学生。 ある日、彼女の通う中学に、自分のことを「人魚」と言い張る少女・海野藻屑が、東京から転校してくる。 藻屑に振り回されるなぎさだが、藻屑の秘密に触れていくにつれ親交を深めていく。 しかし、藻屑の父親である海野雅愛の虐待が悪化の一途を辿ると同時に、なぎさと藻屑に別れの時が迫っていた。 ※ 図書館で借りたのは富士見書房、2004年11月刊行、装丁・装画が大路浩実さんで、表紙に人物は描かれていません。 ライトノベルだったのね、っと後で気づく。 分からなくもないが、だがしかし、内容は重いし、そんなラノベな事ではないぞ。 非常にショッキングかつグロテスクなストーリー展開で、読者に衝撃を与え、そのため単発作品でありながら、2006年度「このライトノベルがすごい!」で3位になるなど、異例の快挙を成し遂げる。 この小説で著者は一般文芸界に注目されるようになる、って書いてる。 徐々に重版を繰り返す、著者曰く不思議な本となったらしい。 そうだねぇ、、 続きが読みたくて一気に読んだ本ではある。 変人の子(親がそうだが)に振り回されて、主人公の心理を追うとともに、 痛い事ばっかり起きるんだね。現実にもある事を。 「好きって絶望だよね」 子供はみんな兵士で、この世は生き残りゲームで。 砂糖菓子の弾丸で世界と戦おうとした少女たち……。 っと、帯に書いていたが、 一番最後の方が印象に残ったな。以下、ネタバレ注意。 生き残った子だけが、大人になる。 あたしは、暴力も喪失も痛みもなにもなかったふりをしてつらっとしてある日大人になるだろう。 友達の死を若き日の勲章みたいに居酒屋で飲みながら憐情たっぷりに語るような腐った大人になりたくない。 不自由な子どもからした怒りにも似た感情論だろうね。 暗黒青春小説か、その通り、白が全くねえ~。 同情で☆付けた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
買う前はハマれるか、最後まで読むことが出来るか不安でした。でも、実際買って読むとすぐに、どっぷりとハマりました。もともと小説が嫌いで本が嫌いなそんな私が初めて「面白い!続きが気になる!」と思えた本です。ほんとにほんとに面白かったです。また、読み返したいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
10代に読んでみたかったなぁ。と思いつつ、すごく胸をえぐる感じ。でも、文章の表現が甘くて綺麗で、その「甘い」感じに浸ると、あっという間に現実を忘れる感じ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
多感な年頃の女の子を書かせたら日本一の作者なのではなかろうか。 読んだ当時ボロ泣きし、先日、読み返しても泣きました。 切ない・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
女性作家特有のキャラクターや話し方が気になってしまう… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
救えない。助けれない。悲しくなった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
可愛らしい表紙につられて予備知識なしで購入しました。 今まで桜庭一樹さんの作品はいくつか読んだことがあります。 この作品は正直に言って感情移入できませんでした。 私は本を読むのが遅い方ですが、この小説は途中から一気に読み終えました。 と言うのも、途中まで読み進めて登場人物に対してイライラしたり気分が悪くなったりして、早く読み終えて違う作品を読もうと思ってしまいました。 結局、うさぎ事件の犯人は誰?といった疑問が残ります。 (まあ、状況的に普通に考えると犯人が誰だか想像はつきますが) この点を考えると余計に感情移入や同情ができませんでした。 残念ながら私には合いませんでした。 読後感も何とも言えない感じです。 個人的に表紙、イラスト、タイトルから想像していた作品とは全然違う内容でした。 ☆2.5といったところが正直な感想です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「タイトルから内容を想像できない小説ランキング」的なものがあれば、きっと7位くらいには入りそうなこの本。(たぶん5位くらいに「グミ・チョコレート・パイン」が入るはず) 描かれる景色、当日人物、彼女たちの感情はそのどれもが痛々しいです。 しかし、痛みが生のシグナルでもあるワケで、もしその痛みを手放したり、なにも感じなくなったり、砂糖菓子のように甘美な空想でデコレートすれば、生すらも見失ってしまう。 タイトルの意味がわかる頃には、後戻りはもうできません。 痛々しくも、尊い世界に行くことでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今頃になってこの本を手に取りました。良く出来ている本ですね。多分、なぎさに出会わなければ、藻屑は大人にはなれたと思います。私も大人になれてしましたから。 終始藻屑に気持ちを重ねながら読んでしまっていた身としては、なぎさこそが砂糖菓子に思えてしまい、だからこそ、藻屑は殺されてしまったのかな、と。人魚にとって砂糖は毒だった、実はなぎさに汚染されてしまっていた、なんて(笑) どうなんでしょうね。大人になったところで、磨耗して中身が消えていて、中身を探して、薄々無いことには気付いていて、それでも…なんて人生、結局生きようとなんて思えないものです。そういった意味では、まだ子供の本人達から見ると良くない結末だとしても、第三者視点から見てみるとなぎさの周りもほんの少しマトモになり、藻屑も生きてる内に死ねてハッピーエンドなんですよね。 生きている内に死ねなかった私も、もう暫くすれば心に追随する形で身体も死んでしまうのだろうけれど、安心も愛も知らないで死んでいくところは藻屑と同じだな~なんて少し微笑ましい気持ちになりました(笑) 私は主人公には一切共感出来なかったし、というか、藻屑以外の行動原理謎過ぎだけど、人魚、というのが私と少し違う発想で面白かったし、凄くすらすらと読めたので☆5評価してみました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白くて一気に読みました。ライトノベルと一般的な小説の間のような文体で読みやすかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ずっと読んでみたくて。 読んだ感想ですが、とても読みやすいです。日常の中の非日常が、段々と日常みを帯びてこの世界の現実であることを突きつけられた感じが私はしました。フィクションであって、とてもリアル。最初から最後まで世界観に浸ってしまいます。 私にとって好きな小説のひとつです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
せつない、やるせない、ずっと何かが心に残る。皆さんも打ち抜かれて下さい。。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
青いアザを見た時に、どんな行動がどれくらいのスピードでできるか、自省したい。 読み進むうちに目が離せなくなって、一気に読み切ってしまった。 「砕け散るところを見せてあげる」/竹宮ゆゆこ と合わせて読んだ。 タイトルは、格差社会の貧富の対比を揶揄してるんだと思う。 中学生を主人公にした読みやすいサスペンス。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後まで読みましたが、虐待を受けた人間・子供をネタにして楽しんでるようにしか感じられませんでした。 あの落ちがリアルという意見もありますが、それにしては残虐な描写が多いです。 小説家の多くは不幸な境遇の人間をヲチして楽しむ、珍獣・変人観察する異常者が多いと感じますが、 この作者にも強く感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なぜこの作品が根強く人気なのか理解ができません。 主人公や周りの人間の行動や言動には、とてつもなく中二臭が漂っています。 自称人魚、実弾、ばらばら死体、血、痣、鉈、虐待、暴力などなど臭い要素があまりにも多すぎます。 主人公たちと同年代の読者なら楽しめるのかもしれませんが、大人には難しいかと思います。 そして残虐シーンの数々は気持ちが悪かったです。 飼い犬がばらばら死体にされて積み上げられていたり、うさぎ小屋のうさぎたちが殺されている描写など、何ら意味のない動物虐待の描写は、創作物とはいえ胸が苦しくなります。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!