■スポンサードリンク
依存
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
依存の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ほぼダラダラとした会話だけで全編終わる感じ。 冒頭に語られた肝心の本筋はラストにごく僅か書かれただけ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読んだのは出版された頃で、内容が全く思い出せず。読んだ時の扉が開いたような気持ちだけ、はっきり覚えています。 人生に影響を与えた本をあげるなら、これが入るのは間違いないです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
順番に読んできたタックシリーズもこれで5作目。今回はウサコがメインです。メインというか、語り部がウサコなだけで実質話の核を担うのはタックなんですが。「スコッチゲーム」でタカチの過去が明かされ本作ではタックの過去が白日の下に晒されます。このシリーズが好きな方なら本作と「スコッチゲーム」は重要な巻になるでしょう。 シリーズにおいて一つのターニングポイントとなる本作ですが、正直クオリティはお世辞にもいいとは言えないです。この作家の悪い癖が全部出たなという感じで、話はあっちこっちに飛び散るしお得意の記憶の改竄設定は出てくるしなによりこんな話し方をする子供がいるかと言いたくなるような文学的且つ哲学的なセリフを登場人物が乱発するのでもう目が滑る滑る。文体は読みやすいのに文章と構成が不自然で話にのめり込めない残念なパターンでした。いつもそうなんですが、いつもよりひどいっすね。 「依存」というタイトル通りあらゆるキャラが誰かに依存・執着しているお話です。比較的まともだと思っていたタックとウサコの病みが本作で露呈し、あーこれで共感できるキャラが一人もいなくなったな…というのが素直な感想。読めば読むほど次回作を読むモチベーションがゴリゴリ削られました。とりあえず女同士の同性愛と近親相姦が苦手な方はやめた方がいいですね。シリーズ中もっとも生々しいストーリーだと思います。 あと登場人物が「絶対こう!」と言い切るのが鼻につきました。「酔っ払いは絶対本音を言わない」「言う人だっているでしょ?」「絶対いない!」みたいな。0か100かしかないんですね。これが頻繁にあるので小説とはいえ読んでて疲れました。リアルでもいるんだよなぁ、こういう中庸がない人。要所要所で作者の気持ちを代弁させられているのかな?と思うような不自然なセリフがあり、その度に妙な疲労感があったのでその分も評価からマイナスしています。 ミステリー小説としてもっとも重要な謎の部分がぼやけていたのが一番残念だったかな。小さな推理はたくさんするけど明確に解決する謎が少なく、読んでてモヤモヤしました。隣のおばさんが死んだと思ったら生きててびっくりしたわ~レベルの正直どうでもいい謎を登場人物が真剣に30ページくらい使って推理するので、それに夢中になれる人なら気にならないと思います。細かな謎も一応伏線にはなってるんですが、やり方が雑すぎて話がまとまっていない印象がとにかく強かった。基本的に登場人物は謎の解決に向けて動くということをしないので、確かな裏付けがなく妄想で始まり妄想で終わるミステリーになっているのが残念でした。 シリーズで重要な位置付けになるだろう本作ですが個人的にはシリーズ中ワースト2。麦酒の次につまらなかった…。文体の読みやすさだけ評価して☆2にします。全体的にタカチ贔屓が濃く、舞台の演技をしているの?と思うくらい大袈裟且つポエミーな登場人物についていけませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
匠千焼シリーズにおいてサブキャラであるウサコによる三回生の夏の回想話。 と、これだけ聞くとつまらないと感じそうですが、結構中身が濃くて読み応えありました~。作中語られるお話に一切の無駄がなく、全てが根っこで繋がっている感じがたまりません。タイトルの「依存」がしっくりくる今作品。シリーズを読んできた人ならば間違いなく満足できます◎ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
デビュー作の解体諸因から続く西澤氏のSF設定なしの本格推理路線シリーズの作品で、シリーズ最高傑作と評されることも多い作品。 初期のシリーズ作の解体諸因や彼女が死んだ夜などと比べると本作前後辺りでほぼ作品の雰囲気は転換されており、本作も日常の謎的なミステリーの推理合戦(これはシリーズに共通の要素)とメインとして主人公と母親の過去に起因するサスペンス的な話が進行する。 殺人も密室も叙述もいわゆる本格ミステリー的なトリック要素は殆どなく、主人公たちの愛憎劇がメインになった青春小説的な側面の強い作品となっている。 あまり読者が西澤作品に期待するような趣向の作品ではないが、意欲的な異色作としてなかなか読みごたえはある作品である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なんか、重たかったです。 そして悲しくて、かわいそうで、なんか、頑張れよ!って応援したくなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タックシリーズが大好きで、既刊も読んでて、そのタイミングで新作発刊。「ぼくには母に殺された双子の兄がいたーーー」うわあ意味深なコピー、楽しみ楽しみー、って買って読んだら。 …いやあ今でも初読の時の膝の砕けるガッカリが思い出される。 要は話が「タックがタカチに話す話」と「仲間うちだけで不思議な話を持ち寄り推理合戦」の二本が並行して進んでおり、 今迄のシリーズみたいに中央に据えられる殺人や密室や謎は何も無く、おまけにほぼ登場人物達が「こういうことがあった」「それはこういうことだったのでは」と会話ばかりしており、 「い…いつになったら本編が始まるのよう」と読み進めて言ったら、そのまま終わった、と。 読み終えて本当に呆然としたもんだ。何?これからこのシリーズは美也子さんが頭脳の限りを使って密室殺人を犯し、タック達がその謎を解いていくわけ?(違 タックの過去もひたすらタックの語りだけで描写されるものだから、なんか勝手に落ち込んで勝手に立ち直ったぞこいつ、って印象で、物語に全く波が無い。何で折角の過去をこんな描写にした? …ただ、「こういう話なんだ」と知って読むと 「小さいけど多彩な謎が盛り沢山でお得」という印象も沸く。青春群像劇みたいで楽しいし、男女、親子についての考察も楽しいし(ただしあくまで最悪な親、最悪な男は主人公側以外ってのが弱い…正しく綺麗なのは自分達だけかあ)、やっぱり何度も再度してるし。 という事で星は五つ。 ああ西澤さんが好きすぎて言いたい事がありすぎる… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリーズ物とわからないで読んでしまうと痛い目にあってしまいます。しかし、「文庫の裏のあらすじ」にはシリーズ物などとの記載は一切ありませんでした。このシリーズが好きで、この登場人物達が好きで、この登場人物達の飽く早くことなく繰り返される無駄話と推理合戦、無駄話→推理→断線トークのリオのカーニバルに慣れてて、それが好きな人達だったら十分楽しめたんでしょうね。話の論点から逸脱したトークが山ほどありますが、それも何か海外の風潮っぽくて好きな人は好きかも。しかし私がどうしても納得出来ないのは、お話の割合です!さきほど書いたいわゆる「あらすじ」に書いてあった物よりもずいぶんな割合でどーでもいいようなオートロックの謎解き合戦と、彼等の恋愛回想にゆうに500ページ近く使っているはず。私みたいにシリーズ初読のシリーズ素人からしたら、こんなの30ページの短編の話ですよ。まぁ熱烈なファンからしてみたら高木ブーな話かもわかりませんが。あらすじが100ページで、ドタバタ恋愛推理が500ページってどゆこと? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
別作品の七回死んだ男が余りに面白かったので読んでみたが、どうやら順番を間違えたらしい。 しかしそれを差し引いても…私には良さが分かりませんでした。 男女を魅了させるカリスマ的存在のタカチ。異性ならともかく同性が計略してでもお近づきになりたいと言う感覚がサッパリ。 ディベート形式の推理も結局真実は分からないものも多いし…。唯一、ボアン先輩が気に入ったから気が向けばシリーズ第一を読むかも。それからでもこのシリーズを切り捨てるか否かを決めるのは遅くないかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今回の作品のすべては最後のクライマックスにある 途中だらだら感が強い。いきなり突拍子もなく意味のわからない推理合戦がはじまるのだが、そう、それはすべて最後の伏線である。 人間の本質、暗い部分を描くのがとてもうまい作者である。 そしてもう一人の語り部の少女ウサコ 今回は彼女の一人称で話が進むのだが、彼女もまた物語の最後に決断をする。 依存するということについて、驚愕の真実がこの本を読み終わったときあなたを襲う | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
先行作では脇役だったウサコが語り手をつとめ、 タックの母親問題が描かれるシリーズ第五長編。 タックがタカチに痛ましい身の上話をしている所に、たまたまウサコが居合わせてしまう 「ホームカミング」というパート、そして、その場面に至るまでの経緯や本シリーズ特有 のディスカッションによる推理の試行錯誤が描かれる回想のパートが交互に展開されて いく、カットバックの構成が採られています。 ディスカッションのお題は、オートロックのマンションの出入り口に挟まれている 小石、ボアン先輩が小学生の頃に見た幽霊、隣家の敷地で飼い犬を放置する 未亡人、誘拐した子どもにぬいぐるみを与え、すぐに解放する誘拐犯……etc. どのお題も、最初は軽いノリで議論がスタートするのですが、次第に白熱し、結末では、 予想もしなかった結論が導き出されます。そして、それらがのちに伏線として機能して いくこととなるのです。 ところで、本作では、前作のタカチの父子関係に引き続き、タックの母子関係に 焦点が当てられるわけですが、それ以外にも同級生のストーカー事件が扱われ、 タイトル通り、人間関係における「依存」のあり様が、執拗に描かれていきます。 そうした、あまりに生臭いストーリー展開や、ウサコのいささか生硬で、 教条的なフェミニズム的視点に違和感を覚える向きもあることでしょう。 ただ個人的には、このようなミステリの枠にとどまらない大河物語的展開は非常に興味 深く、シリーズが完結する際にどのような着地を見せてくれるのか、今から楽しみですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
単行本(2000年)→幻冬舎ノベルス(2001年)→本書。 匠千暁シリーズの一冊。かならず、前作『スコッチ・ゲーム』から順番に読まなければならない。そうしないとストーリーがまったく分からない危険がある。 推理小説というのではない。主人公たる匠千暁の過去、また登場人物たちの人間関係を描いた物語だ。シリーズをずっと読んできて、思い入れのある人には感慨深い作品だろう。私もそうで、それなりに感動したのだが、いざ振り返ってレビューしてみようと思うと、評価に困る作品でもあった。 いろいろ矛盾もあるし、ディテールのバランスが悪いような気もする。いつも繰り広げられる登場人物たちの推理ゲームにもキレがない。 テーマは理解できるし、主人公たちへの思い入れも感じられるのだが、うーん。 取りあえず言えるのは、シリーズのファンなら読むべき、そうでない人は手を出さない方が無難ということだけだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
所々にミステリらしき謎解きはあるが、メインの物語としては登場人物達の心情と自己欺瞞の告白。 このシリーズを読んでいる読者にはかなり大きな動きの有る作品だが、そうではない読者には少々冗長かもしれない。 心を守るため、無意識が真実を捻じ曲げて記憶するような暗黒の記憶が引きずり出される。 かなりヘビーな物語ではあるが、その後にきちんと救いがあるので、読了後は爽快感が残る。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「匠千暁」シリーズ中の一作。前作でタカチの過去が明らかになったのに続き、本作では主人公タックの過去が語られるという筋書き。本シリーズは登場メンバ間の関係が希薄だったデビュー作「解体諸因」(傑作)を除くと、青春感傷小説になっていて、ミステリ・ファンが読むには辛い。 今回はユッコが語り手となって、登場人物の観察、考察を述べていくのだが、それにミステリ味を加えようとする試みが既に間違っていると思う。タカチ、タック、ユッコ等と登場人物をカタカナのニックネームで書くのだに恥ずかしいのに、彼らに各々の感傷を語らせ、作品を不必要に長くする手法は如何なものか。読者層を相当若く設定しているのであろうか ? 彼らの世界に同化できない読者にとっては苦行である。 個人的に作者に期待しているのは奇想と解決の鮮やかなロジカル・ミステリである。そうした読者は、本シリーズを読むなとという事かもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
こわかった・・・本当にこわいお話でした。読み終わって改めて題名の意味を心底理解し、ぞっとしました。 ありきたりで印象に残らない題名だと思ってたのですが、かえってその簡潔さが恐ろしくなった。 「性」の印象が前面に押し出されており、文章中にも「女とは〜」を強調するような表現がみられましたが、 男性の犯罪については一人称ウサコが一定の理解を示して「誰にも(私にも)あり得ること」とさせた反面、 女性については、犯罪の心情等を万人に理解の及ばぬところへ追いやったがために、 「女の恐ろしさ」みたいなものが強調されて、結果、結末がホラーっぽくなってしまったかな、という印象でした。 でも、「これ本筋に関係あるの?」ってエピソードが後半ぐいぐい生きてくる、 最後まで飽きさせないドラマチックな展開で、さすが西澤保彦、と思わずうなってしまう一冊でした。 特に時間軸!核心に迫って行くに従って、現在のウサコと過去のウサコという二つの時間軸にいる「ウサコ」の感情がうまく寄り添って行き、 また現在軸のストーリーを、パズルをはめるようにして、過去時点のストーリーが上手に補完していくのがとっても気持ちよかったです。 読み応えのある本でした。おすすめです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中身がすごく重いです。ストーカー問題や、虐待の問題なども取り上げられています。今回は、主人公の一人タックの過去が赤裸々に書かれています。かなりダークなことを書いてますが一気に読めたのは何故でしょう? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「依存」に関する様々なエピソードが登場人物それぞれから語られ、一つの大きな話を作っています。「あのエピソードがこんなところにつながってるんだ!」という発見はおもしろくて、西澤保彦らしい感じがしました。ただ、やっぱりテーマが重いせいで、やや読後感が悪い感じがするし、登場人物がリアルすぎて、身近な人をつい当てはめてしまうので妙に主人公に入れ込みながら読んでしまったり、妙にルルちゃん(登場人物の一人)を嫌ってしまったりして少し苦々しい気持ちにもなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タックシリーズの中で、私はこの作品が一番好きです。ウサコの印象的なモノローグから始まる世界に一気に引き込まれます。このシリーズは、どれも親子関係の奥深いところを書いているので読んでいて辛くもなるのですが、ボアン先輩に癒されます。とにかく面白いのでぜひ読んでみて下さい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
匠千暁シリーズのお話です。筆者の作品は最近になって読み始めましたがどの作品を呼んでも面白いのですがこのシリーズの作品は特に面白いです。この作品ではいつものほほんと構えているタックの過去が明らかになっていくのが主体ですがそのサイドに織り込まれた謎解きや登場人物の心情の描かれ方が素直におもしろく引き込まれていく作品です。未読の方にはぜひお薦めしたい作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ããä¾åãã¯è¥¿æ²¢ä½å"ã®ä¸ã«ãã£ã¦ã¯ãã¿ãã¯ï¼ã¿ã«ãï¼ã¦ãµã³ï¼ãã¢ã³å...輩ãæ'»èºãããé...©é...ã·ãªã¼ãº(ç¬')ãã«ä½ç½®ã¥ã'ããããå½"åã¯ã³ã¡ãã£ã¿ããã§å§ã¾ã£ãã"ã®ã·ãªã¼ãºã ããã-ã ãã«äººé-"é-¢ä¿ã®éåããå¢-ã-ã大河å°èª¬ã®æ§ç¸ããå'ã-å§ãã¦ããããã«æãããããã§ããèªã¿éããªãã®ã¯ãããã£ã人é-"ãã©ãã®ä¸ã«é ãããä½è...ã®ãã¹ããªã¸ã®æãã§ããããã¤ãéãã®ãã£ã¹ã«ãã·ã§ã³ãå°ãåºããããæ¨çãã®æ°ã...ããã®ãæ'è«-ãã¶ãã'æãå忥½ã-ãã¹ãã ããããä»åã¯ã¿ãã¯ã®ããã®ã話ã ã£ããã'ã ãã西澤ãã"ã£ã¦ãã»ã¯ã·ã£ãªãã£ããã親åé-¢ä¿ãã'ã"ã®ã·ãªã¼ãºã§ã¯ç¹ã«æãä¸ã'ã¦ãããã«æãããããä»å¾ã®å±é-ãã©ããªãã®ãå®ã«æ¥½ã-ã¿ãã¿ãã¯ã·ãªã¼ãºã'æªèªãªæ-¹ã¯ãä½å"ä¸ã®æç³»å-ã!«æ²¿ã£ã¦èªãã"ã¨ã'ãå§ãããã | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!