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依存
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依存の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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ほぼダラダラとした会話だけで全編終わる感じ。 冒頭に語られた肝心の本筋はラストにごく僅か書かれただけ。 | ||||
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順番に読んできたタックシリーズもこれで5作目。今回はウサコがメインです。メインというか、語り部がウサコなだけで実質話の核を担うのはタックなんですが。「スコッチゲーム」でタカチの過去が明かされ本作ではタックの過去が白日の下に晒されます。このシリーズが好きな方なら本作と「スコッチゲーム」は重要な巻になるでしょう。 シリーズにおいて一つのターニングポイントとなる本作ですが、正直クオリティはお世辞にもいいとは言えないです。この作家の悪い癖が全部出たなという感じで、話はあっちこっちに飛び散るしお得意の記憶の改竄設定は出てくるしなによりこんな話し方をする子供がいるかと言いたくなるような文学的且つ哲学的なセリフを登場人物が乱発するのでもう目が滑る滑る。文体は読みやすいのに文章と構成が不自然で話にのめり込めない残念なパターンでした。いつもそうなんですが、いつもよりひどいっすね。 「依存」というタイトル通りあらゆるキャラが誰かに依存・執着しているお話です。比較的まともだと思っていたタックとウサコの病みが本作で露呈し、あーこれで共感できるキャラが一人もいなくなったな…というのが素直な感想。読めば読むほど次回作を読むモチベーションがゴリゴリ削られました。とりあえず女同士の同性愛と近親相姦が苦手な方はやめた方がいいですね。シリーズ中もっとも生々しいストーリーだと思います。 あと登場人物が「絶対こう!」と言い切るのが鼻につきました。「酔っ払いは絶対本音を言わない」「言う人だっているでしょ?」「絶対いない!」みたいな。0か100かしかないんですね。これが頻繁にあるので小説とはいえ読んでて疲れました。リアルでもいるんだよなぁ、こういう中庸がない人。要所要所で作者の気持ちを代弁させられているのかな?と思うような不自然なセリフがあり、その度に妙な疲労感があったのでその分も評価からマイナスしています。 ミステリー小説としてもっとも重要な謎の部分がぼやけていたのが一番残念だったかな。小さな推理はたくさんするけど明確に解決する謎が少なく、読んでてモヤモヤしました。隣のおばさんが死んだと思ったら生きててびっくりしたわ~レベルの正直どうでもいい謎を登場人物が真剣に30ページくらい使って推理するので、それに夢中になれる人なら気にならないと思います。細かな謎も一応伏線にはなってるんですが、やり方が雑すぎて話がまとまっていない印象がとにかく強かった。基本的に登場人物は謎の解決に向けて動くということをしないので、確かな裏付けがなく妄想で始まり妄想で終わるミステリーになっているのが残念でした。 シリーズで重要な位置付けになるだろう本作ですが個人的にはシリーズ中ワースト2。麦酒の次につまらなかった…。文体の読みやすさだけ評価して☆2にします。全体的にタカチ贔屓が濃く、舞台の演技をしているの?と思うくらい大袈裟且つポエミーな登場人物についていけませんでした。 | ||||
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シリーズ物とわからないで読んでしまうと痛い目にあってしまいます。しかし、「文庫の裏のあらすじ」にはシリーズ物などとの記載は一切ありませんでした。このシリーズが好きで、この登場人物達が好きで、この登場人物達の飽く早くことなく繰り返される無駄話と推理合戦、無駄話→推理→断線トークのリオのカーニバルに慣れてて、それが好きな人達だったら十分楽しめたんでしょうね。話の論点から逸脱したトークが山ほどありますが、それも何か海外の風潮っぽくて好きな人は好きかも。しかし私がどうしても納得出来ないのは、お話の割合です!さきほど書いたいわゆる「あらすじ」に書いてあった物よりもずいぶんな割合でどーでもいいようなオートロックの謎解き合戦と、彼等の恋愛回想にゆうに500ページ近く使っているはず。私みたいにシリーズ初読のシリーズ素人からしたら、こんなの30ページの短編の話ですよ。まぁ熱烈なファンからしてみたら高木ブーな話かもわかりませんが。あらすじが100ページで、ドタバタ恋愛推理が500ページってどゆこと? | ||||
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別作品の七回死んだ男が余りに面白かったので読んでみたが、どうやら順番を間違えたらしい。 しかしそれを差し引いても…私には良さが分かりませんでした。 男女を魅了させるカリスマ的存在のタカチ。異性ならともかく同性が計略してでもお近づきになりたいと言う感覚がサッパリ。 ディベート形式の推理も結局真実は分からないものも多いし…。唯一、ボアン先輩が気に入ったから気が向けばシリーズ第一を読むかも。それからでもこのシリーズを切り捨てるか否かを決めるのは遅くないかな。 | ||||
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